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第22話 絵本
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絵本の内容は
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
世界は貧困と飢餓に苦しむ人々で溢れており、人々は希望を失いかけていた。
しかし、ある日、自分の村を救う方法を探しに出た青年が荒れ果てた大地で
干乾びそうなトカゲを見つけた。青年は残り少なくなった自分の水筒にあった水を
迷わずトカゲにかけてあげた。
すると水で回復をしたトカゲは動けるようになり
ドラゴンの姿へと変身した。
青年はドラゴンからとても感謝され友達となった。
ドラゴンは知恵と力を持つ存在だった。
二人は貧困の世界を救うことを決意した。
青年はドラゴンと街に戻ると
ドラゴンは干乾びた大地に泉を作った。
その泉は清らかな水を湧き出させ、周囲には美しい花や緑が満ち溢れるようになった。
薬草も豊富でその薬草から作った薬で疫病も減っていった。
青年とドラゴンは飛び立ち別の場所でも泉を作り
世界の7か所で泉を作り世界から貧困と病気をなくし平和となった世界で
青年は勇者としてドラゴンは神様の使いと世界中から感謝さましたとさ・・・
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
というものだった。
ひとまずこの絵本が史実を基にしたものなのか完全なフィクションかは不明だが
ドラゴンは邪悪な存在として扱われていなかったのでホッとした。
今日はこれくらいにしてゴロウを起こしに戻る事にした。
他に魔物の本を探し続けてくれていたエリーに声をかけると
魔物関連の書籍を部屋の一角にまとめており
よく見ると他の棚もジャンル別+文字順+作家順で完璧に並び替えられていた。
メイド力高すぎ・・・
エリーに感謝を伝え一緒に部屋に戻る。
エリーは部屋の前まで来ると
「昼食のご用意をしておきますので後ほどお声がけに参ります」
といい自分の仕事に戻った。
オレが部屋に入るとゴロウは器用にプカプカ浮きながら寝ていた。
「ゴロウ空中で寝るのは危ないよ」
と人生で初めて空中で寝る事への注意をした。
「あれ、もう5分経った?」
「2時間はたったと思うよ。」
「そっかぁ~じゃあ起きなきゃなぁ」
とゴロウは体を起こし伸びをする。
「お腹すいてない?」
とオレが聞くと
ゴロウは目をこすりながら
「うんー今はいいかなー」
と答える
「そうか、じゃあ顔を洗いな。
今桶で水を持ってくるからちょっと待ってて」
「大丈夫だよ~えい!」
ゴロウはそう言うと
空中にボール状になった水の塊を出した。
「水魔法か!」
「うん、これでアバブからバビビョウブ」
とボール状の水の中に顔を入れたり出したりして顔を洗っている。
便利そうだがオレは水魔法が出来るようになっても普通に洗おうと思った。
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世界は貧困と飢餓に苦しむ人々で溢れており、人々は希望を失いかけていた。
しかし、ある日、自分の村を救う方法を探しに出た青年が荒れ果てた大地で
干乾びそうなトカゲを見つけた。青年は残り少なくなった自分の水筒にあった水を
迷わずトカゲにかけてあげた。
すると水で回復をしたトカゲは動けるようになり
ドラゴンの姿へと変身した。
青年はドラゴンからとても感謝され友達となった。
ドラゴンは知恵と力を持つ存在だった。
二人は貧困の世界を救うことを決意した。
青年はドラゴンと街に戻ると
ドラゴンは干乾びた大地に泉を作った。
その泉は清らかな水を湧き出させ、周囲には美しい花や緑が満ち溢れるようになった。
薬草も豊富でその薬草から作った薬で疫病も減っていった。
青年とドラゴンは飛び立ち別の場所でも泉を作り
世界の7か所で泉を作り世界から貧困と病気をなくし平和となった世界で
青年は勇者としてドラゴンは神様の使いと世界中から感謝さましたとさ・・・
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というものだった。
ひとまずこの絵本が史実を基にしたものなのか完全なフィクションかは不明だが
ドラゴンは邪悪な存在として扱われていなかったのでホッとした。
今日はこれくらいにしてゴロウを起こしに戻る事にした。
他に魔物の本を探し続けてくれていたエリーに声をかけると
魔物関連の書籍を部屋の一角にまとめており
よく見ると他の棚もジャンル別+文字順+作家順で完璧に並び替えられていた。
メイド力高すぎ・・・
エリーに感謝を伝え一緒に部屋に戻る。
エリーは部屋の前まで来ると
「昼食のご用意をしておきますので後ほどお声がけに参ります」
といい自分の仕事に戻った。
オレが部屋に入るとゴロウは器用にプカプカ浮きながら寝ていた。
「ゴロウ空中で寝るのは危ないよ」
と人生で初めて空中で寝る事への注意をした。
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と答える
「そうか、じゃあ顔を洗いな。
今桶で水を持ってくるからちょっと待ってて」
「大丈夫だよ~えい!」
ゴロウはそう言うと
空中にボール状になった水の塊を出した。
「水魔法か!」
「うん、これでアバブからバビビョウブ」
とボール状の水の中に顔を入れたり出したりして顔を洗っている。
便利そうだがオレは水魔法が出来るようになっても普通に洗おうと思った。
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