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1年生編で~す
えぴそ~ど・おまけ
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(北瀬羽良の視点)
ニコのためにプレゼントを買いに瑚暖、姫梨さん、椎名くんと一緒にショッピングセンターに来ている分けだが・・・。
何だろう、瑚暖と椎名くんが手を繋ぐ姿が無性に羨ましい。ものすごいラブラブという訳でもなく自然体で手を繋いでいる姿が見ようによっては夫婦にも見えてしまう。
私は親友として考えていたけど、ひょっとして瑚暖のことが好きだったのかな?
「私は好きですよ瑚暖ちゃんのこと」
「・・・」
姫梨さんが私の心を読み取り、話しかけてきているようで何か怖いわ~。
みんなで雑貨店を中心に見て回る。
ニコのプレゼント選びに加わりたいところだったけど、私は集中出来ない事情が発生した。
若者向けの衣服店でバーコード、雑貨店でもバーコード、スターなコーヒー店でもバーコード、そう言えば下着を見ている時もバーコードを見たわね。
学校では大人の人数を考えればバーコード頭をしている人は珍しい存在だけど、外では意外にバーコード頭の人って多いのね?同じ人物なのかもしれないけど丁度頭の部分しか見れないのでよく分からない。
「定番だけど、やっぱり写真立てかな?みんなで一緒に撮った写真を飾るのが一番」
という事で、写真立てを購入することになりました。私はほとんどプレゼント選びに参加していない間に決まってしまったわ。でも私はバーコード頭が異様に気になるわ。
パスタ屋さんで昼食をすることになり、向かう時でした。本屋で立ち読みをするバーコード頭を発見。私は今更ながらに何かを察し、本を立ち読みするバーコード頭の男性の後姿を凝視。
僅かだが、あのバーコード頭に懐かしさを覚える。もし、あのバーコード頭が校長先生であれば、若者向けの衣服を見たり、雑貨を見たり、スターなコーヒーを注文したり、特に女性向けの下着を物色は犯罪級だわ。
声を掛けて校長先生本人かどうか確認したいけど、プライベートまで邪魔して良いのかしら。他人だったら恥ずかしいし。
「あ、校長先生も買い物~」
「あ~河嶋さんも買い物ですか」
・・・瑚暖が普通に話しかけてくれたことで私のモヤモヤしていた気持ちは一瞬で吹き飛んだ。やっぱり校長先生か・・・。
「では、ごゆっくり過ごしてください」
校長先生は去り際に私の元へ来ました。
休日に一人で女性向けの下着を見ているという事が私にはかなり衝撃的だったためか、校長先生の視線が嫌らしく感じ、近づいてくる校長先生に対してとっさに胸元を隠すような仕草をとった。
「北瀬さん、佐々木先生がプレゼント選びに一緒に行けない代わりにみんなでお食事をしてくださいという事で五千円を預かってきたのでお渡しします。いや~渡すタイミングが分からず付いて歩いてしまいました」
校長先生は私に五千円札を渡すと笑顔で手を振って帰って行きました。
・・・疑ってすまなかったな校長先生よ。
ニコのためにプレゼントを買いに瑚暖、姫梨さん、椎名くんと一緒にショッピングセンターに来ている分けだが・・・。
何だろう、瑚暖と椎名くんが手を繋ぐ姿が無性に羨ましい。ものすごいラブラブという訳でもなく自然体で手を繋いでいる姿が見ようによっては夫婦にも見えてしまう。
私は親友として考えていたけど、ひょっとして瑚暖のことが好きだったのかな?
「私は好きですよ瑚暖ちゃんのこと」
「・・・」
姫梨さんが私の心を読み取り、話しかけてきているようで何か怖いわ~。
みんなで雑貨店を中心に見て回る。
ニコのプレゼント選びに加わりたいところだったけど、私は集中出来ない事情が発生した。
若者向けの衣服店でバーコード、雑貨店でもバーコード、スターなコーヒー店でもバーコード、そう言えば下着を見ている時もバーコードを見たわね。
学校では大人の人数を考えればバーコード頭をしている人は珍しい存在だけど、外では意外にバーコード頭の人って多いのね?同じ人物なのかもしれないけど丁度頭の部分しか見れないのでよく分からない。
「定番だけど、やっぱり写真立てかな?みんなで一緒に撮った写真を飾るのが一番」
という事で、写真立てを購入することになりました。私はほとんどプレゼント選びに参加していない間に決まってしまったわ。でも私はバーコード頭が異様に気になるわ。
パスタ屋さんで昼食をすることになり、向かう時でした。本屋で立ち読みをするバーコード頭を発見。私は今更ながらに何かを察し、本を立ち読みするバーコード頭の男性の後姿を凝視。
僅かだが、あのバーコード頭に懐かしさを覚える。もし、あのバーコード頭が校長先生であれば、若者向けの衣服を見たり、雑貨を見たり、スターなコーヒーを注文したり、特に女性向けの下着を物色は犯罪級だわ。
声を掛けて校長先生本人かどうか確認したいけど、プライベートまで邪魔して良いのかしら。他人だったら恥ずかしいし。
「あ、校長先生も買い物~」
「あ~河嶋さんも買い物ですか」
・・・瑚暖が普通に話しかけてくれたことで私のモヤモヤしていた気持ちは一瞬で吹き飛んだ。やっぱり校長先生か・・・。
「では、ごゆっくり過ごしてください」
校長先生は去り際に私の元へ来ました。
休日に一人で女性向けの下着を見ているという事が私にはかなり衝撃的だったためか、校長先生の視線が嫌らしく感じ、近づいてくる校長先生に対してとっさに胸元を隠すような仕草をとった。
「北瀬さん、佐々木先生がプレゼント選びに一緒に行けない代わりにみんなでお食事をしてくださいという事で五千円を預かってきたのでお渡しします。いや~渡すタイミングが分からず付いて歩いてしまいました」
校長先生は私に五千円札を渡すと笑顔で手を振って帰って行きました。
・・・疑ってすまなかったな校長先生よ。
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