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跳びたい
しおりを挟む空を自由に飛びたい。
飛行機は、細かい調整や整備あってこそ実現できるものだ。
だが、その世界は、人の重さは軽いのだ。重力が弱いのか、それとも重さ自体が小さいのか、あるいは別の要因か。
そのおかげで、月面の歩きのように、ふわっと上がるのである。
そして、ある日、あるものが、自作の翼を付けて窓から飛び出したのだ。
「や、やめろ!!」
重力が小さいとはいえ、まったくないわけではない。
よって、高いところから落ちたら危険というのが今の常識だった。
だが、翼を付けてとびたつことによって、パラシュートやグライダーの要領で飛行することができるようになったのだ。
「俺は飛んでるぞー!!」
「すごい・・!」
これが、飛行文明の始まりである。
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