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くっそっ!俺は!!絶対に!!!負けん!!!!

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ハルトを怒らせ帰って行った
ハルトがなぜ怒ったのかなぜ自身が助かる事を拒んだのか分からないでいた



「どうされましたか?ネクロ様?何か落ち込んでいるようですが?」

「ねぇシユミ…私って変なのかな?教えてくださる?」

「え?“私”?“教えてくださる”?魔王様の口調が…」

「やばっ!」
(やばい素がでてしまった…)

「…」

「もういいわ魔王を演じるのも疲れたし!
シユミよよく聞いて!これが私本来の姿!普通の女の子!」

ネクロはその場であぐらをかき座り込んだ

「今…俺は戸惑っております!」

「敬語はやめてネクちゃんって呼んでよ!」

「ネ…ネクちゃん?なりません魔王様に軽々しくネクちゃんなんて…」

「じゃそう呼ばなくていいから敬語はやめて普通に話ましょ!」

「わかりました!」

ネクロはハルトと会話したことを話した

「そんな事が…それはまずいですねそりゃ怒りますよ!」

「だから何でよ!」

「良いですか?ネクロ様がたかが1300万人でもハルトにとっては違うんですよ!魔族が仮に1300万人死んだらどうします?」

「何も思わない!仕方がなかったって思う!
次の事考える!終わった事を思っても仕方がないでしょ?」

「そこですよ!人間族と共存を望んでいるのでしたらもっと人間族の事知りましょう!」

「うーん難しいわね弱き人間族の考えてる事って…」

「いえそれ以前の問題かと!」

ネクロは寂しそうな表情を浮かべる

「ハルトの事を考えているのですか?分かりました仕方ありませんね
そのドラゴンの血を俺が届けます」

「本当か?」

ネクロは子供のような嬉しそうな表情を浮かべた

「ええ!ハルトを助けたいんでしょ?」

「もちろんそうだ助けたい」

「じゃ行ってきます」

「頼んだぞ!」

シユミはハルトのいるギルドに向かった




=================================


「うーん見事に吹き飛ばされた!
あのクソ魔王め!」

『賢者様久しぶりのポリプ期になりましたね』

「何でヒクラゲの能力ですぐビゼンにならないのよ!以前は早く成体クラゲになったのに」

『そうですね…なぜでしょう?』

「こっちが聞いているの!これじゃまた私2ヶ月も寝るの?それにここどこよ!」

『ここは南ステージの海です』

「ええええ?!
私が誕生したあの海なの?」

『そうです!』

「はぁまさかここまで吹き飛ばされるなんて」

『ですがこれはかなりいい機会です』

「何が?こんなの惨めでしかない」

その時海の魔物が現れた
口を大きく開け襲ってくる

「は?何こいつ!
氷魔法:メタンハイドレート!」

“メキメキメキメキ”

“ぐはっ”

「死ね!」



=================================




シユミは転移魔法を使いギルドについた
そこにはレイラと少女の姿

「まさか2度もここに来るなんてな!」

「あんた誰よ」

「お姉ちゃん怖い!」

「あ?気にしないでくれ!君達に用はないハルトにに用があるんでな!」

「ハルトならまだ帰って来てないよ!」

「じゃ少し待たせてもらうぞ!」

それから日が沈む頃ハルトはギルドに帰ってきた
ギルドに賑やかな声がする
不思議に思いハルトはギルドの扉を開けた

「はははっ!“レイちゃん”は面白いな」

「“シユちゃん”こそ面白いわね!」

「は?何してんの?
“レイちゃん”?“シユちゃん”?
随分とまぁ親しくなったもんだな!」

「おおー帰ってきたか!お前も飲め!」

「シユミ!お前何酒飲んで!」

「まぁいいじゃないか!」

「酒くさっ!飲み過ぎだろ!」

「ハルトも飲んで!こんなイケメンと知り合いがいるなんて早く言ってよ!」

「こいつ魔族だぞ?」

「え?うそ?まじ?殺す!」

「おいレイちゃんいきなり態度変わりすぎ!俺は敵じゃないよ!せっかく仲良くなれたのに魔族ってだけで敵なのか?ここは穏便に!な?」

「冗談よ!こんな面白い魔族もいるんだね!」

「全くお前らそんな事よりそれでルナちゃんはどうした?レイラ?」

「奥の部屋で寝たわ!さっきまで起きてたけど相当疲れてるみたい!」

「まぁそうだよな!あんな事があったんだ
で?お前は何しにここに!」

「そうだそうだ!あれ?俺は何しに来たんだっけ?」

「お前な!まじで飲み過ぎだ!」

「そうだ!これだこれ!お前の忘れ物!」

「俺は何も忘れてないぞ?」

「これネクロ様からドラゴンの血だ!飲めって!」

「はぁわざわざこれ渡す為に来たのか?」

「わざわざ来てやった転生魔法使って来たからわざわざではないけどな!」

「転移魔法使ったのか?相当魔力を消費するだろ?」

「だからこうやって酒を飲んで魔力を回復しているんだろ!」

「悪いが俺は飲まない!」

「何意地張っているんだ?このままではお前は乗っ取られるぞ!そうなったら誰が人間族を守る?
それにネクロ様のおかげで14万人もの人々が生き残った」

「は?何だよそれ?」

「あのバケモノ!ビゼンが急に消えただろ?」

「ああ急に消えた」

「ネクロ様が本体であるビゼンを倒したからだ!」

「理由は分からないが奴は魔王城に姿を現した
その時に倒したんだ!お前が魔王城に来た時壁に大きい穴が空いていただろ?」

「確かに空いていたな!」

「そのおかげで壊滅を防いだんだぞ?」

「防いだってたまたまそのバケモノが魔王城に来たからでネクロは助けたくて助けたわけじゃないだろ!」


その時だったハルトは急に苦しみ出した

「あがgぁぁxががががっがgぁぁx」

「「ハルト!!」」

「ねぇ!ハルト大丈夫?しっかりして」

「おい!早くこれを飲め!」

「胸が…あがっ……
俺は弱くない…弱い人間族じゃないんだ…魔族の力なんて必要ない魔族との共存も望まない…」

「私からもお願い飲んで!」

「こんな得体の知れない物飲めるか!うがっ!体が動かなくなってきた…
へへへへへっ!!!!」

「やばいな早く!飲め!」

「くっそっ!俺は!!絶対に!!!負けん!!!!
乗っ取られてたまるかぁぁぁぁ!!!!!
ビゼン!!!!!見てろ絶対お前は俺が殺す!!
ネクロがビゼンを倒した?ビゼンはまだ生きている!俺には分かる死んでない!!!ビゼンを殺すのは俺だけだ!!!!」





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「う~久々のポリプ~」

『ん?何とこれは!賢者様!良い知らせと悪い知らせがあります!』

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