57 / 129
第3章 異世界の男は遠征する
第11話
しおりを挟む
俺が秋臣とのやり取りの邪魔になった不審者を叩きのめすと、システィーゾと鈴 麗華の体調が回復したようで残っていた粘液野郎達を殲滅し始めた。
二人を手伝おうと思い動こうとしたが鈴 麗華から待機しているように言われたから、俺は一応の警戒のため不審者がどう動き出しても撃破できる位置に待機しておく。
まあ、秋臣と話すちょうど良い時間だな。
『秋臣、お前が目覚めるのを待ってたぞ』
『待たせてごめんなさい』
『いや、こうして秋臣と話せるようになっただけで十分だ』
『そう言ってもらえると嬉しいです』
『ところで、あの不審者の呪いは大丈夫なのか?』
『ええ、大丈夫です。不快そのものでしたが目覚めるきっかけになりました』
『ちなみにどんな感じだったんだ?』
『そうですね……、寝てるところにベチャッとしたものがまとわりついて口と鼻を塞がれた感じでしょうか』
『…………それは絶対に大丈夫じゃないだろ』
『結果的に覚醒できたので何の問題ありませんよ』
秋臣の声を聞いたのは俺達が魂だけになっていた、あの時だけだが、あの時よりも声に力強さを感じるな。
『秋臣……、あの時より強くなったか?』
『もちろんです。眠りながらも、ずっとあなたを感じていたので』
『前の世界の戦場でしか生きてなかった俺が、お前に良い影響を与えられて良かった。…………変われそうか?』
『…………』
俺と秋臣は声を出さずに頭の中だけで話していたが、俺の質問を聞いた秋臣は黙って考え込んでしまう。
特に急かす事でもないため俺は秋臣の答えを待つ間、システィーゾと鈴 麗華の戦況や不審者の様子を確認したいたが、特に問題はない。
むしろシスティーゾと鈴 麗華に関しては、粘液野郎達の殲滅が今すぐにでも終わりそうだ。
『秋臣、もう戦いが終わって状況が動きそうだ。まだ考えがまとまってないなら無理に答えなくても良い。俺はお前と変わる時まで、この身体を絶対に守り抜くと決めている。時間もそれなりにあるはずだ。ゆっくり考えろ』
『ありがとうございます。今は、その言葉に甘えさせてください』
そう言うと秋臣は奥底へ戻っていった。
秋臣と変わらない事が残念ではあるが、それでも今の状態を続けられる事にホッとしている自分もいる。
この気持ちは何だろうな。
俺も今の状況をそれなり以上に楽しんでって事か?
まあ、今は目の前の事に集中しよう。
◆◆◆◆◆
結局のところ、システィーゾと鈴 麗華が粘液野郎達を全て殲滅するまでに五分もかからなかった。
とはいえ、問題はここからだ。
後始末にどれだけの時間がかかるのか、全く見当がつかない。
いくら何でも精霊級に分類できる犯罪者を通常処理はできないから吾郷学園か聖か公的機関から専門の人員を派遣してもらう必要があり、さらにそんな精霊級の犯罪者に狙われた蔵宮 霞の事情にも捜査が入るはず。
今も鈴 麗華はあちこちに連絡を入れている事からも、いろいろ時間を取られそうだが俺達の任務はどうなるんだ?
お、鈴 麗華が、こっちに近づいてくる。
「鶴見君、お疲れ様。身体の調子はどう?」
「お疲れ様です、鈴先輩。少し怠さはありますが、それだけですね。鈴先輩は大丈夫ですか?」
「私も鶴見君と同じよ」
「安心しました。ところで任務の方は?」
「学園長から蔵宮 霞さんを警護しつつ、この場で待機の指示があったわ。さすがに精霊級の襲撃は予想外だったみたいね」
「依頼主の方は?」
「もちろん蔵宮 石永さんからも了解を得てるわ。まずは、この襲撃者の引き渡しが先よ」
「わかりました。僕はこのまま万が一に備えて警戒しておきます」
「お願いするわ。…………鶴見君」
「何ですか?」
「いえ、何でもないわ。警戒をよろしくね」
「はい」
鈴 麗華は何か言いたげな感じだったが何も言わなかった。
後先考えずにキレたあの時の俺の事を誤魔化すのは、なかなか厄介だからありがたい。
…………おっと、安心するのは早かったな。
今度はシスティーゾが近づいてきて何かを投げてきた。
「おい、受け取れ」
「あ、僕の端末。ありがとうございます」
「お前は……」
「はい?」
「お前は何なんだ? あの殺気を放った時の変わりようは普通じゃなかった……」
「かなり体調が悪くなっていたのに、よく僕の事を見てましたね。ちょっと後先考えずにキレただけなので気にしないでください」
「それなら、そいつには何て説明する気だ?」
システィーゾは俺の端末を指差す。
『鶴見君、無事なようで何よりよ』
「流々原先生、ありがとうございます」
『それでだけど』
「はい」
『私はあなたの中に別の魂があるのを感じたのよ。どういう事か説明してくれるかしら?』
「仙人っていうのは、そんな事までわかるですね」
『魂というのは独立しているわ。それなのに魂の中に別の魂が現れて、また消えた。そんな事は普通起きないのよ。仙人じゃなくても、気や魔力にマナといったものに敏感なら気づくものは、それなりにいるの』
「ああ、なるほど」
『それで説明はしてくれない?』
「僕の状態を説明しても良いんですが……」
『ですが?』
「誰も理解できないか、信じられないと思います」
俺の言い方が気に入らなかったのか、システィーゾと鈴 麗華は鋭い視線を向けて来て流々原先生の気配も重々しいものになっている。
『……説明する気はあるのね?』
「はい」
『それなら良いわ。鈴さん、システィーゾ君、今は任務に集中しなさい。鶴見君もよ』
「良いのかよ……?」
『鶴見君からの説明は学園に帰ってきてから、学園長達といっしょに聞かせてもらうわ。鶴見君、それで問題ないかしら?』
「僕は大丈夫です」
『鈴さん? システィーゾ君?』
「わかりました」
「今は引いてやる」
『それじゃあ、任務を最後まで頑張って。学園で待ってるわ』
その言葉を最後に通信は切れ、システィーゾと鈴 麗華は後始末へ尽力していった。
…………さて、どうなる?
最悪、逃亡もあり得るか?
秋臣の立場が悪くならないように考えないとな……。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎後書き
最後まで読んでいただきありがとうございます。
「面白かった!」、「続きが気になる、読みたい!」、「今後どうなるのっ……!」と思ったら、お気に入りの登録を、ぜひお願いします
また感想や誤字脱字報告もお待ちしています。
二人を手伝おうと思い動こうとしたが鈴 麗華から待機しているように言われたから、俺は一応の警戒のため不審者がどう動き出しても撃破できる位置に待機しておく。
まあ、秋臣と話すちょうど良い時間だな。
『秋臣、お前が目覚めるのを待ってたぞ』
『待たせてごめんなさい』
『いや、こうして秋臣と話せるようになっただけで十分だ』
『そう言ってもらえると嬉しいです』
『ところで、あの不審者の呪いは大丈夫なのか?』
『ええ、大丈夫です。不快そのものでしたが目覚めるきっかけになりました』
『ちなみにどんな感じだったんだ?』
『そうですね……、寝てるところにベチャッとしたものがまとわりついて口と鼻を塞がれた感じでしょうか』
『…………それは絶対に大丈夫じゃないだろ』
『結果的に覚醒できたので何の問題ありませんよ』
秋臣の声を聞いたのは俺達が魂だけになっていた、あの時だけだが、あの時よりも声に力強さを感じるな。
『秋臣……、あの時より強くなったか?』
『もちろんです。眠りながらも、ずっとあなたを感じていたので』
『前の世界の戦場でしか生きてなかった俺が、お前に良い影響を与えられて良かった。…………変われそうか?』
『…………』
俺と秋臣は声を出さずに頭の中だけで話していたが、俺の質問を聞いた秋臣は黙って考え込んでしまう。
特に急かす事でもないため俺は秋臣の答えを待つ間、システィーゾと鈴 麗華の戦況や不審者の様子を確認したいたが、特に問題はない。
むしろシスティーゾと鈴 麗華に関しては、粘液野郎達の殲滅が今すぐにでも終わりそうだ。
『秋臣、もう戦いが終わって状況が動きそうだ。まだ考えがまとまってないなら無理に答えなくても良い。俺はお前と変わる時まで、この身体を絶対に守り抜くと決めている。時間もそれなりにあるはずだ。ゆっくり考えろ』
『ありがとうございます。今は、その言葉に甘えさせてください』
そう言うと秋臣は奥底へ戻っていった。
秋臣と変わらない事が残念ではあるが、それでも今の状態を続けられる事にホッとしている自分もいる。
この気持ちは何だろうな。
俺も今の状況をそれなり以上に楽しんでって事か?
まあ、今は目の前の事に集中しよう。
◆◆◆◆◆
結局のところ、システィーゾと鈴 麗華が粘液野郎達を全て殲滅するまでに五分もかからなかった。
とはいえ、問題はここからだ。
後始末にどれだけの時間がかかるのか、全く見当がつかない。
いくら何でも精霊級に分類できる犯罪者を通常処理はできないから吾郷学園か聖か公的機関から専門の人員を派遣してもらう必要があり、さらにそんな精霊級の犯罪者に狙われた蔵宮 霞の事情にも捜査が入るはず。
今も鈴 麗華はあちこちに連絡を入れている事からも、いろいろ時間を取られそうだが俺達の任務はどうなるんだ?
お、鈴 麗華が、こっちに近づいてくる。
「鶴見君、お疲れ様。身体の調子はどう?」
「お疲れ様です、鈴先輩。少し怠さはありますが、それだけですね。鈴先輩は大丈夫ですか?」
「私も鶴見君と同じよ」
「安心しました。ところで任務の方は?」
「学園長から蔵宮 霞さんを警護しつつ、この場で待機の指示があったわ。さすがに精霊級の襲撃は予想外だったみたいね」
「依頼主の方は?」
「もちろん蔵宮 石永さんからも了解を得てるわ。まずは、この襲撃者の引き渡しが先よ」
「わかりました。僕はこのまま万が一に備えて警戒しておきます」
「お願いするわ。…………鶴見君」
「何ですか?」
「いえ、何でもないわ。警戒をよろしくね」
「はい」
鈴 麗華は何か言いたげな感じだったが何も言わなかった。
後先考えずにキレたあの時の俺の事を誤魔化すのは、なかなか厄介だからありがたい。
…………おっと、安心するのは早かったな。
今度はシスティーゾが近づいてきて何かを投げてきた。
「おい、受け取れ」
「あ、僕の端末。ありがとうございます」
「お前は……」
「はい?」
「お前は何なんだ? あの殺気を放った時の変わりようは普通じゃなかった……」
「かなり体調が悪くなっていたのに、よく僕の事を見てましたね。ちょっと後先考えずにキレただけなので気にしないでください」
「それなら、そいつには何て説明する気だ?」
システィーゾは俺の端末を指差す。
『鶴見君、無事なようで何よりよ』
「流々原先生、ありがとうございます」
『それでだけど』
「はい」
『私はあなたの中に別の魂があるのを感じたのよ。どういう事か説明してくれるかしら?』
「仙人っていうのは、そんな事までわかるですね」
『魂というのは独立しているわ。それなのに魂の中に別の魂が現れて、また消えた。そんな事は普通起きないのよ。仙人じゃなくても、気や魔力にマナといったものに敏感なら気づくものは、それなりにいるの』
「ああ、なるほど」
『それで説明はしてくれない?』
「僕の状態を説明しても良いんですが……」
『ですが?』
「誰も理解できないか、信じられないと思います」
俺の言い方が気に入らなかったのか、システィーゾと鈴 麗華は鋭い視線を向けて来て流々原先生の気配も重々しいものになっている。
『……説明する気はあるのね?』
「はい」
『それなら良いわ。鈴さん、システィーゾ君、今は任務に集中しなさい。鶴見君もよ』
「良いのかよ……?」
『鶴見君からの説明は学園に帰ってきてから、学園長達といっしょに聞かせてもらうわ。鶴見君、それで問題ないかしら?』
「僕は大丈夫です」
『鈴さん? システィーゾ君?』
「わかりました」
「今は引いてやる」
『それじゃあ、任務を最後まで頑張って。学園で待ってるわ』
その言葉を最後に通信は切れ、システィーゾと鈴 麗華は後始末へ尽力していった。
…………さて、どうなる?
最悪、逃亡もあり得るか?
秋臣の立場が悪くならないように考えないとな……。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎後書き
最後まで読んでいただきありがとうございます。
「面白かった!」、「続きが気になる、読みたい!」、「今後どうなるのっ……!」と思ったら、お気に入りの登録を、ぜひお願いします
また感想や誤字脱字報告もお待ちしています。
0
お気に入りに追加
103
あなたにおすすめの小説
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
貞操逆転世界に無職20歳男で転生したので自由に生きます!
やまいし
ファンタジー
自分が書きたいことを詰めこみました。掲示板あり
目覚めると20歳無職だった主人公。
転生したのは男女の貞操観念が逆転&男女比が1:100の可笑しな世界だった。
”好きなことをしよう”と思ったは良いものの無一文。
これではまともな生活ができない。
――そうだ!えちえち自撮りでお金を稼ごう!
こうして彼の転生生活が幕を開けた。
目立つのが嫌でダンジョンのソロ攻略をしていた俺、アイドル配信者のいる前で、うっかり最凶モンスターをブッ飛ばしてしまう
果 一
ファンタジー
目立つことが大嫌いな男子高校生、篠村暁斗の通う学校には、アイドルがいる。
名前は芹なずな。学校一美人で現役アイドル、さらに有名ダンジョン配信者という勝ち組人生を送っている女の子だ。
日夜、ぼんやりと空を眺めるだけの暁斗とは縁のない存在。
ところが、ある日暁斗がダンジョンの下層でひっそりとモンスター狩りをしていると、SSクラスモンスターのワイバーンに襲われている小規模パーティに遭遇する。
この期に及んで「目立ちたくないから」と見捨てるわけにもいかず、暁斗は隠していた実力を解放して、ワイバーンを一撃粉砕してしまう。
しかし、近くに倒れていたアイドル配信者の芹なずなに目撃されていて――
しかも、その一部始終は生放送されていて――!?
《ワイバーン一撃で倒すとか異次元過ぎw》
《さっき見たらツイットーのトレンドに上がってた。これ、明日のネットニュースにも載るっしょ絶対》
SNSでバズりにバズり、さらには芹なずなにも正体がバレて!?
暁斗の陰キャ自由ライフは、瞬く間に崩壊する!
※本作は小説家になろう・カクヨムでも公開しています。両サイトでのタイトルは『目立つのが嫌でダンジョンのソロ攻略をしていた俺、アイドル配信者のいる前で、うっかり最凶モンスターをブッ飛ばしてしまう~バズりまくって陰キャ生活が無事終了したんだが~』となります。
※この作品はフィクションです。実在の人物•団体•事件•法律などとは一切関係ありません。あらかじめご了承ください。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
底辺男のミセカタ 〜ゴミスキルのせいで蔑まれていた俺はスキル『反射』を手に入れて憎い奴らに魅せつける〜
筋肉重太郎
ファンタジー
俺は……最底辺だ。
2040年、世界に突如として、スキル、と呼ばれる能力が発現する。
どんどん良くなっていく生活。
いくつもの世界問題の改善。
世界は更により良くなっていく………はずだった。
主人公 田中伸太はスキルを"一応"持っている一般人……いや、底辺男であった。
運動も勉学も平均以下、スキルすら弱過ぎるものであった。平均以上にできると言ったらゲームぐらいのものである。
だが、周りは違った。
周りから尊敬の眼差しを受け続ける幼馴染、その周りにいる"勝ち組"と言える奴ら。
なんで俺だけ強くなれない…………
なんで俺だけ頭が良くなれない…………
周りからは、無能力者なんて言う不名誉なあだ名もつけられ、昔から目立ちたがりだった伸太はどんどん卑屈になっていく。
友達も増えて、さらに強くなっていく幼馴染に強い劣等感も覚え、いじめまで出始めたその時、伸太の心に1つの感情が芽生える。
それは……
復讐心。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
月が導く異世界道中
あずみ 圭
ファンタジー
月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。
真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。
彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。
これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。
漫遊編始めました。
外伝的何かとして「月が導く異世界道中extra」も投稿しています。
スマートシステムで異世界革命
小川悟
ファンタジー
/// 毎日19時に投稿する予定です。 ///
★☆★ システム開発の天才!異世界転移して魔法陣構築で生産チート! ★☆★
新道亘《シンドウアタル》は、自分でも気が付かないうちにボッチ人生を歩み始めていた。
それならボッチ卒業の為に、現実世界のしがらみを全て捨て、新たな人生を歩もうとしたら、異世界女神と事故で現実世界のすべてを捨て、やり直すことになってしまった。
異世界に行くために、新たなスキルを神々と作ったら、とんでもなく生産チートなスキルが出来上がる。
スマフォのような便利なスキルで異世界に生産革命を起こします!
序章(全5話)異世界転移までの神々とのお話しです
第1章(全12話+1話)転生した場所での検証と訓練
第2章(全13話+1話)滞在先の街と出会い
第3章(全44話+4話)遺産活用と結婚
第4章(全17話)ダンジョン探索
第5章(執筆中)公的ギルド?
※第3章以降は少し内容が過激になってきます。
上記はあくまで予定です。
カクヨムでも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる