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【8月】
朝、目が覚めると憂鬱になる。毎日そう思って起きる。
仕事に行きたくない
自分の人生なんてどうでも良くなった
自分の人生どうなりたいのか何がしたいのか分からない
テレビ・アニメ・映画を見ても面白くない。いつからそうなってしまったのか何やってもつまらなく感じる
子供の時からそうだったみんなが鬼ごっこをしてる横目にいつも1人で積み木で遊んでた
中学の遠足でもクラスの輪に入れず先生と2人でおかずの交換をしていた。
体育でもペア組む時いつも1人残される
グループに入っても溶け込めず俺なんて存在してないと一緒だ
俺いつからこんな人生になったんだろう
友達なんて1人も居ない。
そして社会人になっても何も変わらない
職場でも誰にも話しかけられないし話しかけても無視される黙々と与えられた仕事をするだけで誰とも喋らない
それから俺は気がついてみればここ数年誰とも喋っていない
会社を休んだ
そうやってその日の気分で会社を休む。
しばらくベットでボーとして時間を潰す
何もしないまま1日が終わった
次の日の朝
外は雨が降っていた
目が覚めるとやっぱり憂鬱で億劫
この日も仕事を休むか考える
一人暮らしをして母とは一度も連絡をしていない。
話すのも面倒だ渋々この日は仕事に行くことにした
その日の夜
仕事が終わり家に帰ってもする事は無いが急いで家に急ぐ
早くベットに横になりたい
いつもは18時には帰るのだがこの日は残業で20時を超えてしまった
そのちょっとした時間のズレが自分の運命が大きく変わることになる
“1週目”
「え?誰?」
俺は時計を見ると20時26分を指していた
「こんな時間に誰だ?」
玄関の前で色白ですらっとした白いワンピース着た“女の子”が座り込んでいたどこか不思議な雰囲気を漂う女の子
髪はロングで艶やかな黒髪
この時一目で女の子に吸い寄せられるような自分でもよく分からない感情が芽生えた
か、可愛い…
「こんばんは…」
勇気を振り絞って声をかけてみた
初めて女の子に話しかける
女の子はビクッとするとキョロキョロと辺りを見渡していた
明らかに挙動不審だ
女の子は焦った様に無言でその場を立ち去った
「…」
それから次の日も男はいつも6時には帰宅するが女の子が気になりまた同じ時間20時帰ってみることにした
だが女の子はいない
あれ?今日はいない?
俺は思い出したあの時確か26分を指していた俺は26分までコンビニで時間を潰し自分の部屋に戻る
気になって仕方がない
そして20時26分になるすると
また女の子が部屋の前に立っていた
「怖っ!俺は見てはいけないものを見ているのか?」
俺は次第に怖くなり声をかけなかった
また無言でその場を立ち去る女の子
また次の日も同じ時間にいつもの女の子が立っている
「目的はなんだ?」
そしてこの日もまた
「え?ゆ、幽霊?流石にそれは…」
そして次の日も決まって女性は玄関の前に現れるようになった
「また立ってる流石に怖いな居なくなるまで待とう」
恐怖はあったが立ち去るのを待つ事にした
何だか心のどこかで女の子が現れて欲しいと願う自分もいた
あいにく友達もいなく誰にも相談する相手がいない
「いっそ警察に連絡する?いやでもなぁ…コレは事件って言うのか?」
そして次の日
「今日も出るかな?あれはやっぱり幽霊だ間違いないでも何で俺の部屋の前に?」
部屋に盗まれた物がないか一応確認する
盗まれたものは何もない
「強盗ではないよなあんな可愛い顔して強盗は流石に違うか」
そもそも盗まれるような物は置いてない
男はますます女の子が気になった
この日は定時で帰る事にした
定時の時間には女の子はいないようだ
俺は部屋に入り玄関の覗き穴を覗き込む
女性が玄関に立った瞬間捕まえてみることにした
「この時間はまだいないのか普段はこの時間に帰ってるし俺が気づいていなかっただけか?」
俺は女の子がいつも現れる時間に再び覗き穴を覗き込む。
覗き穴を覗いていると後ろから声が…
「ねぇ!」
「うわぁ!!」
俺はびっくりして後ろを振り向く
振り向くと女の子が目の前に立っていた
朝、目が覚めると憂鬱になる。毎日そう思って起きる。
仕事に行きたくない
自分の人生なんてどうでも良くなった
自分の人生どうなりたいのか何がしたいのか分からない
テレビ・アニメ・映画を見ても面白くない。いつからそうなってしまったのか何やってもつまらなく感じる
子供の時からそうだったみんなが鬼ごっこをしてる横目にいつも1人で積み木で遊んでた
中学の遠足でもクラスの輪に入れず先生と2人でおかずの交換をしていた。
体育でもペア組む時いつも1人残される
グループに入っても溶け込めず俺なんて存在してないと一緒だ
俺いつからこんな人生になったんだろう
友達なんて1人も居ない。
そして社会人になっても何も変わらない
職場でも誰にも話しかけられないし話しかけても無視される黙々と与えられた仕事をするだけで誰とも喋らない
それから俺は気がついてみればここ数年誰とも喋っていない
会社を休んだ
そうやってその日の気分で会社を休む。
しばらくベットでボーとして時間を潰す
何もしないまま1日が終わった
次の日の朝
外は雨が降っていた
目が覚めるとやっぱり憂鬱で億劫
この日も仕事を休むか考える
一人暮らしをして母とは一度も連絡をしていない。
話すのも面倒だ渋々この日は仕事に行くことにした
その日の夜
仕事が終わり家に帰ってもする事は無いが急いで家に急ぐ
早くベットに横になりたい
いつもは18時には帰るのだがこの日は残業で20時を超えてしまった
そのちょっとした時間のズレが自分の運命が大きく変わることになる
“1週目”
「え?誰?」
俺は時計を見ると20時26分を指していた
「こんな時間に誰だ?」
玄関の前で色白ですらっとした白いワンピース着た“女の子”が座り込んでいたどこか不思議な雰囲気を漂う女の子
髪はロングで艶やかな黒髪
この時一目で女の子に吸い寄せられるような自分でもよく分からない感情が芽生えた
か、可愛い…
「こんばんは…」
勇気を振り絞って声をかけてみた
初めて女の子に話しかける
女の子はビクッとするとキョロキョロと辺りを見渡していた
明らかに挙動不審だ
女の子は焦った様に無言でその場を立ち去った
「…」
それから次の日も男はいつも6時には帰宅するが女の子が気になりまた同じ時間20時帰ってみることにした
だが女の子はいない
あれ?今日はいない?
俺は思い出したあの時確か26分を指していた俺は26分までコンビニで時間を潰し自分の部屋に戻る
気になって仕方がない
そして20時26分になるすると
また女の子が部屋の前に立っていた
「怖っ!俺は見てはいけないものを見ているのか?」
俺は次第に怖くなり声をかけなかった
また無言でその場を立ち去る女の子
また次の日も同じ時間にいつもの女の子が立っている
「目的はなんだ?」
そしてこの日もまた
「え?ゆ、幽霊?流石にそれは…」
そして次の日も決まって女性は玄関の前に現れるようになった
「また立ってる流石に怖いな居なくなるまで待とう」
恐怖はあったが立ち去るのを待つ事にした
何だか心のどこかで女の子が現れて欲しいと願う自分もいた
あいにく友達もいなく誰にも相談する相手がいない
「いっそ警察に連絡する?いやでもなぁ…コレは事件って言うのか?」
そして次の日
「今日も出るかな?あれはやっぱり幽霊だ間違いないでも何で俺の部屋の前に?」
部屋に盗まれた物がないか一応確認する
盗まれたものは何もない
「強盗ではないよなあんな可愛い顔して強盗は流石に違うか」
そもそも盗まれるような物は置いてない
男はますます女の子が気になった
この日は定時で帰る事にした
定時の時間には女の子はいないようだ
俺は部屋に入り玄関の覗き穴を覗き込む
女性が玄関に立った瞬間捕まえてみることにした
「この時間はまだいないのか普段はこの時間に帰ってるし俺が気づいていなかっただけか?」
俺は女の子がいつも現れる時間に再び覗き穴を覗き込む。
覗き穴を覗いていると後ろから声が…
「ねぇ!」
「うわぁ!!」
俺はびっくりして後ろを振り向く
振り向くと女の子が目の前に立っていた
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