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ラルク様がジュリアのパスタを食べ終わる頃、ケーキと飲み物が運ばれて来た。
「うわぁ!ケーキもボリュームたっぷり!ベリーソースもたっぷりっ」
ふわっふわなシフォンケーキに生クリームやアイスクリーム、ソレにたっぷりのベリーソースを付けて食べると、思わず微笑んでしまう位に美味しい。
「ふふっ、ジュリアちゃんクリーム付いてるよ?」
「えっ!?」
恥ずかしいっ、と思っているとラルク様の指がジュリアの唇の横を拭い、クリームを取ってくれるが、ラルク様は指についたクリームをペロリと舐める。
うわぁ!口のはしについたクリーム舐めるって・・・。
「間接キスみたいなもんだね?」
ラルク様に微笑みながら言われ、ドキドキしてしまう。
「ジュリアちゃん、顔赤いよ?」
「ご飯食べたら暑くなってきたんですっ」
苦しい言い訳をすると、またラルク様は笑っていた。
昼食をご馳走になり、キッチン雑貨のお店に向かう。スタイリッシュなコーナーと可愛いお花のモチーフコーナー、シンプルコーナーなどゾーン分けされていて、好みのモノが選びやすく配置されている。
「ラルク様の好きなタイプはどんなのですか?」
「う~ん、スタイリッシュなのもいいけど、飽きないのはシンプルだよね~?ああ、定番って書いてあるから、もしマグカップを割ってしまっても追加で同じモノが買えるんだね。ジュリアちゃんはどんなのが好きなの?」
ラルク様はマグカップ6個とシンプルなヤカン一つをカゴに入れた。
「私はお花モチーフなのが好きかな?可愛い柄が沢山で楽しいし。使うのも楽しくなっちゃう」
「ちなみに、どれか気に入ってるのある?」
「この薔薇の可愛いけど、一応マグカップは一つあるし。う~ん悩む」
使えるのがあるのに買うのは贅沢かなぁ。そう思っているとラルク様は、カゴにそのマグカップを2個入れる。
「えっ!?」
「一つはジュリアちゃんの部屋用で、一つは掃除の後で飲む用にね?ジュリアちゃんは紅茶派なの?さっき紅茶だったよね?」
「あ、うん。コーヒーは苦手で紅茶が大好き。色々な紅茶の種類を飲むのが楽しみかな」
「そうなんだね、じゃあコーヒーと紅茶も買おうか。ああ、色々ミックスされてれる、これなんかどお?」
「うわぁ、凄いコレ!色んな種類が入ってるティーバッグセット!」
「ふふっ、じゃあコレね」
「えっ、でもっ、ちょっとお高い・・・」
「気にしないでよ、俺もたまに飲むし」
コーヒーと紅茶がカゴに追加された後、ティースプーンとお砂糖・ミルクもカゴに入った。
「ジュリアちゃんとデート楽しいなぁ。また買い物しに来ようね?」
「で、デートっ!」
「うん?デートだね?ああ、手も繋いじゃう?ふふっ、ジュリアちゃんの手、ちいさいね」
カゴを持ってない手で、キュッと手を繋がれてしまう。
はうっ、ラルク様!!
心臓に悪いので、手を離して下さいっ!!
「うわぁ!ケーキもボリュームたっぷり!ベリーソースもたっぷりっ」
ふわっふわなシフォンケーキに生クリームやアイスクリーム、ソレにたっぷりのベリーソースを付けて食べると、思わず微笑んでしまう位に美味しい。
「ふふっ、ジュリアちゃんクリーム付いてるよ?」
「えっ!?」
恥ずかしいっ、と思っているとラルク様の指がジュリアの唇の横を拭い、クリームを取ってくれるが、ラルク様は指についたクリームをペロリと舐める。
うわぁ!口のはしについたクリーム舐めるって・・・。
「間接キスみたいなもんだね?」
ラルク様に微笑みながら言われ、ドキドキしてしまう。
「ジュリアちゃん、顔赤いよ?」
「ご飯食べたら暑くなってきたんですっ」
苦しい言い訳をすると、またラルク様は笑っていた。
昼食をご馳走になり、キッチン雑貨のお店に向かう。スタイリッシュなコーナーと可愛いお花のモチーフコーナー、シンプルコーナーなどゾーン分けされていて、好みのモノが選びやすく配置されている。
「ラルク様の好きなタイプはどんなのですか?」
「う~ん、スタイリッシュなのもいいけど、飽きないのはシンプルだよね~?ああ、定番って書いてあるから、もしマグカップを割ってしまっても追加で同じモノが買えるんだね。ジュリアちゃんはどんなのが好きなの?」
ラルク様はマグカップ6個とシンプルなヤカン一つをカゴに入れた。
「私はお花モチーフなのが好きかな?可愛い柄が沢山で楽しいし。使うのも楽しくなっちゃう」
「ちなみに、どれか気に入ってるのある?」
「この薔薇の可愛いけど、一応マグカップは一つあるし。う~ん悩む」
使えるのがあるのに買うのは贅沢かなぁ。そう思っているとラルク様は、カゴにそのマグカップを2個入れる。
「えっ!?」
「一つはジュリアちゃんの部屋用で、一つは掃除の後で飲む用にね?ジュリアちゃんは紅茶派なの?さっき紅茶だったよね?」
「あ、うん。コーヒーは苦手で紅茶が大好き。色々な紅茶の種類を飲むのが楽しみかな」
「そうなんだね、じゃあコーヒーと紅茶も買おうか。ああ、色々ミックスされてれる、これなんかどお?」
「うわぁ、凄いコレ!色んな種類が入ってるティーバッグセット!」
「ふふっ、じゃあコレね」
「えっ、でもっ、ちょっとお高い・・・」
「気にしないでよ、俺もたまに飲むし」
コーヒーと紅茶がカゴに追加された後、ティースプーンとお砂糖・ミルクもカゴに入った。
「ジュリアちゃんとデート楽しいなぁ。また買い物しに来ようね?」
「で、デートっ!」
「うん?デートだね?ああ、手も繋いじゃう?ふふっ、ジュリアちゃんの手、ちいさいね」
カゴを持ってない手で、キュッと手を繋がれてしまう。
はうっ、ラルク様!!
心臓に悪いので、手を離して下さいっ!!
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