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六月に書いた短編
温泉2
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求めるリヒトが堪らなく可愛い。
けれどここは高級旅館で、一応俺は招待客、しかも有志の人間として来てるわけで。パーティのあれは、有志が貸し切って行ったからまぁ多少は目を瞑ってくれたが、流石にここでお粗末なことは出来ない。
「この後散策もしたいしなぁ」
「ユーリ……?」
俺が何もしてこないのを不安に思ったのか、リヒトが軽く首を傾げた。その不安を和らげるように「なんでもないよ」と額に軽く口付けしてやる。
「ちょっと待ってね」
「ん……」
座布団を敷いてそこに胡座をかいて座る。
「リヒト、おいで」
そう言い両手を広げてやれば、リヒトは少し躊躇いながらも、おずおずと俺へと跨った。その際、こちらは何も言っていないというのに、片足だけ残して衣服を脱ぎ去ったのを見て内心にやりと笑ってしまう。
「自分から脱ぐなんて、そんなに欲しいの?」
「そんなん、じゃ、ない……けど」
「じゃあ、なんで脱いだの?」
両手でリヒトの腰を優しく撫でてやる。それだけでリヒトは「ひうっ」と身体を縮こませて、俺の肩に置いた手に力を込めた。緩く勃ち上がりかけたリヒト自身からは、トロトロと先走りが我慢出来ずに溢れている。
「リヒト、これじゃ俺の服、汚れちゃうよ?」
わざとらしく、腰を撫でていた右手で、リヒトの可愛らしい竿を突いてやる。
「ゃ……やだ、ごめ、ごめんなさ……」
最近バイト疲れで触りもしなかったからか、リヒトは呆気なく理性を失くして、その綺麗な目からポロポロと涙を零しだした。
「ふふ。泣き顔も好きだけど、やっぱりリヒトには思いきり気持ちよくなってほしいから……」
先ほど、座布団を用意する際に荷物から出した箱を机の下から取り出した。一見すればお菓子の箱サイズだけど、真っ黒なパッケージのそれはどう見てもお菓子が入ってるとは思えない。
「これ、つけよっか」
「なに……?」
新品のそれを開け、中に入っている小袋を取り出した。リヒトはこれを初めて見るのか、ひとしきり首を傾げている。
「ゴムだよ。ま、リヒトは使ったことないか」
「ぼく、は……?」
「んー? なんでもないよ」
しまったしまった。危うく変なことでリヒトを拗ねさせるとこだった。
手早くひとつ取り出し、箱をその辺りに放ってから、左手をリヒトの後ろ側へと伸ばした。指先をゆっくりと埋めて中を擦ってやる。
「ひうっ、あああっ、んあっ」
「久しぶりだもんね。これだけでイッちゃう?」
「や、あ、イッ……ぇ……?」
俺はリヒトがイク寸前で指を引き抜いた。流石にこれで達してもらっては困る。いや、これが家なら構わないし、いくらでも可愛がりたい。
けれど、この後の予定だって考えてるし、リヒトとやりたいことだってある。足腰立たないのでは意味がない。
「ユーリ、やだ、なんで? ぼく……」
「大丈夫。ね? ちゃんと気持ちよくしてあげるから」
欲しくて堪らないとばかりに、リヒトは目尻を下げ、俺に自分から唇を重ねてくる。それを宥めるように軽く受け入れてやりながら、俺は右手でリヒトの竿を握り込んだ。
「あ、や、だめっ」
「大丈夫。ほら、俺に掴まってればいいから」
軽く扱いてやれば、ピクピクと震えていた竿が芯を持ち始めた。そこで一旦手を離し、さきほど用意した袋を破いてゴムを取り出す。それをリヒト自身に被せてから、俺は右腕でリヒトを抱えるようにして、後ろに回した左手をリヒトの蕾へと押し進めた。
「な、に、これ……っ」
初めてのゴムに慣れないのか、リヒトは明らかに動揺を隠せていない。
「大丈夫だから。気にせずいっぱい出して?」
「ひ……ぁ、やだ、はずかしっ」
「お漏らしまで見せておいて、今さら何を恥ずかしがるの?」
笑いながらあの時のことを言ってやれば、リヒトは嫌でもそれを思い出してしまうのか、中に入れた指を一層締めつけてきた。それでもまだ恥ずかしさが勝つのか、膝を震わせながらも必死に快楽に抗っている。
ギリギリを攻めて、この蕩けた顔を見るのも愉しいけど、今はそれが目的じゃない。入れていた指を一旦抜いてから、リヒトの服の裾を捲り上げる。
「リヒト、服、噛んでて」
「ぇ、ぁ……? ん」
「いい子」
ちょうどいい高さにリヒトの真っ赤に熟れた膨らみが出てきて、たまらずそれにしゃぶりついた。
「んんんっ」
再び左手の指先でリヒトの中を擦ってやる。
背筋を仰け反らせて快楽に溺れるリヒトが可愛くて、愛しくて、その気持ちを伝えるように胸の飾りに歯を立てた。
「んぎっ」
リヒトの中がヒクヒクと震え、次に力が抜けたように少しだけ緩くなる。小さな竿につけたゴムに、濁った欲が溜まっていくのが酷く愛らしかった。
けれどここは高級旅館で、一応俺は招待客、しかも有志の人間として来てるわけで。パーティのあれは、有志が貸し切って行ったからまぁ多少は目を瞑ってくれたが、流石にここでお粗末なことは出来ない。
「この後散策もしたいしなぁ」
「ユーリ……?」
俺が何もしてこないのを不安に思ったのか、リヒトが軽く首を傾げた。その不安を和らげるように「なんでもないよ」と額に軽く口付けしてやる。
「ちょっと待ってね」
「ん……」
座布団を敷いてそこに胡座をかいて座る。
「リヒト、おいで」
そう言い両手を広げてやれば、リヒトは少し躊躇いながらも、おずおずと俺へと跨った。その際、こちらは何も言っていないというのに、片足だけ残して衣服を脱ぎ去ったのを見て内心にやりと笑ってしまう。
「自分から脱ぐなんて、そんなに欲しいの?」
「そんなん、じゃ、ない……けど」
「じゃあ、なんで脱いだの?」
両手でリヒトの腰を優しく撫でてやる。それだけでリヒトは「ひうっ」と身体を縮こませて、俺の肩に置いた手に力を込めた。緩く勃ち上がりかけたリヒト自身からは、トロトロと先走りが我慢出来ずに溢れている。
「リヒト、これじゃ俺の服、汚れちゃうよ?」
わざとらしく、腰を撫でていた右手で、リヒトの可愛らしい竿を突いてやる。
「ゃ……やだ、ごめ、ごめんなさ……」
最近バイト疲れで触りもしなかったからか、リヒトは呆気なく理性を失くして、その綺麗な目からポロポロと涙を零しだした。
「ふふ。泣き顔も好きだけど、やっぱりリヒトには思いきり気持ちよくなってほしいから……」
先ほど、座布団を用意する際に荷物から出した箱を机の下から取り出した。一見すればお菓子の箱サイズだけど、真っ黒なパッケージのそれはどう見てもお菓子が入ってるとは思えない。
「これ、つけよっか」
「なに……?」
新品のそれを開け、中に入っている小袋を取り出した。リヒトはこれを初めて見るのか、ひとしきり首を傾げている。
「ゴムだよ。ま、リヒトは使ったことないか」
「ぼく、は……?」
「んー? なんでもないよ」
しまったしまった。危うく変なことでリヒトを拗ねさせるとこだった。
手早くひとつ取り出し、箱をその辺りに放ってから、左手をリヒトの後ろ側へと伸ばした。指先をゆっくりと埋めて中を擦ってやる。
「ひうっ、あああっ、んあっ」
「久しぶりだもんね。これだけでイッちゃう?」
「や、あ、イッ……ぇ……?」
俺はリヒトがイク寸前で指を引き抜いた。流石にこれで達してもらっては困る。いや、これが家なら構わないし、いくらでも可愛がりたい。
けれど、この後の予定だって考えてるし、リヒトとやりたいことだってある。足腰立たないのでは意味がない。
「ユーリ、やだ、なんで? ぼく……」
「大丈夫。ね? ちゃんと気持ちよくしてあげるから」
欲しくて堪らないとばかりに、リヒトは目尻を下げ、俺に自分から唇を重ねてくる。それを宥めるように軽く受け入れてやりながら、俺は右手でリヒトの竿を握り込んだ。
「あ、や、だめっ」
「大丈夫。ほら、俺に掴まってればいいから」
軽く扱いてやれば、ピクピクと震えていた竿が芯を持ち始めた。そこで一旦手を離し、さきほど用意した袋を破いてゴムを取り出す。それをリヒト自身に被せてから、俺は右腕でリヒトを抱えるようにして、後ろに回した左手をリヒトの蕾へと押し進めた。
「な、に、これ……っ」
初めてのゴムに慣れないのか、リヒトは明らかに動揺を隠せていない。
「大丈夫だから。気にせずいっぱい出して?」
「ひ……ぁ、やだ、はずかしっ」
「お漏らしまで見せておいて、今さら何を恥ずかしがるの?」
笑いながらあの時のことを言ってやれば、リヒトは嫌でもそれを思い出してしまうのか、中に入れた指を一層締めつけてきた。それでもまだ恥ずかしさが勝つのか、膝を震わせながらも必死に快楽に抗っている。
ギリギリを攻めて、この蕩けた顔を見るのも愉しいけど、今はそれが目的じゃない。入れていた指を一旦抜いてから、リヒトの服の裾を捲り上げる。
「リヒト、服、噛んでて」
「ぇ、ぁ……? ん」
「いい子」
ちょうどいい高さにリヒトの真っ赤に熟れた膨らみが出てきて、たまらずそれにしゃぶりついた。
「んんんっ」
再び左手の指先でリヒトの中を擦ってやる。
背筋を仰け反らせて快楽に溺れるリヒトが可愛くて、愛しくて、その気持ちを伝えるように胸の飾りに歯を立てた。
「んぎっ」
リヒトの中がヒクヒクと震え、次に力が抜けたように少しだけ緩くなる。小さな竿につけたゴムに、濁った欲が溜まっていくのが酷く愛らしかった。
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