118 / 129
第5章 異世界の男は斬る
第22話
しおりを挟む
異能力図鑑、才歪、紋綴りの猛攻を受けて数分経つわけだが、何というかちゃんとしている事に感心してしまった。
まず異能力図鑑は五人の内の一人目と二人目が光線を頭上に放ち、三人目と四人目が生み出した空間の歪みで光線を曲げ俺を狙ってきて、最後の五人目は切り札の準備のためなのか目を閉じた状態で図鑑に手を置きぶつぶつと何かをつぶやいており、戦いにおける役割は後衛の固定砲台だ。
次に才歪だが、こいつは常に動き続け伸びる手をフル活用した突きの壁を作り出し俺を牽制しつつも隙狙ってくる中衛の遊撃手と言える。
そして紋綴りはと言えば、強化した巨体と修復できる身体の特性を活かして俺の視界を制限しながら俺を足止めする前衛の壁役だな。
それに紋綴りも中途半端な異能力者なら巨体と剛力で押し潰せて、さらに手足を振り回す時に発生する瓦礫は十分殺傷力があるから耐えるだけの肉壁ではないと注意しておく必要はある。
「うおおおおおおおっ‼︎」
「シッ、シッ、シシッ、シシシシシッ‼︎」
「「「「ぬう……当たれ‼︎ 当たれぇぇぇ‼︎」」」」
まあ、こんな風に俺が冷静に異能力図鑑達を評価できているのは全ての攻撃とその余波を避けているからなわけで、それに加えて俺が五人目の異能力図鑑の方へ視線を向けているため異能力図鑑達は焦りの色が強くなっていた。
そろそろ俺からも動くかと思ったら、四人の異能力図鑑がサアッと顔を曇らせる。
「「「「才歪、紋綴り、退がるのである‼︎」」」」
「バカ野郎‼︎ こいつにほんのわずかでも時間を与える方がまずいだろうが‼︎ 異能力図鑑、俺ごとこいつをやれ‼︎」
「…………私も手足の一本、二本なら問題ないわ」
「「「「ク……、致し方ない、か‼︎」」」」
紋綴りの巨体越しに強い発光が見えた。
どうやら異能力図鑑は四人で光線を放ってくるようで、紋綴りは俺を押さえつけようとつかみかかってきて、才歪は俺の頭上へ跳び上から今までで最速最多の突きの壁を繰り出してくる。
二人とも何とか俺の動きを制限し異能力図鑑の光線を当てようとしているみたいだが、俺は身体を加速させて紋綴りを才歪の方へ蹴り上げ、その後跳んで二人を全力で蹴り飛ばして着地した。
…………うん? 着地する瞬間を狙ってこなかったな。
俺は発射寸前のまま光線を撃ってこない異能力図鑑に首を傾げてしまう。
「どうして撃ってこなかったんですか?」
「「「「それはこちらのセリフである。なぜ、才歪と紋綴りを我輩の射線から弾いたのだ? こちらに貸しを作ったつもりであるなら勘違いもはなはだしいというもの」」」」
「そんなつもりはありません。ただ……」
「「「「ただ?」」」」
「真っ向勝負であなたの攻撃を打ち破ろうと思っただけです」
「「「「くははは‼︎ 何という傲慢さ‼︎ やれるものならやってみよ‼︎」」」」
四人の異能力図鑑が叫んだと同時に、俺は右足を前に出して半身となり異能力図鑑に背中を見せるように上半身を捻って力を溜める。
異能力図鑑の掌の光球が一際強く光った瞬間、俺は全力で木刀を振り切った。
その結果……。
「「「「「そんなバカな……」」」」」
「予想した以上の結果になり僕も驚いています」
俺へと向かってくる光線は俺の斬撃により真っ二つとなり霧散し、さらに光線を放ってきた四人の異能力図鑑も胸の辺りからズレて消えた。
光線は斬れると思っていたが、まさか離れている異能力図鑑まで斬撃が届くとは思わなかったな。
まあ、これで遠距離攻撃の手段が手に入ったと喜んでおこう……っと、待て。
新たな自分の成長というか発見に驚いていたら、異能力図鑑の数が増えていない事に気づく。
今までだったら五人まとめて消えてもすぐに復活していたのに、何で四人は消えたままなんだ?
疑問を解消するため俺が一人だけ残っている何かの準備を続けているはずの五人目の異能力図鑑を見ると、五人目はただただ呆然としていて思考が止まっているからだとわかった。
……それならそれで一気に畳み掛けられるから良いか。
それにそんな状態でも無意識に何かの準備を続けている事からも、その何かは本当に重要だとわかるからそれを潰せるという意味でもこのまま攻め切るべきだ。
俺がそう決め異能力図鑑の隠れている本体を炙り出すため全力の殺気を放とうとした瞬間、頭上から落ちてくる気配を感じたため俺はその場から飛び退いた。
ズドーーーーン‼︎
それが着地すると大きな着地音と土煙と瓦礫を撒き散らす。
これは下手したら隠れている異能力図鑑の本体も瓦礫を被っているだろと思いつつ落ちてきた奴を警戒していたら、落ちてきた奴がいる方とは別の方向から殺気を感じたため身体を加速させもう一度飛び退く。
すると、加速した俺と同速のものが何発も土煙を突き破ってきた。
とにかく速い。
落ちてきた奴もこの攻撃を放ってきた奴も想像通りなんだろうが、ここからは気を引き締めるべきだな。
「ヂッ、ヅブゼナガッダ……」
「…………ぞごまで簡単な相手じゃないのば、わがっでだごど」
土煙が晴れ姿を表したのは才歪と紋綴り。
ただし、その様子は俺が二人を蹴り飛ばす前とは激変している。
まず才歪は体格が一回り大きくなって、さらに手足が通常時より長さと太さが倍以上になっていた。
次に紋綴りだが体格は最大強化の大きさに戻っているものの、何というか仕草から見える雑さが消えて見上げるほどの巨体を完全に制御できている。
おそらく才歪が紋綴りの運動神経や反射神経なんかの出力を上振れさせ、紋綴りは才歪の身体自体を強化したんだろうな。
一人一人の強化じゃ俺に敵わないから、二人の異能力を合わせて自分達を限界突破させるとは、とことん後先考えない無茶をする。
二人の戦線復帰で正気に戻った異能力図鑑も俺と同じ気持ちになったようで、ワナワナと震えながら叫び始めた。
「才歪、紋綴り‼︎ お前達は何をやっているのだ‼︎ お前達は我輩の目的達成に必要な人材なんだぞ‼︎ それなのに自滅を選ぶとは何を考えている⁉︎」
「…………自滅を選んだわげじゃない。ごれば覚悟」
「ごごでがでないなら、いみがないだろ‼︎ おまえごぞ、いつまでじゅんびにじがんがががってやがる‼︎ ざっざとおわらぜろ‼︎」
「…………私ど紋綴りが動けなぐなる前に終わらぜで」
「うぬ……」
異能力図鑑は明らかに迷っているみたいだが、それでも才歪と紋綴りの言う事を正しいとも理解できている。
ここからが本当の総力戦なら、こちらも全力を出そう。
俺は深呼吸をし音と色のない世界へ入ろうとした。
しかし、息を吸おうとしたら才歪の太く長い腕での突きが顔へ高速で伸びてきたため、俺は身体を半身にして避ける。
そして迎撃として才歪の伸びた腕に木刀を叩き込もうとしたら、いつのまにか俺の背後に移動していた紋綴りが拳を振り下ろしてきたので身体を加速させて紋綴りの股の間を抜けて距離を取った。
すぐさま才体勢を整えて歪と紋綴りを視界に入れたが、二人はいつでも最速で動き出せるように構え終わっている。
「…………ぞれば絶対にさぜない」
「おれだぢをなめるなよ」
確かな実力に確かな覚悟、これがあるなら下に見て良い相手じゃなくなったな。
俺は異能力図鑑の切り札に少しワクワクしていた自分を消し去り、今は才歪と紋綴りへ集中すると決めて殺気を放ちながら構えた。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎後書き
最後まで読んでいただきありがとうございます。
「面白かった!」、「続きが気になる、読みたい!」、「今後どうなるのっ……!」と思ったら、お気に入りの登録を、ぜひお願いします。
また感想や誤字脱字報告もお待ちしています。
まず異能力図鑑は五人の内の一人目と二人目が光線を頭上に放ち、三人目と四人目が生み出した空間の歪みで光線を曲げ俺を狙ってきて、最後の五人目は切り札の準備のためなのか目を閉じた状態で図鑑に手を置きぶつぶつと何かをつぶやいており、戦いにおける役割は後衛の固定砲台だ。
次に才歪だが、こいつは常に動き続け伸びる手をフル活用した突きの壁を作り出し俺を牽制しつつも隙狙ってくる中衛の遊撃手と言える。
そして紋綴りはと言えば、強化した巨体と修復できる身体の特性を活かして俺の視界を制限しながら俺を足止めする前衛の壁役だな。
それに紋綴りも中途半端な異能力者なら巨体と剛力で押し潰せて、さらに手足を振り回す時に発生する瓦礫は十分殺傷力があるから耐えるだけの肉壁ではないと注意しておく必要はある。
「うおおおおおおおっ‼︎」
「シッ、シッ、シシッ、シシシシシッ‼︎」
「「「「ぬう……当たれ‼︎ 当たれぇぇぇ‼︎」」」」
まあ、こんな風に俺が冷静に異能力図鑑達を評価できているのは全ての攻撃とその余波を避けているからなわけで、それに加えて俺が五人目の異能力図鑑の方へ視線を向けているため異能力図鑑達は焦りの色が強くなっていた。
そろそろ俺からも動くかと思ったら、四人の異能力図鑑がサアッと顔を曇らせる。
「「「「才歪、紋綴り、退がるのである‼︎」」」」
「バカ野郎‼︎ こいつにほんのわずかでも時間を与える方がまずいだろうが‼︎ 異能力図鑑、俺ごとこいつをやれ‼︎」
「…………私も手足の一本、二本なら問題ないわ」
「「「「ク……、致し方ない、か‼︎」」」」
紋綴りの巨体越しに強い発光が見えた。
どうやら異能力図鑑は四人で光線を放ってくるようで、紋綴りは俺を押さえつけようとつかみかかってきて、才歪は俺の頭上へ跳び上から今までで最速最多の突きの壁を繰り出してくる。
二人とも何とか俺の動きを制限し異能力図鑑の光線を当てようとしているみたいだが、俺は身体を加速させて紋綴りを才歪の方へ蹴り上げ、その後跳んで二人を全力で蹴り飛ばして着地した。
…………うん? 着地する瞬間を狙ってこなかったな。
俺は発射寸前のまま光線を撃ってこない異能力図鑑に首を傾げてしまう。
「どうして撃ってこなかったんですか?」
「「「「それはこちらのセリフである。なぜ、才歪と紋綴りを我輩の射線から弾いたのだ? こちらに貸しを作ったつもりであるなら勘違いもはなはだしいというもの」」」」
「そんなつもりはありません。ただ……」
「「「「ただ?」」」」
「真っ向勝負であなたの攻撃を打ち破ろうと思っただけです」
「「「「くははは‼︎ 何という傲慢さ‼︎ やれるものならやってみよ‼︎」」」」
四人の異能力図鑑が叫んだと同時に、俺は右足を前に出して半身となり異能力図鑑に背中を見せるように上半身を捻って力を溜める。
異能力図鑑の掌の光球が一際強く光った瞬間、俺は全力で木刀を振り切った。
その結果……。
「「「「「そんなバカな……」」」」」
「予想した以上の結果になり僕も驚いています」
俺へと向かってくる光線は俺の斬撃により真っ二つとなり霧散し、さらに光線を放ってきた四人の異能力図鑑も胸の辺りからズレて消えた。
光線は斬れると思っていたが、まさか離れている異能力図鑑まで斬撃が届くとは思わなかったな。
まあ、これで遠距離攻撃の手段が手に入ったと喜んでおこう……っと、待て。
新たな自分の成長というか発見に驚いていたら、異能力図鑑の数が増えていない事に気づく。
今までだったら五人まとめて消えてもすぐに復活していたのに、何で四人は消えたままなんだ?
疑問を解消するため俺が一人だけ残っている何かの準備を続けているはずの五人目の異能力図鑑を見ると、五人目はただただ呆然としていて思考が止まっているからだとわかった。
……それならそれで一気に畳み掛けられるから良いか。
それにそんな状態でも無意識に何かの準備を続けている事からも、その何かは本当に重要だとわかるからそれを潰せるという意味でもこのまま攻め切るべきだ。
俺がそう決め異能力図鑑の隠れている本体を炙り出すため全力の殺気を放とうとした瞬間、頭上から落ちてくる気配を感じたため俺はその場から飛び退いた。
ズドーーーーン‼︎
それが着地すると大きな着地音と土煙と瓦礫を撒き散らす。
これは下手したら隠れている異能力図鑑の本体も瓦礫を被っているだろと思いつつ落ちてきた奴を警戒していたら、落ちてきた奴がいる方とは別の方向から殺気を感じたため身体を加速させもう一度飛び退く。
すると、加速した俺と同速のものが何発も土煙を突き破ってきた。
とにかく速い。
落ちてきた奴もこの攻撃を放ってきた奴も想像通りなんだろうが、ここからは気を引き締めるべきだな。
「ヂッ、ヅブゼナガッダ……」
「…………ぞごまで簡単な相手じゃないのば、わがっでだごど」
土煙が晴れ姿を表したのは才歪と紋綴り。
ただし、その様子は俺が二人を蹴り飛ばす前とは激変している。
まず才歪は体格が一回り大きくなって、さらに手足が通常時より長さと太さが倍以上になっていた。
次に紋綴りだが体格は最大強化の大きさに戻っているものの、何というか仕草から見える雑さが消えて見上げるほどの巨体を完全に制御できている。
おそらく才歪が紋綴りの運動神経や反射神経なんかの出力を上振れさせ、紋綴りは才歪の身体自体を強化したんだろうな。
一人一人の強化じゃ俺に敵わないから、二人の異能力を合わせて自分達を限界突破させるとは、とことん後先考えない無茶をする。
二人の戦線復帰で正気に戻った異能力図鑑も俺と同じ気持ちになったようで、ワナワナと震えながら叫び始めた。
「才歪、紋綴り‼︎ お前達は何をやっているのだ‼︎ お前達は我輩の目的達成に必要な人材なんだぞ‼︎ それなのに自滅を選ぶとは何を考えている⁉︎」
「…………自滅を選んだわげじゃない。ごれば覚悟」
「ごごでがでないなら、いみがないだろ‼︎ おまえごぞ、いつまでじゅんびにじがんがががってやがる‼︎ ざっざとおわらぜろ‼︎」
「…………私ど紋綴りが動けなぐなる前に終わらぜで」
「うぬ……」
異能力図鑑は明らかに迷っているみたいだが、それでも才歪と紋綴りの言う事を正しいとも理解できている。
ここからが本当の総力戦なら、こちらも全力を出そう。
俺は深呼吸をし音と色のない世界へ入ろうとした。
しかし、息を吸おうとしたら才歪の太く長い腕での突きが顔へ高速で伸びてきたため、俺は身体を半身にして避ける。
そして迎撃として才歪の伸びた腕に木刀を叩き込もうとしたら、いつのまにか俺の背後に移動していた紋綴りが拳を振り下ろしてきたので身体を加速させて紋綴りの股の間を抜けて距離を取った。
すぐさま才体勢を整えて歪と紋綴りを視界に入れたが、二人はいつでも最速で動き出せるように構え終わっている。
「…………ぞれば絶対にさぜない」
「おれだぢをなめるなよ」
確かな実力に確かな覚悟、これがあるなら下に見て良い相手じゃなくなったな。
俺は異能力図鑑の切り札に少しワクワクしていた自分を消し去り、今は才歪と紋綴りへ集中すると決めて殺気を放ちながら構えた。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎後書き
最後まで読んでいただきありがとうございます。
「面白かった!」、「続きが気になる、読みたい!」、「今後どうなるのっ……!」と思ったら、お気に入りの登録を、ぜひお願いします。
また感想や誤字脱字報告もお待ちしています。
0
お気に入りに追加
103
あなたにおすすめの小説
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
貞操逆転世界に無職20歳男で転生したので自由に生きます!
やまいし
ファンタジー
自分が書きたいことを詰めこみました。掲示板あり
目覚めると20歳無職だった主人公。
転生したのは男女の貞操観念が逆転&男女比が1:100の可笑しな世界だった。
”好きなことをしよう”と思ったは良いものの無一文。
これではまともな生活ができない。
――そうだ!えちえち自撮りでお金を稼ごう!
こうして彼の転生生活が幕を開けた。
目立つのが嫌でダンジョンのソロ攻略をしていた俺、アイドル配信者のいる前で、うっかり最凶モンスターをブッ飛ばしてしまう
果 一
ファンタジー
目立つことが大嫌いな男子高校生、篠村暁斗の通う学校には、アイドルがいる。
名前は芹なずな。学校一美人で現役アイドル、さらに有名ダンジョン配信者という勝ち組人生を送っている女の子だ。
日夜、ぼんやりと空を眺めるだけの暁斗とは縁のない存在。
ところが、ある日暁斗がダンジョンの下層でひっそりとモンスター狩りをしていると、SSクラスモンスターのワイバーンに襲われている小規模パーティに遭遇する。
この期に及んで「目立ちたくないから」と見捨てるわけにもいかず、暁斗は隠していた実力を解放して、ワイバーンを一撃粉砕してしまう。
しかし、近くに倒れていたアイドル配信者の芹なずなに目撃されていて――
しかも、その一部始終は生放送されていて――!?
《ワイバーン一撃で倒すとか異次元過ぎw》
《さっき見たらツイットーのトレンドに上がってた。これ、明日のネットニュースにも載るっしょ絶対》
SNSでバズりにバズり、さらには芹なずなにも正体がバレて!?
暁斗の陰キャ自由ライフは、瞬く間に崩壊する!
※本作は小説家になろう・カクヨムでも公開しています。両サイトでのタイトルは『目立つのが嫌でダンジョンのソロ攻略をしていた俺、アイドル配信者のいる前で、うっかり最凶モンスターをブッ飛ばしてしまう~バズりまくって陰キャ生活が無事終了したんだが~』となります。
※この作品はフィクションです。実在の人物•団体•事件•法律などとは一切関係ありません。あらかじめご了承ください。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
底辺男のミセカタ 〜ゴミスキルのせいで蔑まれていた俺はスキル『反射』を手に入れて憎い奴らに魅せつける〜
筋肉重太郎
ファンタジー
俺は……最底辺だ。
2040年、世界に突如として、スキル、と呼ばれる能力が発現する。
どんどん良くなっていく生活。
いくつもの世界問題の改善。
世界は更により良くなっていく………はずだった。
主人公 田中伸太はスキルを"一応"持っている一般人……いや、底辺男であった。
運動も勉学も平均以下、スキルすら弱過ぎるものであった。平均以上にできると言ったらゲームぐらいのものである。
だが、周りは違った。
周りから尊敬の眼差しを受け続ける幼馴染、その周りにいる"勝ち組"と言える奴ら。
なんで俺だけ強くなれない…………
なんで俺だけ頭が良くなれない…………
周りからは、無能力者なんて言う不名誉なあだ名もつけられ、昔から目立ちたがりだった伸太はどんどん卑屈になっていく。
友達も増えて、さらに強くなっていく幼馴染に強い劣等感も覚え、いじめまで出始めたその時、伸太の心に1つの感情が芽生える。
それは……
復讐心。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
月が導く異世界道中
あずみ 圭
ファンタジー
月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。
真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。
彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。
これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。
漫遊編始めました。
外伝的何かとして「月が導く異世界道中extra」も投稿しています。
魔境暮らしの転生予言者 ~開発に携わったゲーム世界に転生した俺、前世の知識で災いを先読みしていたら「奇跡の予言者」として英雄扱いをうける~
鈴木竜一
ファンタジー
「前世の知識で楽しく暮らそう! ……えっ? 俺が予言者? 千里眼?」
未来を見通す千里眼を持つエルカ・マクフェイルはその能力を生かして国の発展のため、長きにわたり尽力してきた。その成果は人々に認められ、エルカは「奇跡の予言者」として絶大な支持を得ることになる。だが、ある日突然、エルカは聖女カタリナから神託により追放すると告げられてしまう。それは王家をこえるほどの支持を得始めたエルカの存在を危険視する王国側の陰謀であった。
国から追いだされたエルカだったが、その心は浮かれていた。実は彼の持つ予言の力の正体は前世の記憶であった。この世界の元ネタになっているゲームの開発メンバーだった頃の記憶がよみがえったことで、これから起こる出来事=イベントが分かり、それによって生じる被害を最小限に抑える方法を伝えていたのである。
追放先である魔境には強大なモンスターも生息しているが、同時にとんでもないお宝アイテムが眠っている場所でもあった。それを知るエルカはアイテムを回収しつつ、知性のあるモンスターたちと友好関係を築いてのんびりとした生活を送ろうと思っていたのだが、なんと彼の追放を受け入れられない王国の有力者たちが続々と魔境へとやってきて――果たして、エルカは自身が望むようなのんびりスローライフを送れるのか!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる