84 / 232
『ヒール72』
しおりを挟む
『ヒール72』
ローズだけは緊張した目つきに変わる。
ミヤマも一瞬にして気合が入り、俺も音を立てないようにした。
ローズの話では相手は複数人。
どこから来てるかまでは定かではなく、漠然として館の外らしい。
ついに来たか?
「ローズ、トレイル、みんなはこの部屋で見ていてください。私の出番がきたのです。一人で外に行くぴょん」
「わかった。ここは約束通りにシシリエンヌに任せる。しかし危なくなったら、全員が支援しに行くが」
「はい、わかったぴょん」
「複数人いるらしいから、気をつけてよ、もしダメならエルフの私が館ごとふっ飛ばす!」
「財産は飛ばすな」
「それでは、行ってきますぴょん」
「頑張れ!」
盗賊の登場にシシリエンヌが立ち上がり、部屋から出ていった。
俺達は、部屋にある窓からシシリエンヌの応援となるも、落ち着いていられる感じではなく、落ち着かない。
盗賊は冒険者からなったものが多いと聞く。
元々は冒険者で、パーティーにも所属したいたのもいて、戦闘経験はあるとみていい。
冒険者よりも金が入るならと、冒険者から盗賊になるのが理由。
世間では生活が苦しい人は多いのはどこも一緒だ。
生きていくのに食べる金が必要だし、金が全てと言えるのは、冒険者も盗賊も同じ。
しかし盗賊にもリスクはあり、ギルドや騎士団に捕まったら終わりだ。
厳しい刑が待っている。
領主と騎士団の領主派閥の人がそれだ。
今頃は後悔していても始まらない。
能力のある冒険者が盗賊に流れたなら、シシリエンヌの身にも危険が降りかかるので、放っておけなくなる。
「シシリエンヌが館の中庭に居ます」
「堂々と出ていったな。あれじゃ盗賊に丸見えだ。警備していますと言ってるのと同じだよ」
入り口の門があり、中庭に繋がる。
中庭の真ん中にシシリエンヌは立っているのが見える。
盗賊らしき姿も見えた。
「盗賊だな。明らかに怪しい」
「普通の人じゃないですよ、武器を装備してますし、人数は10
人います」
ローズが確認して10人と判定した。
予想よりも多いか。
「盗賊って目立たなくなるよう少人数が基本と思った。10人てシシリエンヌ一人では多すぎでしょ、トレイル、どうするの」
「盗賊で10人は多いよな。普通の盗賊なら。しかし堂々と10人で来たからには自信があると判断出来る」
「そうなるとプロの盗賊団かな」
「部屋から出よう。シシリエンヌの後ろに控えるぞ」
「はい!」
相手が思った以上の強敵の盗賊団なら落ち着いているわけにはいかなくて、シシリエンヌの後方に向かった。
後方に行くとシシリエンヌの前に盗賊団はいて、囲むようにしているのがわかる。
「館の警備にしては手薄だな。お前一人とはな」
「一人で戦えるぴょん」
「団長、この女は兎人です」
「珍しいな、売ったら高く売れそうだな。へへへ、領主の財産を奪ったら兎人も確保しておこう。金になるからな」
「その前に倒すぴょん」
会話の内容から、盗賊団だったのは伝わった。
しかもシシリエンヌを売ると言った。
領主も悪いがこの盗賊団も同じく悪そうだ。
「兎一匹で我ら盗賊団を倒すか。みなどもよ、生意気な兎人を取り押さえろ、そして後悔させてやれ、暗闇の牙にはむかったらとうなるかを!」
「団長、わかりました!」
「思い知らせてやれ!」
団長と呼ばれる男。
そいつは自分を暗闇の牙と呼んだ。
シシリエンヌに複数人の盗賊がいっせいに襲いかかる。
「暗闇の牙て知ってるか?」
「知ってます。私が知っている暗闇の牙なら、Cランクの冒険者パーティーと同じくらいの力はあるはずです。それと団長と呼ばれた男は、ウィザード。悪い方で有名人」
ローズからの情報ではあまりよろしくない奴らしい。
見た目からして盗賊風に悪い感じするし、シシリエンヌが不安だな。
ウィザードの仲間の盗賊が先に襲いかかる。
数は圧倒的に上。
剣やナイフ、オノを持った盗賊もいて、全員が男だ。
体はシシリエンヌよりも遥かに大きく、腕も太い。
対してシシリエンヌは槍。
体に似合わぬ立派な槍を構えているが、一発でシシリエンヌがなぎ倒されるのが想像できてしまった。
「魔神の槍ぴょん!」
盗賊がいっせいに襲いかかるとシシリエンヌはその場で跳ねる。
跳躍力は凄い。
人の二倍は跳躍した。
盗賊は剣やナイフを振り下ろしたが、シシリエンヌは盗賊の視界から消えて居なかったらしい。
「消えた!」
「上だ、飛び跳ねているんだ!」
シシリエンヌが槍を上から突き刺すようにして落下。
ドスン!
ドスン!
「ぐわあ~~~」
盗賊達に突き刺さる槍。
頭上から来る攻撃は防御しにくいのか、全員が槍の攻撃を受けていた。
「凄い、シシリエンヌ!」
「槍を刺した!」
「ウィザード、兎人に刺されました」
「ただの兎じゃないようだな。お前達、起きろ、兎一匹に負けて悔しくないのか!」
「やろ~、兎だと思って舐めてたぜ!」
「シシリエンヌ、まだ起き上がってくるよ!」
「私の魔神の槍を受けて立てるとは褒めてやりますぴょん」
「何がぴょんだ。調子にのるな!」
起き上がってきた盗賊。
目つきが最初とは違い鋭い。
本気の攻撃に思えるが。
「魔神の槍ぴょん!」
「また跳ねるぞ!」
「2度も喰らうかよ!」
同じ槍の攻撃をした。
盗賊は今度はわかっているだろうから、防御されるかもだ。
シシリエンヌは空中から盗賊に槍を狙い定める。
ローズだけは緊張した目つきに変わる。
ミヤマも一瞬にして気合が入り、俺も音を立てないようにした。
ローズの話では相手は複数人。
どこから来てるかまでは定かではなく、漠然として館の外らしい。
ついに来たか?
「ローズ、トレイル、みんなはこの部屋で見ていてください。私の出番がきたのです。一人で外に行くぴょん」
「わかった。ここは約束通りにシシリエンヌに任せる。しかし危なくなったら、全員が支援しに行くが」
「はい、わかったぴょん」
「複数人いるらしいから、気をつけてよ、もしダメならエルフの私が館ごとふっ飛ばす!」
「財産は飛ばすな」
「それでは、行ってきますぴょん」
「頑張れ!」
盗賊の登場にシシリエンヌが立ち上がり、部屋から出ていった。
俺達は、部屋にある窓からシシリエンヌの応援となるも、落ち着いていられる感じではなく、落ち着かない。
盗賊は冒険者からなったものが多いと聞く。
元々は冒険者で、パーティーにも所属したいたのもいて、戦闘経験はあるとみていい。
冒険者よりも金が入るならと、冒険者から盗賊になるのが理由。
世間では生活が苦しい人は多いのはどこも一緒だ。
生きていくのに食べる金が必要だし、金が全てと言えるのは、冒険者も盗賊も同じ。
しかし盗賊にもリスクはあり、ギルドや騎士団に捕まったら終わりだ。
厳しい刑が待っている。
領主と騎士団の領主派閥の人がそれだ。
今頃は後悔していても始まらない。
能力のある冒険者が盗賊に流れたなら、シシリエンヌの身にも危険が降りかかるので、放っておけなくなる。
「シシリエンヌが館の中庭に居ます」
「堂々と出ていったな。あれじゃ盗賊に丸見えだ。警備していますと言ってるのと同じだよ」
入り口の門があり、中庭に繋がる。
中庭の真ん中にシシリエンヌは立っているのが見える。
盗賊らしき姿も見えた。
「盗賊だな。明らかに怪しい」
「普通の人じゃないですよ、武器を装備してますし、人数は10
人います」
ローズが確認して10人と判定した。
予想よりも多いか。
「盗賊って目立たなくなるよう少人数が基本と思った。10人てシシリエンヌ一人では多すぎでしょ、トレイル、どうするの」
「盗賊で10人は多いよな。普通の盗賊なら。しかし堂々と10人で来たからには自信があると判断出来る」
「そうなるとプロの盗賊団かな」
「部屋から出よう。シシリエンヌの後ろに控えるぞ」
「はい!」
相手が思った以上の強敵の盗賊団なら落ち着いているわけにはいかなくて、シシリエンヌの後方に向かった。
後方に行くとシシリエンヌの前に盗賊団はいて、囲むようにしているのがわかる。
「館の警備にしては手薄だな。お前一人とはな」
「一人で戦えるぴょん」
「団長、この女は兎人です」
「珍しいな、売ったら高く売れそうだな。へへへ、領主の財産を奪ったら兎人も確保しておこう。金になるからな」
「その前に倒すぴょん」
会話の内容から、盗賊団だったのは伝わった。
しかもシシリエンヌを売ると言った。
領主も悪いがこの盗賊団も同じく悪そうだ。
「兎一匹で我ら盗賊団を倒すか。みなどもよ、生意気な兎人を取り押さえろ、そして後悔させてやれ、暗闇の牙にはむかったらとうなるかを!」
「団長、わかりました!」
「思い知らせてやれ!」
団長と呼ばれる男。
そいつは自分を暗闇の牙と呼んだ。
シシリエンヌに複数人の盗賊がいっせいに襲いかかる。
「暗闇の牙て知ってるか?」
「知ってます。私が知っている暗闇の牙なら、Cランクの冒険者パーティーと同じくらいの力はあるはずです。それと団長と呼ばれた男は、ウィザード。悪い方で有名人」
ローズからの情報ではあまりよろしくない奴らしい。
見た目からして盗賊風に悪い感じするし、シシリエンヌが不安だな。
ウィザードの仲間の盗賊が先に襲いかかる。
数は圧倒的に上。
剣やナイフ、オノを持った盗賊もいて、全員が男だ。
体はシシリエンヌよりも遥かに大きく、腕も太い。
対してシシリエンヌは槍。
体に似合わぬ立派な槍を構えているが、一発でシシリエンヌがなぎ倒されるのが想像できてしまった。
「魔神の槍ぴょん!」
盗賊がいっせいに襲いかかるとシシリエンヌはその場で跳ねる。
跳躍力は凄い。
人の二倍は跳躍した。
盗賊は剣やナイフを振り下ろしたが、シシリエンヌは盗賊の視界から消えて居なかったらしい。
「消えた!」
「上だ、飛び跳ねているんだ!」
シシリエンヌが槍を上から突き刺すようにして落下。
ドスン!
ドスン!
「ぐわあ~~~」
盗賊達に突き刺さる槍。
頭上から来る攻撃は防御しにくいのか、全員が槍の攻撃を受けていた。
「凄い、シシリエンヌ!」
「槍を刺した!」
「ウィザード、兎人に刺されました」
「ただの兎じゃないようだな。お前達、起きろ、兎一匹に負けて悔しくないのか!」
「やろ~、兎だと思って舐めてたぜ!」
「シシリエンヌ、まだ起き上がってくるよ!」
「私の魔神の槍を受けて立てるとは褒めてやりますぴょん」
「何がぴょんだ。調子にのるな!」
起き上がってきた盗賊。
目つきが最初とは違い鋭い。
本気の攻撃に思えるが。
「魔神の槍ぴょん!」
「また跳ねるぞ!」
「2度も喰らうかよ!」
同じ槍の攻撃をした。
盗賊は今度はわかっているだろうから、防御されるかもだ。
シシリエンヌは空中から盗賊に槍を狙い定める。
0
お気に入りに追加
752
あなたにおすすめの小説
【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。
前世ポイントッ! ~転生して楽しく異世界生活~
霜月雹花
ファンタジー
17歳の夏、俺は強盗を捕まえようとして死んだ――そして、俺は神様と名乗った爺さんと話をしていた。話を聞けばどうやら強盗を捕まえた事で未来を改変し、転生に必要な【善行ポイント】と言う物が人より多く貰えて異世界に転生出来るらしい。多く貰った【善行ポイント】で転生時の能力も選び放題、莫大なポイントを使いチート化した俺は異世界で生きていく。
なろうでも掲載しています。
称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
【書籍化決定】神様お願い!〜神様のトバッチリを受けた定年おっさんは異世界に転生して心穏やかにスローライフを送りたい〜
きのこのこ
ファンタジー
突然白い発光体の強い光を浴びせられ異世界転移?した俺事、石原那由多(55)は安住の地を求めて異世界を冒険する…?
え?謎の子供の体?謎の都市?魔法?剣?魔獣??何それ美味しいの??
俺は心穏やかに過ごしたいだけなんだ!
____________________________________________
突然謎の白い発光体の強い光を浴びせられ強制的に魂だけで異世界転移した石原那由多(55)は、よちよち捨て子幼児の身体に入っちゃった!
那由多は左眼に居座っている神様のカケラのツクヨミを頼りに異世界で生きていく。
しかし左眼の相棒、ツクヨミの暴走を阻止できず、チート?な棲家を得て、チート?能力を次々開花させ異世界をイージーモードで過ごす那由多。「こいつ《ツクヨミ》は勝手に俺の記憶を見るプライバシークラッシャーな奴なんだ!」
そんな異世界は優しさで満ち溢れていた(え?本当に?)
呪われてもっふもふになっちゃったママン(産みの親)と御親戚一行様(やっとこ呪いがどうにか出来そう?!)に、異世界のめくるめくグルメ(やっと片鱗が見えて作者も安心)でも突然真夜中に食べたくなっちゃう日本食も完全完備(どこに?!)!異世界日本発福利厚生は完璧(ばっちり)です!(うまい話ほど裏がある!)
謎のアイテム御朱印帳を胸に(え?)今日も平穏?無事に那由多は異世界で日々を暮らします。
※一つの目的にどんどん事を突っ込むのでスローな展開が大丈夫な方向けです。
※他サイト先行にて配信してますが、他サイトと気が付かない程度に微妙に変えてます。
※昭和〜平成の頭ら辺のアレコレ入ってます。わかる方だけアハ体験⭐︎
⭐︎第16回ファンタジー小説大賞にて奨励賞受賞を頂きました!読んで投票して下さった読者様、並びに選考してくださったスタッフ様に御礼申し上げますm(_ _)m今後とも宜しくお願い致します。
スキル喰らい(スキルイーター)がヤバすぎた 他人のスキルを食らって底辺から最強に駆け上がる
けんたん
ファンタジー
レイ・ユーグナイト 貴族の三男で産まれたおれは、12の成人の儀を受けたら家を出ないと行けなかった だが俺には誰にも言ってない秘密があった 前世の記憶があることだ
俺は10才になったら現代知識と貴族の子供が受ける継承の義で受け継ぐであろうスキルでスローライフの夢をみる
だが本来受け継ぐであろう親のスキルを何一つ受け継ぐことなく能無しとされひどい扱いを受けることになる だが実はスキルは受け継がなかったが俺にだけ見えるユニークスキル スキル喰らいで俺は密かに強くなり 俺に対してひどい扱いをしたやつを見返すことを心に誓った
女神に同情されて異世界へと飛ばされたアラフォーおっさん、特S級モンスター相手に無双した結果、実力がバレて世界に見つかってしまう
サイダーボウイ
ファンタジー
「ちょっと冬馬君。このプレゼン資料ぜんぜんダメ。一から作り直してくれない?」
万年ヒラ社員の冬馬弦人(39歳)は、今日も上司にこき使われていた。
地方の中堅大学を卒業後、都内の中小家電メーカーに就職。
これまで文句も言わず、コツコツと地道に勤め上げてきた。
彼女なしの独身に平凡な年収。
これといって自慢できるものはなにひとつないが、当の本人はあまり気にしていない。
2匹の猫と穏やかに暮らし、仕事終わりに缶ビールが1本飲めれば、それだけで幸せだったのだが・・・。
「おめでとう♪ たった今、あなたには異世界へ旅立つ権利が生まれたわ」
誕生日を迎えた夜。
突如、目の前に現れた女神によって、弦人の人生は大きく変わることになる。
「40歳まで童貞だったなんて・・・これまで惨めで辛かったでしょ? でももう大丈夫! これからは異世界で楽しく遊んで暮らせるんだから♪」
女神に同情される形で異世界へと旅立つことになった弦人。
しかし、降り立って彼はすぐに気づく。
女神のとんでもないしくじりによって、ハードモードから異世界生活をスタートさせなければならないという現実に。
これは、これまで日の目を見なかったアラフォーおっさんが、異世界で無双しながら成り上がり、その実力がバレて世界に見つかってしまうという人生逆転の物語である。
レベル上限5の解体士 解体しかできない役立たずだったけど5レベルになったら世界が変わりました
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
前世で不慮な事故で死んだ僕、今の名はティル
異世界に転生できたのはいいけど、チートは持っていなかったから大変だった
孤児として孤児院で育った僕は育ての親のシスター、エレステナさんに何かできないかといつも思っていた
そう思っていたある日、いつも働いていた冒険者ギルドの解体室で魔物の解体をしていると、まだ死んでいない魔物が混ざっていた
その魔物を解体して絶命させると5レベルとなり上限に達したんだ。普通の人は上限が99と言われているのに僕は5おかしな話だ。
5レベルになったら世界が変わりました
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる