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嘘でしょ?ぎゃ〜集まって来たぁぁぁ

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【闇属性】
※闇属性は光に弱く光と相性が悪い
【スキル】
『発光』
1.敵の攻撃を喰らうと青く発光する
2.危険を感じると青く光り襲ってきた敵の敵をおびき寄せる
3.発光する粒子を放出し相手の目をくらますことができる
4.攻撃スキルとしてなんの役にも立たない

クロカムリクラゲは不思議な生き物だな発光するなんて!深海で光放ても意味ないだろうに…
それも闇ときた光を出すのになぜ光属性ではない?うーん…

やっと戻って来れたな

【シャドウリーム国】

はぁ私の1日が無駄になった…計2日費やした…だが闇属性魔法は手に入れた!
実際どんな効果があるのか使ってみないとわからんな!

「ハルト連中はいないか?」

『今の所居ませんね!やはり海に逃げたと思い追うのを諦めたみたいですね!』

「そうかそれならそれでいい当分は戦闘はさけたいめんどくさいからな!」

『はぁいったい賢者様は何がしたいんですか?』

「私にも知らん!成り行きで動いているからな!」

『はぁ人間族を仲間にしたと思ったら裏切られるし!信用得た仲間にすら裏切られ!国を滅ぼすのも中途半端!賢者様がシルバ様に付与したスキルで帝都は元通り!』

「仕方ないだろ!人間の動きなんて読めるか!私は神じゃないんだ!」

『さぁ国の入り口に着きましたよ!ダークナイト様を探しましょう!』

よし!魔力感知!
うぉ!魔力がうじゃうじゃいるな!これじゃどれがダークナイトかわからんな!

『賢者様新たに手に入れたスキルを使ってみてはいかがですか?敵を誘き寄せるってありますから集まるんじゃ?』

「そうだな!とりあえずどんなスキルか見てみたいし使ってみるか!」

魔力は少し抑えるか!
スキル発光!!

うぉ!私の体が光った!
うぉ~~更に明るくなるのか!!
うぉぉぉぉぉー!目が…目が…粒子が目に…

『賢者様がくらってどうするんですか!
今すぐ賢者様止めてください!周りが…
このままだと!これほど強いとは……』



※※※



【帝都】

冒険者ギルド
帝都の空が光輝いていた


「みんな外だ外に出てみろ!」

突然の光にハルトが結成したパーティメンバー総出でギルドから外に出る
そのメンバーは魔族から【シユミ】【ネクロ】
妖精エルフから【レイラ】【ローリス】
人間族から【ハルト】【メーディア】【ビゼン】【シルバ】のメンバーからなる。

シルバは自身が亜人族に侵されていることは皆に黙っていた

おいおいおい!なんだこの光は

「シユミ!これは?」

ハルトがシユミの顔を見る

シユミもこの発光を見たことが無かった
無言のまま空を見上げていた

メーディアさえ見たことがない口があいたまま空を見上げていた

皆が見たことがない現象に困惑していた
レイラが問いかける

「ローリス様これはいったい?」

「私も数百年生きていたが見たことがない」

「おいおい!シルバ!これは月子って奴の仕業じゃ?」

「僕にもわかりません初めて見ました」

「シユミ!この光はどこから?まさか光属性の魔法か?俺たちの体に影響は?」

「俺にも知らん!魔力感知でも微々たる反応だ!なんだこの光は?方向を調べる!」

数分シユミは黙って魔力感知をして出所を探った

俺たちは体に影響はないか自身の体を触って確かめていた

魔力が吸い取られているわけでも無かった
あらゆる可能性を探ったがなんの影響も無かった

「感知したぞ!【シャドウリーム国】から発せられている」

「おいおい!あそこか?2日前に惜しくも奴に逃げられた国じゃないか!奴の仕業ならまた戻って来た?何がしたいんだ?何をしている」

「全くわからないが行くぞ俺の転移使えば一瞬で着く今度は逃がさん!みんな魔法陣に入れ」

ハルト一同は【シャドウリーム国】へと向かった



※※※



【ドラゴン国】

「オキ!テメェあの時なぜ追わなかった!俺達はもう強くなったドラゴンの血を引いている!勝てたぞ!」

「あの時アウリタ様は逃げたんじゃない誘い込んだのさ!わざわざ罠にハマりに行くわけないだろ考えろ!慌てるな我々に勝てる者などこの世に存在しなくなった!楽しもうではないか」

「もう!なんでまたこんなドラゴン国に戻って来たわけ?意味わかんない!」

「それがしか…」

「まぁお前たち落ち着け!ここを俺たちの拠点にする!俺が新たな竜王としてこの国を支配する!」

「なるほどだからこの二日間でドラゴン共を瀕死にしたのね!竜王の居なくなったドラゴンなんて弱すぎよ!」

「ああそうだ!お前達3人でも十分だが駒は多い方がいい!たとえ下級でも中級でもな!」

「おいオキ!バカか!ドラゴンが瀕死とはいえ仲間にならんぞ!」

「だから俺の血を飲ませろ!前に言ったろこの血を一滴でも飲めば亜人になれると!ドラゴンに今すぐ飲ませろ俺の配下に成り下がる!お前らも飲むか?今より強くなるぞ」

「お 俺達は遠慮しておくよ…1番強いのはオキで充分だ…それにオキが強いけど俺たちは対等だろ?その約束で仲間になったんだぜ!」

「ええ…そうね!」

「それがしか…」

「そうだ俺たちは対等だ!新たな四天王の幕開けだ!この世界に恐怖を与える!」

「オキに着いてきて良かったぜこれで魔王の配下ではなくなった!忌々しい人間族も殺しまくるぞ!」

「そうね暴れましょ!魔王もついでに殺しましょ!私あの魔王になってから気に食わなかったのよ!何が人間と共存よ!」

「いいだろ?オキ?」

「ああ好きにしろ暴れまくれ!」

その時
このドラゴン国の空が明るくなった

「なんだ?急に空が明るく…」

「オキ!なんだよこれ!」

「しらん!魔力感知!」

なんだと?嘘だろ?【シャドウリーム国】から?ここから数百キロ以上も離れているんだぞ!光がここまで届くとは…それに微々たる魔力量…ここまで…いったい何が?

「おい1人は残れ!今すぐドラゴンに血を飲すんだ傷も再生する!」

「居残りは決まってるじゃないクエイクあなたが残って!今の所なんの役にもたってないんだから!たまには役に立ちなさい!」

「それがしか…」

「喋るの遅いのよ!」

「よし!それでは行くぞ!」

「おいオキ!どこにだよ!」

「【シャドウリーム国】にだ!俺の転移ですぐ着く!」


※※※



『賢者様早く…やめて下さいこのままだと…』

「目が…目が見えない…攻撃魔法じゃ無かったのかよ!ダメージ受けてるぞ!私は…どうやって止める?」

『コントロールできてないのですか?魔力を消すイメージと一緒ですよ!落ち着いて下さい!』

「分かった…」

私は魔力を消したがほんの少しの魔力でこれほどとは思わなかった未知のスキルで抑えたつもりだったが…凄まじい光だ…
視界も少しなれて来たな!

『バカ賢者!魔力感知で見て下さい!』

「何を騒いでいる!」

魔力感知!

「は?何これ?周りの魔力がない?なんで?」

『闇属性魔物は光に弱い!見てください!闇結界が破壊され周りは明るくなりましたこの国は滅んだんですよ!』

「私のストーカーは?」

『消えて消滅しました!』

「え?じゃ結界を張った魔物は?」

『消滅しました!』

「は?なんで?」

『知りませんよ!闇と影に覆われた魔物の国と言いましたがこれほどの光を放つなんてバカなのですか?加減を知らないのですか加減っていうものを!』

「私はちゃんと抑えたぞ!どんなスキルか知らないからちゃんと抑えて使ったんだぞ!じゃダークナイトに剣を教わるのは?」

『無しですね!この国は賢者様の光で全ての魔物が消滅しました!数少ない絶滅危惧種にトドメを刺したんですよ!』

「はぁぁぁん!?そんなバカな話があるか!」


「おいおいおい!やはりお前だったか相変わらず独り言が多いな!誰と喧嘩してるんだ?」

ハルト7人のパーティが【シャドウリーム国】に集結した



「おいオキ!本当にここで合っているのか?」

「ああ間違いない!みろよ!」

「あら?クソ魔王もいるわねちょうど良かった楽しめそうね!」

オキを含めた火の四天王【ブレイズ】水の四天王【メルメイド】が【シャドウリーム国】に集結した


「嘘でしょ?ぎゃ~集まって来たぁぁぁ」

『素晴らしいスキル通りですね!詰みです!』

「勝敗は?」

『10%でしょうか!』

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