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七章 冒険編
百九十七 今はロニエの時間だよね
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海の上に浮かぶ小さな家。家具はほとんどなく必要最低限と何故か無駄に豪華なベッドだけ。
愛の巣と表現するのが一番良いのかも知れない。
ベッドに腰掛けた俺の両隣りで、いと愛おしそうにしな垂れかかるのは白銀の姫と青の魔女。更に一段下に降りて猫のように寝転がりながら、左足に腕を絡めて居る金髪の麗人.......イリアね。
そして対を成すように右足を抱く呪いの姫にして俺の正妻。
両手両足を美少女達に抱かれ、柔らかい彼女達の肉の感触と甘い淫密な香を堪能し尽くしながら、新たな姫が誕生しようとしていた。
それはロニエを差し置いて俺の膝を占領している、金と白のシマシマ模様の頭髪とふさふさっとしている、くるりんっとした耳とモフモフっとしているふささんっとした七つの白い尻尾を生す少女。友情の巫女ルミア。
うーん。語弊力.......ふささんっとしたってなんだよチキショー! まあ良いや。だってふささんっとしてるんだもん。
「あれ? ルミア。久しぶりによく見ると可愛い顔してるね」
「えへへっ。嬉しいなっお兄ちゃんに一番可愛いなんて言われちゃったっ」
そこまでは言ってない.......。
「一番可愛いのはロニエだし、一番美しいのはヒムートで一番愛してるのはセレナだよ。ルミアは可愛いと綺麗が混在してる感じ」
まあ、それも俺の感性の話だ。
実際、ロニエの様に愛嬌があり、ヒムートの様な魅力もある。
「まあ......そんだけ。っていうのはひどいか......ごめん」
俺の言葉を聞いてぎゅっとルミアが俺の服を握るのが分かった。
明るかったルミアの表情も何処か暗い。
容姿の話なんて今は関係ないし、それでルミアの評価が変わることもない。
ルミアが美少女だろうが、不細工だろうが、狐だろうが些細な事だ。
俺はルミアの事を撫でながら余計なことを言ったと強く反省する。
そんな俺をルミアが見上げた。そして瞳を開く。
ルミアの目は真っ白でとても綺麗で......そして
「うんっ。私にはお兄ちゃんの姿はわからない」
そう。何も写すことは無い。ルミアは盲目で誰かの姿を見ることは生れつきできない。だからこそルミアに容姿の話は禁句だった。
「私は......お兄ちゃんどころか私自身の姿もわからない。何がかっこいいのか可愛いのかそれさえわからない」
「ごめん......そういうつもりじゃ無かったんだよ」
盲目の世界がどんな物か、俺がわからないように、盲目じゃない世界がどんな物かルミアにもわからない。
ルミアは開いた眼を開けたまま
「でもね。お兄ちゃん。そんな私でもお兄ちゃんと初めて会ったとき、光が見えた気がしたんだっ! まばゆい光が見えたんだよ? 初めて光を見えたんだっ......えへへっ光(ひかり)ってお兄ちゃんの事だよね?」
「......うん」
「私を照らした光(ひかり)も私が見た光も全部お兄ちゃんだった。私には何も見えないけどお兄ちゃんなら私は見える。もっともっとお兄ちゃんと一緒に居たいっ。光(ひかる)を見ていたい。だからは私はお兄ちゃんと結婚したいんだっ! えへへっ」
ルミアの真っ白な瞳には確かに俺が映っていた。そういう事だろう。
「お兄ちゃんは私にお兄ちゃんが見たそのままを伝えてね。そしたら私はお兄ちゃんが見た世界を見ることができるから」
「ルミア......」
そんなルミアがなぜだかとてもはかなく見えた。
パチン!
暗いムードになっていた所でロニエが手を叩いて音を鳴らした。
俺含め全員の視線がロニエにあつまる中、ロニエは立ち上がりぼふっと俺の頭を胸で抱きしめた。
「皆さん。しばらく外に出ていてもらえますか? 今はロニエとヒカル様の時間ですよ。特に姉様とヒムートさん、時間圧縮空間に長く居るとお腹の子に差し支えますよ」
「っ! それは大変です! 王様ヒムートは外で待っています」
「そうですね......。ここはアマノ様に任せましょう」
ヒムートとイリアが侍るのをやめて外に出て行くのに続いて、メルディーやルルも静かに外へと出て行った。
「お兄ちゃん......だめっ?」
ルミアがぎゅっと服を掴んで上目使いで離れたくないアピールをされるが。
「うん。今はロニエと二人だけで話すことがあるから」
「でもっ! 私もお兄ちゃんとっ!」
「ルミア。元々結婚するのは天野王国に戻ってからだよ。前に盛大な結婚式を挙げるって約束したでしょ? もう少しだけ待ってくれない?」
「......うん。......分かったよっ!」
しょんぼりしながらルミアも退室して......部屋にはロニエと俺......そしてセレナだけになった。
「セレナはイリア達を見ててよ!」
「分かってるわよ、でもダーリン話だけは聞かせて貰うわよ。何を考えているのよ!」
「やっぱり、セレナはさっきのじゃ納得しないか......」
みんなの手前、ロニエの肩を持つとは言ったし出て行く奴は追わないなんて言ったが、あれはまるっと嘘だ。
それをセレナだけは気づいた様だ。イリアも気付いてそうだったけど退いてくれた。
「当たり前じゃない。私はダーリンをヒムート程、信じていないのだからね」
「酷いな......。まあ良いけど。セレナ聞いていくなら他言無用だよ。それと暇でしょ? ロニエにあげようと思ってたけど、俺のおちんちん舐めてる?」
「そうね。いただくわ」
騙せないなら仕方ない......と言うより。セレナは意思を尊重してあげないとすぐ拗ねるからめんどくさい。
それにセレナなら俺とロニエが話していても余計な事は言わないだろう。
セレナが俺のぺニスを飴を舐めるように加えた所で射精する......と話が反れるので我慢して、立ち尽くしているロニエの手を引いて膝に座らせる。そして本題を切り出す。
「さて。ロニエ。セレナがいるけど、セレナならロニエがか弱いって事を知ってるから今更だよね。.......デリカをこれからどうするつもりか教えてよ」
「......ロニエはどうしたら良いでしょうか?」
ロニエは気の置けない人しかいないからか弱気でボロボロの布きれの様にしおれ、肩を落としながら泣きそうな声ですがって来る。
セレナがちゅぽちゅぽぺニスをしゃぶりながらロニエを見つめている。その視線に込められた意味は......全くわからない。いや、ね。セレナってヒステリック.......コホン。
「弱っているロニエに頼られるのは悪くないけど......俺はロニエの意思を尊重したい。意味分かるよね?」
「.......はい」
俺ならこうするとか、こうすればとかなら言える。けれど俺がそれを言えばロニエは必ずそれを選択してしまう。それをロニエの意思として。だから俺はデリカをどうしたいかは絶対に教えない。
「失敗して落ち込んで、泣いている俺を、何時も慰めてくれるロニエに、俺から言える事があるとすれば」
それは、
「俺。天野光は天野ロニエが何をしようとも必ず隣にいるって事だよ」
「.......ヒカル様。でもロニエはどうすれば良いかわかりません。あの時デリカさんに言った言葉は確かに失言でしたがロニエの本心でもあります。でもそれでデリカさんがヒカル様から離れてしまいました......折角デリカさんは過去を払拭しようとしていたのに......」
か細い声で呟いて下を向くロニエの顎を親指と人差し指で挟んでクイッと顔を上げさせる。
そして、唇を奪ってしまう。
舌と舌とをヌルヌル絡めてキスの快感を求める。
口の中という敏感な場所を何度も刺激する。
「ロニエ。俺がロニエを好きだって言ったらどうする?」
「ロニエの全てをヒカル様に捧げます」
即答したロニエは体の力を全て抜いて身を任せてくれる。
俺はロニエのぷりっとした下唇に指を這わせてから、ロニエをしっかりと膝に乗せる。
「セレナ。邪魔」
「酷いわよ!」
ペロペロモノを舐めているセレナが物理的に邪魔なんだから仕方が無いだろう。
それに。
「セレナ。もう良いでしょ? それとも......セレナは俺とロニエの事を本当に邪魔したいの?」
「............。分かったわよ。でもダーリン、私とも二人きりの時間作って欲しいわ」
「良いよ。気が向いたらね」
「それでも良いわ」
セレナが浮き上がり出口へと向かう。そして扉を開く前で一度止まり、後ろ向きのまま呟く。
「ロニエ。貴女が失敗したのは分かったわ。でもそれでダーリンに気付かれるほど落ち込むのはらしくないわよ」
「......」
無言のロニエにため息をついてからセレナは言う。
「たまには誰かを頼っても良いのよ?」
「............」
それにセレナは鼻を鳴らして笑った。
「ふふん。私はそんなにも頼りないかしら?」
そして、セレナは外へと消えた。
..............。
つまり、ロニエと二人きり......ロニエと二人きり!!
「ヒカル様......そんなに喜ばなくてもロニエは何時でもヒカル様のお側に控えて居ますよ」
「ロニエ。色々話すの後にして、今は何時もどうり......何時も以上にエッチしようよ」
ロニエと二人きりと言うシチュエーションで俺が我慢できる訳は無い。
ロニエを膝の上に乗せたことでぺニスの上にロニエの可愛いお尻がのっているのも性欲に拍車をかけているし。
「それともロニエは落ち込んでる時はエッチしたくない?」
「......いえ。ヒカル様がお望なら......いえ。違いますね。こんな気分だからこそ今はヒカル様と体を重ねたいです。ロニエをめちゃくちゃにしてください」
落ち込んだ時何時も俺がロニエを抱くように、ロニエも俺に抱かれることで癒しを求めているのだろう。
ロニエは俺のぺニスを指でシゴきながらお尻をスリスリして、求めて来る。
でもロニエはまだ乗り切れていない。赤い顔の下に隠れたロニエの気持ちが俺には分かる。
「良いよ。ロニエ。俺のことしか考えられなくしてあげるよ」
だからその気持ちを消し飛ばすほど俺はロニエを抱くことを決めた。
手を回し下乳房をさすりながら快感を与える。するとすぐにロニエが熱い息をし始めて体をよじりはじめる。
「そこっ! ......いい。 気持ち良いです!!」
それりゃそーだ。乳首。クリトリスに次ぐ性感帯がある下乳房を久し振りに、『快感増幅』を使ってさすっているのだ。その感度は通常の百倍以上になっている。いくらロニエでも絶頂必死だろう。
「っー!! んんっ! はぁっ......あんっ!!」
ロニエが絶頂したのを確認してから今度は乳首を触る。乳首を摘んで丁寧に潰してあげる。
「っん!? ヒカル様っ!? 待ってください。今。絶頂っんんっ!」
乳房と乳首の快感は違うのですぐにロニエは絶頂する。次に腰が砕けてヒクヒクしてしまっているロニエをベットに寝かせてドレスをたくしあげて足を開き、舌でクリトリトス舐める。
(ビリビリ)
「っぁっ!! んん!」
一舐めでロニエは絶頂してしまう。
結構威力が上がっているようだ。
そのまま、もう一度ぺろりと舐める。
「まっ! そんなっ! 同じ所っ!! はぁっんん!」
ロニエが絶頂するが舐めつづける。クリを一度舐めるだけで絶頂するロニエは海老反りになっている。
そしてロニエは遂に至った。何に? 絶頂よりも崇高な頂きにだ。
びゅるるるるっ!!
ロニエの膣から吹き出たのは水ではなくトロトロの愛液。噴水のように大量にロニエは潮を噴いたのだ。
その姿に、
「ロニエ......それは流石に我慢出来ないや」
理性が弾けた。
ロニエもロニエで潮を噴くほど安堵と快楽に溺れているので、とろ顔で涙を少し零しながら懇願する。
「挿入てください! 早くっ! ヒカル様っ! 早く」
欲しくて欲しくて溜まらないのか、何度も「早く」とせがみつづけるロニエに、興奮は最大値を大幅に越えて
ズブリ
挿入した。
仰向けに寝転がるロニエをガッチリと抱きしめてプレスするように体重をかけてぺニスを捩込む。
狭い入口にゴリゴリ圧迫される快感を越えるとすぐにヌメヌメとした、極上の内部に侵入する。
絡み付いて来るヌメヌメの膣を掻き分けて子宮の入口と「こんにちは」する。
まだ能力を切ってないのでロニエの感度は上がっており、挿入だけで俺の首を強く抱きしめて悶えた。
大量の愛液が分泌してぺニスにヌルヌル絡まり、狭い内部をスムーズに動ける様になる。
ロニエを絶頂を無視して腰を動かしながら快感で真っ白になった頭で射精に到達する。
押し潰すようにロニエを抱きしめてびゅるびゅると出る精液と共に快感が抜けていく心地よさを堪能してから、
すぐさま二回戦を始めるべくロニエを抱き上げて何も言わずに二度目の快楽を貪りはじめる。
一応できる限りロニエが満足出来るように気を使ったが正直ロニエとのガチエッチでそこまで理性が残るとは思っていないので、結局俺はロニエを好きに堪能したんだろう。
ただし。快感増幅を使ったまま。能力の使用の感覚は部屋の電気のスイッチを入れる感覚に近い。
なれるまでは混線してスイッチが勝手に入っていたが、今は完全にスイッチを入れたり切ったり出来る。
つまりスイッチを切らない限りはロニエが快楽に悶えることは必須だ。
何時もはそんな猿みたいなエッチではつまらないので、スイッチを入れることはまず無いが今は......ロニエに全てを忘れてもらいたい。嫌なことも悩みも全て俺の与える快楽で押し潰す。
それは今まで俺が立ち止まるとき必ずロニエがやってくれた事だ。
悩んでこんがらがった頭を一度俺という存在だけでうめつくし、ロニエに取って何が大切で何が不要なのかを明白にする。
そうすれば選ぶべき選択肢なんてそう多くない。ロニエを縛る常識は俺が全て取り除く。
そして残ったものがロニエの答だ。
俺はそのロニエの答を知りたいのだ。
なんて深い考えもあるのだがエッチ中は普通に楽しみましたとさ。
そしてロニエが意識を失ったのは1時間後の事だった。
俺はそこで能力のスイッチを切って眠るロニエを抱きしめた。
「迷った時でも俺だけはロニエの隣に居てあげるよ」
暗く静かな部屋でロニエのサラサラな金髪を撫でてから、
.......暇なので。結合してロニエの胸をしゃぶりながら目を覚ますのを待った。
ーーーー後書きーーーーー
いや.......なんか章締めにデリカをサラっと掘り下げつつルル、メルディー、ルミアの準々ヒロイン三人娘とイチャイチャして貰おうと思ってたのに.......あれ?
ロニエ。セレナ。ヒムート。以外の面子を掘り下げると、どうしても筆が進まないし。進まないとロニエとのエッチ書きたくなるし.......もうグダグダや。
というか何時になったら七章終えられるんだろう.......マジで。一応予定では水の巫女の村を出るまでなんだけどね。
愛の巣と表現するのが一番良いのかも知れない。
ベッドに腰掛けた俺の両隣りで、いと愛おしそうにしな垂れかかるのは白銀の姫と青の魔女。更に一段下に降りて猫のように寝転がりながら、左足に腕を絡めて居る金髪の麗人.......イリアね。
そして対を成すように右足を抱く呪いの姫にして俺の正妻。
両手両足を美少女達に抱かれ、柔らかい彼女達の肉の感触と甘い淫密な香を堪能し尽くしながら、新たな姫が誕生しようとしていた。
それはロニエを差し置いて俺の膝を占領している、金と白のシマシマ模様の頭髪とふさふさっとしている、くるりんっとした耳とモフモフっとしているふささんっとした七つの白い尻尾を生す少女。友情の巫女ルミア。
うーん。語弊力.......ふささんっとしたってなんだよチキショー! まあ良いや。だってふささんっとしてるんだもん。
「あれ? ルミア。久しぶりによく見ると可愛い顔してるね」
「えへへっ。嬉しいなっお兄ちゃんに一番可愛いなんて言われちゃったっ」
そこまでは言ってない.......。
「一番可愛いのはロニエだし、一番美しいのはヒムートで一番愛してるのはセレナだよ。ルミアは可愛いと綺麗が混在してる感じ」
まあ、それも俺の感性の話だ。
実際、ロニエの様に愛嬌があり、ヒムートの様な魅力もある。
「まあ......そんだけ。っていうのはひどいか......ごめん」
俺の言葉を聞いてぎゅっとルミアが俺の服を握るのが分かった。
明るかったルミアの表情も何処か暗い。
容姿の話なんて今は関係ないし、それでルミアの評価が変わることもない。
ルミアが美少女だろうが、不細工だろうが、狐だろうが些細な事だ。
俺はルミアの事を撫でながら余計なことを言ったと強く反省する。
そんな俺をルミアが見上げた。そして瞳を開く。
ルミアの目は真っ白でとても綺麗で......そして
「うんっ。私にはお兄ちゃんの姿はわからない」
そう。何も写すことは無い。ルミアは盲目で誰かの姿を見ることは生れつきできない。だからこそルミアに容姿の話は禁句だった。
「私は......お兄ちゃんどころか私自身の姿もわからない。何がかっこいいのか可愛いのかそれさえわからない」
「ごめん......そういうつもりじゃ無かったんだよ」
盲目の世界がどんな物か、俺がわからないように、盲目じゃない世界がどんな物かルミアにもわからない。
ルミアは開いた眼を開けたまま
「でもね。お兄ちゃん。そんな私でもお兄ちゃんと初めて会ったとき、光が見えた気がしたんだっ! まばゆい光が見えたんだよ? 初めて光を見えたんだっ......えへへっ光(ひかり)ってお兄ちゃんの事だよね?」
「......うん」
「私を照らした光(ひかり)も私が見た光も全部お兄ちゃんだった。私には何も見えないけどお兄ちゃんなら私は見える。もっともっとお兄ちゃんと一緒に居たいっ。光(ひかる)を見ていたい。だからは私はお兄ちゃんと結婚したいんだっ! えへへっ」
ルミアの真っ白な瞳には確かに俺が映っていた。そういう事だろう。
「お兄ちゃんは私にお兄ちゃんが見たそのままを伝えてね。そしたら私はお兄ちゃんが見た世界を見ることができるから」
「ルミア......」
そんなルミアがなぜだかとてもはかなく見えた。
パチン!
暗いムードになっていた所でロニエが手を叩いて音を鳴らした。
俺含め全員の視線がロニエにあつまる中、ロニエは立ち上がりぼふっと俺の頭を胸で抱きしめた。
「皆さん。しばらく外に出ていてもらえますか? 今はロニエとヒカル様の時間ですよ。特に姉様とヒムートさん、時間圧縮空間に長く居るとお腹の子に差し支えますよ」
「っ! それは大変です! 王様ヒムートは外で待っています」
「そうですね......。ここはアマノ様に任せましょう」
ヒムートとイリアが侍るのをやめて外に出て行くのに続いて、メルディーやルルも静かに外へと出て行った。
「お兄ちゃん......だめっ?」
ルミアがぎゅっと服を掴んで上目使いで離れたくないアピールをされるが。
「うん。今はロニエと二人だけで話すことがあるから」
「でもっ! 私もお兄ちゃんとっ!」
「ルミア。元々結婚するのは天野王国に戻ってからだよ。前に盛大な結婚式を挙げるって約束したでしょ? もう少しだけ待ってくれない?」
「......うん。......分かったよっ!」
しょんぼりしながらルミアも退室して......部屋にはロニエと俺......そしてセレナだけになった。
「セレナはイリア達を見ててよ!」
「分かってるわよ、でもダーリン話だけは聞かせて貰うわよ。何を考えているのよ!」
「やっぱり、セレナはさっきのじゃ納得しないか......」
みんなの手前、ロニエの肩を持つとは言ったし出て行く奴は追わないなんて言ったが、あれはまるっと嘘だ。
それをセレナだけは気づいた様だ。イリアも気付いてそうだったけど退いてくれた。
「当たり前じゃない。私はダーリンをヒムート程、信じていないのだからね」
「酷いな......。まあ良いけど。セレナ聞いていくなら他言無用だよ。それと暇でしょ? ロニエにあげようと思ってたけど、俺のおちんちん舐めてる?」
「そうね。いただくわ」
騙せないなら仕方ない......と言うより。セレナは意思を尊重してあげないとすぐ拗ねるからめんどくさい。
それにセレナなら俺とロニエが話していても余計な事は言わないだろう。
セレナが俺のぺニスを飴を舐めるように加えた所で射精する......と話が反れるので我慢して、立ち尽くしているロニエの手を引いて膝に座らせる。そして本題を切り出す。
「さて。ロニエ。セレナがいるけど、セレナならロニエがか弱いって事を知ってるから今更だよね。.......デリカをこれからどうするつもりか教えてよ」
「......ロニエはどうしたら良いでしょうか?」
ロニエは気の置けない人しかいないからか弱気でボロボロの布きれの様にしおれ、肩を落としながら泣きそうな声ですがって来る。
セレナがちゅぽちゅぽぺニスをしゃぶりながらロニエを見つめている。その視線に込められた意味は......全くわからない。いや、ね。セレナってヒステリック.......コホン。
「弱っているロニエに頼られるのは悪くないけど......俺はロニエの意思を尊重したい。意味分かるよね?」
「.......はい」
俺ならこうするとか、こうすればとかなら言える。けれど俺がそれを言えばロニエは必ずそれを選択してしまう。それをロニエの意思として。だから俺はデリカをどうしたいかは絶対に教えない。
「失敗して落ち込んで、泣いている俺を、何時も慰めてくれるロニエに、俺から言える事があるとすれば」
それは、
「俺。天野光は天野ロニエが何をしようとも必ず隣にいるって事だよ」
「.......ヒカル様。でもロニエはどうすれば良いかわかりません。あの時デリカさんに言った言葉は確かに失言でしたがロニエの本心でもあります。でもそれでデリカさんがヒカル様から離れてしまいました......折角デリカさんは過去を払拭しようとしていたのに......」
か細い声で呟いて下を向くロニエの顎を親指と人差し指で挟んでクイッと顔を上げさせる。
そして、唇を奪ってしまう。
舌と舌とをヌルヌル絡めてキスの快感を求める。
口の中という敏感な場所を何度も刺激する。
「ロニエ。俺がロニエを好きだって言ったらどうする?」
「ロニエの全てをヒカル様に捧げます」
即答したロニエは体の力を全て抜いて身を任せてくれる。
俺はロニエのぷりっとした下唇に指を這わせてから、ロニエをしっかりと膝に乗せる。
「セレナ。邪魔」
「酷いわよ!」
ペロペロモノを舐めているセレナが物理的に邪魔なんだから仕方が無いだろう。
それに。
「セレナ。もう良いでしょ? それとも......セレナは俺とロニエの事を本当に邪魔したいの?」
「............。分かったわよ。でもダーリン、私とも二人きりの時間作って欲しいわ」
「良いよ。気が向いたらね」
「それでも良いわ」
セレナが浮き上がり出口へと向かう。そして扉を開く前で一度止まり、後ろ向きのまま呟く。
「ロニエ。貴女が失敗したのは分かったわ。でもそれでダーリンに気付かれるほど落ち込むのはらしくないわよ」
「......」
無言のロニエにため息をついてからセレナは言う。
「たまには誰かを頼っても良いのよ?」
「............」
それにセレナは鼻を鳴らして笑った。
「ふふん。私はそんなにも頼りないかしら?」
そして、セレナは外へと消えた。
..............。
つまり、ロニエと二人きり......ロニエと二人きり!!
「ヒカル様......そんなに喜ばなくてもロニエは何時でもヒカル様のお側に控えて居ますよ」
「ロニエ。色々話すの後にして、今は何時もどうり......何時も以上にエッチしようよ」
ロニエと二人きりと言うシチュエーションで俺が我慢できる訳は無い。
ロニエを膝の上に乗せたことでぺニスの上にロニエの可愛いお尻がのっているのも性欲に拍車をかけているし。
「それともロニエは落ち込んでる時はエッチしたくない?」
「......いえ。ヒカル様がお望なら......いえ。違いますね。こんな気分だからこそ今はヒカル様と体を重ねたいです。ロニエをめちゃくちゃにしてください」
落ち込んだ時何時も俺がロニエを抱くように、ロニエも俺に抱かれることで癒しを求めているのだろう。
ロニエは俺のぺニスを指でシゴきながらお尻をスリスリして、求めて来る。
でもロニエはまだ乗り切れていない。赤い顔の下に隠れたロニエの気持ちが俺には分かる。
「良いよ。ロニエ。俺のことしか考えられなくしてあげるよ」
だからその気持ちを消し飛ばすほど俺はロニエを抱くことを決めた。
手を回し下乳房をさすりながら快感を与える。するとすぐにロニエが熱い息をし始めて体をよじりはじめる。
「そこっ! ......いい。 気持ち良いです!!」
それりゃそーだ。乳首。クリトリスに次ぐ性感帯がある下乳房を久し振りに、『快感増幅』を使ってさすっているのだ。その感度は通常の百倍以上になっている。いくらロニエでも絶頂必死だろう。
「っー!! んんっ! はぁっ......あんっ!!」
ロニエが絶頂したのを確認してから今度は乳首を触る。乳首を摘んで丁寧に潰してあげる。
「っん!? ヒカル様っ!? 待ってください。今。絶頂っんんっ!」
乳房と乳首の快感は違うのですぐにロニエは絶頂する。次に腰が砕けてヒクヒクしてしまっているロニエをベットに寝かせてドレスをたくしあげて足を開き、舌でクリトリトス舐める。
(ビリビリ)
「っぁっ!! んん!」
一舐めでロニエは絶頂してしまう。
結構威力が上がっているようだ。
そのまま、もう一度ぺろりと舐める。
「まっ! そんなっ! 同じ所っ!! はぁっんん!」
ロニエが絶頂するが舐めつづける。クリを一度舐めるだけで絶頂するロニエは海老反りになっている。
そしてロニエは遂に至った。何に? 絶頂よりも崇高な頂きにだ。
びゅるるるるっ!!
ロニエの膣から吹き出たのは水ではなくトロトロの愛液。噴水のように大量にロニエは潮を噴いたのだ。
その姿に、
「ロニエ......それは流石に我慢出来ないや」
理性が弾けた。
ロニエもロニエで潮を噴くほど安堵と快楽に溺れているので、とろ顔で涙を少し零しながら懇願する。
「挿入てください! 早くっ! ヒカル様っ! 早く」
欲しくて欲しくて溜まらないのか、何度も「早く」とせがみつづけるロニエに、興奮は最大値を大幅に越えて
ズブリ
挿入した。
仰向けに寝転がるロニエをガッチリと抱きしめてプレスするように体重をかけてぺニスを捩込む。
狭い入口にゴリゴリ圧迫される快感を越えるとすぐにヌメヌメとした、極上の内部に侵入する。
絡み付いて来るヌメヌメの膣を掻き分けて子宮の入口と「こんにちは」する。
まだ能力を切ってないのでロニエの感度は上がっており、挿入だけで俺の首を強く抱きしめて悶えた。
大量の愛液が分泌してぺニスにヌルヌル絡まり、狭い内部をスムーズに動ける様になる。
ロニエを絶頂を無視して腰を動かしながら快感で真っ白になった頭で射精に到達する。
押し潰すようにロニエを抱きしめてびゅるびゅると出る精液と共に快感が抜けていく心地よさを堪能してから、
すぐさま二回戦を始めるべくロニエを抱き上げて何も言わずに二度目の快楽を貪りはじめる。
一応できる限りロニエが満足出来るように気を使ったが正直ロニエとのガチエッチでそこまで理性が残るとは思っていないので、結局俺はロニエを好きに堪能したんだろう。
ただし。快感増幅を使ったまま。能力の使用の感覚は部屋の電気のスイッチを入れる感覚に近い。
なれるまでは混線してスイッチが勝手に入っていたが、今は完全にスイッチを入れたり切ったり出来る。
つまりスイッチを切らない限りはロニエが快楽に悶えることは必須だ。
何時もはそんな猿みたいなエッチではつまらないので、スイッチを入れることはまず無いが今は......ロニエに全てを忘れてもらいたい。嫌なことも悩みも全て俺の与える快楽で押し潰す。
それは今まで俺が立ち止まるとき必ずロニエがやってくれた事だ。
悩んでこんがらがった頭を一度俺という存在だけでうめつくし、ロニエに取って何が大切で何が不要なのかを明白にする。
そうすれば選ぶべき選択肢なんてそう多くない。ロニエを縛る常識は俺が全て取り除く。
そして残ったものがロニエの答だ。
俺はそのロニエの答を知りたいのだ。
なんて深い考えもあるのだがエッチ中は普通に楽しみましたとさ。
そしてロニエが意識を失ったのは1時間後の事だった。
俺はそこで能力のスイッチを切って眠るロニエを抱きしめた。
「迷った時でも俺だけはロニエの隣に居てあげるよ」
暗く静かな部屋でロニエのサラサラな金髪を撫でてから、
.......暇なので。結合してロニエの胸をしゃぶりながら目を覚ますのを待った。
ーーーー後書きーーーーー
いや.......なんか章締めにデリカをサラっと掘り下げつつルル、メルディー、ルミアの準々ヒロイン三人娘とイチャイチャして貰おうと思ってたのに.......あれ?
ロニエ。セレナ。ヒムート。以外の面子を掘り下げると、どうしても筆が進まないし。進まないとロニエとのエッチ書きたくなるし.......もうグダグダや。
というか何時になったら七章終えられるんだろう.......マジで。一応予定では水の巫女の村を出るまでなんだけどね。
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しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活
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"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。
クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。
これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。
【R18】童貞のまま転生し悪魔になったけど、エロ女騎士を救ったら筆下ろしを手伝ってくれる契約をしてくれた。
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訳あって、冒険者をしている没落騎士の娘、アナ·アナシア。
ダンジョン探索中、フロアーボスの付き人悪魔Bに捕まり、恥辱を受けていた。
そんな折、そのダンジョンのフロアーボスである、残虐で鬼畜だと巷で噂の悪魔Aが復活してしまい、アナ·アナシアは死を覚悟する。
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[完結済み]男女比1対99の貞操観念が逆転した世界での日常が狂いまくっている件
森 拓也
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俺、緒方 悟(おがた さとる)は意識を取り戻したら男女比1対99の貞操観念が逆転した世界にいた。そこでは男が稀少であり、何よりも尊重されていて、俺も例外ではなかった。
学校の中も、男子生徒が数人しかいないからまるで雰囲気が違う。廊下を歩いてても、女子たちの声だけが聞こえてくる。まるで別の世界みたいに。
そんな中でも俺の周りには優しいな女子たちがたくさんいる。特に、幼馴染の美羽はずっと俺のことを気にかけてくれているみたいで……
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