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第8章 執事でなくなる日
幼馴染
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「だって五十嵐、いきなり手にキスしてきたり、押し倒したりするんだもの。さすがにそんなことをされたら、ドキドキもするでしょう?」
「……え?」
だが、その結月の発言に、恵美は耳を疑った。
お、押し倒された!?
「──って、どういうことですか、それ!!」
「あ、誤解しないでね。たいしたことではないの。あの時は私が『病院に行きたくない』ってワガママを言ってしまったものだから、五十嵐が『無理やりにでも着替えさせて、病院につれていく』って言って、服を脱がそうとしてきて……」
「きゃぁぁぁ!? それのどこが、たいしたことじゃないんですかぁぁぁ!!」
恵美が顔を真っ赤にして慌てふためく。
無理もない。あろうことかお嬢様が執事に押し倒された挙句、無理やり服を脱がされそうになったのだ! 本当なら、一大事だ!!
「ぬ、脱がされたって!?」
「脱がされてはいないわ。押し倒されただけよ」
「だけ!? だけって、お嬢様!? その基準ちょっとおかしいです! 押し倒されたんですよ、執事に!! お嬢様、羽田(前の執事)の時のことをお忘れですか!? あの時どれだけ怖い思いをしたと」
「そうね。でも、今の執事は五十嵐でしょ?」
「え?」
そう言って、朗らかに笑った結月をみて、恵美は瞠目する。
本当に「たいしたことではない」のだろうか? その声は、まるで世間話でもするような穏やかなものだった。
「確かに押し倒されはしたけど、脱がすなんて、あんなのただのハッタリよ。五十嵐が、本気でそんなことするはずないわ」
「そ、そうかも……しれませんが……っ」
断定的な言葉を述べた結月に、恵美はなんとも言えない表情をうかべた。
(お嬢様、そこまで五十嵐さんのことを──)
まだ一緒に過ごすようになって、数カ月。たったそれだけの期間で、ここまで執事に信頼を寄せているのかと、恵美は驚いた。
前に、身の回りのお世話を執事が引き継くときまった時、お嬢様は「また羽田のようなことが起きたら」と少し警戒していた。
それなのに、そんな警戒心はあっさり消え、今では、すっかり執事のことを信し切っているようだった。
押し倒されても、笑ってすませてあげられるくらい、深い信頼関係をきづいているのだろう。
(普通だったらクビにしても、おかしくないのに……!)
穏やかに微笑む結月をみて、恵美は感心する。
事実、お嬢様は無傷?のようだし、いつもと様子も変わらない。これなら、ハッタリと言われても納得してしまうくらいだ。
(……まぁ、お嬢様、ちょっと危機管理能力が低すぎる気もするし。あの五十嵐さんなら、お嬢様の将来を考えて、あえてそのような行動にでたという可能性も?)
相手が執事とはいえ、あっさり押し倒されてしまうような、お嬢様だ。
男性への警戒心を少しでも高めてもらうためには、多少の荒療治は必要かもしれない。
だけど、五十嵐さん!!
結構、攻めているところ申し訳ないですが、お嬢様、一切、危機感じてません!!
(執事としてはいいけど、男性としてはショック受けそう……)
恵美は軽く失笑する。
だが、その後、気持ちを切り替えると
「では、本当に大丈夫なんですね」
「えぇ、五十嵐には、とても良くしてもらってるもの」
「そうですか、お嬢様がそう仰るなら。でも執事とはいえ、五十嵐さんは男性なんですから、万が一ということもありますし、一応気をつけてはくださいね!」
「万が一?」
「万が一ですよ! 万が一!! お嬢様はなんとも思ってらっしゃらないかもしれませんが、羽田の時のように、今度は、五十嵐さんがお嬢様のことを好きになる可能性だって!」
「それもないわ」
「え!?」
だが結月は、間髪入れず、それを否定した。
「ほら、五十嵐には彼女がいるでしょ?」
「っ……そうですが、彼女がいても、好きになる時は好きになります!」
「そうかもしれなけど、大丈夫よ、五十嵐なら」
「どうして、そう言い切れるんですか?」
「だって、五十嵐と話していると、すごく伝わってくるの。彼女のことが愛おしくて仕方ないんだなって──五十嵐ね、彼女の話をするとき、とても愛おしそうな顔をするのよ。好きで好きでたまらないって感じの顔……見てるこっちが恥ずかしくなるくらい」
結月は前に、五十嵐から彼女の話を聞いた時のことを思い出す。
『今度は俺が、彼女を幸せにする番だと思ってます』
とてもとても優しい目をして、五十嵐は、そう言っていた。きっと、他の女性なんて見向きもしないくらい、五十嵐は、彼女のことを愛している。
「だから、五十嵐が私のことを好きになることはないし、今度は羽田の時のようにはならないわ。だから、安心して」
「……お嬢様」
結月が、恵美を安心させるかのようと、ふわりと微笑めば、恵美も、それ以上追求はしなかった。
「それより、さっきから『結月ちゃん』じゃなくなってるわよ」
「あ、そうだ! うー、やっぱり、そう簡単に慣れるものではないですね」
「ふふ、仕方ないわ。いつもは『結月ちゃん』なんて呼ばないし」
「ですよね~、しかし、そう考えたら、五十嵐さんは凄いですね。なんの違和感もなく、あっさり呼び捨てにして! まるで長年一緒にいる幼馴染みたいです!」
「幼馴染……?」
そう言われ、結月はふと夢の中の男の子のことを思い出した。
(そういえば、あのモチヅキ君は、私とどういう関係だったんだろう……)
とても楽しそうに話をしていた。
二人っきりで、傍に寄り添って。
一体、どうやってモチヅキ君と出会ったのだろう。
どうやって、仲良くなって、どんな「約束」をしたのだろう。
思い出せない。
モチヅキ君は、私にとって「幼馴染」のような関係だったのかな?
それとも──
「結月!」
「ん? なぁに、レ……」
だが、不意に執事に声をかけられ、結月は咄嗟に口元を押さえた。
(っ……あれ? 私今、下の名前で呼び捨てにしようと)
急に喉から出そうになった言葉に、結月は顔を青くする。
何だか、さっきからおかしい。
「懐かしい」なんていってしまったり「下の名前」で呼びそうになったり、まるで、自分の中に、もう一人、別の自分がいるみたい。
「結月? どうした?」
「ぇ、あ……」
すると、動揺する結月を見て、レオが心配そうに覗き込んできた。真剣な瞳と目が合うと、結月は慌てて視線をそらす。
「少し疲れた? どこかで休む?」
「あ、うんん。大丈夫。それより、さっき女性に声をかけられていたようだけど」
「え?……あー、あれ見てたのか」
「五十嵐は、よくあのように、女性に声をかけられるの?」
「ん? まぁ、時々」
「そう……(やっぱり五十嵐ってモテるのね)」
(なんだ? ヤキモチでも妬いてるのか?)
珍しい質問をする結月に、レオが首を傾げる。
「じゃぁ、やっぱりさっきのあれは、ナンパだったんですね!?」
すると、その二人の視線を遮り、恵美が興味津々に問いかけてきた。
「いえ、ただ『おひとりですか』と声をかけられただけですよ」
「それを、ナンパって言うんですよ!」
「はは。そうですね。でも『いいえ、彼女と一緒です』とフランス語で返したら、あっさり引いてくれましたよ」
「フ、フランス語!?」
にこやかに放たれたレオの言葉に、結月と恵美は驚愕する!
「フ、フランス語で返したの?」
「はい。無駄な時間は取られたくなかったもので」
(っ……会話を交わす有余すら与えないなんて)
(五十嵐さん、彼女以外には全く興味ないんだな)
日本人だと思って声をかけて、いきなりフランス語で返ってきたら、そりゃ逃げたくもなるだろう。
おもったより腹黒いナンパの対処法に、先程の女の子たちを、すこしだけ気の毒に思った結月たちだった。
「……え?」
だが、その結月の発言に、恵美は耳を疑った。
お、押し倒された!?
「──って、どういうことですか、それ!!」
「あ、誤解しないでね。たいしたことではないの。あの時は私が『病院に行きたくない』ってワガママを言ってしまったものだから、五十嵐が『無理やりにでも着替えさせて、病院につれていく』って言って、服を脱がそうとしてきて……」
「きゃぁぁぁ!? それのどこが、たいしたことじゃないんですかぁぁぁ!!」
恵美が顔を真っ赤にして慌てふためく。
無理もない。あろうことかお嬢様が執事に押し倒された挙句、無理やり服を脱がされそうになったのだ! 本当なら、一大事だ!!
「ぬ、脱がされたって!?」
「脱がされてはいないわ。押し倒されただけよ」
「だけ!? だけって、お嬢様!? その基準ちょっとおかしいです! 押し倒されたんですよ、執事に!! お嬢様、羽田(前の執事)の時のことをお忘れですか!? あの時どれだけ怖い思いをしたと」
「そうね。でも、今の執事は五十嵐でしょ?」
「え?」
そう言って、朗らかに笑った結月をみて、恵美は瞠目する。
本当に「たいしたことではない」のだろうか? その声は、まるで世間話でもするような穏やかなものだった。
「確かに押し倒されはしたけど、脱がすなんて、あんなのただのハッタリよ。五十嵐が、本気でそんなことするはずないわ」
「そ、そうかも……しれませんが……っ」
断定的な言葉を述べた結月に、恵美はなんとも言えない表情をうかべた。
(お嬢様、そこまで五十嵐さんのことを──)
まだ一緒に過ごすようになって、数カ月。たったそれだけの期間で、ここまで執事に信頼を寄せているのかと、恵美は驚いた。
前に、身の回りのお世話を執事が引き継くときまった時、お嬢様は「また羽田のようなことが起きたら」と少し警戒していた。
それなのに、そんな警戒心はあっさり消え、今では、すっかり執事のことを信し切っているようだった。
押し倒されても、笑ってすませてあげられるくらい、深い信頼関係をきづいているのだろう。
(普通だったらクビにしても、おかしくないのに……!)
穏やかに微笑む結月をみて、恵美は感心する。
事実、お嬢様は無傷?のようだし、いつもと様子も変わらない。これなら、ハッタリと言われても納得してしまうくらいだ。
(……まぁ、お嬢様、ちょっと危機管理能力が低すぎる気もするし。あの五十嵐さんなら、お嬢様の将来を考えて、あえてそのような行動にでたという可能性も?)
相手が執事とはいえ、あっさり押し倒されてしまうような、お嬢様だ。
男性への警戒心を少しでも高めてもらうためには、多少の荒療治は必要かもしれない。
だけど、五十嵐さん!!
結構、攻めているところ申し訳ないですが、お嬢様、一切、危機感じてません!!
(執事としてはいいけど、男性としてはショック受けそう……)
恵美は軽く失笑する。
だが、その後、気持ちを切り替えると
「では、本当に大丈夫なんですね」
「えぇ、五十嵐には、とても良くしてもらってるもの」
「そうですか、お嬢様がそう仰るなら。でも執事とはいえ、五十嵐さんは男性なんですから、万が一ということもありますし、一応気をつけてはくださいね!」
「万が一?」
「万が一ですよ! 万が一!! お嬢様はなんとも思ってらっしゃらないかもしれませんが、羽田の時のように、今度は、五十嵐さんがお嬢様のことを好きになる可能性だって!」
「それもないわ」
「え!?」
だが結月は、間髪入れず、それを否定した。
「ほら、五十嵐には彼女がいるでしょ?」
「っ……そうですが、彼女がいても、好きになる時は好きになります!」
「そうかもしれなけど、大丈夫よ、五十嵐なら」
「どうして、そう言い切れるんですか?」
「だって、五十嵐と話していると、すごく伝わってくるの。彼女のことが愛おしくて仕方ないんだなって──五十嵐ね、彼女の話をするとき、とても愛おしそうな顔をするのよ。好きで好きでたまらないって感じの顔……見てるこっちが恥ずかしくなるくらい」
結月は前に、五十嵐から彼女の話を聞いた時のことを思い出す。
『今度は俺が、彼女を幸せにする番だと思ってます』
とてもとても優しい目をして、五十嵐は、そう言っていた。きっと、他の女性なんて見向きもしないくらい、五十嵐は、彼女のことを愛している。
「だから、五十嵐が私のことを好きになることはないし、今度は羽田の時のようにはならないわ。だから、安心して」
「……お嬢様」
結月が、恵美を安心させるかのようと、ふわりと微笑めば、恵美も、それ以上追求はしなかった。
「それより、さっきから『結月ちゃん』じゃなくなってるわよ」
「あ、そうだ! うー、やっぱり、そう簡単に慣れるものではないですね」
「ふふ、仕方ないわ。いつもは『結月ちゃん』なんて呼ばないし」
「ですよね~、しかし、そう考えたら、五十嵐さんは凄いですね。なんの違和感もなく、あっさり呼び捨てにして! まるで長年一緒にいる幼馴染みたいです!」
「幼馴染……?」
そう言われ、結月はふと夢の中の男の子のことを思い出した。
(そういえば、あのモチヅキ君は、私とどういう関係だったんだろう……)
とても楽しそうに話をしていた。
二人っきりで、傍に寄り添って。
一体、どうやってモチヅキ君と出会ったのだろう。
どうやって、仲良くなって、どんな「約束」をしたのだろう。
思い出せない。
モチヅキ君は、私にとって「幼馴染」のような関係だったのかな?
それとも──
「結月!」
「ん? なぁに、レ……」
だが、不意に執事に声をかけられ、結月は咄嗟に口元を押さえた。
(っ……あれ? 私今、下の名前で呼び捨てにしようと)
急に喉から出そうになった言葉に、結月は顔を青くする。
何だか、さっきからおかしい。
「懐かしい」なんていってしまったり「下の名前」で呼びそうになったり、まるで、自分の中に、もう一人、別の自分がいるみたい。
「結月? どうした?」
「ぇ、あ……」
すると、動揺する結月を見て、レオが心配そうに覗き込んできた。真剣な瞳と目が合うと、結月は慌てて視線をそらす。
「少し疲れた? どこかで休む?」
「あ、うんん。大丈夫。それより、さっき女性に声をかけられていたようだけど」
「え?……あー、あれ見てたのか」
「五十嵐は、よくあのように、女性に声をかけられるの?」
「ん? まぁ、時々」
「そう……(やっぱり五十嵐ってモテるのね)」
(なんだ? ヤキモチでも妬いてるのか?)
珍しい質問をする結月に、レオが首を傾げる。
「じゃぁ、やっぱりさっきのあれは、ナンパだったんですね!?」
すると、その二人の視線を遮り、恵美が興味津々に問いかけてきた。
「いえ、ただ『おひとりですか』と声をかけられただけですよ」
「それを、ナンパって言うんですよ!」
「はは。そうですね。でも『いいえ、彼女と一緒です』とフランス語で返したら、あっさり引いてくれましたよ」
「フ、フランス語!?」
にこやかに放たれたレオの言葉に、結月と恵美は驚愕する!
「フ、フランス語で返したの?」
「はい。無駄な時間は取られたくなかったもので」
(っ……会話を交わす有余すら与えないなんて)
(五十嵐さん、彼女以外には全く興味ないんだな)
日本人だと思って声をかけて、いきなりフランス語で返ってきたら、そりゃ逃げたくもなるだろう。
おもったより腹黒いナンパの対処法に、先程の女の子たちを、すこしだけ気の毒に思った結月たちだった。
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