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くま集団を助けに来た助っ人冒険者三人との作戦!そして忍び寄るチート!アンド変態と若干二名!

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 門番に俺のことを分かって通してもらえるかなー?と思っていた。ほら、俺の声は翻訳して伝わるらしいしな。それにこんなにいやらしい格好をしているし、少し多めに見てもらえるかと思ったのだ。

 しかし結果は惨敗、、ぐむむ。あれほど拒絶するなんて、、ピュアボーイじゃないんだからさーまったく。ちょっとくらいしゃぶってもいいじゃんよまったく。そういうやつに限って美味しそうなんだよなー。じゅるり。

 と、こんなことを考えている場合ではない。俺とこいつらくま一族は、周囲をドリアードとくま娘の刺客たちに囲まれているのである。俺だけなら自由に行き来できるのだがな。もうこうなったら穴でも掘って地下道でも作るか?いや、どうだろうな。風魔法でもそれは厳しくないか?せめて土魔法が使えればなー。

 と、俺が次の手を考えていたときだ。俺の耳がわずかな音をキャッチする。

「む?」

 何やら遠くの方で騒がしい音がなっていた。それに多少懐かしく思える雰囲気。

「あそこの方向は、たしか街のほうだな、、」

 俺は慎重に見つからないようにその方向に近づく。すると三人組がドリアードたちに応戦しているところが見て取れた。特にそのうちの一人は激しく闇の魔法で応戦している。

「うわー!やめてくれーっ!」

 そう言いながら魔法を放つが、対するモブドリアードは、

「そっちからやってきたんでしょうか!」

「なんなのこの女!いきなりレイプすなー!とないって攻撃してきて!」

「自意識過剰なのかしら!?してほしいの!?そういうこと!それはレズたちにいいなさいよ!私たちはくまのイチモツを食べに来たんだからっ!」

 パーティのほか二人も、ドリアードたちの猛攻を凌ぎながら

「サキさん落ち着いてください!彼女たちはちゃんと異性が好きなようですよ!?」

「おーっほっほっほ!やはり雑種は落ち着きがないですわねー!冷静になりなさいこの美しい私のようにー!」

 だが当の本人は、、

「そう言って油断させるつもりだろー?!」

 そう言ってドリアードたちを挑発し攻撃するのだ。何やってんだ、、?

「あいつら、、」

 どうやらドリアードとエンカウントしている。懐かしい面々だが、先日のことでサキが混乱しているようだな、、。

 そして俺は急いでそこに飛んでゆく。早くここから離れないとやばい。

 何故ならその音につられて各場所からドリアードとモンスターくまたちが集まっているのが上空から見えたからだ。きっとくまを見つけたのだと勘違いしているのだろう。早く移動しないと混戦必死だ。俺は接近してそいつらのすぐそこまで来た。

「おまえらっ!」

「うわっ!くま!」

「ちゃうちゃう。私だよ!」

 そう言って俺は恥部を露出させるが、「いや誰ですか」。どういう仕組みなのか知らないが、これでもまだ俺と分からないとはな。

「いやわかるりますけども!あなたでしょ!リドリーさん!」

「正解ー!」

「外見がそれとはいえ、空を飛行して人語を操るといえばあなたしかいないですからね」

「ザッツライト。まあそんなことよりもここから逃げるぞ」「ありがたい!」

 そして三人を連れて仮の拠点、くまの群れの場所まで戻る。ここまでくれば安心だ。

 出迎えに来たくまの注目が彼女たちに集まった。

「くまー!?この人たちだれくまー!?」

「女、、またレイプするくまー!?」

 それはそうと、こいつらオスのくまたちは、オークやくま娘、ドリアードの性的な襲撃により、人型の女に対して過剰反応するようになったのだ。主に拒絶的な意味で。

「女こわいくまっ!」

 そう三人を遠くから警戒して怯えている彼らに俺はジト目で言う。

「おいおい、俺も女なんだがな?」

「あっ!ジャスティスさんは別くまよ!?」

「ジャス子さんはぼくたちをビッチから守ってくれる良い女の子くま!」

「女を持って女を制すくま!」

 毒を持ってみたいな言い方だがそれだけトラウマになっているということなのだろう。それに対し彼女たちは「なんだよ、、失礼な連中だな、、」「私の美しさがわからないとは愚かですわねー!」などと不満げだが、、

 ふふふ。それにしても、彼らに対し女はくま種族以外俺しか近寄れない。これはもしかしてこれは俺以外の女になびかないということか?つまりこいつらにも既存のくま嫁がいるのだろうが、このメス嫌いが進めば、メスくまに対しても疑心暗鬼になり、夜な夜な溢れんばかりの性欲を満たしに俺のところに来るという展開が予想される、、!

 当初の計画とはまた別だがな。だがそういうのもあるのか!

 まさに全ての道は精子に通ず。まあそれは後のお楽しみにしておくとして、俺は三人に言った。

「ふふふ。そうだろうそうだろう。時に皆、こいつらをあの変態どもから逃がす手伝いをしてくれないか?」

「?」

 というわけで、俺はその理由を伝える。まあ俺が彼らの精子を独占しようとしている部分はぼかしてな?シマがなんか言うかもしれんし、サキにだけ伝わるように言う。

「そんなことがあったんですか、、」

「なんてやつらなんだ!師匠の精、、うふんふを横取りしようだなんて、、!」

「この美しくも寛大な私は報酬しだいでやってやらないこともないですわっ!」

 というわけで無事三人の協力も得た。ちなみにジエルは家が没落してじいやと二人暮しだからか、結構目ざといところがあった。まあ俺は基本精子飲料を飲んでいれば腹が減らないのでお金もあまり使わないからよいがな。

「そうだ。ほか二人も払える範囲なら払わんこともないぞ?」

「まったく、尊大な態度ですね。まあ貸し一つとしておきますよ」

「別に師匠の頼みならたいていのことはただでしてあげますよ!いつも世話になってますしね!」

「ちょっと!それでは私だがけちくさいみたいではないですかー!」

 ということでほか二人は別に報酬はいらないと言う。それなら良いのだが。

 まあともかく、次に俺は作戦を伝えたのだ。

「うおおおおおおお!!すごい作戦ですっ!こんな作戦思いつきませんでしたっ!」

「そうですか?結構基本だと思いますけど、、」

「おーっほっほっほ!私にかかればよゆーですわー!」

 この作戦は先ほどの彼女たちを見て思いついたものである。まあ詳しく言うと失敗フラグになりがちだから言わないが、そう難しいものではない。

 問題は俺一人では人手が足りないということだが、こいつら三人の戦力がいれば過剰でこそあれ不足ではない。

 そして俺はくまたちにも今の話をを皆に知らせるように言い、落ち着いたところで作戦開始したのだ。

ーー


 主にこの付近ではモンスターくまとドリアードたちが徘徊している。

 まあ当日の騒ぎは収まったものの、主に腕に自身のあるドリアードや、性に貪欲なドリアードたちだ。こいつらは暇なのである。寝ている以外はオナニーかレイプしかしていないのだ。何やら精子さえ飲めればあとは土や水だけで生きていけそうなのである。植物っぽいから光合成とかしているのだろうか?シマに聞いたらそうらしい。

 くま娘が放つ刺客、モンスタークマもちらほらいる。だが当初のほとんどが見つかり次第倒され装備を拔かれるので、今はほとんどがステルスクマだ。ドリアードもステルス持ちだからか完全なメタにはなってなきものの事態は安定している。

 自分が精子を飲みたいから膠着しているフシもある。つまりこいつらをうまく同士討ちさせれば包囲網から抜け出せるかもな。

 そう、最初の合図は叫び声だった。

「うわああああ!!くまー!(棒)」

 森のある地点で動物くまの叫び声が反響する。

「あの鳴き声は!?」「くまのものだー!」「「がるるるる!!」」

「くるなくまー!この変態痴女めくまー!」と棒演技したあと、俺の風魔法で共に移動する。

 するとその地点にわらわらとくまのちんぽを求めし者たちがホイホイおびきだされる。ふふふ。かかったな。狙い通りだ。

 そう、これは先程、彼女たちが大騒ぎして痴女を集めていたのを見て気がついた作戦だ。

 こいつらには競争意識がある。今争ってないのはくまたちが見つからないから争っても仕方がないという一時共闘的な意識からだ。

 だが、見つかった時点で彼女たちは互いに精子を競って取り合うライバル同士となる。ゆえにゾンビのように音を立てた場所にわらわらと集まってくる習性があるのだ。

 ふふふ。それを利用されているとも知らずにな。頭の中がエロいことばかりだとこうやって逆手に取られるのだ。まさに策士。俺は頭脳派の痴女でもあるということだ。

 だがこの作戦には一つの懸念事項がある。例える遠くに痴女たちを集合させても、くまたちが移動している最中に見つかってしまうかもしれないということだ。

 ゆえに俺以外の三人はくまたちを護衛する役目。俺と一匹のくまたちは囮として逃げ回っているうちに彼女たちが道を切り開いてくれよう。

 その作戦はうまくいくはずだった。そう、イレギュラーさえいなければ。

 そう、そいつは突然やってきた。

 以前くまと俺が彼女たちの気を引いている時である。

「くまー!こっちくまよー!こっちにおいしいぼくの精子が~!」

「、、、」

「ん?どうしたくま?なにか神妙な雰囲気くまね?ジャスティス?」 

 リアリティを出すためにと詐称して股間に顔を埋めていた俺がまゆを潜めていたのを感じ取ったのだろう。こいつはそう尋ねた。

「いや、、なにか今、凄まじいオーラの気配がしてな、、」

 そう、それは強者。俺はつい先日まで、普段から冒険者たちの見定めをしていたのである。そして弱い者から襲い少しばかりの精子をいただくのであるが、ゆえにわかるのだ。強者のAURAというやつが。

 そしてそのオーラの元、彼は森の前まで来ていた。

「さて。久々にいっちょモンスター退治と行きますかね」

 大量のポーションが入った大容量異次元袋をせおい、棍棒を肩に背負った筋肉モリモリマッチョマンが歩いていた。そいつは初めてあった頃よりかオーラが禍々しい。その時は全然よわいー!なのに、今では離れた場所からでもプレッシャーを感じるほどだった。筋肉モリモリとは言ってもその筋肉は前回よりも小ぶりであり、より実践向けだった。

 そう、奴は、サトュローは殲滅するつもりなのだ。モンスターを。

 それと同時にそれとはまた別の、一人の変態紳士とその仲間たちがここに向っているのだと誰か予想できよう?
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