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●●ないと出られない部屋。

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 ●●しないと出られない部屋。

「はっ!!」

 気が付くと、僕は牢獄の中にいた。

 天井はのっぺりとしている。周囲にはたくさんの人がいた。

 どうやら周囲の様子を聞くに、ここにはいくつかのルールがあるらしい。

「ここから出るためには、ポイントをためなければならない。
 ポイントが一定以上になると自動的に外に出られる。
 そしてそれをためる方法だが・・」

 色々あった。それはもう色々と。自動でもたまるらしいが、それはもうたくさんあったので紙に書いてもらった。

 そして、それ以外にもルールがあるらしい。

「ルールというか、、、ここで平穏に過ごすための方法だ。
 なに?それよりも外に出たいって?
 いや、待て。それも確かに一つの手だが、見てみろよあいつらを」

 指さす方向に、何やら見ただけで異常を感じる集団がいた。

「あれは?」

「些細なことにシウトメのように掴みかかってくるやべー奴らだ。哲学的ゾンビと呼んでいる。
 あいつらに絡まれないために、いくつかルールがあるんだ。」

 そして、それは牢獄の中にある個室で、一日一定時間、リスニングと書き込みを行うらしい。

 たまに聞いていたがテストされる。そしてそのテストの点数によって、さらに別のエリアに分けられるらしい。

 点数が良いと、よりランクの高いエリアに区分けされる。ランクが高いとやべー奴らに絡まれづらくなる。ランクが低いと大変だ。精神を削られる。

 そしてさらにこの牢獄で流用している通貨も、ランクが高いと多く支給されるらしい。

 そうしてポイントをためていくことが基本ルール。

 さて、ここで問題です。この牢獄の正体とは?

 正解は、、あなたがいる世界です。
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