9(ノナ)! TACTIC部!!

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空町とのミーティング4

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学内にある喫茶店。
主人公と空町の二人が席に座り、向かい合う。

月初めのミーティングの日だ。

空町
「まさか、そんなことになったなんて……」

主人公
「しかし、何故なんだ。
 草馬は何にこだわっている?
 TACTIC部に何か恨みでもあるのか?」

空町
「いえ、あの子は、
 勝つことにこだわっているから……
 今のTACTIC部を立て直すよりは、
 自分で強い子を集めて、新しく部を
 立ち上げた方が早いと思ったのね。
 
 空町さん、あなたとなら……
 ――か。草馬さん……」

主人公
「では、そこまで勝ちにこだわるのは、
 何故なんだ?」

空町
「私も詳しくは、わからない。
 たぶん、彼女の生い立ちや過去が
 関わっているはず……じゃないかな。
 あくまで、これまで接してきたことからの
 推測でしかないけど。
 そうだ。
 これは、チャンスだわ。」

主人公
「?」

空町
「今のTACTIC部が強くなったってことを
 証明できれば、草馬さんはまた
 こっちへ戻ってきてくれるでしょう?」

主人公
「んな問題児、また面倒みなきゃなんないのか。」

空町
「そう、そうよ!
 今のTACTIC部なら……
 コーチ! ありがとうございます!」

空町と手を握り合い、見つめ合ってしまう。

空町
「あ、あれ……
 なんか、気分がどきどき?」

主人公
「おれも、なんか……」

空町
「あ、後にしましょうね、それは。」

主人公
「それって。後って。」

空町
「い、いやあ、えっと、えへへ……」

主人公
「おまえ、そんなだれてると、
 草馬チームに勝てんぞ。

空町
「は、はい! しゃきっとします!
 恋愛なんて二の次ですから。」

主人公
「……う、うん。」

空町
「……(です、か? です、よね?」

また何となく、見つめ合う二人。

主人公
「まあ、物事が落ち着いてから、
 ゆっくり、な……」

空町
「は、はい!(嬉しそうに)」
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