アンナとハンナ

ムロヒ

文字の大きさ
上 下
8 / 17

第八話

しおりを挟む
前回アンナは店員に褒められて思わず高級車ランボルギーニを買って車を運転していた

アンナ「ジュンさんは見失ったけどいい買い物したわ!やっぱり車は必要よね!」

アンナは調子に乗ってスピードを出しまくっていた

アンナ「“美人ですね”“お美しい”ですって!うふふ!」

アンナはよそ見をしてしまい赤信号待ちしてる車にぶつかってしまった
“ガシャーン”

よりによってタクシー車にぶつかってしまうタクシー運転手は激怒して降りて来た

タクシー運転手「おい!クソガキ早く降りろ開けろ!何やってんだテメェ!」

アンナ「ひっ!怖いボコボコにされる」

タクシー運転手「あーあ首痛いこれは一年は入院だな早く降りてこい!」

車は渋滞を起こしていた。
アンナは怖がりながら恐る恐る車を降りた

アンナ「すみません!」

タクシー運転手「運転出来ないならこんな車乗り回すな」

アンナ「すみません!」

タクシー運転手「広い道なのに俺の車にぶつけやがって稼ぎどきの時間なのに!」

罵倒せれアンナは涙ぐんだ
その時タクシー運転手はアンナが髪をかき上げてる仕草を見て

タクシー運転手「え?か、可愛い!!前に一度お会いしてませんか?こんな可愛い子が運転してたなんて!」

アンナ「治療費お支払いします。」

タクシー運転手「イヤイヤこれくらい!怪我なんてしてないよ!それよりそっちこそ怪我はありませんか?」

そこに警察がやってきた

警察「道渋滞してるから路肩に寄せて!」

アンナ「すみません今すぐ寄せます!」

謝りながらアンナは髪をかき上げた。

警察「美しい…いやここは後ろの車をUターンさせます。大丈夫?怪我はありませんか?」

アンナ「大丈夫ですケガはありません」

警察「車が壊れてる!修理が必要ですねタダで修理出来る知り合いいるから紹介しますよあなたの電話番号教えてください」

アンナ「え?」

警察「これはタクシーの割り込み運転が招いた事故だな」

タクシー運転手「そうだ!俺がボーとしてたかも!
それより僕の知り合いにタダで高級車をくれる奴がいるんだ紹介するから電話番号教えてくれる?」

アンナ「え!?」

一連の光景を見ていた後ろの車が降りてきた

おばちゃん「あなた達何してんのよ!デレデレしちゃっていい加減に早く車どかしてよ。それにその子が運転めちゃくちゃでスピード出し過ぎでタクシーにぶつかって来たのよ!無免許かもしれないから早く取り締まって!」

警察「おばちゃん!こんな可愛い子が無免許なはずないでしょ!言われなくても確認しますよ。免許証出して」

アンナ「これです」

警察「…」

タクシー運転手「…」

おばちゃん「…」

全身整形する前の免許証だった。

警察「イヤイヤ本人の免許証出してください」

おばちゃん「やっぱり!無免許だわ!友達の免許証でなんとかなると思ってるんだわ」

警察「きっと事情がお有りなんでしょ!」

アンナは警察に本人だと信じてもらえずに署に連行されて事情聴取されることになった

警察「大丈夫ですよ。友達に来てもらって本人だと証明出来たら帰れますから!」

おばちゃん「都合のいい話だわ整形なの?私も整形しようかしら?」

警察「おばちゃん!こんなナチュラルな顔整形なはずないでしょ!それにおばちゃん関係ないでしょ!帰って下さい!」

アンナ「…」

そこへアミが署に来てくれてアンナと目が合うが全然気がつかないまま通り過ぎる

アミ「ちょっとお巡りさんアンナが見つかったって連絡があったから来たのにいないじゃない。」

警察「あの…横にいる方がアンナさんって本人が言ってまして」

アンナ「…アミ…」

アミ「アンタ誰?何の冗談?オレオレ詐欺の何か?」

アンナ「違うよ私アンナよ!」

アミ「違うよ!アンナは100キロ級のデブで髪ボサボサで豚マンが好きな巨漢の女の子よ!」

アンナ「酷い!言い過ぎよアミちょっとトイレに来て」

アンナとアミはトイレに行ったそこで以前腰にお揃いのタトゥーを入れた模様を見せた2人にしか知らない事だったのでアミは信じざるえなかった。

アミ「この模様のタトゥーアンナ?!驚いた!アンナまさか?」

そう言うとアミはアンナの小さいお尻を叩いた

“パシッ”

アンナ「痛い!ちょっとシリコンがずれるじゃない」

アミ「あっはははマジで?整形したの?」

アンナ「あはははそう!しちゃった!」

2人は1年ぶりに再開した

第九話に続く




しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

みいちゃんといっしょ。

新道 梨果子
ライト文芸
 お父さんとお母さんが離婚して半年。  お父さんが新しい恋人を家に連れて帰ってきた。  みいちゃんと呼んでね、というその派手な女の人は、あからさまにホステスだった。  そうして私、沙希と、みいちゃんとの生活が始まった。  ――ねえ、お父さんがいなくなっても、みいちゃんと私は家族なの? ※ 「小説家になろう」(検索除外中)、「ノベマ!」にも掲載しています。

夜食屋ふくろう

森園ことり
ライト文芸
森のはずれで喫茶店『梟(ふくろう)』を営む双子の紅と祭。祖父のお店を受け継いだものの、立地が悪くて潰れかけている。そこで二人は、深夜にお客の家に赴いて夜食を作る『夜食屋ふくろう』をはじめることにした。眠れずに夜食を注文したお客たちの身の上話に耳を傾けながら、おいしい夜食を作る双子たち。また、紅は一年前に姿を消した幼なじみの昴流の身を案じていた……。 (※この作品はエブリスタにも投稿しています)

思い出を売った女

志波 連
ライト文芸
結婚して三年、あれほど愛していると言っていた夫の浮気を知った裕子。 それでもいつかは戻って来ることを信じて耐えることを決意するも、浮気相手からの執拗な嫌がらせに心が折れてしまい、離婚届を置いて姿を消した。 浮気を後悔した孝志は裕子を探すが、痕跡さえ見つけられない。 浮気相手が妊娠し、子供のために再婚したが上手くいくはずもなかった。 全てに疲弊した孝志は故郷に戻る。 ある日、子供を連れて出掛けた海辺の公園でかつての妻に再会する。 あの頃のように明るい笑顔を浮かべる裕子に、孝志は二度目の一目惚れをした。 R15は保険です 他サイトでも公開しています 表紙は写真ACより引用しました

JKがいつもしていること

フルーツパフェ
大衆娯楽
平凡な女子高生達の日常を描く日常の叙事詩。 挿絵から御察しの通り、それ以外、言いようがありません。

すこやか食堂のゆかいな人々

山いい奈
ライト文芸
貧血体質で悩まされている、常盤みのり。 母親が栄養学の本を読みながらごはんを作ってくれているのを見て、みのりも興味を持った。 心を癒し、食べるもので健康になれる様な食堂を開きたい。それがみのりの目標になっていた。 短大で栄養学を学び、専門学校でお料理を学び、体調を見ながら日本料理店でのアルバイトに励み、お料理教室で技を鍛えて来た。 そしてみのりは、両親や幼なじみ、お料理教室の先生、テナントビルのオーナーの力を借りて、すこやか食堂をオープンする。 一癖も二癖もある周りの人々やお客さまに囲まれて、みのりは奮闘する。 やがて、それはみのりの家族の問題に繋がっていく。 じんわりと、だがほっこりと心暖まる物語。

お兄ちゃんは今日からいもうと!

沼米 さくら
ライト文芸
 大倉京介、十八歳、高卒。女子小学生始めました。  親の再婚で新しくできた妹。けれど、彼女のせいで僕は、体はそのまま、他者から「女子小学生」と認識されるようになってしまった。  トイレに行けないからおもらししちゃったり、おむつをさせられたり、友達を作ったり。  身の回りで少しずつ不可思議な出来事が巻き起こっていくなか、僕は少女に染まっていく。  果たして男に戻る日はやってくるのだろうか。  強制女児女装万歳。  毎週木曜と日曜更新です。

夫の不貞現場を目撃してしまいました

秋月乃衣
恋愛
伯爵夫人ミレーユは、夫との間に子供が授からないまま、閨を共にしなくなって一年。 何故か夫から閨を拒否されてしまっているが、理由が分からない。 そんな時に夜会中の庭園で、夫と未亡人のマデリーンが、情事に耽っている場面を目撃してしまう。 なろう様でも掲載しております。

処理中です...