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クーラー様
しおりを挟むある世界があった。
その世界では、人々がのんびりと過ごして居た。
だが、神はそれを見て心配になった。
どれだけ立っても科学、文明が進歩しないのである。
それはある意味で平和であるというポジティブな見方もできるが、しかし親でいうところのひとりだちしない子供みたいな心配があったのだ。
というわけで、神は、炎、氷、土、風の四大天使を作った。そしてそれらに人を導くよういったのだ。
そして、とある地方に、氷の天使が降りてきた。
氷の天使は魔法で豪邸を立て、村人を全員よんだ。
「というわけで、わしがこの村を収めることにした。」
「ありがたやありがたや。
彼らの目は輝いていた。
「ふむ。では明日指示を出す。今日のところは下がってよいぞ。
「・・はい
そういうと村人は残念そうに帰っていった。
「ふむ、わしといるのがそんなに嬉しそうじゃな。
そう言って、次の日も同じように集めて指示を出していった。
だが、、彼らは打ち解けるにつれ、天使の豪邸に使用人として住みつくようになった。
いや、というか、タダ働きでもいいからここに居させてくれというものまでいたのだ。
「信仰心が篤くて結構じゃ!」
だが、、その態度が続くのも、魔法というものを手にしてからだった。
それからというもの使用人がひにひに減っていったのである。
「貴様ら、最近わしに冷たくないか?
「いえ、そんなことないです!!天子様はとても冷たいお方ですよ!!
「・・・???」
うまく話がかみ合わないが、こういうことだった。
この地方は地軸などの関係でとても暑いのだった。
そして氷の天使の周囲はとても冷たくなるのである。
つまり・・
「申し訳ありません!!裏でクーラー様と呼んでおりました!!」
「ガーン」
信仰心があるわけでなく、涼んでいただけなのだった。
魔法で冷やすことができるようになってからは、それも必要なくなったのだが。
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