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『ヒール71』
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『ヒール71』
依頼内容はパピアナとミヤマにも伝えると、2人とも納得してくれた。
「へぇ~やっとギルドも私を認めたのか。エルフに頼むしかないと考えた結果だ」
なぜかパピアナは自分の影響だと思ったらしい発言を。
「パピアナに頼んだわけじゃないよ。トレイルに頼んだの」
「そういうことにしてやる」
「それで館に向かうのだな。敵の情報を教えて欲しい。どんな奴らなのかを」
ミヤマが気になる相手の情報を欲したから、ローズが伝える。
「相手は盗賊だろうと聞いた。ギルドでもはっきりとした相手の確認は無理だと。来るなら今日しかなくて、明日には財産を回収すると決まっている。そして今の話が噂で流れて盗賊まがいのやからの耳に入ったらしい。その点はギルドも承知していて、財産を狙う盗賊から守るのは良くある件なんだとか」
「盗賊か。来たらドワーフが居たのを知らずに来たのを後悔させてやろう。近くのダンジョンに行って盗賊を埋めてやる!」
「そこまでしろとはギルドは言ってませんから!」
「ミヤマもパピアナもやる気ある。だけどここは私に任せて欲しいぴょん」
今まで話をじっと聞いていたシシリエンヌが主張したから、みんなシシリエンヌを見る。
「ええっ、シシリエンヌ、これは相手が盗賊だよ。一人に任せられる内容じゃないかもだ」
「そうだよシシリエンヌ。まだ新入りなんだ、主張しすぎだ。新入りらしくおとなしくしてなさい」
「それはあなたです」
「私が!」
パピアナにしっかりと突っ込むローズだった。
「どうして、自分がしたいと言い出したのかな?」
「パーティーに入ったばかりだけど、自分にも出来るところをみんなに見せたいの。冒険者経験はあるし、みんなに認められたいぴょん」
「シシリエンヌがそう言うのはわかるけど、大多数で盗賊が来たら大変だわ」
「ケガでもしたら私達の方が気にしちゃうからね、でもシシリエンヌの気持ちを尊重したいのもある。トレイル、ここはシシリエンヌの希望通りにさせてあげたら」
「パピアナがそう言うなら、試してもいいけど。俺達は後方で待機する。もちろんいつでも応援に行ける準備はしておくけどいいか」
出来る限りシシリエンヌの想いを受け入れたいのもあるし、どのくらいの能力なのかもわかる。
冒険者経験があるなら、試しにシシリエンヌが盗賊と戦うのも悪くはないか。
「はい、いいですぴょん」
「トレイルが認めたなら、私も応援したい。さっそく館に向かうとして、館で盗賊が来るまで待つのみだ」
シシリエンヌが積極的に盗賊と戦いたいと申し出て、館に到着した。
館には誰も居なくて、現在のところは俺達だけ。
静まりかえっているし、領主がいないだけに、寂しい家となった。
「館は人が多くいたのに今は誰もいないて、不思議な気がするぴょん」
「うん、特にシシリエンヌはそう感じるよな」
「明かりはついてます。すべての部屋に」
「盗賊対策もあって明かりはつけてくれたのだろう。今は昼間だけど、夜になったら助かるな」
館にある部屋は多いが、すべてに明かりがあったのは良かった。
現在は昼間の時間。
契約は明日の朝までだ。
夜もあるし、明るい方がいい。
「暗かったら見えなくて不利を受ける場合もある。これなら盗賊の姿も見える」
「みんなで部屋を最初に確認しよう。どこにも不審者がいないかを」
「はい」
館にある部屋は、一階と二階があり、みんなで確認しに。
すでに誰かが居るかを確認したいし、まず最初にしたかった。
シシリエンヌにはその後に活躍してもらうとしたが、シシリエンヌ本人は至って冷静でいて、特に慌てたり怖がったりしていない。
「一階の部屋は全部見たわね、誰も居ないし、問題なし」
「次は二階か」
「シシリエンヌは不安はないか?」
「大丈夫。むしろトレイルが怖がっている風に見えるぴょん」
「そうかな、俺は慎重だからな」
「トレイルが先に二階に行きなさいよ。リーダーなんだし」
「俺がか?」
「怖いとか」
「ミヤマ、俺をからかうなよ」
「やっぱり怖い」
なぜか俺を先頭にして二階を調べたが、誰もいる気配はなかったから安心した。
安心?
やっぱり俺は怖がりか。
「シシリエンヌ、部屋はこれで全部よね」
「はい、全部調べた。誰も居ないから盗賊は中には居ない。本当に来るのかぴょん?」
「ギルドの掴んだ情報だが、絶対に来るのかまではわからないさ」
「来なかったらどうなるの?」
「来なくても報酬は支払うと聞いた。警備なのだから、当然だろうよ」
「きっと私が怖くて近寄れなくなったかもね。エルフのパピアナが居るのを知って逃げたのよ!」
「逃げるわけない」
「まぁ、とにかく一階の部屋で見張りをしよう。いつ来るかはわからないからな」
とりあえず盗賊が来るのかわからない以上、俺達は待つしかなかった。
それからは部屋の椅子に座って待った。
以前、盗賊の姿はなく、現れる素振りもない。
「なんか、緊張して損しちゃったかな。盗賊が来るなんて情報はガセネタよ」
「私の出番がなくなったぴょん」
「シシリエンヌ、落ち込むな」
「いいじゃない、何もしないで、報酬をもらえるのだから。むしろ損してなくて得したわよ」
しばらくしても来ないから、パピアナなどは安心しきって、くつろいでいる。
「!!!」
「どうしたローズ!」
そこにローズが反応した。
耳が真上にピンと伸びていて、顔は張り詰めている。
「たった今、館の外で物音がした」
「盗賊かい?」
「たぶん盗賊と思う。人数もいる」
依頼内容はパピアナとミヤマにも伝えると、2人とも納得してくれた。
「へぇ~やっとギルドも私を認めたのか。エルフに頼むしかないと考えた結果だ」
なぜかパピアナは自分の影響だと思ったらしい発言を。
「パピアナに頼んだわけじゃないよ。トレイルに頼んだの」
「そういうことにしてやる」
「それで館に向かうのだな。敵の情報を教えて欲しい。どんな奴らなのかを」
ミヤマが気になる相手の情報を欲したから、ローズが伝える。
「相手は盗賊だろうと聞いた。ギルドでもはっきりとした相手の確認は無理だと。来るなら今日しかなくて、明日には財産を回収すると決まっている。そして今の話が噂で流れて盗賊まがいのやからの耳に入ったらしい。その点はギルドも承知していて、財産を狙う盗賊から守るのは良くある件なんだとか」
「盗賊か。来たらドワーフが居たのを知らずに来たのを後悔させてやろう。近くのダンジョンに行って盗賊を埋めてやる!」
「そこまでしろとはギルドは言ってませんから!」
「ミヤマもパピアナもやる気ある。だけどここは私に任せて欲しいぴょん」
今まで話をじっと聞いていたシシリエンヌが主張したから、みんなシシリエンヌを見る。
「ええっ、シシリエンヌ、これは相手が盗賊だよ。一人に任せられる内容じゃないかもだ」
「そうだよシシリエンヌ。まだ新入りなんだ、主張しすぎだ。新入りらしくおとなしくしてなさい」
「それはあなたです」
「私が!」
パピアナにしっかりと突っ込むローズだった。
「どうして、自分がしたいと言い出したのかな?」
「パーティーに入ったばかりだけど、自分にも出来るところをみんなに見せたいの。冒険者経験はあるし、みんなに認められたいぴょん」
「シシリエンヌがそう言うのはわかるけど、大多数で盗賊が来たら大変だわ」
「ケガでもしたら私達の方が気にしちゃうからね、でもシシリエンヌの気持ちを尊重したいのもある。トレイル、ここはシシリエンヌの希望通りにさせてあげたら」
「パピアナがそう言うなら、試してもいいけど。俺達は後方で待機する。もちろんいつでも応援に行ける準備はしておくけどいいか」
出来る限りシシリエンヌの想いを受け入れたいのもあるし、どのくらいの能力なのかもわかる。
冒険者経験があるなら、試しにシシリエンヌが盗賊と戦うのも悪くはないか。
「はい、いいですぴょん」
「トレイルが認めたなら、私も応援したい。さっそく館に向かうとして、館で盗賊が来るまで待つのみだ」
シシリエンヌが積極的に盗賊と戦いたいと申し出て、館に到着した。
館には誰も居なくて、現在のところは俺達だけ。
静まりかえっているし、領主がいないだけに、寂しい家となった。
「館は人が多くいたのに今は誰もいないて、不思議な気がするぴょん」
「うん、特にシシリエンヌはそう感じるよな」
「明かりはついてます。すべての部屋に」
「盗賊対策もあって明かりはつけてくれたのだろう。今は昼間だけど、夜になったら助かるな」
館にある部屋は多いが、すべてに明かりがあったのは良かった。
現在は昼間の時間。
契約は明日の朝までだ。
夜もあるし、明るい方がいい。
「暗かったら見えなくて不利を受ける場合もある。これなら盗賊の姿も見える」
「みんなで部屋を最初に確認しよう。どこにも不審者がいないかを」
「はい」
館にある部屋は、一階と二階があり、みんなで確認しに。
すでに誰かが居るかを確認したいし、まず最初にしたかった。
シシリエンヌにはその後に活躍してもらうとしたが、シシリエンヌ本人は至って冷静でいて、特に慌てたり怖がったりしていない。
「一階の部屋は全部見たわね、誰も居ないし、問題なし」
「次は二階か」
「シシリエンヌは不安はないか?」
「大丈夫。むしろトレイルが怖がっている風に見えるぴょん」
「そうかな、俺は慎重だからな」
「トレイルが先に二階に行きなさいよ。リーダーなんだし」
「俺がか?」
「怖いとか」
「ミヤマ、俺をからかうなよ」
「やっぱり怖い」
なぜか俺を先頭にして二階を調べたが、誰もいる気配はなかったから安心した。
安心?
やっぱり俺は怖がりか。
「シシリエンヌ、部屋はこれで全部よね」
「はい、全部調べた。誰も居ないから盗賊は中には居ない。本当に来るのかぴょん?」
「ギルドの掴んだ情報だが、絶対に来るのかまではわからないさ」
「来なかったらどうなるの?」
「来なくても報酬は支払うと聞いた。警備なのだから、当然だろうよ」
「きっと私が怖くて近寄れなくなったかもね。エルフのパピアナが居るのを知って逃げたのよ!」
「逃げるわけない」
「まぁ、とにかく一階の部屋で見張りをしよう。いつ来るかはわからないからな」
とりあえず盗賊が来るのかわからない以上、俺達は待つしかなかった。
それからは部屋の椅子に座って待った。
以前、盗賊の姿はなく、現れる素振りもない。
「なんか、緊張して損しちゃったかな。盗賊が来るなんて情報はガセネタよ」
「私の出番がなくなったぴょん」
「シシリエンヌ、落ち込むな」
「いいじゃない、何もしないで、報酬をもらえるのだから。むしろ損してなくて得したわよ」
しばらくしても来ないから、パピアナなどは安心しきって、くつろいでいる。
「!!!」
「どうしたローズ!」
そこにローズが反応した。
耳が真上にピンと伸びていて、顔は張り詰めている。
「たった今、館の外で物音がした」
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「たぶん盗賊と思う。人数もいる」
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