上 下
35 / 48
第一章 異世界の洗礼編

第三十四話 三つ目のスキルを手に入れました。

しおりを挟む
「ステータス」

 【名前】ミヤベ レン
 【LV】5
 【種族】人間 【性別】女
 【スキル】催淫母乳 露出狂 異物挿入(NEW!)
 【HP】126/126
 【MP】63/63
 【装備】ショートソード スモールシールド 布の服 布のスカート 革の靴
 【称号】村娘

 あー緊縛じゃなくて、お尻にバイブ入れた方でスキル獲得かぁ……。

【異物挿入】
 体内に異物を挿れる事で発現。

 膣 性魔法
 尻穴 性感度上昇 
 口内 感応通信 言葉を遠くへ伝えられるようになるが、話す必要あり 官能値も上昇
 鼻腔 鼻枷使用時のみ適用 気配探知 自分の周りの生物を探知できる

 使えそうなものがない……。
 気配探知とか良さそうなのに……常に鼻枷……鼻フックを着けておくの?!

 性魔法とかも興味は惹かれるけど、つまりは処女喪失が伴う訳で。
 いっそ、コルネにあげる?
 いやいや、うーん、とりあえず、保留で。
 特に根拠は無いけど、貞操は守らないとという予感があって、どうしても忌避してしまいます。

 他のスキルの可能性を信じて、レベル上げしよう、そうしよう。

 久しぶりに依頼を受けて、魔物討伐の為に森に来ました。
 ギルドに入るのが躊躇われたので、コルネ一人で受けに行って貰いましたけど。
 冒険者ギルド近くの、怪しいアイテム屋を物色してコルネを待っていました。



「そっち、いける?」

「任せて!」

 ノーパン・ノーブラ効果で、私もそれなりに動け、コルネと連携を取って討伐していきます。

 森の中に巣食う、モールドラットを倒していきます。
 穴を掘るどデカイネズミです。
 長く鋭く発達した前歯で、地中から襲いかかって来る為、コルネに接近させないように防ぎながらの戦いです。
 イノシシ程の大きさのネズミが、立て続けに穴から襲いかかって来ますが、私たちの連携で難なく倒す事が出来ます。
 モグラ叩きの要領です。

「あ、ちょっと、待ってて」

 ひとしきり倒して攻撃が止むと、コルネを待たせて少し離れます。
 ある程度離れてから、鞄から取り出した鼻フックを両方の鼻の穴に掛けます。反対側には重りがついていて、その重さに穴を広げられます。

 ……すっごい恥ずかしい!
 え、何これ、半端なく羞恥心を刺激されます。

 顔がすぐに火照ってきました。
 しばらく我慢すると、頭の中に周囲のイメージが広がります。
 目を閉じて、イメージに集中します。

 うん、真ん中の青い光が私で、近くの緑がコルネかな?
 かなり遠くに赤い光があるのが魔物と思われます。

 あ、緑の光が動いて……こっち来てる!

 慌ててフックを外して、鞄の中に入れます。

「どした? レンちゃん」

「あは、ははは、なん、でも無いよ」

 顔を真っ赤にしている私を、不審そうに眺めるコルネ。

「こ、この辺は、もう、大丈夫そうだね。つぎ、いこっかー」

 あんな姿は、恥ずかしくて見せられません。

「ま、いっか。何してたか、今度教えてよ」

「あ、あははー」

 なんとか笑って誤魔化します。
 なんか気付いてそうな感じですが。


 戦闘と探知を何度か繰り返し、森の入り口付近一帯のモールドラットを討伐しました。

 宿に帰って今日の成果を祝いながら、食堂でご飯です。
 思ったよりいい稼ぎでした。

「ところでレンちゃん。ちょくちょく離れて何してたの?」

 コルネから聞かれました。

「えーっと、……なんていうか、うん、索敵のスキルを試してたの」

 方法は説明出来ませんが、嘘では無いです。

「そんな、近くでもいいんじゃない?」

「一人で、集中、したいから……。……ほら、まだ慣れてなくてさー、あはは」

「そんなモンかー。ま、いいや、今日はお疲れさまー」


 ご飯の後は明日の事を話したり、美味しいお菓子の店を見つけた話をしたり、ゆっくりと過ごします。

「じゃあ、そろそろ……」

「今日はそんなに魔法使わなかったでしょー? だーめ」

 コルネの魔力補充を断り、シャワーを浴びます。
 浴室から出ると、コルネが私の荷物を漁っていました。

「なッ! ……なにしてんの!?」

 怒る私にビクッとしながら、その手には鼻フックが。

「あっ……、それ……」

「ごめん、気になって……隠すようにしてたから、ダメだとは、思ったんだけど……ほんと、ごめん……」

 その姿を見ると、怒りよりも、嗜虐心が上回りました。
 なんでだろ、虐めたい。

「手癖の悪い、ロリエルフだね。お仕置き、しないと、いけないよね?」

「ほんと、ごめん、……レンちゃんの気の済むようにしていいから、……パーティー解消とか、ない、よね……?」

「どうかな、仲間として見れなくなるよね、そんな事されると」

「ごめんなさい、うぅ、もう、しないから……ごめんなさいぃぃ」

 あ、泣いちゃった。
 いや、でもここは心を鬼にしないと。

「とりあえず、シャワー浴びてきて」

「は、はいぃ……」

 コルネは泣きながら、浴室に入って行きました。

 私、怒ってる。
 でもそれ以上に、コルネを虐めたくなっちゃった。

 コルネが私の荷物漁ったんだから、私もいいよね。

 部屋に置いてあった、冒険用とは別のコルネの鞄から目的のものを見つけます。

「レン、ちゃん……まだ、怒ってる……よね?」

 恐る恐る浴室から出てくるコルネ。
 私は精一杯怒り顔で出迎えます。

「ひっ、ごめんなさい……」

「オ・シ・オ・キ、だよ」

「……はぃ……」
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

【R18】やがて犯される病

開き茄子(あきなす)
恋愛
『凌辱モノ』をテーマにした短編連作の男性向け18禁小説です。 女の子が男にレイプされたり凌辱されたりして可哀そうな目にあいます。 女の子側に救いのない話がメインとなるので、とにかく可哀そうでエロい話が好きな人向けです。 ※ノクターンノベルスとpixivにも掲載しております。 内容に違いはありませんので、お好きなサイトでご覧下さい。 また、新シリーズとしてファンタジーものの長編小説(エロ)を企画中です。 更新準備が整いましたらこちらとTwitterでご報告させていただきます。

令嬢の名門女学校で、パンツを初めて履くことになりました

フルーツパフェ
大衆娯楽
 とある事件を受けて、財閥のご令嬢が数多く通う女学校で校則が改訂された。  曰く、全校生徒はパンツを履くこと。  生徒の安全を確保するための善意で制定されたこの校則だが、学校側の意図に反して事態は思わぬ方向に?  史実上の事件を元に描かれた近代歴史小説。

オークションで競り落とされた巨乳エルフは少年の玩具となる。【完結】

ちゃむにい
恋愛
リリアナは奴隷商人に高く売られて、闇オークションで競りにかけられることになった。まるで踊り子のような露出の高い下着を身に着けたリリアナは手錠をされ、首輪をした。 ※ムーンライトノベルにも掲載しています。

【R18】僕の筆おろし日記(高校生の僕は親友の家で彼の母親と倫ならぬ禁断の行為を…初体験の相手は美しい人妻だった)

幻田恋人
恋愛
 夏休みも終盤に入って、僕は親友の家で一緒に宿題をする事になった。  でも、その家には僕が以前から大人の女性として憧れていた親友の母親で、とても魅力的な人妻の小百合がいた。  親友のいない家の中で僕と小百合の二人だけの時間が始まる。  童貞の僕は小百合の美しさに圧倒され、次第に彼女との濃厚な大人の関係に陥っていく。  許されるはずのない、男子高校生の僕と親友の母親との倫を外れた禁断の愛欲の行為が親友の家で展開されていく…  僕はもう我慢の限界を超えてしまった… 早く小百合さんの中に…

車の中で会社の後輩を喘がせている

ヘロディア
恋愛
会社の後輩と”そういう”関係にある主人公。 彼らはどこでも交わっていく…

13歳女子は男友達のためヌードモデルになる

矢木羽研
青春
写真が趣味の男の子への「プレゼント」として、自らを被写体にする女の子の決意。「脱ぐ」までの過程の描写に力を入れました。裸体描写を含むのでR15にしましたが、性的な接触はありません。

勝負に勝ったので委員長におっぱいを見せてもらった

矢木羽研
青春
優等生の委員長と「勝ったほうが言うことを聞く」という賭けをしたので、「おっぱい見せて」と頼んでみたら……青春寸止めストーリー。

処理中です...