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2年生編で~す
えぴそ~ど・おまけ
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(椎名琴芽の視点)
私は何で美術部に入部することになったんだろう?ちょっと思い出してみよう・・・。
信長高校に入学してから二週間近く経ち、クラスでも仲良く話をする友だちも出来てきた。
だけど、友達の口から寝耳に水な情報を聞かされることになってしまった。
「琴芽ちゃんのお兄ちゃんって彼女いるの?めっちゃ楽しそうに女の子と腕組んで廊下歩いてたけど」
「・・・嘘でしょ」
「いや、本当だって」
「ちょっと見てくる」
「いや、もうすぐ授業始まるから」
居ても立っても居られないので、私はお兄ちゃんのクラスである二年二組へ瞬間移動(猛ダッシュ)した。
廊下側から教室を覗き込む。お兄ちゃんを騙す女は誰なの?私と言う妹がいながら他の女の子と仲良くするなんて信じられない。
私は授業が終わるごとに二年二組に行き、お兄ちゃんの様子を見た。何となくお兄ちゃんと多く話す女子生徒に目星を付けることが出来た。
確かに笑顔が可愛い先輩であることに間違いはないけど・・・。
取りあえず、あの先輩のことを調査をしよう。名前は河嶋瑚暖・・・何て読むの?
お昼休み、お弁当を持って移動する見たいだ。よし、跡を追うよ。
おっと危ない、振り返ってきた。もしかして気づかれたかな?む、角を曲がった。屋上へ向かうのかな?・・・ほわっ。
まさか、しゃがみ込んで待っているとは思はなかったので驚き。思わず尻もちを付いちゃった。
「一年生?可愛いね~。どうしたの~?」
「・・・」
言わぬ、私のお兄ちゃんを横取りするような女になんか話すものか、です。
「人の後を付けてたくせに何も言わないのね」
河嶋先輩に比べて、こっちの人、怖い。
「この子、ひょっとして・・・私より背低くないですか?」
何で今、背のことを言ってくるのですか?こっちの人は。
「あなたのお名前は何て言うの?」
横に怖い人がいるから、何をされるか分からないので名乗るしかない。
「・・・椎名です」
「椎名、何?」
フルネーム希望ですか?
「椎名琴芽(しいな・ことめ)」
「琴芽ちゃんは私に用があるの?」
「・・・」
いきなり下の名前で呼ぶなんて、こうやってフレンドリーに近づいてお兄ちゃんのことも騙したのね。
「美術部に入りたいんだね?歓迎するよ~」
へ?なぜ、その流れになるんですか?
「ほわっ、ち、違います」
否定をする間もなく、河嶋先輩は走り去って行きました。
「あんた、美術部に入りたかったの?」
怖い先輩が話しかけてきました。
「違います」
「まあ、瑚暖は優しいけど、私は優しくないわよ」
名前の読み方は分かったけど、怖い、怖いよ~お兄ちゃん。
「琴芽ちゃ~ん、はい。入部届に記入してね~」
河嶋先輩はお兄ちゃんと一緒に戻ってきて、入部届を差し出してきた。
「咲来くんも入部してくれたから一気に部員数を確保できたね」
・・・お兄ちゃんも美術部に入ったんだ。
「咲来くんの妹なんだってね~。私、河嶋瑚暖です。よろしくね琴芽ちゃん。可愛い後輩が入部してくれて嬉しい~」
ものすごい喜びようだ。でも、吹奏楽部に入りたかったんだよね。今更、断ったら怒られるのかな?中々、入部届に名前が書けずにいると背後から河嶋先輩に抱きつかれた。
「ほわっ」
「可愛い~。柔らか~い」
柔らかいと言ってくれますが、河嶋先輩の方も柔らかいですよ背中越しに伝わります。とても柔らかくて居心地が良いです。まるでお母さんの胸の中で眠っているように心地いい~。
・・・?私は素早く河嶋先輩の腕を払って振り返ると、今度は私の方から河嶋先輩の胸に抱きつきました。
「ノーブラ?」
「そうなんだよ。今日、してくるの忘れてたんだよね~」
笑いながら河嶋先輩は再び私を抱きしめてきました。はあ~心地いい~。
お兄ちゃんも美術部に入部したから仕方なく私も入部するんですからね。
別に河嶋先輩に抱きしめられたいから入部する訳じゃないからね。
はあ~心地いいな~。
私は何で美術部に入部することになったんだろう?ちょっと思い出してみよう・・・。
信長高校に入学してから二週間近く経ち、クラスでも仲良く話をする友だちも出来てきた。
だけど、友達の口から寝耳に水な情報を聞かされることになってしまった。
「琴芽ちゃんのお兄ちゃんって彼女いるの?めっちゃ楽しそうに女の子と腕組んで廊下歩いてたけど」
「・・・嘘でしょ」
「いや、本当だって」
「ちょっと見てくる」
「いや、もうすぐ授業始まるから」
居ても立っても居られないので、私はお兄ちゃんのクラスである二年二組へ瞬間移動(猛ダッシュ)した。
廊下側から教室を覗き込む。お兄ちゃんを騙す女は誰なの?私と言う妹がいながら他の女の子と仲良くするなんて信じられない。
私は授業が終わるごとに二年二組に行き、お兄ちゃんの様子を見た。何となくお兄ちゃんと多く話す女子生徒に目星を付けることが出来た。
確かに笑顔が可愛い先輩であることに間違いはないけど・・・。
取りあえず、あの先輩のことを調査をしよう。名前は河嶋瑚暖・・・何て読むの?
お昼休み、お弁当を持って移動する見たいだ。よし、跡を追うよ。
おっと危ない、振り返ってきた。もしかして気づかれたかな?む、角を曲がった。屋上へ向かうのかな?・・・ほわっ。
まさか、しゃがみ込んで待っているとは思はなかったので驚き。思わず尻もちを付いちゃった。
「一年生?可愛いね~。どうしたの~?」
「・・・」
言わぬ、私のお兄ちゃんを横取りするような女になんか話すものか、です。
「人の後を付けてたくせに何も言わないのね」
河嶋先輩に比べて、こっちの人、怖い。
「この子、ひょっとして・・・私より背低くないですか?」
何で今、背のことを言ってくるのですか?こっちの人は。
「あなたのお名前は何て言うの?」
横に怖い人がいるから、何をされるか分からないので名乗るしかない。
「・・・椎名です」
「椎名、何?」
フルネーム希望ですか?
「椎名琴芽(しいな・ことめ)」
「琴芽ちゃんは私に用があるの?」
「・・・」
いきなり下の名前で呼ぶなんて、こうやってフレンドリーに近づいてお兄ちゃんのことも騙したのね。
「美術部に入りたいんだね?歓迎するよ~」
へ?なぜ、その流れになるんですか?
「ほわっ、ち、違います」
否定をする間もなく、河嶋先輩は走り去って行きました。
「あんた、美術部に入りたかったの?」
怖い先輩が話しかけてきました。
「違います」
「まあ、瑚暖は優しいけど、私は優しくないわよ」
名前の読み方は分かったけど、怖い、怖いよ~お兄ちゃん。
「琴芽ちゃ~ん、はい。入部届に記入してね~」
河嶋先輩はお兄ちゃんと一緒に戻ってきて、入部届を差し出してきた。
「咲来くんも入部してくれたから一気に部員数を確保できたね」
・・・お兄ちゃんも美術部に入ったんだ。
「咲来くんの妹なんだってね~。私、河嶋瑚暖です。よろしくね琴芽ちゃん。可愛い後輩が入部してくれて嬉しい~」
ものすごい喜びようだ。でも、吹奏楽部に入りたかったんだよね。今更、断ったら怒られるのかな?中々、入部届に名前が書けずにいると背後から河嶋先輩に抱きつかれた。
「ほわっ」
「可愛い~。柔らか~い」
柔らかいと言ってくれますが、河嶋先輩の方も柔らかいですよ背中越しに伝わります。とても柔らかくて居心地が良いです。まるでお母さんの胸の中で眠っているように心地いい~。
・・・?私は素早く河嶋先輩の腕を払って振り返ると、今度は私の方から河嶋先輩の胸に抱きつきました。
「ノーブラ?」
「そうなんだよ。今日、してくるの忘れてたんだよね~」
笑いながら河嶋先輩は再び私を抱きしめてきました。はあ~心地いい~。
お兄ちゃんも美術部に入部したから仕方なく私も入部するんですからね。
別に河嶋先輩に抱きしめられたいから入部する訳じゃないからね。
はあ~心地いいな~。
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