アンナとハンナ

第九話

アミに全身整形をしたことを打ち明け2人はレストランで話をすることにした

アミ「それでこれからどうするの？」

アンナ「ジュンさんの事務所にオーディション受けようと思うの」

アミ「何言ってるのよ！バレるわよ」

アンナ「ダメかな？」

アミ「それにあなたが1年も居なくなってから大変だったんだからアルバムもボツになったのよ！今頃必死にアンナの代わりを探してるわ！未だにアンナ級の歌声候補は現れてないし！」

アンナ「だから行くの同じ声だから大歓迎だと思う、それに今回は“ゴーストシンガー”として行くんじゃないわアンナとして表舞台に立つの！もうハンナのゴーストシンガーにはならないわ！ダメかな？」

アミ「バレたら終わりよ！」

アンナ「そうだけどアミは気づかなかったじゃない！」

アミ「ダメ！絶対にダメ！！」

アンナ「じゃ名前をジュリって名前にして帰国子女って設定はどう？」

アミ「分かったでもバレないように歌ってよ！アンナの声は聞き慣れてるはずだし！私がジュンさんに話しとく！」

次の日の朝アンナはオーディション会場に居た
オーディションを受けてる子達の歌声が聞こえてくる

アンナ「みんな上手いわね…これじゃ私が受かるかどうか…」

一方でジュンとハンナは

ジュン「これじゃ売れない…」

ハンナ「アンナには及ばないわ…」

アンナレベルに及ばない応募者に落胆しいた
そして、ついにアンナの番がきた
アンナはサングラスをして顔を隠す
そこにはハンナとプロデューサーのジュンがいる緊張の中アンナはドキドキしていた

アンナ「ジュリですよろしくお願いします」

ジュン「顔を見せてサングラスを外して下さい」

アンナ「はい…」

ジュン「じゃこの曲を歌って下さい」

アンナは課題曲である歌を心を込めて歌った
アンナの歌声にみんな魅了される
透き通った声に引き込まれる世界観、あまりの歌のうまさにジュンは…

ジュン「これはアマじゃないな！」

ハンナ「過ぎすぎる」

曲が終わりあまりのうまさに審査員達は魅了されていた

アンナ「…終わりましたけど？」

ジュン「ああ！控室へ戻って！」

アンナが部屋を出た瞬間

ハンナ「やったーーー！これでアルバム出せるよね？」

ジュン「ハンナちょっと部屋出て！」

ジュンはハンナに部屋を出るよう促した

ハンナ「なんで？」

ジュン「いいから出て社長と大事な話をする」

ハンナを出て行かせてジュンと会社の社長と2人きりになった。

ジュン「社長！気付きませんか？」

社長「ん？」

ジュン「あの子もしかしたら…」

第十話に続く