5 / 24
5話:君が俺の心を癒してくれる
しおりを挟む
《2022年》
ひまりの葬式をする事になりレンはひまりの葬式に参列していた周りは泣いていたが僕は涙一つも見せない
涙は出てこない
「本当にこれで終わりなのか?」
僕はひまりを想うあまり幻覚を見ていたのか?僕は病んでいるのか?誰か教えてくれ
僕の見たあの子は誰なんだ?なんで足を引きずっている?なぜ僕にケーキを渡したんだ?突然居なくなった君に何があったんだ?
レンはどこかまだひまりが帰ってくるような気がして諦めきれないでいた
※※※
1996年冬
颯は海辺でカセットプレイヤーで音楽を聴いていたそこへコハルが話しかける
「あ~颯!こんな所で何サボってるの?」
コハルが颯の顔を覗き込む
「え?何?」
イヤフォンを外す颯
「また“あの曲”聞いてるの?」
「良いだろ別にほっといてくれよ」
「いつも一緒にバイク通学してたけど結局バイク通学してる事先生にバレて指導受けちゃったね…ありがとうね!いつも後ろに乗せてくれて
でもなんかごめん…2人乗りした事でより怒られたね…」
「別にコハルが謝ることじゃないよ」
「あー神様!同じ高校に行けますように」
「何だよ急に?」
「あの…私颯の事もっと知りたいもっと……」
「…」
「いつの日かあなたの理想の彼女になりたい私の想いと同じくらい好かれたい…
そばにいてほしい」
「はぁなんだよそれ!告白か?
言ってて恥ずかしくないのか?
恥ずかしい事言うなよな!」
颯は顔を赤らめていた
「…」
「急に変なこと言うなよ恥ずかしいだろ」
「…」
「まぁ…君とは友達だ恋愛感情にはならない
俺のことは好きになるな友達でいられなくなる」
「そっか…じょ冗談だよ…どう反応するかためしただけ…何本気で答えてるのよ…
こっちが恥ずかしい」
「お前な!」
「バカ私もう帰る!
ねぇその“カセットテープ”貸してくれない?私もその曲好きなんだ良いでしょ?」
「ああちゃんと返せよ」
「じゃ明日私のクラスに取りにきてよ!
じゃぁね」
「帰るってどこ行くんだよそっちは学校じゃないぞサボりはダメだぞ」
「それあんたが言う?ばーか!」
その時!
コハルが道を渡ろうとした瞬間
「コハル危ない!」
「え?」
“ガシャーン”
と大きな音が鳴り響いた
飲酒運転で暴走した車がコハルに突っ込んできた
その時に颯が庇って間一髪コハルを助けたが颯は頭を強く打ち頭から大量の血が流れていた
コハルは颯に駆け寄り颯を抱きしめる
「颯?ねぇ颯?しっかりして!
そうだ救急車!誰か助けてください救急車をお願いします!誰か来てぇ!」
コハルの手にヌルッとした感触があった
コハルは自分の手を見た手は颯の血で赤く染まっている
「嫌ぁ~颯…目をあけてよ……ねぇ…なんで?なんで私を助けたりするのよ!こんなの嫌ぁ」
コハルは泣きじゃくる
颯は病院に緊急搬送された
※※※
《2022年》
ひまりの葬式が終わりひまりの母に呼び出された
レンの誕生日の日に宛名不明の小包が届いていたとひまりの母が言って小包を渡された
レンは小包を持っていつも乗っているバスに乗りバスの中で小包を開けるとそこには
“カセットプレイヤー”が入っていた
カセットプレイヤーの中には“最後の恋”のカセットテープが入っているレンは不審に思いながらもその曲を聴く
「ひまりが?」
そんなわけない
もうひまりの事は忘れよう…
レンにとって最後のメールをひまりにメールを送った
“ひまりが送ったのか?”
“ひまりに会いたい”
これで最後もういい加減メール送るのやめよう
レンは最後のメールを送るといつの間にか寝入ってしまった
しばらくしてバスが急ブレーキをしブレーキ音がバス内に響き渡った
バスが事故を起こしたのだ
その時の衝撃でレンは頭を強く打ち意識が飛び気を失う…
※※※
レンが目を覚ますと頭には包帯がしてある
レンは朦朧としている景色がボヤける
ここは?僕は…
そこは病室だった
病院の匂い…
誰かが泣いている
誰?
聞き覚えのある声がする
ひまり?
僕は泣いている方を見るとそこには僕の恋人泣いているひまりが僕の横にいた
「目が覚めたのね!具合はどう?」
「ひまり!!」
レンは泣きながらコハルに抱きついた
6話:【君がいる世界】
ひまりの葬式をする事になりレンはひまりの葬式に参列していた周りは泣いていたが僕は涙一つも見せない
涙は出てこない
「本当にこれで終わりなのか?」
僕はひまりを想うあまり幻覚を見ていたのか?僕は病んでいるのか?誰か教えてくれ
僕の見たあの子は誰なんだ?なんで足を引きずっている?なぜ僕にケーキを渡したんだ?突然居なくなった君に何があったんだ?
レンはどこかまだひまりが帰ってくるような気がして諦めきれないでいた
※※※
1996年冬
颯は海辺でカセットプレイヤーで音楽を聴いていたそこへコハルが話しかける
「あ~颯!こんな所で何サボってるの?」
コハルが颯の顔を覗き込む
「え?何?」
イヤフォンを外す颯
「また“あの曲”聞いてるの?」
「良いだろ別にほっといてくれよ」
「いつも一緒にバイク通学してたけど結局バイク通学してる事先生にバレて指導受けちゃったね…ありがとうね!いつも後ろに乗せてくれて
でもなんかごめん…2人乗りした事でより怒られたね…」
「別にコハルが謝ることじゃないよ」
「あー神様!同じ高校に行けますように」
「何だよ急に?」
「あの…私颯の事もっと知りたいもっと……」
「…」
「いつの日かあなたの理想の彼女になりたい私の想いと同じくらい好かれたい…
そばにいてほしい」
「はぁなんだよそれ!告白か?
言ってて恥ずかしくないのか?
恥ずかしい事言うなよな!」
颯は顔を赤らめていた
「…」
「急に変なこと言うなよ恥ずかしいだろ」
「…」
「まぁ…君とは友達だ恋愛感情にはならない
俺のことは好きになるな友達でいられなくなる」
「そっか…じょ冗談だよ…どう反応するかためしただけ…何本気で答えてるのよ…
こっちが恥ずかしい」
「お前な!」
「バカ私もう帰る!
ねぇその“カセットテープ”貸してくれない?私もその曲好きなんだ良いでしょ?」
「ああちゃんと返せよ」
「じゃ明日私のクラスに取りにきてよ!
じゃぁね」
「帰るってどこ行くんだよそっちは学校じゃないぞサボりはダメだぞ」
「それあんたが言う?ばーか!」
その時!
コハルが道を渡ろうとした瞬間
「コハル危ない!」
「え?」
“ガシャーン”
と大きな音が鳴り響いた
飲酒運転で暴走した車がコハルに突っ込んできた
その時に颯が庇って間一髪コハルを助けたが颯は頭を強く打ち頭から大量の血が流れていた
コハルは颯に駆け寄り颯を抱きしめる
「颯?ねぇ颯?しっかりして!
そうだ救急車!誰か助けてください救急車をお願いします!誰か来てぇ!」
コハルの手にヌルッとした感触があった
コハルは自分の手を見た手は颯の血で赤く染まっている
「嫌ぁ~颯…目をあけてよ……ねぇ…なんで?なんで私を助けたりするのよ!こんなの嫌ぁ」
コハルは泣きじゃくる
颯は病院に緊急搬送された
※※※
《2022年》
ひまりの葬式が終わりひまりの母に呼び出された
レンの誕生日の日に宛名不明の小包が届いていたとひまりの母が言って小包を渡された
レンは小包を持っていつも乗っているバスに乗りバスの中で小包を開けるとそこには
“カセットプレイヤー”が入っていた
カセットプレイヤーの中には“最後の恋”のカセットテープが入っているレンは不審に思いながらもその曲を聴く
「ひまりが?」
そんなわけない
もうひまりの事は忘れよう…
レンにとって最後のメールをひまりにメールを送った
“ひまりが送ったのか?”
“ひまりに会いたい”
これで最後もういい加減メール送るのやめよう
レンは最後のメールを送るといつの間にか寝入ってしまった
しばらくしてバスが急ブレーキをしブレーキ音がバス内に響き渡った
バスが事故を起こしたのだ
その時の衝撃でレンは頭を強く打ち意識が飛び気を失う…
※※※
レンが目を覚ますと頭には包帯がしてある
レンは朦朧としている景色がボヤける
ここは?僕は…
そこは病室だった
病院の匂い…
誰かが泣いている
誰?
聞き覚えのある声がする
ひまり?
僕は泣いている方を見るとそこには僕の恋人泣いているひまりが僕の横にいた
「目が覚めたのね!具合はどう?」
「ひまり!!」
レンは泣きながらコハルに抱きついた
6話:【君がいる世界】
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
愛することをやめたら、怒る必要もなくなりました。今さら私を愛する振りなんて、していただかなくても大丈夫です。
石河 翠
恋愛
貴族令嬢でありながら、家族に虐げられて育ったアイビー。彼女は社交界でも人気者の恋多き侯爵エリックに望まれて、彼の妻となった。
ひとなみに愛される生活を夢見たものの、彼が欲していたのは、夫に従順で、家の中を取り仕切る女主人のみ。先妻の子どもと仲良くできない彼女をエリックは疎み、なじる。
それでもエリックを愛し、結婚生活にしがみついていたアイビーだが、彼の子どもに言われたたった一言で心が折れてしまう。ところが、愛することを止めてしまえばその生活は以前よりも穏やかで心地いいものになっていて……。
愛することをやめた途端に愛を囁くようになったヒーローと、その愛をやんわりと拒むヒロインのお話。
この作品は他サイトにも投稿しております。
扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品(写真ID 179331)をお借りしております。
夫を愛することはやめました。
杉本凪咲
恋愛
私はただ夫に好かれたかった。毎日多くの時間をかけて丹念に化粧を施し、豊富な教養も身につけた。しかし夫は私を愛することはなく、別の女性へと愛を向けた。夫と彼女の不倫現場を目撃した時、私は強いショックを受けて、自分が隣国の王女であった時の記憶が蘇る。それを知った夫は手のひらを返したように愛を囁くが、もう既に彼への愛は尽きていた。
〖完結〗愛しているから、あなたを愛していないフリをします。
藍川みいな
恋愛
ずっと大好きだった幼なじみの侯爵令息、ウォルシュ様。そんなウォルシュ様から、結婚をして欲しいと言われました。
但し、条件付きで。
「子を産めれば誰でもよかったのだが、やっぱり俺の事を分かってくれている君に頼みたい。愛のない結婚をしてくれ。」
彼は、私の気持ちを知りません。もしも、私が彼を愛している事を知られてしまったら捨てられてしまう。
だから、私は全力であなたを愛していないフリをします。
設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
全7話で完結になります。
【完結】生贄になった婚約者と間に合わなかった王子
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
フィーは第二王子レイフの婚約者である。
しかし、仲が良かったのも今は昔。
レイフはフィーとのお茶会をすっぽかすようになり、夜会にエスコートしてくれたのはデビューの時だけだった。
いつしか、レイフはフィーに嫌われていると噂がながれるようになった。
それでも、フィーは信じていた。
レイフは魔法の研究に熱心なだけだと。
しかし、ある夜会で研究室の同僚をエスコートしている姿を見てこころが折れてしまう。
そして、フィーは国守樹の乙女になることを決意する。
国守樹の乙女、それは樹に喰らわれる生贄だった。
皇太子夫妻の歪んだ結婚
夕鈴
恋愛
皇太子妃リーンは夫の秘密に気付いてしまった。
その秘密はリーンにとって許せないものだった。結婚1日目にして離縁を決意したリーンの夫婦生活の始まりだった。
本編完結してます。
番外編を更新中です。
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる