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ハルトのお仕事
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ここ、『アトラスの酒場』は宿屋でもあるのだが、メインは地下の酒場。
豊富な種類の酒と、店主の作り出す多国籍の料理、少し薄暗い隠れ家的な雰囲気が、常連たちの心を掴んで離さない。
まず、紹介制であることで変な客は弾かれ、客同士の諍いや横暴な客は入れない安心感。
紹介権を持つのは店にある程度貢献して、かつ、問題行動のない上客に限る。
そんなところで働ける僕は、平民にしてはけっこう稼いでいる方だと思う。
もう一つの大きな特徴は――お触りオーケーと言う所だろう。それどころか、店員へのそういう注文は高額とはいえお金さえ払えば触り放題である。
僕は愛想は良い方ではない。ハッキリ言って最悪の方だろうが、ミルクティーのような薄いベージュの髪やくりっとした翡翠の瞳、どれだけ焼いても黒くなるどころかシミひとつ出来ない真っ白な柔肌。筋肉のつかない――一応筋トレとかで鍛えてはいるのだが一向につかない――柔らかい身体が人気らしい。理解出来ないけど。
僕の他にも可愛らしい小柄な少年たちが働いているが、一番人気は、恐れ多くも、僕なので、色々融通をきかせてもらっている。
例えば、賄いがゴージャスとか。
例えば、制服が最上級とか。
例えば、開店後2時間はホールに集中出来るとか。その間は他の少年たちが触られ放題だから、僕が頑張らねばお店が回らない。
両手で足りない分は、僕が唯一得意とする水の魔術で、水盆に乗せて運ぶ。これで数人分の働きが出来る代わりに、ものすごく頭を使うので2時間が限界なのだ。
「ハルト」
「いらっしゃいませ……なんだカイルか」
僕はまた常連を出迎えた。開店後2時間経ってからぽつぽつと来る客は、大体僕が目当てらしい。
「ちげーだろ?」
身体にフィットした彼の服は、鍛え上げられた筋肉をより魅力的に見せている。結構、カイルは僕の好みドンピシャである。
短く明るい赤い髪も、琥珀色の瞳も、整った顔も、本来こんな所に遊びにくるような身分ではなさそうなのに。
「……はいはい、ごしゅじんサマ?」
僕は腕を組み、身長は大分負けているのに蔑んだ視線でカイル様を見上げて睨む。
カイルはごしゅじんサマと言われつつも睨まれるのが好きという、歪んだ性癖の持ち主だ。
「ううっ、かわい……癒されるぅ……」
今日のカイルもカッコいいのに大変残念だ。僕はもう18の、少年から青年になりつつあるのに、もう長いこと、未だに好みから外れないらしい。
今日もお友達を連れてきていた。どれだけ人脈があるのだろうか、彼の私生活については一切、僕は知らない。
「久しぶりだな、トーマ、クリス」
「ええ、相変わらず可愛い、ハルト……」
「いつも見るたび綺麗になるなァ」
トーマは黒髪の麗人、クリスは坊主にしていて荒くれ者そのもの。だが、二人とも優しく接してくれることは良く知っている。
「好きに座んな」
言われなくても勝手に座る人たちに案内はせず、僕も勝手にいつもの麦酒と芋の揚げ物を出す。体格の良い3人は、これくらいじゃあっという間に平らげてしまうのだ。
「……んッ」
早速、カイルが僕の尻を撫でて、小尻はぷるんと揺れて、挨拶をする。何故撫でられるのか?それは僕が可愛らしい短い、スカートに近いショートパンツを履いているからだ。
店長が目を血走らせながら完成させた制服。膝丈より長くて透けるほど薄い靴下に、このスカートがフリルやレースでふわふわと揺れる。一応ズボンなのだが、裾が大きく広がっている為、手なんか侵入し放題。ほぼスカートだと僕は思うのだが、店長は頑なに『ショートパンツだ』と言い張る。
上はピチピチのシャツ。これも薄いほどイイとかいって無駄に良い素材だ。乳首に擦れても痒くはならないのがいいのか悪いのか。
僕の形の良いヘソが出るほど短いが、『お腹は冷やしたらアカン』という謎の気遣いで、前は長めのエプロンで隠れている。どのくらい長いかって、スカートよりやや長いくらい。
カイルは麦酒をぐびぐびと飲み下しながら、僕の柔い尻をねっとりと撫で上げる。反対側は麗人の爽やかな顔のトーマがつつと、いやらしい指でなぞっている。
下着?下着履いてるよ、勿論。でもね、これも店長の力作でさ……。
初めて見た時は文字通り目を剥いた。女の人のいわゆるエロエロ下着、Tバックじゃないか!と叫んだ。
そしたら、
違う!俺の究極の発明品だ!
……と叫び返されてすんと黙った。クソ変態野郎は突き抜けている。にんげんの言葉が通じる訳が無かった。
なにが違うのかって、前の布は少し膨らんでいて大事なところをきちんと収納できるという。後ろは紐……にヒラヒラの総レースが垂れていて、ペロンと捲ればもうおしり。すぐおしり。
そしてお尻のつ、蕾……を良く見せる為なのか、2本の紐がTの字のようにレースと前の布に繋がっている。2本なのは、左右に引っ張れば下着を脱がせずともダイレクト・イン出来る仕様にしたかったらしい。
この紐も無駄に凝っていて、肌に擦れても痛くなったり痒くならないふわふわの素材。
特注だから絶対に破くなと僕達や客にも言っていて、破いたら弁償させられる。客が。大体が僕らのせいではないからね。
金持ちは持ち帰ってしまうこともあるくらい。……何に使うのかは聞かない。聞かないったら聞かない。
僕はトーマとカイルの手をさらりと流し、次のテーブルへ。
「やっと2時間経った……ハルトぉー」
「全く、酒でお腹パンパンじゃねーの?ロイド」
「家に居てもそわそわしちゃうだけだからねー」
ロイドもぎゅっと引き締まった筋肉質な美青年。先程は新人の少年をつついて遊びつつ、ちびちびと清酒と豆腐をつまんでいた。ジジイか。
僕は注文されたオムライスを出し、一口取ってロイドに向ける。
「はい、あーん……」
「ぐぅぅぅっ、っ最高ーー!!」
ロイドは顔を真っ赤にさせて叫んだ。うるさいし、周りの男からの視線も五月蝿い。
んん、と咳払いして顔をキリッとしたものに戻したので、僕はロイドの顎に指を添えて、あーん、をしてあげる。うっとりとしたロイドは、見せつけるように、勿体ぶるように、ゆっくりとその一口を口に入れた。
「……美味しい。あと、そのハルトの顔もいい……」
まあ、そういう注文だから。『一口アーン』。これで金を取る店主も鬼だが、まんまと払う客も客。ロイドは隙間の空いている僕の細腰を撫でて、スカートに紙幣を挟む。
背筋から、尻の割れ目のあたりをなぞって、太腿にたどり着いたロイドの指が、てくてくと歩いてまた登り、柔らかな尻をつついた。
ロイドは尻に目がない。彼曰く、ガサガサもゴワゴワもしていなくて、黒く変色もしていない、まるで出来立てほやほやの奇跡の尻なんだとか。僕にはちょっと分からない嗜好だ。
「ふふ、これが柔尻……いや、餅尻……桃尻?」
「ロイド、くすぐったい」
「このお尻、好きすぎなんだよ……我慢して」
ロイドはピンッといたずらに下着の紐を弾いた。ペチンと尻を打って、ぷるぷると下尻が震えた。
その紐にまた、肌を切らないよう紙幣を慎重に挟みながら撫でていく。
「あ、待って、ハルト……『ドキドキ⭐︎口移し』も……」
「欲張りだなあ……何にする?」
ロイドははにかみながら、机の上の豆腐を示す。ッ豆腐?!僕は二度見する。
あの柔らかくてすぐ崩れる豆腐?!それ選ぶの?!
もちろん拒否権は僕にある、けど……今までにない口移しのモノに少し興奮してしまった。
「はい、じゃあ、口開けといて」
僕は崩さないように、一口にカットした豆腐を慎重に舌の上へ乗せて、ロイドに見せる。
「うわぁ、犯罪っぽい……」
と、しかし喜色を滲ませて、ロイドは僕の方へ舌を伸ばす。
僕はロイドの頬を両手で挟み、盛り上がる周囲の喧騒を聞き流しながら、ゆっくりゆっくりと近づけて、彼の生ぬるい舌に、ちょん、と触れる。
ここか、と見当をつけて、やや顔を斜めにし、舌全体を押し込むように伸ばすと、ころころと豆腐が転がって――2人の間に落ちそうになった。
慌ててロイドの唇を塞ぎ、豆腐の転落を回避する。ぐしゃりと潰れた豆腐を彼の口内に流し込んだ。
「……っぷは」
唇を離すと、透明で甘やかな唾液が糸を引く。それを舌で舐めると。
「~~~っご馳走様でした!!!」
ロイドは溶けそうに甘い笑顔を浮かべて、僕を抱きしめた。
名残惜しそうな顔のロイドを残して、次の卓へ向かう。向かう途中も客を蹴飛ばさないよう気をつけなければならない。
色々な所から手が伸びては太腿や腰を撫でられていく。
靴下やスカート、下着の紐に紙幣が捩じ込まれつつ、肌を触るのが目的の痴漢共。
ちなみにこの挟まれた紙幣は僕のポケットマネーになるので、甘んじて頂く。
「……んんっ!あっ、セト……」
思わずびくりと身体が跳ねた。テトの元に着いたら、後ろからテトの双子のセトが内腿をさすっていた。
「ああ、もうハルトは……エッロい身体して」
「ハルト……声もエッロい……」
「も……注文は?」
「ふふ、香油一つ、『ピンク』で」
ざわりと周りがどよめく。この店名物、エロアイテムの注文が入ったからだ。
お気に入りの店員の身体を傷付けないようにと、店長が用意した香油のラインナップは、品質のランクが下の方から、白、銀、金、そしてピンク。
最高級のピンクにだけ、微量の媚薬効果……少し身体があったかくなる成分が含まれている。持ち込みの香油?ノーノー、変なもん入ってるかもしれないからね。
もちろん大幅な上乗せ価格があるため大半が僕の売上に貢献されてしまうのだが、それでもここの連中は構わずポンポン注文するのでいつもドン引きしている。
余った分は持ち帰ってもいいし、店に取り置きをしていてもいい。ただ、大体この店の客は調子に乗って一晩でひと瓶使ってしまう為滅多に残らない。
「はいよ」
戸棚から『ピンク』……最高級の香油を取り出し、双子に渡す。
後ろでこっちも!ピンク!とカイルが騒いで、後輩の少年が渡しているのがチラリと見えた。
テトとセトは見た目チャラい優男風の双子なのだが、シャツから覗く鎖骨は色っぽく、しっかりとした筋肉があることがわかる。
ただの遊び人ではなく、努力する遊び人だ。
女の子に一番モテるタイプだろう。そのテトはやや桃色に輝く、蜂蜜のような香油を長い指に纏わせた。
「ふふ、今日は一番だ……嬉しい」
「テト、俺もいるけど、……2人で一番だね」
「んー、ちょっと早いと思うけど……もう待ちきれないの?」
僕はうだうだ言いつつ観念して、2人の卓に手を付いた。テトとセトの手が、指が、ぬるりと尻の割れ目に侵入して蕾をつつく。
「……んっ、あっ、ふ……っ」
「おお……っ」
「えっろ……」
「ハルトの蕩けた顔……やっば……」
他の卓から、僕の顔を覗き込むように男たちが身を乗り出している。僕は尻に集中していて気付かない。白い頬がうっすらと上気し、大きな翡翠の瞳が潤んで、伏せた長い睫毛が揺れること。ぷるんとした小ぶりの果実のような唇から、艶やかな吐息が漏れ、細腕がぷるぷると身体を支えるように卓の上で震えて。
何人かは既に自分の逸物を取り出して擦っていた。後輩の少年が有料の手拭いを配っていく。
「あっ、ひゃあっ、んんっ、」
「ハルト……キス……」
「ん……いいよ……」
口付けは店員の同意が必要だ。汚いおっさんとはしたくないからな。テトやセトは美青年なので僕的には問題ない。
テトは僕の蕾に指を差し込んでクルクルかき混ぜながら、僕の口にも舌を入れて蹂躙する。セトは僕の弱点――耳を啄むように唇で触れて、時折ペロリと舐めてきた。
「んっ、ふ、んんぅ……っ」
「かわい、可愛い……っ」
「好き、ハルト、好き……!」
今度はセトが口付けてきた。熱い舌が、微かにレッドワインの香りのする舌が、僕の歯列をなぞって舌に絡みついて、とろりとした唾液を流し込む。
こくりと飲んだ僕の頭を撫でて、セトは満足げに微笑んだ。セトこそ綺麗で、可愛い。テトも綺麗で可愛いのだが、少し意地悪。
「あっ、テト……っ」
ほら。テトの指が僕の蕾の中で良い所をわざと掠め、ピクンと身体が跳ねた。そこを、また触って欲しい。なのに、テトはそこにだけ触れない。ニヤニヤと笑って、焦らされている。
媚薬入りの香油の所為でじわじわと熱が広がって、ものすごく敏感になっている僕は、既に硬く勃起していた。
下着?下着はまだ履いてるよ、勿論。前を覆うなけなしの小さな布は、実は2枚折り重なっていて、ペニスが元気になっても、中心から暖簾を持ち上げるようにぷるんと出せるようになっている。
立ち上がったソレはスカートをやや持ち上げているけれど、エプロンにいちおう隠れている……ちょっと、まあ、山にはなっているけれど。
「ハルト、次行ってー」
「ん……っ、はいっ」
店長からの指示が飛ぶ。テトとセトはものすごく残念そうにしながらも、引き留めない。それがここの作法だからだ。店長に逆らわない。これ、絶対ルール。
僕は最初のテーブルに戻った。すなわち、カイルとトーマとクリスが飲んでいる卓だ。
3人の視線はずっと感じていた。
僕の痴態を眺めながら、麦酒を飲み干し、揚げた芋を食べ尽くし、ちょくちょくおつまみを摘んで、今は白ワインとチョコや果実を齧っていた。
「ハルト……俺らも『ピンク』……頼んじゃった……♡」
「クリス……知ってる……」
坊主のクリスは既に香油を手にスタンバイさせてワキワキして、カイルとトーマの手もテカテカのツヤツヤだった。
「ハルト……俺に『いちばんおつゆ』くれ……」
「くそ、俺が勝負に勝っていれば……!」
クリスのオーダーに、カイルが悔しそうにしている。勝負?なんだ?僕の精液をかけて?
「3人で対決して、勝った奴に譲るって決めてきたの。ハルト。ボクも飲みたかったんだけど……」
トーマが言うとなんか破壊力がすごい。顔の爽やかさと発言の生々しさの差異で、一瞬理解力が衰える。
「いいいや別に……みんな、気持ち良くしてくれるから好きだよ」
「うっ……」
「急にデレるの……好き……」
ハァハァと荒い息のカイルが、僕の細腰を捕まえた。ぬるりとした手が服の隙間から入り込み、乳首を探す。
身体にフィットした制服のせいで、剣ダコのゴツゴツした部分まで感じるほど、カイルはぴったりと沿わせて腹筋を撫でた。
興奮でぷっくりと顔を出した乳首を、がさがさした指先で転がし、捏ねて、摘む。
もう片方の手は、小尻を揉み、中指だけ挿入する。香油で滑りの良くなった、骨張った指がつぷりと入って、僕の良いところを探索している。
「ああん、ひゃぁ、……ああっ」
相変わらず涼しい顔のトーマは、表情は分かりにくいながらも僅かに耳の先が赤く、興奮していることが分かる。
キスをおねだりされて了承すると、慈しむように頭、額、頬、鼻、こめかみを啄み、唇に到着すると、ぺろぺろと唇を舐めた。
優しいキスだ。
恋人のように甘いキスに、僕の方が焦ったくなって、舌を割り込ませる。そうすると、トーマの長い舌が性急に入り込んで口内を犯した。
フルーティーなワインの味。
苦しくて涙で滲む目を開けると、肉欲を瞳に映したトーマ。
僕の舌を甚振るようにキスをかわしながら、手は耳を、首筋を、まるで溶かすように愛撫する。
そんなカイルとトーマに翻弄されていると、クリスが僕の足元に潜り込んだ。
「あああっ、クリス、ああっ、やっ……!!」
エプロンを避けて、スカートをたくしあげて。がっちりと両太ももを掴まれてはいるが、それだけだ。
クリスの頭は、僕からはエプロンに隠れて見えないが、きっとクリスは僕の硬く立ち上がったペニスを今、目と鼻の先まで近づけて凝視している。
見た目通りのド変態。だって吐息がかかってる。
僕はトーマにしがみついてキスをしていて、お尻にはカイルの硬いモノの存在を服越しに感じながら乳首を弄られて、クリスにはペニスを舐めるように眺められている。
早く触って、解放して、というように、なだらかな曲線を持つ腰が揺れる。
ごくり、と喉を鳴らす音がそこかしこで聞こえて、男たちが僕のしっとりと汗ばんだ肌や、トーマ越しに蕩けたキス顔を眺めていた。
チュッ、とクリスが花芯の先にキスをした。待ち望んだ刺激に期待でうっかり微笑んでしまう。
「ああっ、ああんっ……ひゃっ、んんっ」
「かわいい、綺麗……ハルト……」
「笑顔……やっば……イっく!」
何人かが放出したのか、くっと息を詰める声が上がる。
僕はもうそれどころではなくて、クリスが、先端からカリ、裏筋や玉までチロチロと舐めていく微かな快感に集中していた。
「ハルト……」
股座でくぐもったクリスの声がして、次の瞬間、僕のペニスはパクリと熱い口内に食べられてしまった。
「あああああっっ――!!」
分厚い舌にねっとりと舐め回される。
口の中に入れられたまま、器用に尿道まで舌を差し込まれてしまい、僕は耐えきれずに吐精した。
「あっ、あっ、あっ、あっ、」
ピクピクと快感を逃している僕に、誰も配慮してくれない。まだイッてるのに!
クリスはごくごくと果汁のように易々と飲み、力を失ったペニスからまだ口を離さないばかりか、いまだカイルの指が入っている僕のお尻の中にも、クリスの指がお邪魔してきた。
「ああん、クリス、……も、あああっカイル!」
「ハルト、俺もキス……」
カイルは一本の指で尻の蕾の周囲をぐちょぐちょと広げて、皺を伸ばしていきながら、乳首をコリコリと弄び、首を後ろに向けさせてキスを強請る。
仕方ない、一番のイケメンに言われるとこれはもう絶対に抗えないのだ。
「ん……っ」
カイルの舌からは濃厚な甘いチョコの味がして、美味しくてもっともっとと唾液をもらう。
ああ、お尻の奥もすごく気持ちいい。
媚薬と言っても弱い効果しかないのに、僕の後孔はもう、しっとりと濡れて広がり、カイルの指と、クリスの指、あといつのまにかトーマの指さえ入っている。
3人の指がバラバラに動くので、翻弄されて息も絶え絶えだ。僕は結構体力がある方なんだけれど。
「お前ら、もう十分だろ!ハルト、次だ次!」
「んんぅ……あぅっ……はい」
店長からまた次に行くよう檄が飛び、僕は崩れそうになる腰を立たせた。ぬちっと音を立てて指が穴から出て行って、物足りなくなってしまう。
「ああ……ハルト、そんな物欲しそうな顔して……」
ロイドが、もう腕を広げて待っていた。今日はもう2本も香油が出ているから、ロイドは注文しない。これ以上塗ると、過度の媚薬が僕の負担になることをよく分かっている。
ロイドはきりりと端正な顔をした後、ふにゃりと笑い――僕を抱き締めた。清酒の強いアルコールと、ほんのり甘い匂いでくらくらしそうだ。
少し力を抜いてロイドの腕に甘える。
「ああ、ハルト。こんなに汗かいて……すごく色っぽいよ。少し色気を仕舞って欲しいくらい。ほら、口の中も赤くて……見せてごらん?」
言われるがまま口を開けてみせる。僕の小さな赤い舌を、ロイドの薄い舌がつついた。
そしてキャンディーをしゃぶるように僕の舌を蹂躙しつつ――
「ほら、ハルト、君のおしり、すごくいやらしい……こんなに濡らして……」
ロイドは僕とキスしながら、スカートの中に手を入れて、下着をペロンとめくり、2本の紐をぐいっと広げて、お尻を割り開く。
あっ、そんなことしたら。
「うわ……綺麗な尻……今すぐ挿れてぇ……」
「ピンクの穴……ぬるぬるしてる……っ!」
「あっ、あっ、ひくひくして……っエッロ」
後ろの正面にいたグループが、きっと目を皿のようにして僕のお尻を見ているのだろう。
荒い息が充満して、僕は恥ずかしくてロイドの胸に顔を埋めた。
ロイドは変にサービス精神旺盛で、僕に触れる権利のない客たちのために、なのか、単に性癖なのか、こういうことをよくする。つまり、僕のエロいところを、広げて、他の客に見せつけるのだ。
猫のようにすりよった僕の頭にキスをして、ロイドはますます調子に乗って僕の双丘を揉みしだく。
「ひゃぁ、あん、あっ、あっ……」
「この手触り、弾力、ああ、これを知ったらもう戻れない……大好きだよ、ハルト……こんなえっちなお尻をして。全くいけない子だ」
「やぁっ、ああ、あああっ」
ロイドはいきなり3本の指を孔にねじ込み、後ろの男たちに見せつけるようにくぱぁと広げた。息を呑む音と、逸物を扱く音しか聞こえない。みんな見ているのかもしれない。
そして孔を広げつつ、僕のペニスをも優しく包み込み、ゆっくりと揺すった。
さっき吐精した僕にはもどかしい位の絶妙な強さで、知らず知らずのうちに腰をくねらせる。
「ああっあ、あっ、ああああっ」
急に誰かが割り込んで、僕の乳首をきゅっと強めに摘んで――不意打ちの刺激に、呆気なく達してしまった。
乳首を摘む手は、テトだった。
他の客といちゃついているときに割り込むのはご法度だ。
僕がはぁはぁと呼吸を落ち着かせながらじとっと睨んでいるのに、テトは参った様子もなく、それどころか。
「うわぁ……ハルトの白いおつゆが、エプロンに当たって……太ももに垂れてるぅ……エロすぎ……」
「ああ……テト、良くやった。が……『にばんおつゆ』……もらうよ……」
え、2人知り合いなの?と驚く前に、僕はテトに後ろから抱き抱えられた。
がっちり上半身を固められて、なに?なに?と混乱していると、ロイドが僕の両足をむんずと掴んで持ち上げる。
「えっ?!なに、何するの?!」
僕の身体は軽々と持ち上げられてしまった。ロイドは器用にエプロンを捲ると、白濁で汚れた僕の内腿をぺろぺろと舐めていく。
「ああんっ、も、ロイド、へ、へんた……いっ、」
「褒め言葉かな?ふふ」
ロイドの吐息がくすぐったい。太腿の内側は皮膚が薄くて、いかんせん、舌の感触がありありと伝わってくる。
全ての『にばんおつゆ』をお掃除しきったロイドが顔を上げて、再びエプロンを押し上げている僕の陰茎を見つめた時。
「ピピッ、ロイド、こうたーい、ハルト次」
「ええーっ、ウソーっ、早くない?!」
「『にばんおつゆ』で十分だろ」
店長は無情にも合図を出す。僕はよろよろとテトに掴まって、導かれるままにテトとセトの卓へ向かう。
卓から卓への間は誰のものでもない為、それはもう色んなところから手を出される。
テト側は守ってくれているけれど、反対側からは尻を摘まれたりやや強引に蕾に指を入れられたり、すごい奴は尻を噛んできたりする。どんな運動神経だ。無駄に使うな。
僕を卓に呼べるのは、他の少年からこの店のルールを学び、そして守り、きちんとお金を落とし、そして、僕を不快にさせない上客のみだ。前回の入店時に予約する必要がある。
だから、僕を弄れないからと言って、他の少年を手酷く扱うなんて言語道断。僕どころか、店から叩き出される為、そんな客はいないのだが。
グレーなのは、そう、色気の滲む僕をじっくりと眺めて、でも僕を予約できないから、他の少年を弄る客。自分を見ないまま身体を弄られるのは、いくら気持ち良くても嫌な気分になるだろう。
そう思っていると、テトとセトの卓に着いた。向かいの卓には、まだ僕を予約出来ないが、上客になりそうな男だ。後輩の少年の尻に、服はまだ着ているものの、腰を押し付けながら僕をじっとりと見つめていて、僕は目を逸らした。
双子は良く似た整った顔で、腰のモノを見れば2人とも痛そうな程に張り詰めているのが分かる。もう、下衣をくつろげてぼろんと陰茎を出しているのだ。
先程注文していた『ピンク』の香油の残りを僕の鎖骨に流し込み、てらてらと光る胸元のボタンをひとつ、外す。はだけたシャツに香油が染み込んで、淡い紅色の乳首がうっすらと透けた。
エプロンが邪魔して見えないのか、向かいの卓の男が爪先立ちになって覗こうとしているのが見えた。
テトは後ろから胸元に手を差し込み、つんと膨らみを弾く。
「あんっ」
じんわりと敏感になった肌に、テトの形の良い指が触れた。
セトは僕の足元に潜り込んで、あの下着を割り開く。そして、香油でぬらぬらと光る後孔をペロンと舐めた。
「うわっ、セト――!そんな、あうっ、やっ、」
「美味しい……ハルト、こんなところまで綺麗で可愛いよ……」
「やんっ、バカ、きたなっ、あああっ」
少し意地悪なテトと比べ、僕にデロ甘なセトがねじ込んでくる舌は、容易く僕を快感に堕とす。
テトが耳を舐めしゃぶりながら、段々とシャツを押し広げて、ぷっくりと腫れた2つの粒をも舐め出した。
「あっ、あんっ、ぁああっ」
テトの頭を抱いて身体をよじる僕に、店中の男が食い入るように見つめて、段々と近づきながらも、触れないように気をつけている。
耐えきれなくなった男は、後輩の少年に交渉し始める。本番行為だろう。少年が良しと言えば良いし、ダメと言えば拒否できる。――ただ、大体どの少年も、快楽に弱い。
多分許可を得たのだろう、少年に逸物をねじ込んで、パンパンと尻のぶつかる音が聞こえ始めた。テトとセトの舌技に翻弄されながら周りを見渡せば、喘ぐ僕を血走った目で見ながら腰を振る男に、うっとりとした、どこか陶酔するような顔で何故か僕を見ながら嬌声を上げる少年たち。
向かいの男は思ったよりも近づいていた。僕を穴の開くほど見つめながら、かなり立派で長い陰茎を、可愛がっている後輩のお尻にぷっすりと突き刺している。
後輩は――僕の真似をして名前をアキトとした彼は、自分で言うのは気が引けるが控えめに言っても僕が好きらしい。
アキトは僕の目の前の卓に手を着きながら、僕の痴態をじっくりと眺めて恍惚とした表情だ。
そのお尻を、これまた僕を見ている男が貫いては引き抜き、押し込んでは戻す。……どちらも気持ち良さそうだ、……うん、それならいいけど……どんなプレイだよ……。
「ああ、ハルト、ヤバい、もう……ッ」
「マスター、『バナバ』を!」
「へいへい」
テトとセトは同時に自身の陰茎を扱いて白濁を散らし、僕の下半身を汚した。すごい量だ。
黒い靴下がどろどろになってしまったが、テトがうやうやしく拭ってくれ、セトは――『バナバ』を入手していた。
そう、『バナバ』。バナナではない。バナナに良く似た……言わば、大きく実らせようとした品種改良のなり損ないなのだが、一部の層では高額でやり取りされている、らしい。
見た目は黄色くて、曲がりは小さく真っ直ぐに近い。バナナよりももっと太く大きく、子供の腕くらいあるだろうか。
皮を剥くと、黒い種が等間隔にブツブツと、果実を守るように外側に付いている。逆だろう、種を守れ、果肉よ。
そして多少ぬめりのある果肉は、まるでスライムの硬くなった死体のように、ぶよぶよして噛みきれない。
味はバナナらしいが、タネが大きくて食べにくい上なかなか取れないし、果肉も噛みきれないほど硬いのにぶよぶよしていて気持ち悪い。
しかも、皮を剥いてから一日経つと、果肉が真っ黒になって腐ってしまうという期限の短さ。
そんなバナナの失敗作、『バナバ』。これがここでは、ほんとうに大人気、なのだ……。
セトの手に握られた『バナバ』を見る。皮を剥かれてぶるんと飛び出した本日の『バナバ』は、しなりはやや控えめ。種は大きく張り出し、サイズはかなり大きい。
個体差のある『バナバ』は、全て少しずつ姿形が違う。種が小さく数が多いとか、ぬめりがすごいとか、硬いとか真っ直ぐだとか。
僕は一際大きい『バナバ』にヒッと顔を引き攣らせる。
が、セトはにこやかに、そう、ツヤツヤとしたとてもいい笑顔で僕を見ていた。
僕は本番行為を許可していない。頑なに拒否していたら、ある日、店長がコイツを導入しやがった。もう、これ、セックスじゃん。僕、処女なのにこれセックスだよ。てか、普通のペニスより凶器、うん、狂気だよ。
僕の訴えは上客たちのあまりに良い反応によって無いものとされた。僕の小尻にぶち込みたい欲望を、『バナバ』によって昇華すると言うのだ。
パンパン、あんあん、そんな音が響く中、セトは僕の、つるんとした小さな、可哀想なお尻を高く上げさせて、バナバをゆっくりと近づけていく。
周りの客も釣られるようにぐーっと傾いていくのを横目に、後ろの穴の中が僕の意志とは関係なく、期待にひくつくのを感じた。
今、テトがお尻を掴んでやわやわと揉みながら、大きく広げて……ってもう穴丸見えじゃん!可愛いピンクの蕾がヒクヒク、泣いているように濡れているのが分かったのか、一際激しい尻のぶつかる音がした。
「さぁ、いくよ、ハルト――」
そしてしっかりとぬめった、ブツブツの、おそらく最高級のバナバが、どちゅんと僕を貫いた。
「ああぁあああああッ――――!!」
絶頂した。気持ちいい。気持ちいい。ああ、身体の奥が、血潮が、沸騰して全身を巡る。ぎゅううと内肉が締め付けて、離さないし離れない。
「うわ、ハルト、締め付けヤバッ……抜けないじゃん。あ~入れてぇ……!!」
「まだイッてる。ピクピクしてる……可愛すぎ……」
「ああんっ、あああっ、だ、めっ、ま……っ、ああああああ!!」
僕の吐き出した白い涙が、とろりと内腿を垂れていき、そのゾクリとした感覚にすら快感が走る。内壁が畝り、絞り、異物であるバナバを潰そうと締め付けている。
まだ気持ちいいの頂上から降りて来られないのに、セトはバナバをそろりとゆっくりストロークさせるもんだから、イイ所にブツブツが当たってその度にピクピクと身体を跳ねさせた。
「ひあっ、あっ、うっ、あぅっ、」
「さ、今度はこっち、ハルト」
「ふぇ……?」
ずるりと抜かれたと思えば、テトは僕を仰向けにして、ころんと卓に押し倒した。自然と脚が上がり、後孔とペニスが顕になる。
「やっべ、ぷるぷる……っ可愛い……」
「もうっ、ダメだっ、挿れるよハルト!」
また、凶器が僕に突き立てられた。
奥まで入れられたのか、尻にテトの手が当たるのを感じる。
意地の悪いテトの手が僕のペニスの根元を抑えて、イケないようにしていた。
「あひゃんッ、やっ、あんっ、やぁぁあっ!!!」
ナカだけでイッてしまった……!痙攣と快感が止められない。パンパン、尻と腰ではなく、尻と手がぶつかって卑猥な音を立てている。
両手はセトの両手でそれぞれぎゅっと握り込まれて、上から覆い被さりながら強引なキスをされ。
もう、快感を拾い過ぎて敏感になった身体は、今ならどこを触られてもイッてしまう。
がつがつとバナバに犯されている僕を嘲笑うように、店長が留めの一言。
「さぁ、ハルトももうナカイキしましたので、フィーバータイムー、ご希望の予約客の皆様、どうぞー」
その言葉に、ガタンと勢いよく立ち上がったのだろうカイル、トーマ、クリスとロイドが我先にと駆け寄ってくる。うわぁ、無理無理無理、なんで今日こんなに居るの?!えーと、6人?!えー?!
「やぁんっ、ああっ、むぐっ」
机から起こされたと思えば、嬌声をカイルがキスで塞ぎ、トーマが耳を愛撫し、セトが乳首を舐め、転がし、抓ったり噛んだりして。
クリスが僕の、縮こまってもたらたらとだらしなく吐精し続けるペニスを口に含み。
テトがバナバを持ち、そしてロイドも――ロイドがもう一個バナバ持っている?!いつの間に?!
「大丈夫だ、ハルト。これ、ほら、小さいから」
「っぷは、いや、むりむりむりッ!2本なんて、あ、イヤぁぁぁぁあッッ!!!!」
僕の意志とは。抵抗虚しく、テトとロイドは息ぴったりに、2本のバナバを挿入した。
チカチカと目の前を星が飛ぶ。声も出ない。あああ、意識が――。
「……飛んだな」
「うわ、ずっとイッてるね。抜けないほど締め付けられてる」
「――――ッ!~~~っぅあ!!」
「あ、戻ってきた」
オチてた。オチてたけど、トーマに耳をくちゅくちゅされて起きた。いや、クリスがペニスの根元まで吸い込んで喉奥で締めたからだろうか。
中途半端に脱げたシャツに、皺くちゃになったエプロンがかかったまま、スカートや下着もぐっしょり濡れている。
カイルの、頭がぼうっとするほどの巧みなキスに、僕の弱点である耳を執拗に舐めるトーマに、ド変態クリスの口淫に、セトがチロチロと敏感な紅色の粒を齧って。
白い肌がピリピリと赤くなるほど舐め回されて、その様子を店内の客や少年たちにすら視姦されて。
気持ち良くて、何度も何度も達して、吐精すらしなくなって、声が掠れる程喘ぎ、ぽろぽろと涙が頬を伝う。
テトとロイドが容赦なくバナバを突き立て、ぬちぬちと抜き差しする度、良いところに当てられて果てて――――今日も僕は意識を失う。
ハルトが意識を失えば、閉店の合図だ。いくら体力のあるハルトでも、6人に攻められ二輪挿しされれば気が狂う程の快感だろう。実際、最後は声も出ない程身を捩り、くねらせて、綺麗な涙を流して、客的には最高のクライマックスだった。
「さあさあ、出ていった出ていった」
「マスター、俺本気でハルト嫁に欲しいんだけど」
「えっ、カイル?!狡い、ボクだって」
「あーもう、そーいうのは本人に言えよ、いつも気絶してるけどな」
店長はだるそうに客を追い出し、ほぼ裸の少年たちもサクッと服を着直してバタバタと閉店作業をしている。
店長の腕には、気をやったハルトが柔らかな毛布に包まれて抱き込まれ、涙の残る顔で見送りさせられている。
そう、口説きたくとも閉店後はいつも気絶しているし、開店中はつい我先にと競い合うようにお触りしてしまい口説く隙がないのだ。
「……ん」
もぞもぞと動いたハルトは、店長の分厚い胸板のうちにちょうど良い凹みを見つけたのか、顔を押し付け、安心したようにへにゃりと微笑んだ。
「……かわい」
「……店長、俺抱っこしようか」
「サァほら行った行ったァ!出禁にすんぞ!」
名残惜しむ男たちをやっと追い払う。
火照った身体を持て余した男たちは、大半が上の宿屋で身体を休めていく。
そこにサービスはない。たまに、少年たちが一緒に入っていくが、そこは完全なプライベートなので、店長は関与していない。
店長は汗や色んな液体で汚れたハルトをこれから風呂場で清めるのだが、そこで何が行われているのかは誰も知らない。ハルトでさえも。いつも意識はないからだ。
店長はハルトを抱え上げたまま、愛しそうに前髪にキスを落とし、店を閉めるのであった。
豊富な種類の酒と、店主の作り出す多国籍の料理、少し薄暗い隠れ家的な雰囲気が、常連たちの心を掴んで離さない。
まず、紹介制であることで変な客は弾かれ、客同士の諍いや横暴な客は入れない安心感。
紹介権を持つのは店にある程度貢献して、かつ、問題行動のない上客に限る。
そんなところで働ける僕は、平民にしてはけっこう稼いでいる方だと思う。
もう一つの大きな特徴は――お触りオーケーと言う所だろう。それどころか、店員へのそういう注文は高額とはいえお金さえ払えば触り放題である。
僕は愛想は良い方ではない。ハッキリ言って最悪の方だろうが、ミルクティーのような薄いベージュの髪やくりっとした翡翠の瞳、どれだけ焼いても黒くなるどころかシミひとつ出来ない真っ白な柔肌。筋肉のつかない――一応筋トレとかで鍛えてはいるのだが一向につかない――柔らかい身体が人気らしい。理解出来ないけど。
僕の他にも可愛らしい小柄な少年たちが働いているが、一番人気は、恐れ多くも、僕なので、色々融通をきかせてもらっている。
例えば、賄いがゴージャスとか。
例えば、制服が最上級とか。
例えば、開店後2時間はホールに集中出来るとか。その間は他の少年たちが触られ放題だから、僕が頑張らねばお店が回らない。
両手で足りない分は、僕が唯一得意とする水の魔術で、水盆に乗せて運ぶ。これで数人分の働きが出来る代わりに、ものすごく頭を使うので2時間が限界なのだ。
「ハルト」
「いらっしゃいませ……なんだカイルか」
僕はまた常連を出迎えた。開店後2時間経ってからぽつぽつと来る客は、大体僕が目当てらしい。
「ちげーだろ?」
身体にフィットした彼の服は、鍛え上げられた筋肉をより魅力的に見せている。結構、カイルは僕の好みドンピシャである。
短く明るい赤い髪も、琥珀色の瞳も、整った顔も、本来こんな所に遊びにくるような身分ではなさそうなのに。
「……はいはい、ごしゅじんサマ?」
僕は腕を組み、身長は大分負けているのに蔑んだ視線でカイル様を見上げて睨む。
カイルはごしゅじんサマと言われつつも睨まれるのが好きという、歪んだ性癖の持ち主だ。
「ううっ、かわい……癒されるぅ……」
今日のカイルもカッコいいのに大変残念だ。僕はもう18の、少年から青年になりつつあるのに、もう長いこと、未だに好みから外れないらしい。
今日もお友達を連れてきていた。どれだけ人脈があるのだろうか、彼の私生活については一切、僕は知らない。
「久しぶりだな、トーマ、クリス」
「ええ、相変わらず可愛い、ハルト……」
「いつも見るたび綺麗になるなァ」
トーマは黒髪の麗人、クリスは坊主にしていて荒くれ者そのもの。だが、二人とも優しく接してくれることは良く知っている。
「好きに座んな」
言われなくても勝手に座る人たちに案内はせず、僕も勝手にいつもの麦酒と芋の揚げ物を出す。体格の良い3人は、これくらいじゃあっという間に平らげてしまうのだ。
「……んッ」
早速、カイルが僕の尻を撫でて、小尻はぷるんと揺れて、挨拶をする。何故撫でられるのか?それは僕が可愛らしい短い、スカートに近いショートパンツを履いているからだ。
店長が目を血走らせながら完成させた制服。膝丈より長くて透けるほど薄い靴下に、このスカートがフリルやレースでふわふわと揺れる。一応ズボンなのだが、裾が大きく広がっている為、手なんか侵入し放題。ほぼスカートだと僕は思うのだが、店長は頑なに『ショートパンツだ』と言い張る。
上はピチピチのシャツ。これも薄いほどイイとかいって無駄に良い素材だ。乳首に擦れても痒くはならないのがいいのか悪いのか。
僕の形の良いヘソが出るほど短いが、『お腹は冷やしたらアカン』という謎の気遣いで、前は長めのエプロンで隠れている。どのくらい長いかって、スカートよりやや長いくらい。
カイルは麦酒をぐびぐびと飲み下しながら、僕の柔い尻をねっとりと撫で上げる。反対側は麗人の爽やかな顔のトーマがつつと、いやらしい指でなぞっている。
下着?下着履いてるよ、勿論。でもね、これも店長の力作でさ……。
初めて見た時は文字通り目を剥いた。女の人のいわゆるエロエロ下着、Tバックじゃないか!と叫んだ。
そしたら、
違う!俺の究極の発明品だ!
……と叫び返されてすんと黙った。クソ変態野郎は突き抜けている。にんげんの言葉が通じる訳が無かった。
なにが違うのかって、前の布は少し膨らんでいて大事なところをきちんと収納できるという。後ろは紐……にヒラヒラの総レースが垂れていて、ペロンと捲ればもうおしり。すぐおしり。
そしてお尻のつ、蕾……を良く見せる為なのか、2本の紐がTの字のようにレースと前の布に繋がっている。2本なのは、左右に引っ張れば下着を脱がせずともダイレクト・イン出来る仕様にしたかったらしい。
この紐も無駄に凝っていて、肌に擦れても痛くなったり痒くならないふわふわの素材。
特注だから絶対に破くなと僕達や客にも言っていて、破いたら弁償させられる。客が。大体が僕らのせいではないからね。
金持ちは持ち帰ってしまうこともあるくらい。……何に使うのかは聞かない。聞かないったら聞かない。
僕はトーマとカイルの手をさらりと流し、次のテーブルへ。
「やっと2時間経った……ハルトぉー」
「全く、酒でお腹パンパンじゃねーの?ロイド」
「家に居てもそわそわしちゃうだけだからねー」
ロイドもぎゅっと引き締まった筋肉質な美青年。先程は新人の少年をつついて遊びつつ、ちびちびと清酒と豆腐をつまんでいた。ジジイか。
僕は注文されたオムライスを出し、一口取ってロイドに向ける。
「はい、あーん……」
「ぐぅぅぅっ、っ最高ーー!!」
ロイドは顔を真っ赤にさせて叫んだ。うるさいし、周りの男からの視線も五月蝿い。
んん、と咳払いして顔をキリッとしたものに戻したので、僕はロイドの顎に指を添えて、あーん、をしてあげる。うっとりとしたロイドは、見せつけるように、勿体ぶるように、ゆっくりとその一口を口に入れた。
「……美味しい。あと、そのハルトの顔もいい……」
まあ、そういう注文だから。『一口アーン』。これで金を取る店主も鬼だが、まんまと払う客も客。ロイドは隙間の空いている僕の細腰を撫でて、スカートに紙幣を挟む。
背筋から、尻の割れ目のあたりをなぞって、太腿にたどり着いたロイドの指が、てくてくと歩いてまた登り、柔らかな尻をつついた。
ロイドは尻に目がない。彼曰く、ガサガサもゴワゴワもしていなくて、黒く変色もしていない、まるで出来立てほやほやの奇跡の尻なんだとか。僕にはちょっと分からない嗜好だ。
「ふふ、これが柔尻……いや、餅尻……桃尻?」
「ロイド、くすぐったい」
「このお尻、好きすぎなんだよ……我慢して」
ロイドはピンッといたずらに下着の紐を弾いた。ペチンと尻を打って、ぷるぷると下尻が震えた。
その紐にまた、肌を切らないよう紙幣を慎重に挟みながら撫でていく。
「あ、待って、ハルト……『ドキドキ⭐︎口移し』も……」
「欲張りだなあ……何にする?」
ロイドははにかみながら、机の上の豆腐を示す。ッ豆腐?!僕は二度見する。
あの柔らかくてすぐ崩れる豆腐?!それ選ぶの?!
もちろん拒否権は僕にある、けど……今までにない口移しのモノに少し興奮してしまった。
「はい、じゃあ、口開けといて」
僕は崩さないように、一口にカットした豆腐を慎重に舌の上へ乗せて、ロイドに見せる。
「うわぁ、犯罪っぽい……」
と、しかし喜色を滲ませて、ロイドは僕の方へ舌を伸ばす。
僕はロイドの頬を両手で挟み、盛り上がる周囲の喧騒を聞き流しながら、ゆっくりゆっくりと近づけて、彼の生ぬるい舌に、ちょん、と触れる。
ここか、と見当をつけて、やや顔を斜めにし、舌全体を押し込むように伸ばすと、ころころと豆腐が転がって――2人の間に落ちそうになった。
慌ててロイドの唇を塞ぎ、豆腐の転落を回避する。ぐしゃりと潰れた豆腐を彼の口内に流し込んだ。
「……っぷは」
唇を離すと、透明で甘やかな唾液が糸を引く。それを舌で舐めると。
「~~~っご馳走様でした!!!」
ロイドは溶けそうに甘い笑顔を浮かべて、僕を抱きしめた。
名残惜しそうな顔のロイドを残して、次の卓へ向かう。向かう途中も客を蹴飛ばさないよう気をつけなければならない。
色々な所から手が伸びては太腿や腰を撫でられていく。
靴下やスカート、下着の紐に紙幣が捩じ込まれつつ、肌を触るのが目的の痴漢共。
ちなみにこの挟まれた紙幣は僕のポケットマネーになるので、甘んじて頂く。
「……んんっ!あっ、セト……」
思わずびくりと身体が跳ねた。テトの元に着いたら、後ろからテトの双子のセトが内腿をさすっていた。
「ああ、もうハルトは……エッロい身体して」
「ハルト……声もエッロい……」
「も……注文は?」
「ふふ、香油一つ、『ピンク』で」
ざわりと周りがどよめく。この店名物、エロアイテムの注文が入ったからだ。
お気に入りの店員の身体を傷付けないようにと、店長が用意した香油のラインナップは、品質のランクが下の方から、白、銀、金、そしてピンク。
最高級のピンクにだけ、微量の媚薬効果……少し身体があったかくなる成分が含まれている。持ち込みの香油?ノーノー、変なもん入ってるかもしれないからね。
もちろん大幅な上乗せ価格があるため大半が僕の売上に貢献されてしまうのだが、それでもここの連中は構わずポンポン注文するのでいつもドン引きしている。
余った分は持ち帰ってもいいし、店に取り置きをしていてもいい。ただ、大体この店の客は調子に乗って一晩でひと瓶使ってしまう為滅多に残らない。
「はいよ」
戸棚から『ピンク』……最高級の香油を取り出し、双子に渡す。
後ろでこっちも!ピンク!とカイルが騒いで、後輩の少年が渡しているのがチラリと見えた。
テトとセトは見た目チャラい優男風の双子なのだが、シャツから覗く鎖骨は色っぽく、しっかりとした筋肉があることがわかる。
ただの遊び人ではなく、努力する遊び人だ。
女の子に一番モテるタイプだろう。そのテトはやや桃色に輝く、蜂蜜のような香油を長い指に纏わせた。
「ふふ、今日は一番だ……嬉しい」
「テト、俺もいるけど、……2人で一番だね」
「んー、ちょっと早いと思うけど……もう待ちきれないの?」
僕はうだうだ言いつつ観念して、2人の卓に手を付いた。テトとセトの手が、指が、ぬるりと尻の割れ目に侵入して蕾をつつく。
「……んっ、あっ、ふ……っ」
「おお……っ」
「えっろ……」
「ハルトの蕩けた顔……やっば……」
他の卓から、僕の顔を覗き込むように男たちが身を乗り出している。僕は尻に集中していて気付かない。白い頬がうっすらと上気し、大きな翡翠の瞳が潤んで、伏せた長い睫毛が揺れること。ぷるんとした小ぶりの果実のような唇から、艶やかな吐息が漏れ、細腕がぷるぷると身体を支えるように卓の上で震えて。
何人かは既に自分の逸物を取り出して擦っていた。後輩の少年が有料の手拭いを配っていく。
「あっ、ひゃあっ、んんっ、」
「ハルト……キス……」
「ん……いいよ……」
口付けは店員の同意が必要だ。汚いおっさんとはしたくないからな。テトやセトは美青年なので僕的には問題ない。
テトは僕の蕾に指を差し込んでクルクルかき混ぜながら、僕の口にも舌を入れて蹂躙する。セトは僕の弱点――耳を啄むように唇で触れて、時折ペロリと舐めてきた。
「んっ、ふ、んんぅ……っ」
「かわい、可愛い……っ」
「好き、ハルト、好き……!」
今度はセトが口付けてきた。熱い舌が、微かにレッドワインの香りのする舌が、僕の歯列をなぞって舌に絡みついて、とろりとした唾液を流し込む。
こくりと飲んだ僕の頭を撫でて、セトは満足げに微笑んだ。セトこそ綺麗で、可愛い。テトも綺麗で可愛いのだが、少し意地悪。
「あっ、テト……っ」
ほら。テトの指が僕の蕾の中で良い所をわざと掠め、ピクンと身体が跳ねた。そこを、また触って欲しい。なのに、テトはそこにだけ触れない。ニヤニヤと笑って、焦らされている。
媚薬入りの香油の所為でじわじわと熱が広がって、ものすごく敏感になっている僕は、既に硬く勃起していた。
下着?下着はまだ履いてるよ、勿論。前を覆うなけなしの小さな布は、実は2枚折り重なっていて、ペニスが元気になっても、中心から暖簾を持ち上げるようにぷるんと出せるようになっている。
立ち上がったソレはスカートをやや持ち上げているけれど、エプロンにいちおう隠れている……ちょっと、まあ、山にはなっているけれど。
「ハルト、次行ってー」
「ん……っ、はいっ」
店長からの指示が飛ぶ。テトとセトはものすごく残念そうにしながらも、引き留めない。それがここの作法だからだ。店長に逆らわない。これ、絶対ルール。
僕は最初のテーブルに戻った。すなわち、カイルとトーマとクリスが飲んでいる卓だ。
3人の視線はずっと感じていた。
僕の痴態を眺めながら、麦酒を飲み干し、揚げた芋を食べ尽くし、ちょくちょくおつまみを摘んで、今は白ワインとチョコや果実を齧っていた。
「ハルト……俺らも『ピンク』……頼んじゃった……♡」
「クリス……知ってる……」
坊主のクリスは既に香油を手にスタンバイさせてワキワキして、カイルとトーマの手もテカテカのツヤツヤだった。
「ハルト……俺に『いちばんおつゆ』くれ……」
「くそ、俺が勝負に勝っていれば……!」
クリスのオーダーに、カイルが悔しそうにしている。勝負?なんだ?僕の精液をかけて?
「3人で対決して、勝った奴に譲るって決めてきたの。ハルト。ボクも飲みたかったんだけど……」
トーマが言うとなんか破壊力がすごい。顔の爽やかさと発言の生々しさの差異で、一瞬理解力が衰える。
「いいいや別に……みんな、気持ち良くしてくれるから好きだよ」
「うっ……」
「急にデレるの……好き……」
ハァハァと荒い息のカイルが、僕の細腰を捕まえた。ぬるりとした手が服の隙間から入り込み、乳首を探す。
身体にフィットした制服のせいで、剣ダコのゴツゴツした部分まで感じるほど、カイルはぴったりと沿わせて腹筋を撫でた。
興奮でぷっくりと顔を出した乳首を、がさがさした指先で転がし、捏ねて、摘む。
もう片方の手は、小尻を揉み、中指だけ挿入する。香油で滑りの良くなった、骨張った指がつぷりと入って、僕の良いところを探索している。
「ああん、ひゃぁ、……ああっ」
相変わらず涼しい顔のトーマは、表情は分かりにくいながらも僅かに耳の先が赤く、興奮していることが分かる。
キスをおねだりされて了承すると、慈しむように頭、額、頬、鼻、こめかみを啄み、唇に到着すると、ぺろぺろと唇を舐めた。
優しいキスだ。
恋人のように甘いキスに、僕の方が焦ったくなって、舌を割り込ませる。そうすると、トーマの長い舌が性急に入り込んで口内を犯した。
フルーティーなワインの味。
苦しくて涙で滲む目を開けると、肉欲を瞳に映したトーマ。
僕の舌を甚振るようにキスをかわしながら、手は耳を、首筋を、まるで溶かすように愛撫する。
そんなカイルとトーマに翻弄されていると、クリスが僕の足元に潜り込んだ。
「あああっ、クリス、ああっ、やっ……!!」
エプロンを避けて、スカートをたくしあげて。がっちりと両太ももを掴まれてはいるが、それだけだ。
クリスの頭は、僕からはエプロンに隠れて見えないが、きっとクリスは僕の硬く立ち上がったペニスを今、目と鼻の先まで近づけて凝視している。
見た目通りのド変態。だって吐息がかかってる。
僕はトーマにしがみついてキスをしていて、お尻にはカイルの硬いモノの存在を服越しに感じながら乳首を弄られて、クリスにはペニスを舐めるように眺められている。
早く触って、解放して、というように、なだらかな曲線を持つ腰が揺れる。
ごくり、と喉を鳴らす音がそこかしこで聞こえて、男たちが僕のしっとりと汗ばんだ肌や、トーマ越しに蕩けたキス顔を眺めていた。
チュッ、とクリスが花芯の先にキスをした。待ち望んだ刺激に期待でうっかり微笑んでしまう。
「ああっ、ああんっ……ひゃっ、んんっ」
「かわいい、綺麗……ハルト……」
「笑顔……やっば……イっく!」
何人かが放出したのか、くっと息を詰める声が上がる。
僕はもうそれどころではなくて、クリスが、先端からカリ、裏筋や玉までチロチロと舐めていく微かな快感に集中していた。
「ハルト……」
股座でくぐもったクリスの声がして、次の瞬間、僕のペニスはパクリと熱い口内に食べられてしまった。
「あああああっっ――!!」
分厚い舌にねっとりと舐め回される。
口の中に入れられたまま、器用に尿道まで舌を差し込まれてしまい、僕は耐えきれずに吐精した。
「あっ、あっ、あっ、あっ、」
ピクピクと快感を逃している僕に、誰も配慮してくれない。まだイッてるのに!
クリスはごくごくと果汁のように易々と飲み、力を失ったペニスからまだ口を離さないばかりか、いまだカイルの指が入っている僕のお尻の中にも、クリスの指がお邪魔してきた。
「ああん、クリス、……も、あああっカイル!」
「ハルト、俺もキス……」
カイルは一本の指で尻の蕾の周囲をぐちょぐちょと広げて、皺を伸ばしていきながら、乳首をコリコリと弄び、首を後ろに向けさせてキスを強請る。
仕方ない、一番のイケメンに言われるとこれはもう絶対に抗えないのだ。
「ん……っ」
カイルの舌からは濃厚な甘いチョコの味がして、美味しくてもっともっとと唾液をもらう。
ああ、お尻の奥もすごく気持ちいい。
媚薬と言っても弱い効果しかないのに、僕の後孔はもう、しっとりと濡れて広がり、カイルの指と、クリスの指、あといつのまにかトーマの指さえ入っている。
3人の指がバラバラに動くので、翻弄されて息も絶え絶えだ。僕は結構体力がある方なんだけれど。
「お前ら、もう十分だろ!ハルト、次だ次!」
「んんぅ……あぅっ……はい」
店長からまた次に行くよう檄が飛び、僕は崩れそうになる腰を立たせた。ぬちっと音を立てて指が穴から出て行って、物足りなくなってしまう。
「ああ……ハルト、そんな物欲しそうな顔して……」
ロイドが、もう腕を広げて待っていた。今日はもう2本も香油が出ているから、ロイドは注文しない。これ以上塗ると、過度の媚薬が僕の負担になることをよく分かっている。
ロイドはきりりと端正な顔をした後、ふにゃりと笑い――僕を抱き締めた。清酒の強いアルコールと、ほんのり甘い匂いでくらくらしそうだ。
少し力を抜いてロイドの腕に甘える。
「ああ、ハルト。こんなに汗かいて……すごく色っぽいよ。少し色気を仕舞って欲しいくらい。ほら、口の中も赤くて……見せてごらん?」
言われるがまま口を開けてみせる。僕の小さな赤い舌を、ロイドの薄い舌がつついた。
そしてキャンディーをしゃぶるように僕の舌を蹂躙しつつ――
「ほら、ハルト、君のおしり、すごくいやらしい……こんなに濡らして……」
ロイドは僕とキスしながら、スカートの中に手を入れて、下着をペロンとめくり、2本の紐をぐいっと広げて、お尻を割り開く。
あっ、そんなことしたら。
「うわ……綺麗な尻……今すぐ挿れてぇ……」
「ピンクの穴……ぬるぬるしてる……っ!」
「あっ、あっ、ひくひくして……っエッロ」
後ろの正面にいたグループが、きっと目を皿のようにして僕のお尻を見ているのだろう。
荒い息が充満して、僕は恥ずかしくてロイドの胸に顔を埋めた。
ロイドは変にサービス精神旺盛で、僕に触れる権利のない客たちのために、なのか、単に性癖なのか、こういうことをよくする。つまり、僕のエロいところを、広げて、他の客に見せつけるのだ。
猫のようにすりよった僕の頭にキスをして、ロイドはますます調子に乗って僕の双丘を揉みしだく。
「ひゃぁ、あん、あっ、あっ……」
「この手触り、弾力、ああ、これを知ったらもう戻れない……大好きだよ、ハルト……こんなえっちなお尻をして。全くいけない子だ」
「やぁっ、ああ、あああっ」
ロイドはいきなり3本の指を孔にねじ込み、後ろの男たちに見せつけるようにくぱぁと広げた。息を呑む音と、逸物を扱く音しか聞こえない。みんな見ているのかもしれない。
そして孔を広げつつ、僕のペニスをも優しく包み込み、ゆっくりと揺すった。
さっき吐精した僕にはもどかしい位の絶妙な強さで、知らず知らずのうちに腰をくねらせる。
「ああっあ、あっ、ああああっ」
急に誰かが割り込んで、僕の乳首をきゅっと強めに摘んで――不意打ちの刺激に、呆気なく達してしまった。
乳首を摘む手は、テトだった。
他の客といちゃついているときに割り込むのはご法度だ。
僕がはぁはぁと呼吸を落ち着かせながらじとっと睨んでいるのに、テトは参った様子もなく、それどころか。
「うわぁ……ハルトの白いおつゆが、エプロンに当たって……太ももに垂れてるぅ……エロすぎ……」
「ああ……テト、良くやった。が……『にばんおつゆ』……もらうよ……」
え、2人知り合いなの?と驚く前に、僕はテトに後ろから抱き抱えられた。
がっちり上半身を固められて、なに?なに?と混乱していると、ロイドが僕の両足をむんずと掴んで持ち上げる。
「えっ?!なに、何するの?!」
僕の身体は軽々と持ち上げられてしまった。ロイドは器用にエプロンを捲ると、白濁で汚れた僕の内腿をぺろぺろと舐めていく。
「ああんっ、も、ロイド、へ、へんた……いっ、」
「褒め言葉かな?ふふ」
ロイドの吐息がくすぐったい。太腿の内側は皮膚が薄くて、いかんせん、舌の感触がありありと伝わってくる。
全ての『にばんおつゆ』をお掃除しきったロイドが顔を上げて、再びエプロンを押し上げている僕の陰茎を見つめた時。
「ピピッ、ロイド、こうたーい、ハルト次」
「ええーっ、ウソーっ、早くない?!」
「『にばんおつゆ』で十分だろ」
店長は無情にも合図を出す。僕はよろよろとテトに掴まって、導かれるままにテトとセトの卓へ向かう。
卓から卓への間は誰のものでもない為、それはもう色んなところから手を出される。
テト側は守ってくれているけれど、反対側からは尻を摘まれたりやや強引に蕾に指を入れられたり、すごい奴は尻を噛んできたりする。どんな運動神経だ。無駄に使うな。
僕を卓に呼べるのは、他の少年からこの店のルールを学び、そして守り、きちんとお金を落とし、そして、僕を不快にさせない上客のみだ。前回の入店時に予約する必要がある。
だから、僕を弄れないからと言って、他の少年を手酷く扱うなんて言語道断。僕どころか、店から叩き出される為、そんな客はいないのだが。
グレーなのは、そう、色気の滲む僕をじっくりと眺めて、でも僕を予約できないから、他の少年を弄る客。自分を見ないまま身体を弄られるのは、いくら気持ち良くても嫌な気分になるだろう。
そう思っていると、テトとセトの卓に着いた。向かいの卓には、まだ僕を予約出来ないが、上客になりそうな男だ。後輩の少年の尻に、服はまだ着ているものの、腰を押し付けながら僕をじっとりと見つめていて、僕は目を逸らした。
双子は良く似た整った顔で、腰のモノを見れば2人とも痛そうな程に張り詰めているのが分かる。もう、下衣をくつろげてぼろんと陰茎を出しているのだ。
先程注文していた『ピンク』の香油の残りを僕の鎖骨に流し込み、てらてらと光る胸元のボタンをひとつ、外す。はだけたシャツに香油が染み込んで、淡い紅色の乳首がうっすらと透けた。
エプロンが邪魔して見えないのか、向かいの卓の男が爪先立ちになって覗こうとしているのが見えた。
テトは後ろから胸元に手を差し込み、つんと膨らみを弾く。
「あんっ」
じんわりと敏感になった肌に、テトの形の良い指が触れた。
セトは僕の足元に潜り込んで、あの下着を割り開く。そして、香油でぬらぬらと光る後孔をペロンと舐めた。
「うわっ、セト――!そんな、あうっ、やっ、」
「美味しい……ハルト、こんなところまで綺麗で可愛いよ……」
「やんっ、バカ、きたなっ、あああっ」
少し意地悪なテトと比べ、僕にデロ甘なセトがねじ込んでくる舌は、容易く僕を快感に堕とす。
テトが耳を舐めしゃぶりながら、段々とシャツを押し広げて、ぷっくりと腫れた2つの粒をも舐め出した。
「あっ、あんっ、ぁああっ」
テトの頭を抱いて身体をよじる僕に、店中の男が食い入るように見つめて、段々と近づきながらも、触れないように気をつけている。
耐えきれなくなった男は、後輩の少年に交渉し始める。本番行為だろう。少年が良しと言えば良いし、ダメと言えば拒否できる。――ただ、大体どの少年も、快楽に弱い。
多分許可を得たのだろう、少年に逸物をねじ込んで、パンパンと尻のぶつかる音が聞こえ始めた。テトとセトの舌技に翻弄されながら周りを見渡せば、喘ぐ僕を血走った目で見ながら腰を振る男に、うっとりとした、どこか陶酔するような顔で何故か僕を見ながら嬌声を上げる少年たち。
向かいの男は思ったよりも近づいていた。僕を穴の開くほど見つめながら、かなり立派で長い陰茎を、可愛がっている後輩のお尻にぷっすりと突き刺している。
後輩は――僕の真似をして名前をアキトとした彼は、自分で言うのは気が引けるが控えめに言っても僕が好きらしい。
アキトは僕の目の前の卓に手を着きながら、僕の痴態をじっくりと眺めて恍惚とした表情だ。
そのお尻を、これまた僕を見ている男が貫いては引き抜き、押し込んでは戻す。……どちらも気持ち良さそうだ、……うん、それならいいけど……どんなプレイだよ……。
「ああ、ハルト、ヤバい、もう……ッ」
「マスター、『バナバ』を!」
「へいへい」
テトとセトは同時に自身の陰茎を扱いて白濁を散らし、僕の下半身を汚した。すごい量だ。
黒い靴下がどろどろになってしまったが、テトがうやうやしく拭ってくれ、セトは――『バナバ』を入手していた。
そう、『バナバ』。バナナではない。バナナに良く似た……言わば、大きく実らせようとした品種改良のなり損ないなのだが、一部の層では高額でやり取りされている、らしい。
見た目は黄色くて、曲がりは小さく真っ直ぐに近い。バナナよりももっと太く大きく、子供の腕くらいあるだろうか。
皮を剥くと、黒い種が等間隔にブツブツと、果実を守るように外側に付いている。逆だろう、種を守れ、果肉よ。
そして多少ぬめりのある果肉は、まるでスライムの硬くなった死体のように、ぶよぶよして噛みきれない。
味はバナナらしいが、タネが大きくて食べにくい上なかなか取れないし、果肉も噛みきれないほど硬いのにぶよぶよしていて気持ち悪い。
しかも、皮を剥いてから一日経つと、果肉が真っ黒になって腐ってしまうという期限の短さ。
そんなバナナの失敗作、『バナバ』。これがここでは、ほんとうに大人気、なのだ……。
セトの手に握られた『バナバ』を見る。皮を剥かれてぶるんと飛び出した本日の『バナバ』は、しなりはやや控えめ。種は大きく張り出し、サイズはかなり大きい。
個体差のある『バナバ』は、全て少しずつ姿形が違う。種が小さく数が多いとか、ぬめりがすごいとか、硬いとか真っ直ぐだとか。
僕は一際大きい『バナバ』にヒッと顔を引き攣らせる。
が、セトはにこやかに、そう、ツヤツヤとしたとてもいい笑顔で僕を見ていた。
僕は本番行為を許可していない。頑なに拒否していたら、ある日、店長がコイツを導入しやがった。もう、これ、セックスじゃん。僕、処女なのにこれセックスだよ。てか、普通のペニスより凶器、うん、狂気だよ。
僕の訴えは上客たちのあまりに良い反応によって無いものとされた。僕の小尻にぶち込みたい欲望を、『バナバ』によって昇華すると言うのだ。
パンパン、あんあん、そんな音が響く中、セトは僕の、つるんとした小さな、可哀想なお尻を高く上げさせて、バナバをゆっくりと近づけていく。
周りの客も釣られるようにぐーっと傾いていくのを横目に、後ろの穴の中が僕の意志とは関係なく、期待にひくつくのを感じた。
今、テトがお尻を掴んでやわやわと揉みながら、大きく広げて……ってもう穴丸見えじゃん!可愛いピンクの蕾がヒクヒク、泣いているように濡れているのが分かったのか、一際激しい尻のぶつかる音がした。
「さぁ、いくよ、ハルト――」
そしてしっかりとぬめった、ブツブツの、おそらく最高級のバナバが、どちゅんと僕を貫いた。
「ああぁあああああッ――――!!」
絶頂した。気持ちいい。気持ちいい。ああ、身体の奥が、血潮が、沸騰して全身を巡る。ぎゅううと内肉が締め付けて、離さないし離れない。
「うわ、ハルト、締め付けヤバッ……抜けないじゃん。あ~入れてぇ……!!」
「まだイッてる。ピクピクしてる……可愛すぎ……」
「ああんっ、あああっ、だ、めっ、ま……っ、ああああああ!!」
僕の吐き出した白い涙が、とろりと内腿を垂れていき、そのゾクリとした感覚にすら快感が走る。内壁が畝り、絞り、異物であるバナバを潰そうと締め付けている。
まだ気持ちいいの頂上から降りて来られないのに、セトはバナバをそろりとゆっくりストロークさせるもんだから、イイ所にブツブツが当たってその度にピクピクと身体を跳ねさせた。
「ひあっ、あっ、うっ、あぅっ、」
「さ、今度はこっち、ハルト」
「ふぇ……?」
ずるりと抜かれたと思えば、テトは僕を仰向けにして、ころんと卓に押し倒した。自然と脚が上がり、後孔とペニスが顕になる。
「やっべ、ぷるぷる……っ可愛い……」
「もうっ、ダメだっ、挿れるよハルト!」
また、凶器が僕に突き立てられた。
奥まで入れられたのか、尻にテトの手が当たるのを感じる。
意地の悪いテトの手が僕のペニスの根元を抑えて、イケないようにしていた。
「あひゃんッ、やっ、あんっ、やぁぁあっ!!!」
ナカだけでイッてしまった……!痙攣と快感が止められない。パンパン、尻と腰ではなく、尻と手がぶつかって卑猥な音を立てている。
両手はセトの両手でそれぞれぎゅっと握り込まれて、上から覆い被さりながら強引なキスをされ。
もう、快感を拾い過ぎて敏感になった身体は、今ならどこを触られてもイッてしまう。
がつがつとバナバに犯されている僕を嘲笑うように、店長が留めの一言。
「さぁ、ハルトももうナカイキしましたので、フィーバータイムー、ご希望の予約客の皆様、どうぞー」
その言葉に、ガタンと勢いよく立ち上がったのだろうカイル、トーマ、クリスとロイドが我先にと駆け寄ってくる。うわぁ、無理無理無理、なんで今日こんなに居るの?!えーと、6人?!えー?!
「やぁんっ、ああっ、むぐっ」
机から起こされたと思えば、嬌声をカイルがキスで塞ぎ、トーマが耳を愛撫し、セトが乳首を舐め、転がし、抓ったり噛んだりして。
クリスが僕の、縮こまってもたらたらとだらしなく吐精し続けるペニスを口に含み。
テトがバナバを持ち、そしてロイドも――ロイドがもう一個バナバ持っている?!いつの間に?!
「大丈夫だ、ハルト。これ、ほら、小さいから」
「っぷは、いや、むりむりむりッ!2本なんて、あ、イヤぁぁぁぁあッッ!!!!」
僕の意志とは。抵抗虚しく、テトとロイドは息ぴったりに、2本のバナバを挿入した。
チカチカと目の前を星が飛ぶ。声も出ない。あああ、意識が――。
「……飛んだな」
「うわ、ずっとイッてるね。抜けないほど締め付けられてる」
「――――ッ!~~~っぅあ!!」
「あ、戻ってきた」
オチてた。オチてたけど、トーマに耳をくちゅくちゅされて起きた。いや、クリスがペニスの根元まで吸い込んで喉奥で締めたからだろうか。
中途半端に脱げたシャツに、皺くちゃになったエプロンがかかったまま、スカートや下着もぐっしょり濡れている。
カイルの、頭がぼうっとするほどの巧みなキスに、僕の弱点である耳を執拗に舐めるトーマに、ド変態クリスの口淫に、セトがチロチロと敏感な紅色の粒を齧って。
白い肌がピリピリと赤くなるほど舐め回されて、その様子を店内の客や少年たちにすら視姦されて。
気持ち良くて、何度も何度も達して、吐精すらしなくなって、声が掠れる程喘ぎ、ぽろぽろと涙が頬を伝う。
テトとロイドが容赦なくバナバを突き立て、ぬちぬちと抜き差しする度、良いところに当てられて果てて――――今日も僕は意識を失う。
ハルトが意識を失えば、閉店の合図だ。いくら体力のあるハルトでも、6人に攻められ二輪挿しされれば気が狂う程の快感だろう。実際、最後は声も出ない程身を捩り、くねらせて、綺麗な涙を流して、客的には最高のクライマックスだった。
「さあさあ、出ていった出ていった」
「マスター、俺本気でハルト嫁に欲しいんだけど」
「えっ、カイル?!狡い、ボクだって」
「あーもう、そーいうのは本人に言えよ、いつも気絶してるけどな」
店長はだるそうに客を追い出し、ほぼ裸の少年たちもサクッと服を着直してバタバタと閉店作業をしている。
店長の腕には、気をやったハルトが柔らかな毛布に包まれて抱き込まれ、涙の残る顔で見送りさせられている。
そう、口説きたくとも閉店後はいつも気絶しているし、開店中はつい我先にと競い合うようにお触りしてしまい口説く隙がないのだ。
「……ん」
もぞもぞと動いたハルトは、店長の分厚い胸板のうちにちょうど良い凹みを見つけたのか、顔を押し付け、安心したようにへにゃりと微笑んだ。
「……かわい」
「……店長、俺抱っこしようか」
「サァほら行った行ったァ!出禁にすんぞ!」
名残惜しむ男たちをやっと追い払う。
火照った身体を持て余した男たちは、大半が上の宿屋で身体を休めていく。
そこにサービスはない。たまに、少年たちが一緒に入っていくが、そこは完全なプライベートなので、店長は関与していない。
店長は汗や色んな液体で汚れたハルトをこれから風呂場で清めるのだが、そこで何が行われているのかは誰も知らない。ハルトでさえも。いつも意識はないからだ。
店長はハルトを抱え上げたまま、愛しそうに前髪にキスを落とし、店を閉めるのであった。
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ぜった様、感想ありがとうございます!
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