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12話

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「おお~今日は飲むのね!」

彼はビールを半分を飲んだ

「もう飲まずにいられないだろ美味しい!それにほら!ちゃんと減ってるだろ?」

「あ!本当だ減ってる!減ってるね…あれ?あの時は減ってるように見えなかったよ…」

「ごめんミク…段々俺…怖くなった…
ミクが”こっち側“に近づいて来てない?それが1番怖いよ…」

「そうだね…私、初めて飲んだ時減ってなかったもん…今は減ってるね…私にも減ってる様に見えてる…」

そして全部飲み干した

「減ってるね…」

「飲んだね…」

「ああ…飲んだね」

「もう一杯飲んでみる?」

「飲む!」

今度は一気に全部飲み干した

「減ってるね…私にもちゃんと減ってるように見える」

「ああ減ってる…」

「ねぇどうゆう原理?」

「分からない…」

「私死ぬの?」

「嫌…きっとミクは助かる…ちゃんとした人と出会って結婚して幸せになるよ…だから死なない!きっと大丈夫だから安心して!」

「安心できるか!ちょっと怖いわね!私が幸せそうな未来のエピソード語らないでよ!」

「次!もうビールおしまいプリン食べよ!私プリン好きなんだ!きっといつか好きな人と美味しい物とか一緒に食べるのが夢なの!」

「良いね!俺もプリン大好き!」

彼はプリンを勢いよく丸呑みした

「ちょっと一気に食べないでよ落ち着いて食べて!あれ?…」

「俺…一気に食べたよね?」

「うん…今食べたね…」

「これ食べられて無いね」

「うん…食べられて無いね…」

「これどういうルール?」

プリンは減っていなかった

「私に聞かないでよ…待ってもしかしてプリン嫌い?」

「うん…実はプリン苦手…」

「ちょっと何で好きって嘘つくのよ!」

「こういう時は嘘つくもんだろ」

「そういえばユタが言ってたの幽霊は見たい物だけみるんだって!ビールは好きなの?」

「うん!好きだね!」

「だから減ってる様に見えてる?」

「まぁユタがそう言ってるならそうかもな」

「プリンは嫌いだから食べたけど減ってない?」

「プリンは嫌い!実はプリン自体見えてなかった!ミクに合わせた」

「なんそれ!」

「うん!ごめん!合わせてたでも理屈が分からない」

「もう理屈とどうでもいいじゃん?」

「まぁそうだな」

「そうだ携帯持ってる?」

私はスマホを取り出した

「ああガラケーだけど持ってるよ」

「じゃ私のスマホにかけてみて!」

私の携帯に電話をかけてみることにした

「鳴らないね…」

「鳴らないな…」

「そりゃそうだよな…」

「そりゃそうだよね…」

「まぁいいじゃんいつも一緒にいるわけだし」

「それもそうね!」

「あれこれ考えてもしょうがないよねじゃビール飲み直そ!」

「良いね今日はとことん飲もうぜ!」

「致死量くらい飲んでね!!」

「だから俺を殺そうとするなって!」









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