31 / 42
映画をゆる~く紹介 ―セカンドシーズンー
映画『ペット・セメタリー』を紹介
しおりを挟む
*内容をさらにわかりやすくした『映画チャットノベライズ(笑)』のブログもよろしくお願いします。
『ペット・セメタリー』
(映画文字ラジオ:https://inaba20151011.hatenablog.jp/entry/2020/07/25/115540)
【あらすじ】
――――
1989年に映画化されたスティーブン・キングの同名小説を、新たな設定で再映画化したホラー。
家族ともに田舎に越した医師ルイスの新居の裏には動物の墓地「ペット・セメタリー」があった。
ある日、飼い猫が事故で死んでしまったため、ルイスは墓地ではなく、さらに奥深い森に猫を埋葬する。翌日、死んだはずの飼い猫が凶暴に豹変し、ルイス一家の前に姿を現わす。
その地は、先住民が語り継ぐ秘密の森だった。誕生日を迎えた娘のエリーが交通事故で亡くなってしまったことから、ルイスはある行動に出るが……。
主人公のルイス役を「猿の惑星:新世紀(ライジング)」のジェイソン・クラーク、妻のレイチェル役を「エイリアン コヴェナント」のエイミー・サイメッツ、一家の隣人役を「インターステラー」のジョン・リスゴー、子役のジェテ・ローレンスが娘エリー役をそれぞれ演じる。
監督は「セーラ 少女のめざめ」を手がけたケビン・コルシュ&デニス・ウィドマイヤー。
【感想】
――――
美雪「よみがえったら何がしたいか? 知らん! 安らかにさせてくれ! 美雪雪音です!」(何も思いつかなかった)
門平「よみがえったら何がしたいか? 猫を飼う! 門平喜照です!」(世界に平穏を)
美雪「はー・・・仕事が終わって何してんだろ。私。報酬たこ焼きで何してんだろ」
門平「どうした? 今日はネガティブだな?」
美雪「大学時代はありあまる時間に退屈してたのに、会社員になったら時間の貴重さがようやくわかって、若い日に費やした時間はなんだったのかと、自問自答してましゅ」
門平「もう疲れてんな。やめる? やめてラーメン食いに行く?」
美雪「じゃ、さっさと終わらせて、門平君のおごりでラーメン食べに行く。冒頭いきまーしゅ」
門平「おごるとは言ってねぇが。しょーがねーな」(財布を確認:3円とクーポン券しかない)
美雪「はい今日の映画紹介は、『ペット・セメタリー』。1989年に制作されたんだけど、今回は2019年版ね。設定はほぼ同じで、ラストが違うって話題になった映画ね」(オレンジジュースをストローですすってる)
門平「旧作の『ペット・セメタリー』を見ていた人はもちろん、初めて映画を見る人でも大丈夫な内容です。でも旧作を見ていたほうが、今作はどこが直されたのかがよくわかると思います。オチが衝撃だったことで有名になりましたね」
美雪「主人公ルイス、妻のレイチェル、娘のエリー、息子のゲイジの家族が、都会から離れ、田舎町に引っ越してきました。エリーは、森で動物の仮面をかぶった奇妙な集団を見ます。気になり探索していると、老人のジャドに声をかけられました。そこはペットの墓場だと教えられます。ルイスは医者で、パスコーという患者を助けようとしますが、救えませんでした。パスコーは恩人であるルイスのために幽霊となり、「境界を越えてはならない」と忠告します」
門平「旧作ではこのパスコー君。ゾンビみたいな姿で、何かと家族に忠告してきます。ただ、今回はとても自然で、あれほど出番が多かった(うざいぐらい)のに、今作では少なくなっていました。そこは改変良かったね」
美雪「ジャドに呼ばれルイスが向かうと、猫のチャーチがトラックにひかれて死んでいました。ルイスはエリーにバレる前に、チャーチの死体をペットの墓場に埋めに行きます。すると、突然ジャドが枝が積み重なった山の向こう側を案内し始めます。訳もわからず、ルイスは奇妙な土地に猫を埋めてしまいました。のちにジャドからこの土地について不思議な話を聞かされ、チャーチがよみがえりました。ただし、とても凶暴な性格で」
門平「実は旧作のジャドは、なんで危険な土地にルイスを誘ったのか、謎なんだよね。彼はペットを埋めて、凶暴になって帰ってきたことを知ってるし、もちろん人間も埋めてる。なのに、チャーチを埋めたら凶暴になって帰ってくることがわかってるのに、ルイスをその土地に誘ったりする。それが今作では、『悪霊』のしわざだったことが、わかりやすく改変されてますね」
美雪「エリーの誕生日の日。ルイスはチャーチを殺せず、森に捨てていました。ジャドを加えて、楽しいパーティーが続きます。エリーが、道路でチャーチを見つけたとき、呪われた運命の日が始まります・・・」
門平「ここでどうなったかは、予告でさんざんやってるから、みんなわかるでしょう。いやー、なかなかつらいシーンですな。エリーのかわいらしい子役の演技が、その後の陰鬱さを増させるね」
美雪「もうだめ。これ以上紹介できない。続きやって」(イスにもたれこむ)
門平「おっおう・・・。今作の『ペット・セメタリー』は旧作を直し、おかしな点につじつまが合うように作られてます。妻のレイチェルの姉も、旧作では唐突な印象があったけど、今作では掘り下げられてますしね。ただラストの衝撃が旧作を超えられなかったなぁという不満点はあります」
美雪「旧作のラストってどんな展開になってるの?」
門平「旧作のラストは、ネタバレになるけど、エリーじゃなくてゲイジがよみがえって、凶暴になるわけよ。ゲイジはジャドを殺して、妻のレイチェルも殺しちゃうわけね。主人公のルイスは、ゲイジを注射器で殺すんだけど、今度は妻のレイチェルを復活させようとするわけ。パスコーの忠告も聞かず。よみがえった奥さんは、片目がつぶれてて、化け物みたいになってるんだけど、ルイスはキスするわけ。そして奥さんの手が、そっと、机の上にあるナイフにのびて映画が終わるわけよ。つまり『人間というものは死を理解してても、愛する者をよみがえらせる力を知ってしまったら、その欲望を止めることができない』というテーマが根底にあったの。ラストのあの衝撃といったらもう・・・」
美雪「今作もラスト絶望だったじゃない」(机に顔を伏せる)
門平「そうなんだけどさ。車の鍵があいたじてんで、『あっ、もう誰も助からねぇや』と思ったんだけどさ、なんかこう、旧作のラストの衝撃を超えられないっていうか。全部悪霊のせいにしちゃってる感がさ。って、どうした? おなか痛いのかい?」
美雪「ボーナス・・・」
門平「はい?」
美雪「例のウイルスのせいで、ボーナスがなくなったぁ~」(泣く)
門平「うん! 現実のほうが怖いよね! リアナさん(おごってもらう)を呼んで、ラーメン食いに行こうぜ!!(財布の中身が3円しかない恐怖)」
*内容をさらにわかりやすくした『映画チャットノベライズ(笑)』のブログもよろしくお願いします。
『ペット・セメタリー』
(映画文字ラジオ:https://inaba20151011.hatenablog.jp/entry/2020/07/25/115540)
【あらすじ】
――――
1989年に映画化されたスティーブン・キングの同名小説を、新たな設定で再映画化したホラー。
家族ともに田舎に越した医師ルイスの新居の裏には動物の墓地「ペット・セメタリー」があった。
ある日、飼い猫が事故で死んでしまったため、ルイスは墓地ではなく、さらに奥深い森に猫を埋葬する。翌日、死んだはずの飼い猫が凶暴に豹変し、ルイス一家の前に姿を現わす。
その地は、先住民が語り継ぐ秘密の森だった。誕生日を迎えた娘のエリーが交通事故で亡くなってしまったことから、ルイスはある行動に出るが……。
主人公のルイス役を「猿の惑星:新世紀(ライジング)」のジェイソン・クラーク、妻のレイチェル役を「エイリアン コヴェナント」のエイミー・サイメッツ、一家の隣人役を「インターステラー」のジョン・リスゴー、子役のジェテ・ローレンスが娘エリー役をそれぞれ演じる。
監督は「セーラ 少女のめざめ」を手がけたケビン・コルシュ&デニス・ウィドマイヤー。
【感想】
――――
美雪「よみがえったら何がしたいか? 知らん! 安らかにさせてくれ! 美雪雪音です!」(何も思いつかなかった)
門平「よみがえったら何がしたいか? 猫を飼う! 門平喜照です!」(世界に平穏を)
美雪「はー・・・仕事が終わって何してんだろ。私。報酬たこ焼きで何してんだろ」
門平「どうした? 今日はネガティブだな?」
美雪「大学時代はありあまる時間に退屈してたのに、会社員になったら時間の貴重さがようやくわかって、若い日に費やした時間はなんだったのかと、自問自答してましゅ」
門平「もう疲れてんな。やめる? やめてラーメン食いに行く?」
美雪「じゃ、さっさと終わらせて、門平君のおごりでラーメン食べに行く。冒頭いきまーしゅ」
門平「おごるとは言ってねぇが。しょーがねーな」(財布を確認:3円とクーポン券しかない)
美雪「はい今日の映画紹介は、『ペット・セメタリー』。1989年に制作されたんだけど、今回は2019年版ね。設定はほぼ同じで、ラストが違うって話題になった映画ね」(オレンジジュースをストローですすってる)
門平「旧作の『ペット・セメタリー』を見ていた人はもちろん、初めて映画を見る人でも大丈夫な内容です。でも旧作を見ていたほうが、今作はどこが直されたのかがよくわかると思います。オチが衝撃だったことで有名になりましたね」
美雪「主人公ルイス、妻のレイチェル、娘のエリー、息子のゲイジの家族が、都会から離れ、田舎町に引っ越してきました。エリーは、森で動物の仮面をかぶった奇妙な集団を見ます。気になり探索していると、老人のジャドに声をかけられました。そこはペットの墓場だと教えられます。ルイスは医者で、パスコーという患者を助けようとしますが、救えませんでした。パスコーは恩人であるルイスのために幽霊となり、「境界を越えてはならない」と忠告します」
門平「旧作ではこのパスコー君。ゾンビみたいな姿で、何かと家族に忠告してきます。ただ、今回はとても自然で、あれほど出番が多かった(うざいぐらい)のに、今作では少なくなっていました。そこは改変良かったね」
美雪「ジャドに呼ばれルイスが向かうと、猫のチャーチがトラックにひかれて死んでいました。ルイスはエリーにバレる前に、チャーチの死体をペットの墓場に埋めに行きます。すると、突然ジャドが枝が積み重なった山の向こう側を案内し始めます。訳もわからず、ルイスは奇妙な土地に猫を埋めてしまいました。のちにジャドからこの土地について不思議な話を聞かされ、チャーチがよみがえりました。ただし、とても凶暴な性格で」
門平「実は旧作のジャドは、なんで危険な土地にルイスを誘ったのか、謎なんだよね。彼はペットを埋めて、凶暴になって帰ってきたことを知ってるし、もちろん人間も埋めてる。なのに、チャーチを埋めたら凶暴になって帰ってくることがわかってるのに、ルイスをその土地に誘ったりする。それが今作では、『悪霊』のしわざだったことが、わかりやすく改変されてますね」
美雪「エリーの誕生日の日。ルイスはチャーチを殺せず、森に捨てていました。ジャドを加えて、楽しいパーティーが続きます。エリーが、道路でチャーチを見つけたとき、呪われた運命の日が始まります・・・」
門平「ここでどうなったかは、予告でさんざんやってるから、みんなわかるでしょう。いやー、なかなかつらいシーンですな。エリーのかわいらしい子役の演技が、その後の陰鬱さを増させるね」
美雪「もうだめ。これ以上紹介できない。続きやって」(イスにもたれこむ)
門平「おっおう・・・。今作の『ペット・セメタリー』は旧作を直し、おかしな点につじつまが合うように作られてます。妻のレイチェルの姉も、旧作では唐突な印象があったけど、今作では掘り下げられてますしね。ただラストの衝撃が旧作を超えられなかったなぁという不満点はあります」
美雪「旧作のラストってどんな展開になってるの?」
門平「旧作のラストは、ネタバレになるけど、エリーじゃなくてゲイジがよみがえって、凶暴になるわけよ。ゲイジはジャドを殺して、妻のレイチェルも殺しちゃうわけね。主人公のルイスは、ゲイジを注射器で殺すんだけど、今度は妻のレイチェルを復活させようとするわけ。パスコーの忠告も聞かず。よみがえった奥さんは、片目がつぶれてて、化け物みたいになってるんだけど、ルイスはキスするわけ。そして奥さんの手が、そっと、机の上にあるナイフにのびて映画が終わるわけよ。つまり『人間というものは死を理解してても、愛する者をよみがえらせる力を知ってしまったら、その欲望を止めることができない』というテーマが根底にあったの。ラストのあの衝撃といったらもう・・・」
美雪「今作もラスト絶望だったじゃない」(机に顔を伏せる)
門平「そうなんだけどさ。車の鍵があいたじてんで、『あっ、もう誰も助からねぇや』と思ったんだけどさ、なんかこう、旧作のラストの衝撃を超えられないっていうか。全部悪霊のせいにしちゃってる感がさ。って、どうした? おなか痛いのかい?」
美雪「ボーナス・・・」
門平「はい?」
美雪「例のウイルスのせいで、ボーナスがなくなったぁ~」(泣く)
門平「うん! 現実のほうが怖いよね! リアナさん(おごってもらう)を呼んで、ラーメン食いに行こうぜ!!(財布の中身が3円しかない恐怖)」
*内容をさらにわかりやすくした『映画チャットノベライズ(笑)』のブログもよろしくお願いします。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
だらだらとした奇妙なチャットノベル
因幡雄介
大衆娯楽
チャットノベル方式でゆる~いキャラクターの会話物語。奇妙で、コメディで、狂った訳がわからないぶっとんだ物語をお楽しみください。(4話完結)
《登場キャラクター》
*門平善照(かどひらよしてる)・・・男子高校生。冷静なツッコみ役。
*美雪雪音(みゆきゆきね)・・・女子高校生。何かと暴れる役。
*ベルシュタイン・・・女子留学生。戦闘が得意なお嬢様。
*萌美(もえみ)・・・妖精さん。漢字が読めないが、ひらがなも読めない破壊の魔法少女。
*リアナ恵子(りあなけいこ)・・・女子留学生。穏やかなお嬢様。
*真田雪村(さなだゆきむら)・・・女子高生。貧乏苦学生。
*猫美(ねこみ)・・・猫獣人さん。「にゃー」しか言わないが、日本語を理解できるし、普通に話せる。
*西成区の女神(にしなりくのめがみ)・・・宗教団体『御母様』幹部。お姉さんから幼女まで変身可能。
だらだらとした映画語り【チャット】
因幡雄介
エッセイ・ノンフィクション
門平善照と美雪雪音が独断と偏見でだらだらと映画をチャット形式で語る記事です。雑談は因幡雄介担当。
《映画紹介キャラクター》
*門平善照(かどひらよしてる)・・・男子高校生。冷静なツッコみ役。
*美雪雪音(みゆきゆきね)・・・女子高校生。何かと暴れる役。
*ベルシュタイン・・・女子留学生。戦闘が得意なお嬢様。
*萌美(もえみ)・・・妖精さん。漢字が読めないが、ひらがなも読めない破壊の魔法少女。
*リアナ恵子(りあなけいこ)・・・女子留学生。穏やかなお嬢様。
*真田雪村(さなだゆきむら)・・・女子高生。貧乏苦学生。
*猫美(ねこみ)・・・猫獣人さん。「にゃー」しか言わないが、日本語を理解できるし、普通に話せる。
*西成区の女神(にしなりくのめがみ)・・・宗教団体『御母様』幹部
「神の子はただの生贄」人間らしさとは何か
陽乃 さくら
エッセイ・ノンフィクション
世界平和統一家庭連合(旧・統一教会)信者の子供達は二世と呼ばれる。
その中でも、合同結婚式により結婚し産まれた子供を『祝福二世』、信仰する前に結婚した両親の下に生まれた子供を『信仰二世』と呼ぶ。
統一教会の信仰二世として育った主人公・咲の、壮絶な半生を送りつつも、力強く生きていく姿をリアルにまとめた、一部ノンフィクション作品。
幼少期からの洗脳により、日本で生きていくための社会性の欠落、コミュニケーション能力にも乏しく、仮面を被るように生きてきた咲が、多くの精神疾患と向き合い、彼女なりに成長していく姿を書き記すことで、統一教会だけではなく、多くの宗教被害について、ぜひ皆さんにも考えていただくきっかけになればと思います。
ARIA(アリア)
残念パパいのっち
ミステリー
山内亮(やまうちとおる)は内見に出かけたアパートでAR越しに不思議な少女、西園寺雫(さいおんじしずく)と出会う。彼女は自分がAIでこのアパートに閉じ込められていると言うが……
子宮頸がんになりまして
☆よこやん☆
エッセイ・ノンフィクション
がんが見つかったのは30歳。さあこれから結婚、出産を本格的に考え始めた矢先の出来事でした。
今若い世代から増えている子宮頸がん。
当時の闘病、心情などを描いていきます。
天空からのメッセージ vol.75 ~魂の旅路~
天空の愛
エッセイ・ノンフィクション
そのために、シナリオを描き
そのために、親を選び
そのために、命をいただき
そのために、助けられて
そのために、生かされ
そのために、すべてに感謝し
そのためを、全うする
そのためは、すべて内側にある
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる