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2話

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「うぉぉぉぉぉぉ~、な、なな何で?こ、ここ、ここに?いるの?怖っ」

「何びびって吃ってるのよ、こっちがびっくりよ急に叫んで!ださっ!」

「イヤイヤい、いきなり現れたらびっくりもするだろ」

「はぁ…”いきなり“って…まぁその声からして“男”ね!」

「は?男って見れば分かるだろ」

「私は未来よ」

「ミク?」

「そう!よろしくね!」

「よろしくねってよろしくない!ここで死んだ幽霊なのか?だから夜な夜な現れるとか?」

「あ…話してる時間ない…もういかなきゃ…」

「どこ行くの?」

「ひみつ!名前は?」

「アユム!」
ってつい幽霊に答えてしまった…

「じゃアユムくんね!」

「アユムくん?」

女の子は出ていったしばらくしてそれからもう女の子の幽霊は現れなかった

「やべって怖っ初めて見た…女の幽霊」

そのまま朝を迎える。

「朝か…仕事…また現れるんじゃないかと思い怖くて寝れなかった…はぁ仕事行くか」

それから女の子の幽霊が気になりつつも悶々と仕事をして数時間が経ち
仕事が終わり男が部屋に入ると部屋中が煙まみれになっていた

恐る恐る中に入る

「何コレ火事?…」

「あ~良いにおい!いやされるぅ~」

女の子が線香に火をつけていた

「何だよコレ!やっぱりいるのかよ!何してんだよ!出てけよ!ここは俺の部屋!」

「怖っ怒った!逃げろ~」

「待った!こっちは聞きたいことがたくさんある
逃げろって俺のセリフだ逃げたいのはこっち!幽霊が逃げるな」

女の子はまたそのまま出ていった

「いつもこんな夜にどこいってるんだ?
嫌そんな事より何で部屋に居るんだ?それに線香とかくせ~」

次の日の朝

「だる~何か最近体がだるい…昨日のせいだ」

歩いて会社に向かってると不動産会社に入って行くあの女の子を見かける

「あれ?あの子夜の子?朝も現れるのか?
何してんだあの子?でも人違いか?夜の雰囲気と違うな…」

女の子はサングラスをしていて歩いていたぎこちない歩き方をしている

「朝から何してるんだ?はぁ…まさか朝から見えるようになるとは…まぁいっか俺には関係ない…」

そして

仕事も終わり俺は定時に帰るその日の夜
仕事から帰るなり疲れがどっと押し寄せてくる早々と寝る事にした

「最近体が重い…眠ろ」

男はなかなか寝つけずふと目が開けると

「はっ!うぉぉぉ!」

目の前に女の子ミクが立っていた

「何してるの?出てけって言ったよね?」

「…」

「何とか言えよ!」

「怒んないでよ怖い…私……何もしてないよ?」

女の子はうるうると涙目になっていた

「あ!いやその…泣かないでよ」

「…」

「ごめん君の気持ちも考えないで」

「急に怒ったら怖いじゃん」

「出て行きたいけどもしかして成仏できないとか?」

「…」

「いいよ!」

「え?」

「名前ミクだっけ?ここに居ても良いよ!」

「…」

「なんだよ何か言えよ!」

「やさしいんだねヒロくん!」

「別に優しくしてるつもりは…それに俺はアユムだ間違えないで!」

「ありがとう!アユム!
あ~!照れてる何照れてるのよ!」

「全然照れてない!」

正直こんな間近で可愛い女の子と喋るのは照れる

「アユムは歳いくつなの?」

「39…」

「過去に彼女とか居たりしたの?」

「そんな彼女って居ないよ今まで一度も」

「ふーん!そっか…」

「ミクは?」

「居ないよ似た者同士だね!だから見えるようになってでてきたのかな?」

この日の夜はミクと初めてお互いの事を喋って過ごした
それから朝を迎えた











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