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絶対革命球技?!技術革新の裏側に潜む闇(ビッグジャイアント編)

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 次は守り側である。本来なら投手は朱んが行くべきだが(能力的に)、今は重体でありとても投げられる体ではないので(捕手にはなるけど!)、今は私がやることになった。

「よーし!投げるぞー!」

 言っておくが俺の投げる力もヤバい。このくらいのボールなら、やすやすと相手の人体を破壊することが可能。まあしないけどこれ正々堂々としたスポーツだしな。まあでもデッドボールなら・・イイよね?いいかな?

 まあそれは最後の手段として俺は打者を見た。

 そいつは最初に目がついた、例のでかい奴だ。やはりきびきびとした動き。なんかもう現実感のない大きさである。俺たちの身長の十倍はあるだろうか?なんかまるででかさを感じさせない動きだ。普通でかいとゆっくりになるはずなのに。まるで通常の大きさが拡大されたような感覚だ。

 と思ったら、、その感想はあながち間違いではないらしい。

 ほかのプレイヤーから普通の彼からすればつまようじサイズのバットを受け取った瞬間。

ずもも。「!?」

 バッドが彼の体の大きさに合わせるようにデカくなったのだ。これにはびっくり。


「俺の能力、触ったものを一定時間大きくする能力・・」

 デカい奴が丁寧に言う。

そうか、あの身のこなしの速度・・あれは能力で大きくしているだけだけらなのか。

 だがそれでは腑に落ちないことが一つある。

 なぜ彼は【全裸】なのだろうか。服もサイズに合わせて大きくなるはずなのに・・ッ!
 その疑問は、

「大きくなるサイズにはばらつきがある。ぶかぶかになったりキツキツになったりする・・。だからスポーツとか体を動かすのには向かない・・!!」

 との発言で解消された。大丈夫。彼の大事な部分も画像処理プログラムが修正してくれるだろう。だがこれによって変態どもが興奮して彼の人気が上がることはすでに確定した。というか裸のやつこれで二人目かよ・・くそっ!俺も裸になっておけばよかったっ!!前回のソニックブームとかで!!

 まあいい。それは手の空いた時にヌードになれば済むことなのだ。そうだ。ヌードとヌードルをかけた前衛的美的センス持ち写真を撮ってそれをインスタグラムにというこうすれば私も人気が出るかもしれない・・ふふ、官能的肉体にダジャレが合わさればそのシュール且つシリアスな芸術性が評価されてさらにちやほやされることは間違いなしであろう。

 まあそれはいいんだ。ともかくスポーツと裸は相性が良いということなのだ。競泳水着とかもVラインなのは動きやすくするからだけなのだからな。ともあれデカい彼もそういうことなのである。決して不健全な気持ちからではないのだ。

「でも、俺、普通は伸縮性のタイツ着る。今裸なのは見られて気持ちいいから・;・ッ!!はぁはぁ」

ふふ、不健全な気持ちだったな。このままだと私にも伝染しそうなのでとにかく話が進まないので投げるぞっ!


「うおらっ!」
俺は投球の瞬間、毎日のオナニーなどで鍛え上げられた指の動き。そして手首のスナップ、腰の動き体感の動きなどを複雑に絡め合いつつも豊穣に動き出し、特殊な回転を加えたっ!!


ぐにゃにゃんやにゃにゃnyなにゃんやん!!

まるでボールが意志を持っているというか、まるでマウスでぐしゃぐしゃにしたみたいな、バグ業みたいな軌道でもってして確実にストライクゾーンに近づいてゆく!!もらったこの勝負・・・ッ!って


「うつ!!」「ぐっ!」

だがそんな軌道など、何の意味もなかったのだ。

そう相手のバットの大きさであるその大きさはストライクぞーーんをやすやすと超えていた。どんなに複雑な軌道であっても、最終的にはストライクゾーンに入らなければいけない。つまり逆に考えればそこに振れば当たるのである。

「しまった・・!!相手のバットの大きさを全く考慮していな・・・・」「にやり」「とでも思ったのか?」「!?」


そう、私の特殊能力は、M×M(マイティ、マイティ)、今考えたこの特殊能力は全ての能力を底上げするという特徴のないのが特徴の能力。つまりテクニックではなくパワーも・・

「底上げしている!!つまり今投げたボールはその程度の厚さの木のバットをやすやす貫く針よ!!」

そうなのだ。私の投球は普通に投げてもバットが折れるように投げている。そのほうが簡単にストライク取れるからな。まあキャッチャーは確実に死ぬがそんなこと些細な問題なのである。そしてそのことを前提に、なんか色々回転とか工夫してたらこんな感じになったのだ。つまり変化球は完全なるお遊び!!もといブラフ!!本命はこの馬鹿力よ!!

「と、でも思った・・のか?」「!?」

かきーん!!

なん・・だと・・?
普通に返された・・だと?!


そう、それだけではない。その現象を説明することによってバットが破壊されなかった理由を説明することは簡単だ。

ボールが巨大化したのである。

「そうかッ!俺の投球がバットを破壊するのは表面積に比べてパワーが大きいから!しかし表面積を巨大化で大きくしてしまえばその分パワーが分散するから・・!!」

「うちかえせる・・!!」

そしてそれだけではない。

「それだけではないぞっ!!バーテックス!!」
「!?」

全身を包帯で巻いて下半身など大事な部分は丸出しの朱んが叫んだ。
 そう、この高レベルの露出狂の言う通り巨大なボールがこちらに向かってくるのである。シンプルな露出狂が投げたボールだ。

「まさかこれは・・!!」「これ、俺の秘儀。不慮の衝突(フィジカルブロークン)!!!」

 まさか前回のソニックブームに続き今度はこんな物理攻撃まで!!

「これ、立派なスポーツ。攻撃いけない。でも、不慮の事故なら・・にやり」
「くっ!!こいつ・・!」

絶対わざとだー!!でも私はどうせ却下されるので、いちいち審判に抗議したりしない。そういうパターンあるでしょ?それに・・私にはこの程度の逆境。余裕で返せるだけの美しさがあるっ!!

「ううぉおおおお!!!テツザンコウ!!」

俺は背中とかによって力を受け流すようにボールに接する!!斜めに受け流すとともにそのまま回転によりダメージを最小限に!!
そしてその変化した軌道の先に朱んが!!朱んは再びダメージ!!「ごふっ!!」

「この程度、攻撃(あいさつ)になると思った?だがあめぇよ。だがその甘さ嫌いじゃめふっ」

俺はその次に跳んできた巨大バットに直撃した。

「二段構え(ヒヤリハット)・・・ッ!!」

くそがっ・・・!!こんなん・・・!!戦争だろが・・・!!そう、戦争なのだ。
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