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第97話(改訂版)
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《報告》
以前のものが納得のいくものではないなと思ったため、改訂させていただきました。
途中までは改訂前と同じ内容です。
# # 本編 # #
隠しボスを倒した僕らは、モンスターの被害が少ない場所へと向かって少し休憩していた。
巨大モンスターから街を救った英雄としてちやほやされるなんてことはなく、稀有なものを見るような視線の雨を浴び続けている。
「流石に暴れすぎちゃったのかなぁ……」
「わたしたちが助けてなかったらどーせ街が崩壊してたと思うし、気に病むことじゃないと思う」
「悪役をしていたら後ろ指を刺されることなんてザラよ。慣れるが吉ね!」
一番傷つきそうだなと予想していた彩芭さんはけろっとしており、ようやく悪役のボスらしさ度が少し上がった気がした。だが、未だにマイナスである。
日陰で休憩がてら雑談していたのだが、この街の住民らしき人が僕らに駆け寄ってきた。その顔は青く、何かに怯えているように見える。
「あ、あの、もしかして新しく現実世界から来た人ですか……?」
「? はい! 今日ここに来ました!!」
僕がそう返答するや否や、元より青ざめていた顔からさらに血が引いていった。
そして、僕の方をガシッと掴んで大きくゆすり始める。
「は、早くこの世界から出て行きなさい! 今すぐに!! 早く!!」
「え、ちょ、どうしたんですかいきなり!?」
「早く出ないとアイツに見つかっ――」
『――おや、新たな来訪者が来ていたとは。歓迎会を開かなければなりませんね』
突如、横から謎の声が聞こえてきた。
その声の主は黒いスーツに身を包み、首から上は黒い靄が溢れ出している。そして、顔らしき場所に左半分だけの頭蓋骨のお面をつけていた。
◆異形頭キターー!!
◆見た目いかしてるなぁ
◆黒スーツ+異形頭は私の癖であるッ!
◆でもちょっと怖くね?
◆なんだァ? この頭蓋骨半分野郎は
◆ってかさっきの住民なんだったん?
◆不穏だったけどな
◆もしかしてコイツがそうなんじゃ……
「……誰、あんた」
ルハは腰に携えている刀に手を添え、警戒しながらその男性(?)に質問する。
『おっと、これは失敬。自己紹介がまだでしたね。私は〝知の探求者〟。この空論の迷宮を破壊するために作られたコンピューターウイルスのような存在でした』
「…………」
彩芭さんは無言で僕の前に立ち、守ろうとしてくれているらしい。
先ほどの住民の不穏な発言はもちろん、明らかに怪しい見た目をしているため全力で警戒をしている。
『そう警戒しないで頂きたい。私はただ、皆さんのことをよく知り、交流を深めたいだけなのです』
「あら、そうなのね。それにしては、随分待ちの方々からは怖がられているらしいけれど……そこはどうなのかしら?」
『……まだまだ私も未熟者で、ニンゲンのことは完全に理解できていません。なので、叡智の塊であるニンゲンを知りたいのですよ』
ピロソピアという人の一挙手一投足が怪しい。
しかも、何故だか生命の危機的状況に置かれているような緊張感がこの空間に走っていた。
『今日はニンゲンの感情について学びたく、この街をモンスターに襲わせていたはずですが……どうやらあなた方が倒してしまったようですね』
「……あなたがやったんですね」
◆ガチアウトロー出てきちまった……!!
◆紳士的雰囲気が不気味やなぁ
◆知的好奇心を持った化け物かよ
◆そいつぁ海外のとある国が作った高知能コンピューターウイルスだぜ。今はこのダンジョンのイレギュラーとして好き勝手してるってよ
◆↑情報サンガツ!
◆ウイルスがダンジョンに感化されたとか?
◆そんなこと有り得るのか……?
◆なんにせよ厄介そうだな
『あなたがサクたんですか。フフフ……〝動物に好かれまくる体質〟には大変興味がありましてね。色々と検証させていただきたいのですよ』
そう言うと同時に、黒い煙がピロソピアの全身を包み込み始める。
一体全体、何を検証しようとしているのか。不安で固唾を飲んで警戒をしていた。しばらく経つと目の前の黒い煙の渦が晴れて、とうとう姿を現わしたのだが……。
「ふむ。模倣は大方成功のようですね」
「えっ!? ぼ、僕がいるよ!!?」
一瞬鏡を見ているのかと錯覚するくらい、ほぼ完璧な見た目をしている僕がそこにはいたのだ。
ただ、喋り方や僕がしないような悪い顔、他には右目から吹き出る黒い靄などで区別ができた。悔しいけど少しかっこいい。
「わたしのさくたんを侮辱するな……!!」
「卑劣な真似ね! や、やっつけちゃうわよ!? ……このルハが」
「ラプソディー、わたしがあんたに従うわけがない。喧しいから黙ってて」
「ひぇえん……!」
僕の体を模倣し、何をしようとしているのかと不安になりながら見つめていると、突然膝をついて苦しみ始めた。
「なっ!? こ、この身体――あまりにも貧弱すぎる……!!」
「えっ」
「このミジンコのような矮小なクソザコステータスで、なぜ今の今まで生きながらえていたのですか! フフフ……今にも消えそうな風前の灯の擬人化と言ったところでしょうか。面白い!!」
「えぇ……」
◆ファーーwwww
◆流石に草
◆何がしたいんやコイツ……
◆敵がコピーしたと思ったら超弱体化したw
◆見た目はかっこかわいいのに
◆サクたんをコピーするには覚悟が必要なのか
◆ボロクソ言われてますやん!
◆Q.なぜ生きてる? A.幻獣なSPと自前の運
◆高性能ウイルスからの的確な雑魚認定
◆まぁ元気出せよ^^
◆これもサクたんの策略か!?w
……敵を弱体化させることに成功したんだけど、僕の尊厳も比例してゴリゴリと削られていってる気がするんだけど……。
しょんぼりとした顔で偽物の僕を見下ろすが、優越感とかは微塵もなかった。
「この貧弱ステータスを代償にその体質を得たのならば納得です」
「……あの、足が生まれたての子鹿みたいにプルプル震えてますよ」
「……えぇ、わかっております。オリジナルはこんなもやしのような足でよく立って歩けますね。私でもまだ慣れません。流石です」
「え、そうですか~? えへへ~♪」
いきなり褒めれて素直に喜んでしまったが、ルハに肘で小突かれてハッと我に返る。
「ねぇさくたん、ほぼ完全に模倣されてるならさ――」
「……! た、確かにそれなら無力化できそうだね。ちょっと嫌だけど……」
「え、なになに? 今から何するのかしら!?」
ルハからとある作戦を聞き、僕らはとある物を買いに向かった。
幸いにもピロソピアは足がガクガクしているし、僕の身体に興味津々で動けなさそうなので、急いで調達をする。
数分後、僕らはルハのスキルによってとある物に変身し、両手にとある物を持ちながらピロソピアを囲んだ。
「僕を完全再現してるなら苦手ですよねぇ。忌々しいこの――ピーマンが!!!」
三人全員がかのムキムキピーマンのような姿に変身しており、両手にピーマンを持ってカバディのようにシャカシャカと動いている。
ピロソピアが僕に変身して弱体化しているが、依然として強さは未知数。なので、ピーマンで戦意をなくして穏便に解決しようという考えで生まれた作戦だ。
◆な、なんだこれは(大困惑)
◆ピーマンがカバディしてる。それ以上でも以下でもねぇ!!
◆一瞬脳みそが止まったww
◆イ ン フ ル の 時 に 見 る 夢
◆※本人たちは真剣にやってます(多分)
◆ラスボスっぽいやつの対抗手段がコレ!?w
◆サクたんの配信はだいたいギャグになんだからしゃあなしよ
「フフフ、その緑黄色野菜ごときでこの私が動揺するとお思いで? そんな……野菜、ごときに……」
発言からして作戦は失敗したかと思われた。
しかし、次第にピロソピアの顔が青ざめてゆき、ニヤニヤしていた表情が歪み始める。そして終いには、目尻に煌めくものが見え始めた。
それを見逃さなかった僕らは、一気に攻める。
「ピーマン!」
「ひっ!」
「ピマァン?」
「ひぃぃ!!」
「ピーーマーーン!!」
「ひぇえええええ!!!」
先程までの紳士的な態度は消え失せ、ついに泣き喚きながら逃走を始めるピロソピア。
内心はとても複雑な気持ちだが、作戦は順調に進み始めるのであった。
以前のものが納得のいくものではないなと思ったため、改訂させていただきました。
途中までは改訂前と同じ内容です。
# # 本編 # #
隠しボスを倒した僕らは、モンスターの被害が少ない場所へと向かって少し休憩していた。
巨大モンスターから街を救った英雄としてちやほやされるなんてことはなく、稀有なものを見るような視線の雨を浴び続けている。
「流石に暴れすぎちゃったのかなぁ……」
「わたしたちが助けてなかったらどーせ街が崩壊してたと思うし、気に病むことじゃないと思う」
「悪役をしていたら後ろ指を刺されることなんてザラよ。慣れるが吉ね!」
一番傷つきそうだなと予想していた彩芭さんはけろっとしており、ようやく悪役のボスらしさ度が少し上がった気がした。だが、未だにマイナスである。
日陰で休憩がてら雑談していたのだが、この街の住民らしき人が僕らに駆け寄ってきた。その顔は青く、何かに怯えているように見える。
「あ、あの、もしかして新しく現実世界から来た人ですか……?」
「? はい! 今日ここに来ました!!」
僕がそう返答するや否や、元より青ざめていた顔からさらに血が引いていった。
そして、僕の方をガシッと掴んで大きくゆすり始める。
「は、早くこの世界から出て行きなさい! 今すぐに!! 早く!!」
「え、ちょ、どうしたんですかいきなり!?」
「早く出ないとアイツに見つかっ――」
『――おや、新たな来訪者が来ていたとは。歓迎会を開かなければなりませんね』
突如、横から謎の声が聞こえてきた。
その声の主は黒いスーツに身を包み、首から上は黒い靄が溢れ出している。そして、顔らしき場所に左半分だけの頭蓋骨のお面をつけていた。
◆異形頭キターー!!
◆見た目いかしてるなぁ
◆黒スーツ+異形頭は私の癖であるッ!
◆でもちょっと怖くね?
◆なんだァ? この頭蓋骨半分野郎は
◆ってかさっきの住民なんだったん?
◆不穏だったけどな
◆もしかしてコイツがそうなんじゃ……
「……誰、あんた」
ルハは腰に携えている刀に手を添え、警戒しながらその男性(?)に質問する。
『おっと、これは失敬。自己紹介がまだでしたね。私は〝知の探求者〟。この空論の迷宮を破壊するために作られたコンピューターウイルスのような存在でした』
「…………」
彩芭さんは無言で僕の前に立ち、守ろうとしてくれているらしい。
先ほどの住民の不穏な発言はもちろん、明らかに怪しい見た目をしているため全力で警戒をしている。
『そう警戒しないで頂きたい。私はただ、皆さんのことをよく知り、交流を深めたいだけなのです』
「あら、そうなのね。それにしては、随分待ちの方々からは怖がられているらしいけれど……そこはどうなのかしら?」
『……まだまだ私も未熟者で、ニンゲンのことは完全に理解できていません。なので、叡智の塊であるニンゲンを知りたいのですよ』
ピロソピアという人の一挙手一投足が怪しい。
しかも、何故だか生命の危機的状況に置かれているような緊張感がこの空間に走っていた。
『今日はニンゲンの感情について学びたく、この街をモンスターに襲わせていたはずですが……どうやらあなた方が倒してしまったようですね』
「……あなたがやったんですね」
◆ガチアウトロー出てきちまった……!!
◆紳士的雰囲気が不気味やなぁ
◆知的好奇心を持った化け物かよ
◆そいつぁ海外のとある国が作った高知能コンピューターウイルスだぜ。今はこのダンジョンのイレギュラーとして好き勝手してるってよ
◆↑情報サンガツ!
◆ウイルスがダンジョンに感化されたとか?
◆そんなこと有り得るのか……?
◆なんにせよ厄介そうだな
『あなたがサクたんですか。フフフ……〝動物に好かれまくる体質〟には大変興味がありましてね。色々と検証させていただきたいのですよ』
そう言うと同時に、黒い煙がピロソピアの全身を包み込み始める。
一体全体、何を検証しようとしているのか。不安で固唾を飲んで警戒をしていた。しばらく経つと目の前の黒い煙の渦が晴れて、とうとう姿を現わしたのだが……。
「ふむ。模倣は大方成功のようですね」
「えっ!? ぼ、僕がいるよ!!?」
一瞬鏡を見ているのかと錯覚するくらい、ほぼ完璧な見た目をしている僕がそこにはいたのだ。
ただ、喋り方や僕がしないような悪い顔、他には右目から吹き出る黒い靄などで区別ができた。悔しいけど少しかっこいい。
「わたしのさくたんを侮辱するな……!!」
「卑劣な真似ね! や、やっつけちゃうわよ!? ……このルハが」
「ラプソディー、わたしがあんたに従うわけがない。喧しいから黙ってて」
「ひぇえん……!」
僕の体を模倣し、何をしようとしているのかと不安になりながら見つめていると、突然膝をついて苦しみ始めた。
「なっ!? こ、この身体――あまりにも貧弱すぎる……!!」
「えっ」
「このミジンコのような矮小なクソザコステータスで、なぜ今の今まで生きながらえていたのですか! フフフ……今にも消えそうな風前の灯の擬人化と言ったところでしょうか。面白い!!」
「えぇ……」
◆ファーーwwww
◆流石に草
◆何がしたいんやコイツ……
◆敵がコピーしたと思ったら超弱体化したw
◆見た目はかっこかわいいのに
◆サクたんをコピーするには覚悟が必要なのか
◆ボロクソ言われてますやん!
◆Q.なぜ生きてる? A.幻獣なSPと自前の運
◆高性能ウイルスからの的確な雑魚認定
◆まぁ元気出せよ^^
◆これもサクたんの策略か!?w
……敵を弱体化させることに成功したんだけど、僕の尊厳も比例してゴリゴリと削られていってる気がするんだけど……。
しょんぼりとした顔で偽物の僕を見下ろすが、優越感とかは微塵もなかった。
「この貧弱ステータスを代償にその体質を得たのならば納得です」
「……あの、足が生まれたての子鹿みたいにプルプル震えてますよ」
「……えぇ、わかっております。オリジナルはこんなもやしのような足でよく立って歩けますね。私でもまだ慣れません。流石です」
「え、そうですか~? えへへ~♪」
いきなり褒めれて素直に喜んでしまったが、ルハに肘で小突かれてハッと我に返る。
「ねぇさくたん、ほぼ完全に模倣されてるならさ――」
「……! た、確かにそれなら無力化できそうだね。ちょっと嫌だけど……」
「え、なになに? 今から何するのかしら!?」
ルハからとある作戦を聞き、僕らはとある物を買いに向かった。
幸いにもピロソピアは足がガクガクしているし、僕の身体に興味津々で動けなさそうなので、急いで調達をする。
数分後、僕らはルハのスキルによってとある物に変身し、両手にとある物を持ちながらピロソピアを囲んだ。
「僕を完全再現してるなら苦手ですよねぇ。忌々しいこの――ピーマンが!!!」
三人全員がかのムキムキピーマンのような姿に変身しており、両手にピーマンを持ってカバディのようにシャカシャカと動いている。
ピロソピアが僕に変身して弱体化しているが、依然として強さは未知数。なので、ピーマンで戦意をなくして穏便に解決しようという考えで生まれた作戦だ。
◆な、なんだこれは(大困惑)
◆ピーマンがカバディしてる。それ以上でも以下でもねぇ!!
◆一瞬脳みそが止まったww
◆イ ン フ ル の 時 に 見 る 夢
◆※本人たちは真剣にやってます(多分)
◆ラスボスっぽいやつの対抗手段がコレ!?w
◆サクたんの配信はだいたいギャグになんだからしゃあなしよ
「フフフ、その緑黄色野菜ごときでこの私が動揺するとお思いで? そんな……野菜、ごときに……」
発言からして作戦は失敗したかと思われた。
しかし、次第にピロソピアの顔が青ざめてゆき、ニヤニヤしていた表情が歪み始める。そして終いには、目尻に煌めくものが見え始めた。
それを見逃さなかった僕らは、一気に攻める。
「ピーマン!」
「ひっ!」
「ピマァン?」
「ひぃぃ!!」
「ピーーマーーン!!」
「ひぇえええええ!!!」
先程までの紳士的な態度は消え失せ、ついに泣き喚きながら逃走を始めるピロソピア。
内心はとても複雑な気持ちだが、作戦は順調に進み始めるのであった。
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