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勝利を確信した女騎士団、団長はその時点で敗北しているっ!

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「ふへへー!ぺろぺろーっ!」

「くっ、、ころ」

 俺は女騎士の臭い足をなめさせられつつ、別の騎士に足をなめられているのだった、、。

 なんたる侮辱!なんたる猥雑か!

 
 先程から不可視の速攻のような風魔法を使っているにも関わらず、彼女たちはそれらに反応して来るのだ。遠距離から風魔法を飛ばしつつ、背後からの攻撃でも対処してくるのである。

 おそらく魔法探知的な感覚があるのに加えて、反射的に反撃する鍛錬を積んでいるのであろう。このコンボを返せるやつがいるとは、、ぐぬぬ。

 そして最も恐ろしいのはこいつらはレズなのだ、、

 俺のセクシーなからだの部位をなめない限り投了を認めないのである。

 俺がレズ騎士たちをなめなければ延々となめられることになるのだ。なんたる苦痛の時間、、!俺はノンケなのに、、!

 だが不幸中の幸いなのかどうか知らないが、何故かおっぱいや股間などの局部を指定されない。指定されるのは太ももとか腹とか当たり障りのない部位。

 こいつらのむらむら度数ならばおっぱいを指定されても不思議ではないのだが、しかしその理由は

「ふふふ、、おめえら、、分かってるな、、?」

 とばかりに自分の取り分をオーラで出張する女騎士団、団長レーズンの仕業だろう。皆彼女に遠慮しているのだ。一番エロい部位はレイズンのために残しているのである、、!

 そして、俺は脇股間乳などのメインディッシュを残し恥部なし芳一並に全身をぺろられたのである。、、くっ!


 そして、地獄のような時間のあと、最後に控えるのは、、

「ふふふ、!、、SEX!」

 変態レズ職権乱用教師、女騎士団団長リリィレイズンである。
 
「さあ、始めようか。初夜というなの、肉弾稽古(ダンシングオールナイト)を」

 そして、お互い剣を構える!。

 そう、俺は瞬間的に脳裏でこれまでの女騎士との戦いを振り返っていた。

 そう、全員避けるのは初手はなんとかできる。こちらはスピードタイプなのだ。しかし問題はその後の連撃だ。

 ソードなどの得物を持って戦う場合、重要になってくるのが攻撃範囲、つまり獲物の長さだ。

 しかし彼女たちは刃物に魔力を纏って攻撃してくるのである。

 そう、初めて見た時は驚いた。属性エンチャント。それが女騎士団として共通スキルなのだろう。風の時は素早く、雷の時は瞬発的に、火の時は力強く。基本的に攻撃ダメージはアップしている。普通に飛ばすよりも得物という芯があるぶん魔法に圧倒的な重さがあるのだ。

 そして最もやっかいなのが、当たり判定。風は直撃しなくとも肌を薄く切り裂くし、雷はパチパチするし、火は熱い。そう、例え鍔迫り合いであっても、まるで纏う魔力が実態を持った武器となって襲いかかるのだ。それはつまり得物の長さが一定でないということである。疲労度を上げてゆくのだった。

 当たらないよう全力で避け、当たらずとも地味にダメージが続く。もしここが安全装置つきでなければ既に満身創痍だっただろう。

 それに加え、相手の女騎士は全員全力を出していない。ナメプであるということを読み取っていた。
 主な理由はレイズンが楽しめるだけの余地を作ることだろう。

 向かい合うレイズンはまだ魔法剣を発動していないとはいえ、これまでの女騎士とは比べ物にならない強者オーラを放っている。それだけでも辛いのにその上こちらを眺めて

「ふひひ、、」

「ひぇっ、、」

 変態的な想像をしているのか、気持ち悪い笑みを浮かべる。それに対し俺は怯えたように聞こえる叫びを上げた。

 全身から感じるれずオーラ。確かに変態とはいえ強い。これまでの女騎士はナメプをしていたが、こいつはそんな気配が一切しない。

 そして負ければ即ち、、死。

 肉体的な意味ではなく、恥部をなめられるという精神的な心情的な死なのだ。これは男の子を性対象とする俺にとって苦痛以外の何者でもない。

「ふふふ、、では行くぞ!そしてひとついっておくがこの試合、私が勝ったら貴様の処女をもらう!」

「ふぇっ、、!?」

 そんな恐ろしいことを言いながら一分の好きもなく前進するレイズン、そして俺は「ふえええ、、!」と言いながら腰をガタガタするのみ、、、

 と言う『演技』をしていた。
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