一人の子供が聖女になり、聖女を引退するまでの物語。

ロベリア・ハニーゴは、ただの農民だった。

彼女の家には、聖女のピアスというものが、代々引き継がれている。

遠い昔、ハニーゴ一族に、聖女がいたという伝説を元に作られたピアスだ。

とある情報屋から、聖女のピアスをつけると、聖女になれるという嘘を吹き込まれた国が、ロベリアの村を襲い、聖女のピアスを奪った。

奴隷として、国で働かされるハニーゴ。
ある日彼女は、ひょんなことから、そのピアスをつけることになった。

その瞬間、聖女として目覚め……。彼女の人生は、大きく変わることになる。

聖女となった彼女が、引退するまでの短い物語です。
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