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高校生
第60話 今年、最後の日
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クリスマスである25日も過ぎ、今年も残るところあと少し。
今年もなんだかんだで終わっていく。
「去年もだったけど、今年もいろいろあったよなぁー」
「そーだねー」
俺と六花は家のリビングにあるコタツに入りながら、今年1年を振り返っていた。
それにしても本当に今年はいろいろあったよな!
例えば……って、なんか嫌なことしかなくて思い出したくないな。
最初から読んでいる人は分かるよね!…というか分かって!
分からない人は、まあ…最初からとは言わないがある程度の場所から読んでもらえれば分かるはず!
「ねえ、さっきから何ぼそぼそ喋ってるの?」
「え?!俺何か喋ってた?」
「内容は聞き取れなかったけどね。正直、怖かったんだけど…」
「ご、ごめん」
たまに出ちゃうんだよなぁ…心の声が。
今回は別に聞かれてもいいやつだったからよかったけど、いつだったか聞かれちゃまずいことも声に出たこともあったな。
それに六花って、人の…というか俺の心を読むのが得意みたいだから、それも怖いんだよなぁ。
「何か考えてない?」
「な、何も失礼なこと考えてないよ!」
「私何も失礼なこととか言ってないんだけど…」
やべっ!
俺は身の危険を急に感じ始めたので、話題を今日の昼ごはんに急転換させた。
「そーいえば、今日の昼ごはんはなに?」
「なんで話を変えるの?それに今日の昼ごはんはさっきカレーを食べたでしょ」
そうでした。さっきカレー食べたんだった…
てか、状況を悪くしないために話を変えたのに逆に状況が悪くなってないか?!
これは非常にやばい。六花にめちゃくちゃ怪しまれている。
というか、なんで俺こんなに動揺しなければならないんだ?
別に悪いこともしてないのに…
「まぁ、別にどうでもいいけどさ」
「あはは…」
どうでもよかったのかよ!
「で、来年も初詣いくの?」
「うん、それはもちろん行くけど、どうしたの?」
すると、六花はめんどくさそうな表情で、
「だるっ」
と言った。
「……」
「隼人1人で行けば?」
俺は言葉が出なかった。
急にどうしちゃったの?!
なんか今までのイメージと変わってくるようなこといいだして何か変な物でも食べちゃったの?!
去年はあんなに初詣を楽しみにしていたのに一年でこんなに変わるものなのだろうか。
いや、むしろ今のが本性で去年はまだ一緒に暮らし始めて一年も経ってなかったから猫でも被っていたのか?
「とりあえず来年の初詣は行かないからねっ!」
「う、うん…分かった」
なんか、僕ちゃん悲しい!
誰でもいいから本物の六花ちゃんを連れ戻して!
そんなことを心から祈った俺であった。
来年はどんなことが起きるのだろうか。
来年は高校最後の年。
……そうだった!俺、全然進路のこと考えてなかった!
まだ何も決めてないから、せめて3年に進級するまでには決めておかないとね!
今年もなんだかんだで終わっていく。
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俺と六花は家のリビングにあるコタツに入りながら、今年1年を振り返っていた。
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「内容は聞き取れなかったけどね。正直、怖かったんだけど…」
「ご、ごめん」
たまに出ちゃうんだよなぁ…心の声が。
今回は別に聞かれてもいいやつだったからよかったけど、いつだったか聞かれちゃまずいことも声に出たこともあったな。
それに六花って、人の…というか俺の心を読むのが得意みたいだから、それも怖いんだよなぁ。
「何か考えてない?」
「な、何も失礼なこと考えてないよ!」
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やべっ!
俺は身の危険を急に感じ始めたので、話題を今日の昼ごはんに急転換させた。
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「なんで話を変えるの?それに今日の昼ごはんはさっきカレーを食べたでしょ」
そうでした。さっきカレー食べたんだった…
てか、状況を悪くしないために話を変えたのに逆に状況が悪くなってないか?!
これは非常にやばい。六花にめちゃくちゃ怪しまれている。
というか、なんで俺こんなに動揺しなければならないんだ?
別に悪いこともしてないのに…
「まぁ、別にどうでもいいけどさ」
「あはは…」
どうでもよかったのかよ!
「で、来年も初詣いくの?」
「うん、それはもちろん行くけど、どうしたの?」
すると、六花はめんどくさそうな表情で、
「だるっ」
と言った。
「……」
「隼人1人で行けば?」
俺は言葉が出なかった。
急にどうしちゃったの?!
なんか今までのイメージと変わってくるようなこといいだして何か変な物でも食べちゃったの?!
去年はあんなに初詣を楽しみにしていたのに一年でこんなに変わるものなのだろうか。
いや、むしろ今のが本性で去年はまだ一緒に暮らし始めて一年も経ってなかったから猫でも被っていたのか?
「とりあえず来年の初詣は行かないからねっ!」
「う、うん…分かった」
なんか、僕ちゃん悲しい!
誰でもいいから本物の六花ちゃんを連れ戻して!
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来年はどんなことが起きるのだろうか。
来年は高校最後の年。
……そうだった!俺、全然進路のこと考えてなかった!
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