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37話
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勇者様の死から私はパナケアがもう立ち直っているものと思っていた。
前を向いて歩いていると思っていた。
それは違っていたのかもしれない。
まだパナケアは子供、唯一癒しの女神として助けれなかった勇者様の死を…あんな姿を…目の当たりにしたら…辛い事…させてしまった…パナケアにトラウマを作ってしまった…ごめん私がもっと…
それに今何が起きているの?何が起きた?
闇魔法:漆黒の月はすごいな…意識が飛びそうだ…そろそろやばい…
ディナの声もパナケアの声も聞こえなくなってきた…声も出しづらく…パナケアはどうなったの?助けなきゃ私が!
「つうぅ痛っ!何やってるんですかぁ?
フォルス様であろう方がぁ!しっかりしてください!」
「メルス様!良かったです!間に合って!
フォルス様!メルス様が止めてくれました」
「……………………?」
「フォルス様?フォルス様!!」
「……何が…あった……………?」
「え?だからメルス様がパナケア様が自害するところを助けて…聞こえて無いのですか?」
「あ?だれだ?テメぇ?パナケア死にたいの!おにぃちゃんの所行くの!」
「え?あなたパナケアちゃん?」
「メルス様!フォルス様の様子が変です」
「フォルス様に何があったの?」
「そいつはもう終いだ漆黒の月は盲目になり耳は聞こえない!後に声も出せなくなる!
意識も失い後は死を待つのみ全てが無になる!まだ意識を保ってるなんてすごいな!
メルスと言ったな貴様が来ても状況は変わらんよ!あははっあはっ………
お、お姉ちゃんごめんなさい…ごめんなさい私…私…お姉ちゃん!?今助けるから!」
「パナケア様?正気が戻って?」
「助ける…うるさい!黙れ黙れ!ガキが黙ってろ」
「パナケア様戻ってきて下さい」
“ドシュ”
「え?フォルス様何してるんですか?なんで自分を刺して」
「あ…安心…し……お前のま…魔法で…死ぬわけない……………………今助けるから…
降神術:私の体に…やどれ」
”ぴかーーーーーーーーーーーーーーーーん“
「ふぅ!まさか俺がまたこの世界に戻ってくるとはな!久しぶり!パナケア!」
「え?勇者おにぃちゃん?生きてたの?うぐっ頭が痛い…近づくな!くるな!」
「いやごめんな死んでしまってあの日パナケアにはちゃんとお別れ言ってなかったな」
「ディナ様これはフォルス様の魔法なのでしょうか?」
「分からないわたくしこんな魔法初めて見ました
あの方が勇者様?」
「おにぃちゃん~ううううえぇぇぇん
会いたかったちゃんと助けれなかった」
「パナケア様の正気が元に戻った!」
「おいおい飛びつくなよ!照れるだろ!
なんだ?助けれなかった事そんな事ずっと気にしてたのか?
気にすんな!パナケアはよくやった!」
「でも…」
「俺がちゃんと見守ってやるから!安心しろ!」
「うん!」
「あ!こら!これは俺しか使えない聖剣だぞ!パナケアが持ってちゃダメだろ!危険すぎる!まぁ俺も扱えなかったが…ハハ!」
「ごめんなさい…おにぃちゃんの形見だからこれでおにぃちゃんの仇を取りたかったの」
「そうか!パナケアはやっぱり優しいなじゃその聖剣で魔王を倒してくれるか?」
「うん!頑張る!」
「じゃパナケアに勇者の加護を与えるよ!」
”ぽぁーーーーーーーーーーーーーーーん“
「おにぃちゃん恥ずかしいよぎゅっとしないで」
「これでよし!これで聖剣も暴走しないよ!」
「暴走?」
「気づいて無かったのか?
フォルスのやつ黙ってたのか!
それとまだ間に合う騎士団達の微かに息はまだあるからみんな助けてくれるか?」
「うん!助ける!
治癒魔法:エリアヒール!」
「うぉデケェ魔法陣!やっぱりすごいなパナケアの治癒魔法は
ありがとなそろそろお別れだ!」
「ヤダ!行かないで!ううっ」
「泣くな言ったろ?大丈夫!これからもずっとそばで見守ってるよ!」
「うん!もう泣かない!」
「メルス様!メルス様の胸の傷も治っておられます」
「これはすごいわね…もう傷が塞がってる」
「おにぃちゃんが消えた…」
「パナケアちゃんお帰り!」
「フォルスお姉ちゃん!」
「お帰りなさいませパナケア様!」
「ディナお姉ちゃんもいたのね!
ただいま!」
「パナケア様!助かって良かった!」
「え?誰?」
「もう!騎士団の副隊長よ昨日話したじゃない」
「そうだっけ?」
「あははっ!」
「ふふふ!」
「もう!」
前を向いて歩いていると思っていた。
それは違っていたのかもしれない。
まだパナケアは子供、唯一癒しの女神として助けれなかった勇者様の死を…あんな姿を…目の当たりにしたら…辛い事…させてしまった…パナケアにトラウマを作ってしまった…ごめん私がもっと…
それに今何が起きているの?何が起きた?
闇魔法:漆黒の月はすごいな…意識が飛びそうだ…そろそろやばい…
ディナの声もパナケアの声も聞こえなくなってきた…声も出しづらく…パナケアはどうなったの?助けなきゃ私が!
「つうぅ痛っ!何やってるんですかぁ?
フォルス様であろう方がぁ!しっかりしてください!」
「メルス様!良かったです!間に合って!
フォルス様!メルス様が止めてくれました」
「……………………?」
「フォルス様?フォルス様!!」
「……何が…あった……………?」
「え?だからメルス様がパナケア様が自害するところを助けて…聞こえて無いのですか?」
「あ?だれだ?テメぇ?パナケア死にたいの!おにぃちゃんの所行くの!」
「え?あなたパナケアちゃん?」
「メルス様!フォルス様の様子が変です」
「フォルス様に何があったの?」
「そいつはもう終いだ漆黒の月は盲目になり耳は聞こえない!後に声も出せなくなる!
意識も失い後は死を待つのみ全てが無になる!まだ意識を保ってるなんてすごいな!
メルスと言ったな貴様が来ても状況は変わらんよ!あははっあはっ………
お、お姉ちゃんごめんなさい…ごめんなさい私…私…お姉ちゃん!?今助けるから!」
「パナケア様?正気が戻って?」
「助ける…うるさい!黙れ黙れ!ガキが黙ってろ」
「パナケア様戻ってきて下さい」
“ドシュ”
「え?フォルス様何してるんですか?なんで自分を刺して」
「あ…安心…し……お前のま…魔法で…死ぬわけない……………………今助けるから…
降神術:私の体に…やどれ」
”ぴかーーーーーーーーーーーーーーーーん“
「ふぅ!まさか俺がまたこの世界に戻ってくるとはな!久しぶり!パナケア!」
「え?勇者おにぃちゃん?生きてたの?うぐっ頭が痛い…近づくな!くるな!」
「いやごめんな死んでしまってあの日パナケアにはちゃんとお別れ言ってなかったな」
「ディナ様これはフォルス様の魔法なのでしょうか?」
「分からないわたくしこんな魔法初めて見ました
あの方が勇者様?」
「おにぃちゃん~ううううえぇぇぇん
会いたかったちゃんと助けれなかった」
「パナケア様の正気が元に戻った!」
「おいおい飛びつくなよ!照れるだろ!
なんだ?助けれなかった事そんな事ずっと気にしてたのか?
気にすんな!パナケアはよくやった!」
「でも…」
「俺がちゃんと見守ってやるから!安心しろ!」
「うん!」
「あ!こら!これは俺しか使えない聖剣だぞ!パナケアが持ってちゃダメだろ!危険すぎる!まぁ俺も扱えなかったが…ハハ!」
「ごめんなさい…おにぃちゃんの形見だからこれでおにぃちゃんの仇を取りたかったの」
「そうか!パナケアはやっぱり優しいなじゃその聖剣で魔王を倒してくれるか?」
「うん!頑張る!」
「じゃパナケアに勇者の加護を与えるよ!」
”ぽぁーーーーーーーーーーーーーーーん“
「おにぃちゃん恥ずかしいよぎゅっとしないで」
「これでよし!これで聖剣も暴走しないよ!」
「暴走?」
「気づいて無かったのか?
フォルスのやつ黙ってたのか!
それとまだ間に合う騎士団達の微かに息はまだあるからみんな助けてくれるか?」
「うん!助ける!
治癒魔法:エリアヒール!」
「うぉデケェ魔法陣!やっぱりすごいなパナケアの治癒魔法は
ありがとなそろそろお別れだ!」
「ヤダ!行かないで!ううっ」
「泣くな言ったろ?大丈夫!これからもずっとそばで見守ってるよ!」
「うん!もう泣かない!」
「メルス様!メルス様の胸の傷も治っておられます」
「これはすごいわね…もう傷が塞がってる」
「おにぃちゃんが消えた…」
「パナケアちゃんお帰り!」
「フォルスお姉ちゃん!」
「お帰りなさいませパナケア様!」
「ディナお姉ちゃんもいたのね!
ただいま!」
「パナケア様!助かって良かった!」
「え?誰?」
「もう!騎士団の副隊長よ昨日話したじゃない」
「そうだっけ?」
「あははっ!」
「ふふふ!」
「もう!」
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