Who Am I

心優しい15歳の人格者

“心優しい15歳人格者”は泣いていた。

「何が起きてるの？ここ数日間記憶が全くないよ」

自分の与り知らぬところで時間が進んでいることにわけの分からなくなった15歳の人格はビルの屋上から飛び降り自殺を図ろうとしていた

「怖い僕の体は身体はどうなってるの？僕は誰？」

自分の心の中で叫んでいた

「あの死体は何？もう疲れた訳がわからない！」

その時“主人格の男”が現れた

「あぶね～あぶね～」

主人格は15歳の少年の存在に気づいた

「何勝手に死のうとしてんだよ馬鹿じゃねーの？」

自殺を止めたのは猟奇的殺人を繰り返していた主人格だった

「めんどくせーな死んだら楽しめねーだろ」

主人格はもう少年が飛び降りぬよう長い間眠らされる事となった。

「ここ数日間記憶に無いって事は誰かに入れ替わったな？こんな知れねぇ場所まで来やがって！」

こうして15歳少年の自殺は失敗した

「あいつは頭いいから死ぬ訳ないしなまた新しい人格者か？」

主人格は“15歳少年の人格者”と“iQ200の人格者”の存在を知り支配する事になった。

「そういえばあいつがいたなあいつに楽しんで貰うか」



次回:もう1人の主人格“自主性のない人格者”