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第28話 共有

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午後のバルシュとの約束の前に手を洗い

兄弟三人でおやつを食べる

今日のおやつはサーターアンダギーみたいな

丸いドーナツだった。

美味しい



前世での俺はあまり甘いものを食べずに過ごしていたが

子供になって味覚も変わったのだろう

甘いものがとても嬉しい



フレットが一番先に食べ終わり

その後を追うようにジョージがついていく



2人は家庭教師の授業があるのだ。



オレもおやつを食べ終わり

一度自室へと戻る



これからバルシュとのゴロウの研究だ

ゴロウの事がわかる楽しみもあり何が出てくるかわからない怖さもある。




まずは現時点で把握できている能力

-------------------

・言語能力

・飛行

・治癒魔法

・オレへの身体強化

・水属性魔法

-------------------



まずはこれをバルシュに共有してから

他にできることをゴロウと調べてみよう




自室に戻るとゴロウはまたも浮かびながら午睡をたしなんでいる。

疲れないのかな・・・



「ゴロウ、そろそろ父様とゴロウについて調べに行くんだけどゴロウもくるかい?」



パチリッ

「むにゃ、、うんーいくー」




「よし、じゃあ肩に乗って、

ゴロウが飛んでる姿を見たらみんなビックリしちゃうかもしれないから」




「はーい」

すちゃり



「よし、行こう」



バルシュの書斎の前でドアをノックする

コンコンコン

「父様、ダイでございます。」



ドアの向こうから

「入りなさい」



「失礼します」



「おぉ ゴロウも一緒か」



「はい、ゴロウがいた方がなにかと確認できるかと思いまして」



「そうだな、よし まずは確認からしていこう」

というと部屋の奥から黒板を出してきた




「確かダイはゴロウと意思疎通ができるのだったな」



「はい、それ以外にも昨日の夜から今日にかけてわかったことが増えたので

父様にお話ししておきたいです。」



「う、うむ、よし・・・ちょっと待て」

バルシュは机の引き出しから丸薬を2粒のみ込んだ



「ゴクリ・・・よし、いいぞ」



オレは今までに確認できたゴロウの能力を伝えた



-------------------

・言語能力

・飛行

・治癒魔法

・オレへの身体強化

・水属性魔法 NEW

-------------------



バルシュの顔色が悪くなった。

「ま、まて・・・ダイ・・・私もある程度予測は立てていた

飛行能力はドラゴンだから理解できる。

それに魔法適正も・・・治癒能力は驚いたが

魔法の一種だから百歩譲って受け入れよう・・・

しかし、ダイの身体強化だと?

それはどのくらいの向上なのだ・・・いや、まて

ここではダメだな・・・ブツブツブツ」



とオレに質問をしているのか自分に言い聞かせていいるのか

わからないが慌てていた。
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