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『ヒール121』
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『ヒール121』
「町の近くにある平原がありますのはご存知かと。その平原で朝からずっとヒール魔法をしている者がいると通報かあったの」
「ヒール魔法?」
ヒールとなると俺にも関係してくるかもしれないな。
まして平原となると。
「初級の魔物が出る地域なのですねその辺りは。初級冒険者か多くクエストに出ます。するとせっかく魔物にダメージを与えたのに魔物の体力がなぜか回復するそうです。そして初級冒険者は誰も魔物を倒せずにいました。原因究明が不明でして、最弱に近い魔物なのに倒せない日が連続しました。心あたりはありますか?」
魔物の体力が回復する現象。
なぜか体力が回復する。
俺しかいないよな。
まさか俺の訓練していた魔王竜ヒールか。
「ねえねえトレイルのヒールじゃないか」
パピアナが小声で俺に向けた。
「パピアナもそう思うか」
「思う」
パピアナは頭を抱えて言った。
「さぁ、どうでしょうか。冒険者は諦めたのかな」
「はい、魔物を全く倒せないため、別の地域の平原にクエストさせました。ただしそこで問題がありました。冒険者からの苦情の中で非常にトレイルに似ている人が平原でヒールを連続していたと目撃情報があったの。複数の人から。まさかと思いまして」
目撃情報があったとは。
もはや言い逃れ不可能か。
でも似ているだけなら違うと言い切れることもある。
そこに賭けてみよう。
「あはは、俺によく似ている人がいるなんて偶然ですね。魔物の体力を回復するとか考えられないです。困ったものですね」
「ああ、そうですよね、疑ってすみませんでした。トレイルがいくら回復魔術士とはいえ、冒険者の邪魔をするはずありませんものね」
「そうですね」
何とかごまかせそうである。
それにしても受付嬢に疑いをかけられるのは良くないな。
今後は注意してヒールするのを心がけるとしたい。
もしも俺でしたと言っていたらどうなっていたかな。
冒険者を邪魔したので、いいことではないとは思う。
一応確認しておこう。
「もし俺が回復していた犯人だったら、受付嬢さんに少し怒られていたのかな?」
「ええ、もちろんですよ。初級冒険者をもう少しで死に追いやるところでしたし、ギルドとしては罰してましたね。ギルドマスターに相談して、きっとギルド追放くらいにはなっていたでしょう。トレイルには関係ないとわかりギルドはホッとしました」
危ないところだったな。
正直に言ってたら、この町にいられなくなっていたな。
何事も正直に言うのが正しいとは思うが、今回だけは嘘で通させておこう。
ちなみに初級冒険者が誰なのかわからないが、わかったら何かしらの力になってあげるのも必要だな。
「トレイル、さっさと出ましょう。あまり長く居るとバレてしまうわ」
「そうだな。早く出よう」
「受付嬢、また来ますぴょん」
「どうも、また」
ギルドで苦笑いしつつ、早めに去ることに。
去り際に受付嬢は俺達の不自然な動きに微妙に首を傾けていたが。
そう言えば平原で魔王竜ヒールをしている時に、経験値を得ていたのがあった。
あれは魔物を回復させていたものと思われる。
冒険者に大きな損害がなくて良かった。
もし犠牲者でも出ていたら、俺の中で後悔が起きていたからな。
宿屋に帰り少しばかりの反省をした。
今度から魔王竜ヒールをするときは、周囲に魔物が居ないのを良く確認しておくことだ。
さもないと失態する。
「全くトレイルのせいで、危なくギルドから追放されるところだった」
「俺のせいかよ。元はと言えばパピアナが魔法の子猫とモメてるから、それが原因」
「私のせいにしないでっ」
「ギルドには少しの間は遠ざかるとしたい。まだ噂があるうちは」
「クエストも少しの間お休み」
「休めるぴょん」
「シシリエンヌは私が授業をしてやる。明日からな」
「いやいや、ミヤマの授業は嫌ですぴょん」
「嫌がることない。私はとても親切な先生になるぞ」
「厳しそうぴょん」
ミヤマから授業か。
シシリエンヌにハンマー使いを教えるのもの悪くはないのかな。
槍の攻撃にも新しい発見になるかもだ。
ジャンプしてからの槍攻撃が主な攻撃パターンなので、相手に読まれやすいのもある。
ただしミヤマが先生役には向いてなさそうなのは俺も納得。
何かあるとハンマーを振り下ろす性格であるゆえに、暴力先生には向かないだろうな。
「ミヤマが先生になると暴力先生になる。私も遠慮します」
「ローズ、私が暴力先生て、なぜ」
「自分で気づかないあたりは、自覚ないのね」
「俺も遠慮する」
「トレイルまで!」
ミヤマが納得しないのをよそに、お風呂に入るとなった。
ーーーーーーーー
竜の守り パーティー
トレイル
回復術士
18歳
ローズ
猫人族
15歳
野獣の爪
パピアナ
エルフ族
15歳
ホーリーサークル
ミヤマ
ドワーフ族
16歳
トロールハンマー
シシリエンヌ
兎人族
メイド服
魔神の槍
ーーーーーーーーー
アリストテレス
ドワーフ族
鍛冶士
ミュートエアー
騎士団
雷鳴の悪魔
cランク
クールキャット
獄炎烈剣
オレンジフィズ
トリプルシックス
男
トリプルズ
速度上昇
リルキス
男
タップアウト
男
レッドペルーシュ
ファイア魔法 レベル5
魔法の子猫 パーティー
エルフ族
ソロフレーズ
光属性魔法
エターナルシャイン
アンダーロット
回復魔法
ヒールハイ
アモーレグーン
やたらと熱い男
火魔法ファイアボール
ーーーーーーーーー
魔法の子猫と別れてからは、少しの間は休日になった。
悪徳な領主も居ないし町は平和になったのもある。
ローズは自分の爪を研いでいた。
爪は鋭いカーブをしており、ローズが毎日のように磨いている。
強力な武器にとなるから、武器の整備に近い。
パピアナは特に何もしないで、マッタリしていた。
細かいことに気を使わない性格なのだろう。
逆にシシリエンヌは部屋の掃除をしてくれる。
小さな体に似合わない大きめの掃除道具で床を掃いている。
本人は槍と同じ大きさなので不便ではないのだとか。
ミヤマはハンマーを持ち上げて筋トレしている。
筋肉の量はパーティーで一番だ。
背が高いからか筋肉も似合うものの、胸が大きいから筋トレに邪魔に思えた。
俺は何もすることないから、ベッドで横になった。
「トレイル居ますか?」
そんな時に宿屋に誰か訪れる。
扉をノックした音。
俺が扉の方を見るとシシリエンヌが最初に向かっていた。
誰かな。
「町の近くにある平原がありますのはご存知かと。その平原で朝からずっとヒール魔法をしている者がいると通報かあったの」
「ヒール魔法?」
ヒールとなると俺にも関係してくるかもしれないな。
まして平原となると。
「初級の魔物が出る地域なのですねその辺りは。初級冒険者か多くクエストに出ます。するとせっかく魔物にダメージを与えたのに魔物の体力がなぜか回復するそうです。そして初級冒険者は誰も魔物を倒せずにいました。原因究明が不明でして、最弱に近い魔物なのに倒せない日が連続しました。心あたりはありますか?」
魔物の体力が回復する現象。
なぜか体力が回復する。
俺しかいないよな。
まさか俺の訓練していた魔王竜ヒールか。
「ねえねえトレイルのヒールじゃないか」
パピアナが小声で俺に向けた。
「パピアナもそう思うか」
「思う」
パピアナは頭を抱えて言った。
「さぁ、どうでしょうか。冒険者は諦めたのかな」
「はい、魔物を全く倒せないため、別の地域の平原にクエストさせました。ただしそこで問題がありました。冒険者からの苦情の中で非常にトレイルに似ている人が平原でヒールを連続していたと目撃情報があったの。複数の人から。まさかと思いまして」
目撃情報があったとは。
もはや言い逃れ不可能か。
でも似ているだけなら違うと言い切れることもある。
そこに賭けてみよう。
「あはは、俺によく似ている人がいるなんて偶然ですね。魔物の体力を回復するとか考えられないです。困ったものですね」
「ああ、そうですよね、疑ってすみませんでした。トレイルがいくら回復魔術士とはいえ、冒険者の邪魔をするはずありませんものね」
「そうですね」
何とかごまかせそうである。
それにしても受付嬢に疑いをかけられるのは良くないな。
今後は注意してヒールするのを心がけるとしたい。
もしも俺でしたと言っていたらどうなっていたかな。
冒険者を邪魔したので、いいことではないとは思う。
一応確認しておこう。
「もし俺が回復していた犯人だったら、受付嬢さんに少し怒られていたのかな?」
「ええ、もちろんですよ。初級冒険者をもう少しで死に追いやるところでしたし、ギルドとしては罰してましたね。ギルドマスターに相談して、きっとギルド追放くらいにはなっていたでしょう。トレイルには関係ないとわかりギルドはホッとしました」
危ないところだったな。
正直に言ってたら、この町にいられなくなっていたな。
何事も正直に言うのが正しいとは思うが、今回だけは嘘で通させておこう。
ちなみに初級冒険者が誰なのかわからないが、わかったら何かしらの力になってあげるのも必要だな。
「トレイル、さっさと出ましょう。あまり長く居るとバレてしまうわ」
「そうだな。早く出よう」
「受付嬢、また来ますぴょん」
「どうも、また」
ギルドで苦笑いしつつ、早めに去ることに。
去り際に受付嬢は俺達の不自然な動きに微妙に首を傾けていたが。
そう言えば平原で魔王竜ヒールをしている時に、経験値を得ていたのがあった。
あれは魔物を回復させていたものと思われる。
冒険者に大きな損害がなくて良かった。
もし犠牲者でも出ていたら、俺の中で後悔が起きていたからな。
宿屋に帰り少しばかりの反省をした。
今度から魔王竜ヒールをするときは、周囲に魔物が居ないのを良く確認しておくことだ。
さもないと失態する。
「全くトレイルのせいで、危なくギルドから追放されるところだった」
「俺のせいかよ。元はと言えばパピアナが魔法の子猫とモメてるから、それが原因」
「私のせいにしないでっ」
「ギルドには少しの間は遠ざかるとしたい。まだ噂があるうちは」
「クエストも少しの間お休み」
「休めるぴょん」
「シシリエンヌは私が授業をしてやる。明日からな」
「いやいや、ミヤマの授業は嫌ですぴょん」
「嫌がることない。私はとても親切な先生になるぞ」
「厳しそうぴょん」
ミヤマから授業か。
シシリエンヌにハンマー使いを教えるのもの悪くはないのかな。
槍の攻撃にも新しい発見になるかもだ。
ジャンプしてからの槍攻撃が主な攻撃パターンなので、相手に読まれやすいのもある。
ただしミヤマが先生役には向いてなさそうなのは俺も納得。
何かあるとハンマーを振り下ろす性格であるゆえに、暴力先生には向かないだろうな。
「ミヤマが先生になると暴力先生になる。私も遠慮します」
「ローズ、私が暴力先生て、なぜ」
「自分で気づかないあたりは、自覚ないのね」
「俺も遠慮する」
「トレイルまで!」
ミヤマが納得しないのをよそに、お風呂に入るとなった。
ーーーーーーーー
竜の守り パーティー
トレイル
回復術士
18歳
ローズ
猫人族
15歳
野獣の爪
パピアナ
エルフ族
15歳
ホーリーサークル
ミヤマ
ドワーフ族
16歳
トロールハンマー
シシリエンヌ
兎人族
メイド服
魔神の槍
ーーーーーーーーー
アリストテレス
ドワーフ族
鍛冶士
ミュートエアー
騎士団
雷鳴の悪魔
cランク
クールキャット
獄炎烈剣
オレンジフィズ
トリプルシックス
男
トリプルズ
速度上昇
リルキス
男
タップアウト
男
レッドペルーシュ
ファイア魔法 レベル5
魔法の子猫 パーティー
エルフ族
ソロフレーズ
光属性魔法
エターナルシャイン
アンダーロット
回復魔法
ヒールハイ
アモーレグーン
やたらと熱い男
火魔法ファイアボール
ーーーーーーーーー
魔法の子猫と別れてからは、少しの間は休日になった。
悪徳な領主も居ないし町は平和になったのもある。
ローズは自分の爪を研いでいた。
爪は鋭いカーブをしており、ローズが毎日のように磨いている。
強力な武器にとなるから、武器の整備に近い。
パピアナは特に何もしないで、マッタリしていた。
細かいことに気を使わない性格なのだろう。
逆にシシリエンヌは部屋の掃除をしてくれる。
小さな体に似合わない大きめの掃除道具で床を掃いている。
本人は槍と同じ大きさなので不便ではないのだとか。
ミヤマはハンマーを持ち上げて筋トレしている。
筋肉の量はパーティーで一番だ。
背が高いからか筋肉も似合うものの、胸が大きいから筋トレに邪魔に思えた。
俺は何もすることないから、ベッドで横になった。
「トレイル居ますか?」
そんな時に宿屋に誰か訪れる。
扉をノックした音。
俺が扉の方を見るとシシリエンヌが最初に向かっていた。
誰かな。
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