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お義兄様から卒業、できませんでした

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 冒険者ギルドへ向かおうと、着替えをしたり、書類を整理し、いざ行こうと思ったその時、部屋の扉があきました。
 
 ここは公爵邸であり、メイドの中にノックもせずにドアを開けるような人はいません。一瞬侵入者かと思い構えた次の瞬間、入ってきたその人を見て唖然としました。
 そこにはレオ義兄様の姿があったのです。

 「れ、レオ、義兄、さま、なんで」

 「どうしたのかな、テオ。私が家にいることに何か問題でもあるのかい?」

 「い、いえ、そういうわけでは、でも、」

 レオ義兄様の顔は、いつもの優しいものではなかった。怒りさえ感じられた。もしかしたらバレているのではないか、とも思ったが、バレていない可能性もあるし、しらばっくれてみることにした。

 「どうしたのですか?今日は王都にいらっしゃるとお聞きしたもので、驚いたのです。」

 「ふふふ、今日はこちらにいなくてはならないような気がしてね。」

 「そ、そうなのですか。」

 100%バレている。確信が持てた。でもなぜ、、、
 お父様には話しましたが、誰にも言わないように頼んであります。お父様は最初は難色を示していましたが、僕の決意を分かってくださいました。
 リリーにも内密に事を進めるように頼んであります。

 「レオ義兄様、もう、ご存じなのでしょう?でも、なぜ」

 「ふふ、テオ、テオのメイドを選んだのは誰だと思っているんだい?」

 その言葉を聞いた瞬間、ハッとしてリリーのほうを見ると、無言で頭を下げていました。
 リリーを選んだのはレオ義兄様で、リリーがレオ義兄様に逆らえるはずがなかったのです。浅はかでした。

 「れ、レオ義兄様、僕は冒険者になって、立派な大人になります。」

 「テオ、テオは何か不満があるのかな?」

 「ふ、不満なんてないんです。ただ僕は、今のままだとダメな大人になってしまうと、」

 「そう、テオは私から離れようというんだね。テオはどんな大人になってもダメなんかじゃないんだよ。私がずっと養っていくんだから。」

 僕はその未来が嫌なのです。いつまでもレオ義兄様に頼りきりでは、それはダメな大人ではないだろうか。

 「納得してないようだね。テオにはお仕置きが必要だ。」

 次の瞬間、ベッドに押し倒されました。助けを求めようとリリーのいたところを見ると、すでに誰もいませんでした。

 「れ、レオ義兄様、なにを、」

 「ふふ、テオには体に教える必要があると思ってね。本当はテオが成人する来年まで待とうかと思っていたんだけどね、それでは遅かったらしい。」

 「ひゃっ!れ、レオにぃ、」

 ベッドに押し倒されたかと思ったら、今度は服の中に手を入れられました。

 「はは、いいよテオ、そうだ、これからはレオにぃと呼んで。やっぱり服は邪魔だな。」

 そこから服をするすると脱がされました。なされるがままです。

 「まずは柔らかく解さないとね

 ん?なにを?って顔だね。無理もない、テオの閨教育はすべて私がキャンセルしてきたからね。テオはそういう知識はないはずだ。私がすべて教えてあげるよ。」

 そういうと、レオ義兄様は僕のお尻に指を入れてきました。

 「レオ義兄様、そんなところ、きたない、です。ひゃっ!」

 「汚くないよ、テオに汚いところなんてない。ああ、テオは性急だな、私の指をどんどん飲み込んでいくよ。」

 「やっ!なんで、、、んっ!」

 「ほら、テオのおしり柔らかくなったよ。はは、指3本入った。これなら私のも受け入れてくれるね。」

 レオ義兄様は、指を抜いてくれましたが、レオ義兄様のズボンの下からは、赤黒い大きなモノが現れました。

 「レオ義兄様、まさか、それ」

 「もちろん、テオの中に入れるよ。これで私とテオは一つになるんだよ。」

 「あ゛!も、ムリ」

 「ふっ、テオ、きもち」

 お兄様のモノはそのまま僕の中に入ってきて、僕の中を蹂躙していきます。
 少し痛くて、それでも気持ちよくて、勝手に腰が動いてきます。

 「テオ、もう、イクよ、んっ」

 僕はそのまま気を失ってしまいました。

 「ふふ、気を失ってしまったのかい?テオ、だれにも渡さない、私だけモノだよ。」
 





 初めてテオを見たとき、天使が降り立ったように感じた。その天使は、私の異母兄弟だという。
 彼は、母親を失ったばかりだと聞かされた。
 私は物心ついた時から母親はいなかった。だから、彼がどんな心境なのかは正直わからない。でも、私が癒そう。

 テオは顔もかわいくて、いい匂いがして、心地よい声で、挙げればきりがないほどいとおしいところが見つかった。テオがかわいくて仕方なかった。

 ある日テオが、階段から落ちて意識不明との連絡を受けて急いで帰ると、頭に包帯を巻いて、ピクリとも動かないテオがいた。その時の絶望は言葉では言い表せないほどだ。
 事故か事件かわからないとのことだったが、事件であれば犯人は絶対に許さない。
 その時屋敷にいたすべての人間のその時の行動を洗い出すと、テオの専属メイドのアメリアが怪しいことはすぐに分かった。あの女は最初はしらばっくれていたが、拷問にかけるとすぐに真実を話し出した。
 
 アメリアはすぐに解雇した。もちろんそれなりの罰を与えてから。しかし、正式に罰を与えるにも限度がある。優しいテオは、自分をこんな目に合わせた女でも、あまりにひどい罰を与えれば悲しむだろう。だから、裏で処理した。死よりも苦しい思いをさせてやった。

 テオには解雇し、もう姿を現さないということだけ伝えた。

 それからは、常に私のそばに置いた。そうしなければ安心できなかった。

 テオがもうすぐ学園を卒業しようというある日、テオにつけたメイドのリリーから連絡が入った。
 テオが独り立ちの計画をしている、と。
 すぐに父上を問い詰めると、すべて話してくれた。父上は、テオの望むようにしてやり、こちらからは裏から支援すればよいと考えていた。
 そんな考えは理解できない。テオは私のものだ。テオは私のそばにいなくてはいけないのだ。
 
 テオの計画をつぶすことにした。ただつぶすのではなく、もうテオがバカなことを考えないように、テオにとって最悪のタイミングでつぶすことにした。
 
 そして、テオを犯した。予定が少し早まっただけだ。

 いま私の腕の中で寝ているテオ。何よりもいとおしい存在だ。ずっと、私のモノ。
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