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魔物ハルピュイア④崩壊

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あれから俺は何度も死んだどれくらい死んだかもう数えてない完全に足止めをくらってしまった…
ハルピュイアがこんなに強いとは思わなかった…じゃ魔王はもっと強いのか…
多分この世界に来て半年以上はたっただろうか…いやもう1年か?
色んなパターンを試したが最後にはハルピュイアが俺の前に現れ俺は殺される
ジェフティやセネを仲間に加えても勝てる事は無かった
2人は殺されその隙に俺は逃げることもできたが結局逃げてもハルピュイアは俺の前に現れるどこにいてもだ
ジェフティとセネが何度も死ぬのを見た脳裏に焼き付き悲惨な光景が目に浮かぶ
2人が死ぬをもう見たくない俺は1人で立ち向かう事もあった
死んでは生き返り少しずつ魔法も扱えるようになったがどうしてもハルピュイアに俺の魔法は通用しなかった
ジェフティの魔法もハルピュイアの前では通用しなかったジェフティは最強魔法と言っていたがそれをハルピュイアが上回る打撃耐性が半端ない…
セネの魔法は色んな属性を扱えるが主に回復系魔法に特化したものだったセネには悪いがその回復魔法も無意味だ
ハルピュイアは一撃で致命傷を与えほぼ即死…回復なんてとても間に合わない
後どれくらい繰り返せばいい?ジェフティの魔法を覚えてもそれでも奴には勝てない
もちろん戦える戦士を集めようと試みたが俺の話なんて信用する者なんて1人もいなかった
そりゃそうだ信じたとしても誰が好き好んで四天王と戦う奴がいる?ハルピュイアは俺に関わった者しか殺さない無闇に無関係な者は殺さないのだなんてよくできた魔物だ…
未だ俺のレベルなんて上がらないやはりレベルが上がらないと奴には勝てないのか…
レベルが上がるのに俺は後何回死ねばいい?

何度も…何度も……何度も………

はぁ…もう疲れた…

343回目

斧を持ったオークが忍び寄る

「起きろ!」
その声に俺は目覚める

「…」
だるい…

オークが斧を振り下ろした

俺は全身に魔力を纏わせた斧はポッキッと折れる

「…」
これを後何回繰り返すんだよ…
流石にキツい…キツいなぁ……
浮かれてたな…俺……
魔法を覚えたからって浮かれてた………
勝てると思っていた
あいつは傷一つもついていなかった

俺はそのままオークの顔面を掴み床に叩きつけた

「うるせぇんだよこのブタが!」

“バァゴォン!!”“シューィン”
「ぐぉぉぉ!」

床にぽっかりと大きな穴が空きオークは下へ落ちていった底が見えないぐらい大きな穴が空いていた

「はは…オークには効くんだな」

やっぱりまだレベルは上がらないか…
なにが最強だよ…
仲間の死はもう見たくない…
やっぱり逃げ回りながら魔王国を目指す…
いやハルピュイアにさえ勝てない状況で魔王なんてとても勝てない…
あ…はぁぁ…もうなんかどうでも良くなってきた考えるのはもうよそう…
なんか一気に疲れが…なにが最強だよ…
これを繰り返し死ねば最強になれる?
ははっなんて浅はかな考えだったんだ最強の前に俺の精神が持たん…
痛みはあるんだ経験値は継続されるんだ!
当然死んだ痛みも記憶も全部残る!経験として今もこの胸に残ってるんだ…
仲間が死んだ悲しみだって残る!なのに…
初対面として俺の前に現れる…
頭がどうにかなりそうだ……



それから俺はオークの大群が来る前に引き出しから六芒星の術式を取り出した

「一応取って…」
やっぱり1人で行動するか…
はぁもうやめてぇ…

“パリーン”

「グオぉぉぉぉぉー」

「来たか…」
なんだこの脱力感は…やる気が起きない

俺は魔力を纏うのをやめた

もういい…死んでまた生き返ってもここでまた死のう何度も何度も死んでこの死のループから抜け出せなくていい…ずっと…殺され続けよう

「危ない!エリシア様!!」

突然後ろから声が聞こえた

「…」

声をかけたのはジェフティだったジェフティ
は腕に魔力を纏いオークの大群を倒した

「大きな音がしまして…」

「なんだ…ジェフティか……」

「僕の事知っているんですね!」

「…」
この会話も疲れたよ何度も何度もこっちは会っているんだ!初対面なんかじゃない!
もう懲り懲りだ!
ジェフティが生きていることは嬉しいきっとこのまま行けばセネにも会う
2人が生きている事は嬉しいのだが2人が死ぬ光景が目に浮かぶ…目に浮かぶんだよ…
頭がどうにかなりそうだ…

「…」
ジェフティがオークを倒してくれた…
倒さなくてもいいよ…

「僕気絶していたみたいでしたが音がうるさくてさすがに起きましたよ!」

「…そうかうるさかったか…」

「エリシア様?どこか怪我されたのですか?」

「別に…」

俺は投げやりな感じな態度をしてしまった

「そう…ですか」

俺は自分が転生者である事六芒星の術式で死に戻りになる事俺は話さなかった正直めんどくさい

「実はお伝えしなければならないことがありまして昨日の事なのですが」

「話さなくていい…」

「え?」

「知ってるから全部知ってるから……」

その時
外からエルフが放った矢が飛んできた

「エリシア様危ない!」

エルフが放った矢がピタッと止まるジェフティが手をかざして止めていた

これも見た光景だ

ジェフティが腕を振り下ろすと“カラン”と矢が床に落ちた

これも見た


更に次から次へと矢が飛んできた

ジェフティは飛んできた矢に対して手をかざし全ての矢を止める

「悪かったな怒鳴ったりして」

「え?」

「俺がお前に言ったんだここでこんなすごい力があるならイフィスフィナを助けれたんじゃないかって…」

「それってまさか」

「あそこ…エルフが笑ってる……」

ジェフティが飛んできた矢の方角を見ると木の上からエルフが2体ニヤニヤと笑っていた
ジェフティが手に魔力を纏うとその手をエルフに向ける

「待て!俺がやる!」

俺はジェフティから教わった魔法を発動させた
俺はエルフに向けて手をかざす
ジェフティは驚いた表情を見せていた

「これって僕の?!」

2体のエルフは宙に浮き地面に叩きつけられた

“バゴン!”

エルフは地面にめり込む

「…」

「エリシア様あなたは一体」

強い魔力に抑えられたエルフは起き上がることができない

段々と地面に亀裂が走る

“ペキペキぺキ”

エルフは更に地面にめり込んで押しつぶされた

“ペキペキぺキ”

エルフの全身の骨が折れる音が聞こえる
そのままエルフは魔力によって押しつぶされそのまま絶命した

「見ろよジェフティあれ痛そうだな」

ジェフティはあいた口が塞がらなかった

「凄い…僕のオリジナル魔法を使えるなんて僕しか使えない魔法ですよ!」

「そうだな…」

「ちょっと!ちょっと!誰かそこにいるの?この状況はなに?なにがあったの?エルフがめり込んでる!!」

外を覗くと声をかけたのはセネだった
これも見た光景だ

セネは見上げてこっちを見ている

俺達はセネと合流した

「あなた達大丈夫?なにがあったの?」

「大丈夫…」
またこの会話か…

「びっくりしたよ!建物が吹き飛ぶんだもん
これもあなたが?エルフがめり込んでる…」

「…」

俺は黙っていた

「ねぇあなた達誰?」

「…」
はぁ…俺はどうやって死ぬんだ?もう目覚めないでくれ…頼むから…

「僕はジェフティ!」

「…」
またこれだ…

「ねぇあなたは?私はセネスカ!セネって呼んで!」

「うるさい!いつもいつも同じ事の繰り返し俺はエリシアだ!」

「あなたがエリシア??そんなに怒らなくても…じゃイフィスフィナ様の居場所知ってるのね!私の妹はどこ?」

「あ~あ~あ~もう限界だ!
知ってるさ死んだよ!ビヌスに殺された!
イフィスフィナは死んだ!セネが探してる大賢者様はもう死んだんだよ!お前の妹なんて知らねぇ!」

「イフィスフィナ様が死んだ?!」

「ああ!そうだよ!!なぁそうだろジェフティ!!」

俺はジェフティに視線を向ける

「ええ…そうです……僕の目の前でビヌス様に殺されました…ですがなぜそのことを?」

「イフィスフィナ様が死んだ…」

セネは表情を曇らせる
目にうっすら涙が溢れでてきそうだ

セネはお人よしだな初対面の俺の言葉を信じるなんて

「ですが初対面の相手に怒らなくてもセネ様が可哀想ですよ!どうしたんですか?」

「初対面?初対面だって?俺はどうもしねぇ!これが俺だ!もううんざりだ!
もううんざりなんだよ!同じことの繰り返しで!イフィスフィナが死んだらなんなんだ?もうどうでもいい!なにが初対面だ!俺にとってはお前達は初対面じゃない!
もう説明するのもうんざりだ俺の前から消えてくれ!2人とも消えてくれ!!終わりだイフィスフィナが死んで俺にはもう関係ないんだよ!」

ははっなに俺キレてるんだ…

俺はこの時完全に精神崩壊していた

「俺の前から消えてくれ…もう近寄るな……俺に関わらないでくれ………頼むから…」

その場で崩れ落ち俺は泣いた

かっこわりぃな俺…

俺の横目に2人は黙って立っていた
その時セネはプルプルと震えていた
そりゃそうだずっと探していたイフィスフィナは死んだんだから

「ふざけんな!関係ないだと?」

「え?」

「立て!知ってるなら話せ!!なにがうんざりよ!私はあなたとは初対面!!!」

“バキ!”

「は?」

俺はセネに殴られた

「誰に口聞いてるのよ!私に消えろだぁ??お前が何なんだ!!」

“バキ!!”

「うっ…」

またセネに殴られた

「この状況は何度目だ言ってみろよ!
これも同じ状況なのか?私に何度もこうやって何度も何度も殴られたのか?どうなのよ!」

“バキ!!!”

「痛い!ちょっと待て俺を殺す気か!!」

「死ねよ!」

“バキ!!!!”

「説明する気になったか?」

“ドゴン!”

今度は腹を殴られた
意識が…なんて重たいパンチだ…

俺は膝をつき倒れた

「ゴフォ!ゴフォ!」

それでもセネの手が止まる事は無かった
俺はマウントを取られ更に殴られた

「説明しないとわかんないだろ!」

“バキ”

「急にキレてんじゃねぇ~」

“バキ”

「ちょっとセネ様これ以上やると本当に死んでしまいます!」

“バキ”

「止めるな!殺すんだよ!こいつを!!」

“バキ”

それから2度3度殴られた

次第にセネのパンチは威力が弱くなっていた

「ふざけるなよ…被害者ヅラすんな!」

“トン”

“トン”

“トン”

「ふ…ふざける……なイフィス…様が死ぬわけないだろ」

セネの拳には力が入っていなかった

「ううっうううっ…嘘だよな?嘘だと言ってよ…」

セネを見るとセネは泣いていた

「知らない!こいつにもう一度聞けよ!俺もジェフティから聞いたんだ!」

「ジェフティ…本当にほんと?」

「ええ…残念ですが……ごめんなさい助けられませんでした」

「イフィスフィナ様がぁ
死んだぁ死んじゃったぁぁううっううう」

“トン”

「信じない……私信じないから…」

“トン”

弱々しいセネの拳を俺は掴んだ
俺はこれからどうすればいい
誰か教えてくれ…

「エリシア様!教えてくださいあなたのこれまでを!僕が力になります!」

「そうよ…言わないとわかんない……もっと殴られたい?」

「ああ説明するからもう殴るな!」

「うん!分かった」

“バキ”

「痛っ!いやいやもう殴るなって!」

「だって殴れって!」

「はぁぁ?言ってないだろ!」

「じゃ早く説明して!」

「説明するからどいてくれ!」

「いや!このまま説明して」

「いやいや俺にまたがったままでか?」

「うん!嘘だと思ったら殴る!」

それから俺はセネに説明をした
イフィスフィナの事はジェフティが詳細を教えてくれた
俺はセネに異世界から来た事
六芒星の術式のせいで数百回も死に戻りした事
帝国でティフネスから聞いたイフィスフィナの話も俺に会った事でセネとジェフティの2人が死んでしまった事も1から順に話した俺に関わった事でティフネスも死んだ事も全部教えた

「嘘よね…そんな事って…」

「全部本当だこれがその六芒星の術式ティフネスとイフィスフィナが俺を蘇えさせたティフネスは失敗したと言った」

「失敗?」

「ああ死に戻りだよ!副作用だな俺は死んだら永遠と“この日”を繰り返す終わることのない日呪いだな!」

話を聞いたセネは再び泣きだした
俺を想って泣いてくれているのか?

「繰り返させない…」

「え?」

「簡単な事よ!もう死なせない!私があなたを死なせない!絶対に!死ななければいい!」

「お前なそう簡単に言うな!」

「僕もエリシア様を死なせたりなんてしません!僕があなたを守ります」

「おいおい!ジェフティまでありがとなでも相手はハルピュイアだぞ!」

「姉さんに会いましょ!」

「ティフネスの事か?そのティフネスもやられたんだ」

「その時はあなたを助けるために不意をつかれたんでしょ?それにあなたも知らなかった!相手がハルピュイアだなんて!そうでしょ?勝てる!4人なら!姉さんならティフネスの弱点も知ってるはず」

「ええそうですねちゃんと準備して立ち向かえば勝てますよエリシア様!」

「けどティフネスはセネに会おうとしないんだよ!それにあれから何度もティフネスに会いに行ったんだが結局見つけることできなかった」

「どうして?」

「うーん!最初はセネに危険な目に合わせたくないと言ってた!俺1人で会いに行ったらもしかして会えるんじゃないかと想ったんだが…」

「ふん!今さら危険に合わせたくない?
姉さんは帝国のギルドに居たんだよね?
とりあえず今から行きましょ!」

「分かったからいい加減どいてくれ!重たい!」

「失礼ね!トドメ刺そうか!」

「さぁ冗談はそれ程にセネ様エリシア様行きましょ!」

3人で帝国へと向かった
俺はセネにあんなに殴られて目が覚めたって言うかやる気が出たっていうかうまく表現出来ないがとにかくセネに殴られて良かった気がする
それから俺達は帝国に着いた
セネが帝国の門番に金貨を渡してくれたそれも2人分
セネよ一体いくら金貨を持ち歩いているんだ?
ギルドに着いた俺達は早速ティフネスを探した
やはり隠れてこっちの様子を見ているのかティフネスの姿が見当たらない
このまま見つからなければハルピュイアがこのギルドにやって来るそうなればセネもジェフティもまた殺される











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