16 / 51
第16話 帰宅
しおりを挟む
馬車に乗った後
オレはメリッサにはゴロウの事はリザードの亜種と説明し
契約時に魔力切れとなり休んでいた為遅くなってしまったと伝えた。
メリッサはゴロウを見て不思議そうな顔をしていたが
無事に契約できたこととケガをせず無事に帰ってきたことを
とても喜んでくれていた。
そして屋敷に戻ると兄のフレットとジョージが待っていて
ゴロウを見るなり「ドラゴン!?」と驚いていたが
バルシュがリザードの亜種だと説明すると
安心したのか2人はゴロウを撫でていた。
その後、バルシュと2人で風呂へと入った。
さすがに森の中で半日ほどいたせいで汚れた体を
しっかりと洗う。
気付かないうちに枝などで擦りむいたのだろう
手足や顔に細かい傷が少し沁みた
その後、バルシュが先に浸かっている湯舟と入った。
「いててて」
と言いながら湯船に入るオレを見て
「傷が出来ているな・・・だが、これくらいのケガで済んでよかった。
夜の森は本当に危険なのだ、それなのに魔物と出くわさずに帰ってこれたのは奇跡に近い。」
その後少しの沈黙の後
「帰りの馬車の中でずっと考えていたのだが、これはゴロウの存在のおかげだったのではないだろうか。
魔物は自分より圧倒的に強いものには近づかない、ゴロウは生まれたばかりの状態で
既に森の魔物が怯えるほどの存在だとすれば今日のことが説明がつく・・・」
最初はオレに話しかけていたのだが、
徐々に自分の中で整理をするように独り言となっていた。
その後もぶつぶつと言っているバルシュが
少し悩んだ末にオレの顔を見て
「少しの間2人でゴロウの事を調べてみないか?」
「いいのですか?父様もご多忙だと思うので1人で調べようと思っていたのですが・・・」
「ゴロウの事はこの国の、いやこの世界の最重要事項となるやもしれない。
とはいえ、何もわからない状態で世に広まれば混乱を招く事は間違いない
だからゴロウは危険でないことをまずは2人で調べてみよう。」
「はい、父様!是非お願いします」
オレは単純にバルシュがオレとゴロウの事をここまで考えてくれていることがうれしかった。
「とはいえ、今日は疲れただろう夕食をとったら今日はゆっくり休みなさい。」
「はい、父様」
ほろから上がり部屋に戻るとゴロウが部屋を浮遊していた。
オレは驚きながらも、想定内だったので軽く聞いてみる
「ゴロウ飛べるの?」
「うん、とべた。」
そういうとオレの肩の上に乗ってきた。
ゴロウは何か気が付いたようで聞いてきた。
「あれ? ケガしてるの?」
「まぁ でも 擦り傷だよ」
「ちょっと動かないでね」
とゴロウはそう言うと オレは鮮やかな緑の光に包まれた。
暖かいその光は全身からキズのある箇所に集まっている。
たちまち擦り傷は無くなり赤みも引いている。
その間ものの5秒ほどの出来事だった。
「ゴロウ怪我を直せるの?」
「うん!そうみたい。うまくいって良かった」
これは想定外だった。
オレはメリッサにはゴロウの事はリザードの亜種と説明し
契約時に魔力切れとなり休んでいた為遅くなってしまったと伝えた。
メリッサはゴロウを見て不思議そうな顔をしていたが
無事に契約できたこととケガをせず無事に帰ってきたことを
とても喜んでくれていた。
そして屋敷に戻ると兄のフレットとジョージが待っていて
ゴロウを見るなり「ドラゴン!?」と驚いていたが
バルシュがリザードの亜種だと説明すると
安心したのか2人はゴロウを撫でていた。
その後、バルシュと2人で風呂へと入った。
さすがに森の中で半日ほどいたせいで汚れた体を
しっかりと洗う。
気付かないうちに枝などで擦りむいたのだろう
手足や顔に細かい傷が少し沁みた
その後、バルシュが先に浸かっている湯舟と入った。
「いててて」
と言いながら湯船に入るオレを見て
「傷が出来ているな・・・だが、これくらいのケガで済んでよかった。
夜の森は本当に危険なのだ、それなのに魔物と出くわさずに帰ってこれたのは奇跡に近い。」
その後少しの沈黙の後
「帰りの馬車の中でずっと考えていたのだが、これはゴロウの存在のおかげだったのではないだろうか。
魔物は自分より圧倒的に強いものには近づかない、ゴロウは生まれたばかりの状態で
既に森の魔物が怯えるほどの存在だとすれば今日のことが説明がつく・・・」
最初はオレに話しかけていたのだが、
徐々に自分の中で整理をするように独り言となっていた。
その後もぶつぶつと言っているバルシュが
少し悩んだ末にオレの顔を見て
「少しの間2人でゴロウの事を調べてみないか?」
「いいのですか?父様もご多忙だと思うので1人で調べようと思っていたのですが・・・」
「ゴロウの事はこの国の、いやこの世界の最重要事項となるやもしれない。
とはいえ、何もわからない状態で世に広まれば混乱を招く事は間違いない
だからゴロウは危険でないことをまずは2人で調べてみよう。」
「はい、父様!是非お願いします」
オレは単純にバルシュがオレとゴロウの事をここまで考えてくれていることがうれしかった。
「とはいえ、今日は疲れただろう夕食をとったら今日はゆっくり休みなさい。」
「はい、父様」
ほろから上がり部屋に戻るとゴロウが部屋を浮遊していた。
オレは驚きながらも、想定内だったので軽く聞いてみる
「ゴロウ飛べるの?」
「うん、とべた。」
そういうとオレの肩の上に乗ってきた。
ゴロウは何か気が付いたようで聞いてきた。
「あれ? ケガしてるの?」
「まぁ でも 擦り傷だよ」
「ちょっと動かないでね」
とゴロウはそう言うと オレは鮮やかな緑の光に包まれた。
暖かいその光は全身からキズのある箇所に集まっている。
たちまち擦り傷は無くなり赤みも引いている。
その間ものの5秒ほどの出来事だった。
「ゴロウ怪我を直せるの?」
「うん!そうみたい。うまくいって良かった」
これは想定外だった。
405
お気に入りに追加
808
あなたにおすすめの小説
クーヤちゃん ~Legend of Shota~ このかわいい召喚士は、地球からアイテムを召喚してしまったみたいです
ほむらさん
ファンタジー
どうやら、人は死ぬと【転生ルーレット】で来世を決めるらしい。
知ったのはもちろん自分が死んで最後の大勝負を挑むことになったからだ。
虫や動物で埋め尽くされた非常に危険なルーレット。
その一発勝負で、幸運にも『ショタ召喚士』を的中させることに成功する。
―――しかし問題はその後だった。
あの野郎、5歳児を原っぱにポイ捨てしやがった!
召喚士うんぬんの前に、まずは一人で異世界を生き抜かねばならなくなったのです。
異世界言語翻訳?そんなもん無い!!
召喚魔法?誰も使い方を教えてくれないからさっぱりわからん!
でも絶体絶命な状況の中、召喚魔法を使うことに成功する。
・・・うん。この召喚魔法の使い方って、たぶん普通と違うよね?
※この物語は基本的にほのぼのしていますが、いきなり激しい戦闘が始まったりもします。
※主人公は自分のことを『慎重な男』と思ってるみたいですが、かなり無茶するタイプです。
※なぜか異世界で家庭用ゲーム機『ファミファミ』で遊んだりもします。
※誤字・脱字、あとルビをミスっていたら、報告してもらえるとすごく助かります。
※登場人物紹介は別ページにあります。『ほむらさん』をクリック!
※毎日が明るくて楽しくてほっこりしたい方向けです。是非読んでみてください!
クーヤ「かわいい召喚獣をいっぱい集めるよ!」
@カクヨム・なろう・ノベルアップ+にも投稿してます。
☆祝・100万文字(400話)達成! 皆様に心よりの感謝を!
継母の心得
トール
恋愛
【本編第一部完結済、2023/10〜第二部スタート ☆書籍化 11/22ノベル5巻、コミックス1巻刊行予定☆】
※継母というテーマですが、ドロドロではありません。ほっこり可愛いを中心に展開されるお話ですので、ドロドロが苦手の方にもお読みいただけます。
山崎 美咲(35)は、癌治療で子供の作れない身体となった。生涯独身だと諦めていたが、やはり子供は欲しかったとじわじわ後悔が募っていく。
治療の甲斐なくこの世を去った美咲が目を覚ますと、なんと生前読んでいたマンガの世界に転生していた。
不遇な幼少期を過ごした主人公が、ライバルである皇太子とヒロインを巡り争い、最後は見事ヒロインを射止めるというテンプレもののマンガ。その不遇な幼少期で主人公を虐待する悪辣な継母がまさかの私!?
前世の記憶を取り戻したのは、主人公の父親との結婚式前日だった!
突然3才児の母親になった主人公が、良い継母になれるよう子育てに奮闘していたら、いつの間にか父子に溺愛されて……。
オタクの知識を使って、子育て頑張ります!!
子育てに関する道具が揃っていない世界で、玩具や食器、子供用品を作り出していく、オタクが行う異世界育児ファンタジー開幕です!
番外編は10/7〜別ページに移動いたしました。
神の使いでのんびり異世界旅行〜チート能力は、あくまで自由に生きる為に〜
和玄
ファンタジー
連日遅くまで働いていた男は、転倒事故によりあっけなくその一生を終えた。しかし死後、ある女神からの誘いで使徒として異世界で旅をすることになる。
与えられたのは並外れた身体能力を備えた体と、卓越した魔法の才能。
だが骨の髄まで小市民である彼は思った。とにかく自由を第一に異世界を楽しもうと。
地道に進む予定です。
病弱少年が怪我した小鳥を偶然テイムして、冒険者ギルドの採取系クエストをやらせていたら、知らないうちにLV99になってました。
もう書かないって言ったよね?
ファンタジー
ベッドで寝たきりだった少年が、ある日、家の外で怪我している青い小鳥『ピーちゃん』を助けたことから二人の大冒険の日々が始まった。
続・拾ったものは大切にしましょう〜子狼に気に入られた男の転移物語〜
ぽん
ファンタジー
⭐︎書籍化決定⭐︎
『拾ってたものは大切にしましょう〜子狼に気に入られた男の転移物語〜』
第2巻:2024年5月20日(月)に各書店に発送されます。
書籍化される[106話]まで引き下げレンタル版と差し替えさせて頂きます。
第1巻:2023年12月〜
改稿を入れて読みやすくなっております。
是非♪
==================
1人ぼっちだった相沢庵は小さな子狼に気に入られ、共に異世界に送られた。
絶対神リュオンが求めたのは2人で自由に生きる事。
前作でダークエルフの脅威に触れた世界は各地で起こっている不可解な事に憂慮し始めた。
そんな中、異世界にて様々な出会いをし家族を得たイオリはリュオンの願い通り自由に生きていく。
まだ、読んでらっしゃらない方は先に『拾ったものは大切にしましょう〜子狼に気に入られた男の転移物語〜』をご覧下さい。
前作に続き、のんびりと投稿してまいります。
気長なお付き合いを願います。
よろしくお願いします。
※念の為R15にしています。
※誤字脱字が存在する可能性か高いです。
苦笑いで許して下さい。
異世界漫遊記 〜異世界に来たので仲間と楽しく、美味しく世界を旅します〜
カイ
ファンタジー
主人公の沖 紫惠琉(おき しえる)は会社からの帰り道、不思議な店を訪れる。
その店でいくつかの品を持たされ、自宅への帰り道、異世界への穴に落ちる。
落ちた先で紫惠琉はいろいろな仲間と穏やかながらも時々刺激的な旅へと旅立つのだった。
ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばして大バズりしてしまう~今まで住んでいた自宅は、最強種が住む規格外ダンジョンでした~
むらくも航
ファンタジー
Fランク探索者の『彦根ホシ』は、幼馴染のダンジョン配信に助っ人として参加する。
配信は順調に進むが、二人はトラップによって誰も討伐したことのないSランク魔物がいる階層へ飛ばされてしまう。
誰もが生還を諦めたその時、Fランク探索者のはずのホシが立ち上がり、撮れ高を気にしながら余裕でSランク魔物をボコボコにしてしまう。
そんなホシは、ぼそっと一言。
「うちのペット達の方が手応えあるかな」
それからホシが配信を始めると、彼の自宅に映る最強の魔物たち・超希少アイテムに世間はひっくり返り、バズりにバズっていく──。
☆10/25からは、毎日18時に更新予定!
さようなら、家族の皆さま~不要だと捨てられた妻は、精霊王の愛し子でした~
みなと
ファンタジー
目が覚めた私は、ぼんやりする頭で考えた。
生まれた息子は乳母と義母、父親である夫には懐いている。私のことは、無関心。むしろ馬鹿にする対象でしかない。
夫は、私の実家の資産にしか興味は無い。
なら、私は何に興味を持てばいいのかしら。
きっと、私が生きているのが邪魔な人がいるんでしょうね。
お生憎様、死んでやるつもりなんてないの。
やっと、私は『私』をやり直せる。
死の淵から舞い戻った私は、遅ればせながら『自分』をやり直して楽しく生きていきましょう。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる