上 下
57 / 78

さぁ始めようか世界の滅びへ!

しおりを挟む
シルバは再び時間を止める
だがその都度ハルトにバラバラにされ時間は動き出すまた自身のバラバラになった体を元に戻す為時間を戻す


「はぁはぁはぁ僕は…死にすぎた……
段々時間が戻すのに遅くなっている…このままでは…」

「お前…相当弱いぞ?
時間を操って神になったつもりか?相手が悪かったな!人間相手ならお前は強かった!だがあいにく俺はもう人間じゃないあのバケモノの血が俺の体を巡っているんでね!皮肉なものだそのおかげで“強くなれた”」

「まさか…だから貴様だけ動けたのか?」

「知るかよ!そんなもん!」

「ふっ時間を止めるのは辞めだ!」

「辞めるのか?残念!ストレス解消できたのに!」

「僕をみくびるなぁ!!」

シルバは“自身の時間軸を速めた“

ハルトの聖剣が襲いかかる

「は?止まって見えるぞハルト!!」

シルバのスピードがハルトを上回りシルバの目にはハルトが止まっているように見える
ハルトの攻撃をかわしながらシルバはハルトの胸に一気に刃を突き立てた
刃が空気を切り裂きハルトの胸に深い傷を負わせた

「な?!俺の絶対防御が追いつけない?」

ハルトが持つ絶対防御が間に合わなかった
さらにシルバは深く胸を突き立てた
ハルトはその場に倒れ込んだ

「ははっはははは!形勢逆転だな!」

「…」






一方で私はネクロとシユミの連携に圧倒されていた

「風魔法!風よ我が敵を斬る刃となれ!!」

シユミが作り出した風が私の体をバラバラにした

「バカか!初級魔法で私がやられるわけ…
これくらいすぐ再生する!」

「聖属性魔法!結界!!」

バラバラになった私の体は腕・足・胴体・各パーツごとに私の体をネクロの結界で閉じ込められた
散らばった体は結界が邪魔して再生出来ない

「土魔法:アースシェイク!」

ネクロはさらに続け様に土魔法を使った
地震が起き地面を割りその亀裂に私は飲まれた
生き埋めにされた……

「おい!ハルト!ここは終わったぞ!いつまで寝てるんだ?!これくらいでお前が死ぬわけないだろ?遊んでないでお前も早く終わらせろ!」

シユミの言葉にハルトが反応する

「はは!バレた?」

「なに?!アウリタ様!!!」

アウリタ様が倒され挙句にハルトは死んでいない
シルバは驚いた

あっけなくアウリタ様が倒された…

「シルバよ馬鹿笑いしてなに勝ち誇ってるんだ?
それに今更驚くことじゃないだろ?俺の体は自動再生するの忘れたのか?」

「バケモノか?」

「おいおい!お前はバカか?
お前は今まで何を見てきた?俺が処刑される日
あの場所で俺の体が再生されたの見てたろ?
それにさっきも言ったろ?俺はもうバケモノだ!
お前に俺には勝てない!」

「うっ……」

「今俺に恐怖を感じたな?」

この後もシルバとハルトは激しい剣戟を繰り広げた
一瞬の隙をついてシルバが攻撃を仕掛けるがハルトは巧妙にかわし反撃をしてくる緊迫した空気が漂いシルバとハルトの戦闘のリズムは次第に加速していった

「クソ!クソ!!クソ!!!僕はお前より早いのになぜ僕の攻撃を避けれる!」

「ん?経験値だな!なにも剣を見なくてもお前の肩を見たら分かる!まるで素人だ!
じゃ死んでくれ!」

やばい!殺される!僕は死ぬのか?いやだ!
そうだ!また戦闘前の時間に戻していやダメだまた同じ事繰り返すだけ!こいつは時間止めても動ける意味がない!
大丈夫僕は死なない自身の体を戻せば良い
無かった事にすれば良いんだ!

シルバはギリギリなんとかハルトの聖剣を受け流していたがハルトの気迫に押され焦った
精神的苦痛なのかシルバの動きが一瞬遅くなった

「ここだ!!」

ハルトのスピードが上がるその一瞬をつかれシルバの首が跳ね飛ぶ

「かはっ!ごふっ…まだ…」

じ…じかんよ……もどれ…

時間を戻しシルバの体はまた元に戻る

「はぁはぁはぁ………なんで…体が鈍くなってる…」

「お前しぶといな」

「うっ…おぇぇっ…」

「おい!汚ねぇな!ここで吐くなよ!」

なぜだ…
痛みなんて時間が戻って覚えていないのに…
体が拒否反応を起こしてる…気分が…悪い…
体が震えている…
シルバの目から血が滴り落ちてくる

「視界が…赤い?……」

やはり精神的衝動か………
シルバは膝からその場に崩れ落ちた




================================




『賢者様?此の期に及んで何遊んでいるのですか?バラバラになってますけど?』

「いやな!あまりにも綺麗な連携に見惚れてだな」

『そうですね魔族共の連携は素晴らしかったです!隙がありませんでした
シルバ様と賢者様の連携はバラバラでさらにシルバ様は自身の魔法を使えこなしていません!』

「うーんこのままではシルバが負けるな!
いやもう負けたな無限の魔力を持ちながらなんて様だ所詮人間だな!私は判断を見誤ってた」

『ここで反省しても仕方がありませんとりあえず結界を解いて再生してください』

「だな!シルバの付与したスキルは回収できるか?」

『出来ません!』

「そうか…じゃまだ死んでもらっては困る!」

私は聖属性魔法を使い結界を解除した

「意外とネクロはバカだな!私も聖属性の使い手!こんな結界すぐ解ける!魔族ごときに私は倒せんよさぁ反撃の開始だ!
久々に元の姿に戻るとする!!
擬人化はやはり視野が狭いゆえ動きにくい!
それにこの胸が邪魔で邪魔で!なんで無駄にデカいんだよ!」

『はぁ……あなたが胸のデカい女性を選んだんですよ!私は強くてごつい男性が良いと言いましたよ!やっと元の姿に戻るんですね!
やはり元の状態の方が賢者様は強いのですよ!!
もう!賢者様が擬人化にこだわるからです!
擬人化はあくまで身を隠す為!!もう必要ありません!』

「それもそうだな!」

私は元の姿“クラゲ”に戻った
それは今までの捕食してきたクラゲ達の特徴が浮き彫りに現れる
さらに私は全てのスキルを解放したそして魔力も最大限に上げる


「さぁ始めようか世界の滅びへ!」








しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

私の家族はハイスペックです! 落ちこぼれ転生末姫ですが溺愛されつつ世界救っちゃいます!

りーさん
ファンタジー
 ある日、突然生まれ変わっていた。理由はわからないけど、私は末っ子のお姫さまになったらしい。 でも、このお姫さま、なんか放置気味!?と思っていたら、お兄さんやお姉さん、お父さんやお母さんのスペックが高すぎるのが原因みたい。 こうなったら、こうなったでがんばる!放置されてるんなら、なにしてもいいよね! のんびりマイペースをモットーに、私は好きに生きようと思ったんだけど、実は私は、重要な使命で転生していて、それを遂行するために神器までもらってしまいました!でも、私は私で楽しく暮らしたいと思います!

転生することになりました。~神様が色々教えてくれます~

柴ちゃん
ファンタジー
突然、神様に転生する?と、聞かれた私が異世界でほのぼのすごす予定だった物語。 想像と、違ったんだけど?神様! 寿命で亡くなった長島深雪は、神様のサーヤにより、異世界に行く事になった。 神様がくれた、フェンリルのスズナとともに、異世界で妖精と契約をしたり、王子に保護されたりしています。そんななか、誘拐されるなどの危険があったりもしますが、大変なことも多いなか学校にも行き始めました❗ もふもふキュートな仲間も増え、毎日楽しく過ごしてます。 とにかくのんびりほのぼのを目指して頑張ります❗ いくぞ、「【【オー❗】】」 誤字脱字がある場合は教えてもらえるとありがたいです。 「~紹介」は、更新中ですので、たまに確認してみてください。 コメントをくれた方にはお返事します。 こんな内容をいれて欲しいなどのコメントでもOKです。 2日に1回更新しています。(予定によって変更あり) 小説家になろうの方にもこの作品を投稿しています。進みはこちらの方がはやめです。 少しでも良いと思ってくださった方、エールよろしくお願いします。_(._.)_

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

義母に毒を盛られて前世の記憶を取り戻し覚醒しました、貴男は義妹と仲良くすればいいわ。

克全
ファンタジー
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。 11月9日「カクヨム」恋愛日間ランキング15位 11月11日「カクヨム」恋愛週間ランキング22位 11月11日「カクヨム」恋愛月間ランキング71位 11月4日「小説家になろう」恋愛異世界転生/転移恋愛日間78位

家族と移住した先で隠しキャラ拾いました

狭山ひびき@バカふり160万部突破
恋愛
「はい、ちゅーもーっく! 本日わたしは、とうとう王太子殿下から婚約破棄をされました! これがその証拠です!」  ヴィルヘルミーネ・フェルゼンシュタインは、そう言って家族に王太子から届いた手紙を見せた。  「「「やっぱりかー」」」  すぐさま合いの手を入れる家族は、前世から家族である。  日本で死んで、この世界――前世でヴィルヘルミーネがはまっていた乙女ゲームの世界に転生したのだ。  しかも、ヴィルヘルミーネは悪役令嬢、そして家族は当然悪役令嬢の家族として。  ゆえに、王太子から婚約破棄を突きつけられることもわかっていた。  前世の記憶を取り戻した一年前から準備に準備を重ね、婚約破棄後の身の振り方を決めていたヴィルヘルミーネたちは慌てず、こう宣言した。 「船に乗ってシュティリエ国へ逃亡するぞー!」「「「おー!」」」  前世も今も、実に能天気な家族たちは、こうして断罪される前にそそくさと海を挟んだ隣国シュティリエ国へ逃亡したのである。  そして、シュティリエ国へ逃亡し、新しい生活をはじめた矢先、ヴィルヘルミーネは庭先で真っ黒い兎を見つけて保護をする。  まさかこの兎が、乙女ゲームのラスボスであるとは気づかづに――

龍王の番〜双子の運命の分かれ道・人生が狂った者たちの結末〜

クラゲ散歩
ファンタジー
ある小さな村に、双子の女の子が生まれた。 生まれて間もない時に、いきなり家に誰かが入ってきた。高貴なオーラを身にまとった、龍国の王ザナが側近二人を連れ現れた。 母親の横で、お湯に入りスヤスヤと眠っている子に「この娘は、私の○○の番だ。名をアリサと名付けよ。 そして18歳になったら、私の妻として迎えよう。それまでは、不自由のないようにこちらで準備をする。」と言い残し去って行った。 それから〜18年後 約束通り。贈られてきた豪華な花嫁衣装に身を包み。 アリサと両親は、龍の背中に乗りこみ。 いざ〜龍国へ出発した。 あれれ?アリサと両親だけだと数が合わないよね?? 確か双子だったよね? もう一人の女の子は〜どうしたのよ〜! 物語に登場する人物達の視点です。

魔力無しだと追放されたので、今後一切かかわりたくありません。魔力回復薬が欲しい?知りませんけど

富士とまと
ファンタジー
一緒に異世界に召喚された従妹は魔力が高く、私は魔力がゼロだそうだ。 「私は聖女になるかも、姉さんバイバイ」とイケメンを侍らせた従妹に手を振られ、私は王都を追放された。 魔力はないけれど、霊感は日本にいたころから強かったんだよね。そのおかげで「英霊」だとか「精霊」だとかに盲愛されています。 ――いや、あの、精霊の指輪とかいらないんですけど、は、外れない?! ――ってか、イケメン幽霊が号泣って、私が悪いの? 私を追放した王都の人たちが困っている?従妹が大変な目にあってる?魔力ゼロを低級民と馬鹿にしてきた人たちが助けを求めているようですが……。 今更、魔力ゼロの人間にしか作れない特級魔力回復薬が欲しいとか言われてもね、こちらはあなたたちから何も欲しいわけじゃないのですけど。 重複投稿ですが、改稿してます

【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる

三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。 こんなはずじゃなかった! 異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。 珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に! やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活! 右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり! アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

処理中です...