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異世界との邂逅
ラナと紗耶香 2
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アーシェの世界、“ノ-ヴァテーラ”には五種類の人間がいる。
アジア人、白人、黒人、青肌人、赤肌人だ、このうち青肌人は新発明や新しい技術の開発などに優れており、反対に赤肌人は屈強な体と身体能力を誇っていた。
特に、赤道付近の熱帯~亜熱帯のジャングルにかけて生活圏を持っている赤肌人は古からの伝統や生活文化を非常に重んじていて、その一部は今日に至るまで狩猟と農耕で生計を立てていたのだ。
その生活様式、風習などは紗耶香たちの世界で言うところの“アマゾネス”に近く、現実的に女性だけで構成されている集落も多数存在していた。
当然と言うべきか、そこにいる女性戦士たちはみな、アマゾネス達と同等か、それ以上の屈強かつ巨大なガタイと身体能力、闘争本能を誇っており、中には本気で“女性同士で子供が作れる”と信じて疑わない者もいるほどだった。
彼女たちの多くは男性を知らずに過ごし、年頃になってくると先達のメネリアに連れられて、一番近くにある、それなりの大きさの町や村へと向かう。
そこで初めて“男性”と触れ合い、交わり、そして子種を受け取るのだが、中には当然、拒否する者もいて、そう言った輩は村を追い出されていわゆる“ハグレ”となる。
彼女たちの多くは正しい知識も与えられないまま、あるいは与えられてもそれを認めぬままにジャングルをさまよい歩き、命を落とすか、または追い出された者同士で新たな集落を形成して、そこでひっそりと一生を終えるのだ。
そんな“ハグレ”と呼ばれる存在の中に、ラナと言う少女がいた、今年で17歳と半年になる彼女は一年半ほど前に、数名の友人共々村長達に連れられて町まで行き、そこで子を為すはずだった、しかし。
「いやだ!!」
ラナは拒否した、男性とその股間に生えている一物を見た瞬間、恐怖が湧いてきてしまったのだ。
それは女性としての当然の恐怖であり、見慣れぬ“異物”に対しての防御反応と言えたのだが、それを村長達は許さなかった、“子を為すまでは帰って来るな!!”、その言葉と共に彼女を放逐したのである。
ラナは体は177㎝で筋骨隆々、生命力も強くてガッツもあったが、その顔はエキゾチックでほりも深く、俗に言うスポーツ系美女だった、100センチ近くのバストと同じくらいのたわわなヒップを誇っていた彼女は、戦闘技術や生活力は高く、またエッチの技術も中々のモノだった、集落のレズ友達とエッチをする際にはそれらをいかんなく発揮して相手が腰砕けになるまで責め続けていたのだ。
そのラナが、紗耶香のすぐそばに迫っていた、彼女の安全を考えてメネリア人の生活圏から100キロ以上も離れた場所にアーシェは連れてきたのだが、彼女もハグレの存在までは予想しておらず、異世界人の紗耶香に至っては何の警戒もしていなかったのである。
「これが抗生物質、痛み止め、化膿止め、解熱剤、解毒剤。こっちが塗り薬ね。あとは・・・」
「あ、ありがとうアーシェ、でももういいから・・・」
どうしても心配なアーシェと違い、これから始める武者修行に意気揚々としていた紗耶香はもう、聞く耳を持たない。
「これがヘルプアラームね、何かあったら必ず、これを鳴らしてね?」
「ああ、ありがとうアーシェ。それでは私はいくよ」
「本当に気を付けてね?三ヶ月経ったら迎えに来るから!!」
まだ不安はあったものの、紗耶香の態度にそれ以上、何も言えなくなってしまったアーシェは沙織の元へと帰って行った。
「・・・さてと」
“行くか!!”と、それを見送ると紗耶香は用意してきた荷物一式を持って、宿営地となる場所を確保すべく、そばの台地へと向かって歩き出した。
まずは夜までにテントを張り、夕食を作らねばならない。
すべて自分でやらなくてはならない状況下で、グズグズしている時間はなかった。
アジア人、白人、黒人、青肌人、赤肌人だ、このうち青肌人は新発明や新しい技術の開発などに優れており、反対に赤肌人は屈強な体と身体能力を誇っていた。
特に、赤道付近の熱帯~亜熱帯のジャングルにかけて生活圏を持っている赤肌人は古からの伝統や生活文化を非常に重んじていて、その一部は今日に至るまで狩猟と農耕で生計を立てていたのだ。
その生活様式、風習などは紗耶香たちの世界で言うところの“アマゾネス”に近く、現実的に女性だけで構成されている集落も多数存在していた。
当然と言うべきか、そこにいる女性戦士たちはみな、アマゾネス達と同等か、それ以上の屈強かつ巨大なガタイと身体能力、闘争本能を誇っており、中には本気で“女性同士で子供が作れる”と信じて疑わない者もいるほどだった。
彼女たちの多くは男性を知らずに過ごし、年頃になってくると先達のメネリアに連れられて、一番近くにある、それなりの大きさの町や村へと向かう。
そこで初めて“男性”と触れ合い、交わり、そして子種を受け取るのだが、中には当然、拒否する者もいて、そう言った輩は村を追い出されていわゆる“ハグレ”となる。
彼女たちの多くは正しい知識も与えられないまま、あるいは与えられてもそれを認めぬままにジャングルをさまよい歩き、命を落とすか、または追い出された者同士で新たな集落を形成して、そこでひっそりと一生を終えるのだ。
そんな“ハグレ”と呼ばれる存在の中に、ラナと言う少女がいた、今年で17歳と半年になる彼女は一年半ほど前に、数名の友人共々村長達に連れられて町まで行き、そこで子を為すはずだった、しかし。
「いやだ!!」
ラナは拒否した、男性とその股間に生えている一物を見た瞬間、恐怖が湧いてきてしまったのだ。
それは女性としての当然の恐怖であり、見慣れぬ“異物”に対しての防御反応と言えたのだが、それを村長達は許さなかった、“子を為すまでは帰って来るな!!”、その言葉と共に彼女を放逐したのである。
ラナは体は177㎝で筋骨隆々、生命力も強くてガッツもあったが、その顔はエキゾチックでほりも深く、俗に言うスポーツ系美女だった、100センチ近くのバストと同じくらいのたわわなヒップを誇っていた彼女は、戦闘技術や生活力は高く、またエッチの技術も中々のモノだった、集落のレズ友達とエッチをする際にはそれらをいかんなく発揮して相手が腰砕けになるまで責め続けていたのだ。
そのラナが、紗耶香のすぐそばに迫っていた、彼女の安全を考えてメネリア人の生活圏から100キロ以上も離れた場所にアーシェは連れてきたのだが、彼女もハグレの存在までは予想しておらず、異世界人の紗耶香に至っては何の警戒もしていなかったのである。
「これが抗生物質、痛み止め、化膿止め、解熱剤、解毒剤。こっちが塗り薬ね。あとは・・・」
「あ、ありがとうアーシェ、でももういいから・・・」
どうしても心配なアーシェと違い、これから始める武者修行に意気揚々としていた紗耶香はもう、聞く耳を持たない。
「これがヘルプアラームね、何かあったら必ず、これを鳴らしてね?」
「ああ、ありがとうアーシェ。それでは私はいくよ」
「本当に気を付けてね?三ヶ月経ったら迎えに来るから!!」
まだ不安はあったものの、紗耶香の態度にそれ以上、何も言えなくなってしまったアーシェは沙織の元へと帰って行った。
「・・・さてと」
“行くか!!”と、それを見送ると紗耶香は用意してきた荷物一式を持って、宿営地となる場所を確保すべく、そばの台地へと向かって歩き出した。
まずは夜までにテントを張り、夕食を作らねばならない。
すべて自分でやらなくてはならない状況下で、グズグズしている時間はなかった。
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