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1.プロローグ
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いつも通りの時間に職場から帰宅してきた賢人が、ただいまの挨拶もそこそこにリビングを通り過ぎ、洗面台へ向かっていた。
仕事で疲れているのかどこか背中が丸く、昼食もそこそこで済ませることが多いらしく、百八十ある身長に対して体重も七十キロ近くまで落ちたらしい。
「お帰りなさい」
先にパートから帰宅していた村井薫は夕食の準備をしながら夫へ声をかけるが、目線が合うことも無いまま、賢人はベランダから洗濯物を取り込みに掛かっている。
四歳になった娘の夏美が、構ってもらおうと小さなサンダルを急いで履き賢人の後を追っていく。賢人も疲れているだろうに、娘をひょいと抱き上げると、傾き始めた橙黄色の夕日を何やら楽しそうに二人で眺めているのがキッチンから見えた。
いつもの幸せな光景だ。夏美が生まれた後も大学卒業後から務めていた商社の正社員として働いていた薫だったが、夏美が三歳になり、時短勤務も叶わなくなったタイミングで退社し、今は近くの設計事務所でパート事務として勤めている。
(夏美がもう少し小さい頃は何かと大変だったけど、少し落ち着いてきたかな)
賢人は今年で三十歳、その一つ下の薫は二十九歳になる。元々精力的に半営業半営業事務として働いていた薫にとっては、娘のためとはいえ現在のパートに就くことに抵抗があったが、夫婦共にフルタイム勤務では夏美の育児に支障も出ていた。
賢人は自分の収入だけでもやっていけるのだから、と家に入ってしまうことを勧めてくれたが、社会から断絶してしまうことが怖かった薫の意向もあり、現在の形に落ち着いてちょうど一年くらいになる。
「洗濯物は私がやっておくから、先にお風呂入ってきたら?」
「そうするよ、ありがとう」
賢人とは結婚して四年になる。同じ会社の先輩後輩であったが、二人で長期プロジェクトを担ったタイミングで親密になり、一年後に結婚。すぐに子宝にも恵まれ、自分で言うのも何だが順々に幸せな家庭を築けていると思う。賢人も先日主任に昇格し、仕事の負担は増す一方のようだが、週に数日は定時で帰り家事育児をこなしてくれている。
(本当によくやってくれてるわ、いつも夏美の寝かしつけまでやってくれて…)
夫婦仲も良い方だと思う。ただ問題があるとすれば、それは夫婦二人の時間が皆無になってしまっていることであった。
なにせ平日はこのままどちらか一方が子供と就寝、また明日になれば朝から目まぐるしく家事育児、そして仕事、仕事が終わればまた家事育児、というローテーションが定着しているのだ。お互いの協力でそれぞれ一人の時間はある程度確保できるものの、二人揃っての時間となると途端に取ることが難しい生活リズムになってしまっていた。
(まぁ、そうなっちゃうよね…)
夜の方も夏美が生まれてからはほぼ途切れていた。月に何回かとかいう頻度ですらなく、年に数回あるか無いかという程度だ。薫自身は元々性欲が強い方ではなく、今のセックスレス状態に不満が無いと言ってしまえば無い。ただ男性の方はそうもいかないであろうという想像もあり、少し生活に余裕が出てきた今になって、現在のレス状態に対する不安が出てきていた。
おそらく我慢を重ねているであろう夫に対する申し訳なさもあり、薫自身も三十歳という節目を前に、特に生理前には性欲を覚えるタイミングが増えていた。
「でもなかなかタイミングが無いし…」
「えっ?」
どうにも料理の空き時間になると物思いに耽ってしまう。煮込み料理のタイマーを眺めながら考え込んでいると、風呂上がりの賢人と、キッチン前に立てているベビーゲートに顔を押し付けた夏美が、薫の顔を伺っていた。
「ううん、何でもない。ご飯出来るまでもう二十分くらいかかるし、夏美はママとブロックで遊ぶ?」
「うん、いいよ!」
「賢人はスマホでも触ってて良いよ。夏美は私が見ておくから」
ガチャンガチャンとゲートを揺らし、夏美が飛び跳ねて喜ぶ。時折子供の素直さが羨ましい。
したいことをして、嫌なことは嫌だと断じてしまえる純朴さ。薫も賢人もあまり感情を表に出すタイプではなく、どちらかといえば一歩引いた性格である。どうしても子供やパートナーの都合を優先してしまい、今のような生活に落ち着いてしまっている節がある。居心地は良いし、SNSでよく見る配偶者への愚痴等は無いのだが、お互い外に出せないストレスを抱えてしまっているように思えてならなかった。
--------------------------------------
「あれ、こんな値段で?」
時刻は二十一時。賢人は夏美と寝室に入り、子供の笑い声が聞こえなくなってきてから暫く経っていた。ようやく夏美が眠り、賢人も寝室から出てこないところを見ると疲れて一緒に寝てしまったのだろう。
薫は翌日のこども園の準備を済ませ、ソファーでフリーマーケットアプリを開いていた。
個人が自由に私物を売買出来るアプリで、薫も子供服の売り買いによく使用していた。今日も夏美が着れなくなった子供服を捨てるくらいならと出品登録していた時だった。目に留まったのは所謂パワーストーンの出品物で、スピリチュアル品に興味の無い薫にとっては気にも留めない商品のはずなのだが、その値段に違和感があったのだ。
「百円?送料も出品者負担なのに?」
出品画像に映っていたのは赤い光沢のある石の飾り物。詳細を開いてみるとガーネットでできたパワーストーンだという。いくら手頃な価格であったとしても、薫は購入するつもりなど毛頭無かったのだが、自分の誕生石であったことも興味を引き、説明文を目で追う。そこには少ない文字数で不思議な文章が打ち込まれていた。
”夫婦性活に幸運をもたらす石”
確かに性活と書かれてある。出品者の変換間違いだろうかと疑ったが、その後には、
”おかげで毎日求め合うようになりました”
”私たちにはもう不要なので、お譲りします”
との説明が続いていた。どうにも変換誤りではないらしい。
「そんな事あるわけが無いのに」
と一笑に付そうとした薫だったが、こうも同時に思った。賢人とこのままレスが続いて良いの?どうせ私から誘ったりなんて出来ないのに、と。
賢人とのセックスに不満は無い。むしろ最近は積極的にしたいという気持ちすらあるのだが、結婚前からキッカケを作っていたのは賢人の方だった。男性経験が多くない薫はそれでちょうど良かったし、それが当たり前だとさえ考えていた。ただ賢人から仕掛けてくる余裕の無い今、レスになるのはある種必然だった。
(かといって神頼みはナンセンスだよね)
自嘲的に笑いながら薫はアプリを閉じた。
--------------------------------------
「結局買っちゃった…」
マンションの宅配ボックスには小さ目のダンボールが一つ。よりにもよって一番大きな宅配ボックスに入れられたそれは、ポツンと物寂しそうにパート帰りの薫を待っていた。数日前に見つけたガーネットだったが、結局その日の深夜に購入してしまったのだった。匿名取引との文言が購入への羞恥心を和らげてしまったというのもある。
誰に見られて恥ずかしい物でも無いのだが、急いでダンボールをリュックへしまい、貸して貸してとねだる夏美の手を引き、薫は部屋へと急いだ。
いつも通り賢人と夏美が寝静まってから、薫はリビングテーブルでダンボールを開封した。
ハート型に加工されたガーネットが分厚めのビニール袋に詰められている。一つ一つの大きさはビー玉程度で、数は20個程度だろうか。陶器でできた同じハート型の入れ皿も同梱されており、些か少女趣味が過ぎないかと口元が緩んでしまう。こんなスピリチュアルな代物を買ってしまう自分にもまた童心が残っているのだとこそばゆい気分で、カラカラと皿へガーネットの大粒を流し込んだ。
「あれ?」
梱包自体は感心するほど丁寧で、緩衝材は隙間なく詰められていたし、皿はエアークッションで何重にも包まれていた。さぞ大切に扱われてきたのであろうと思っていたのだが、入れ皿はところどころ小さく欠けていて、肝心のガーネットは想像していたよりも光沢が無く、どこか色褪せている。 用法としては夫婦が通る動線にさえ飾っておけばそれで足るらしい。
「出品者は星5評価の人だったのになぁ」
と商品状態の悪さに気落ちするも、リビングの本棚の空きスペースに入れ皿と一緒に置いておく。高さ的に賢人は気づいても夏美の視界には入らない絶好の位置だ。むしろその方が都合が良かった。四歳児に見つかったら最後、玩具にされてしまい紛失しかねない。年齢的にもう安心だとは思うが誤飲の心配もある。
「これで良し。賢人には何となく買っちゃったって言えばいっか」
包装から取り出して並べただけなのだが、妙な達成感があった。お世辞にも状態の良い商品ではなかったが、それだけ年季が入っており、有難味があるのだと自分に言い聞かせることにした。
ただそのくすみは保管状態が悪いのではなく、多年を経て番いから番いへと紡がれてきた歴史そのものであったのだと後から知ることとなった。
仕事で疲れているのかどこか背中が丸く、昼食もそこそこで済ませることが多いらしく、百八十ある身長に対して体重も七十キロ近くまで落ちたらしい。
「お帰りなさい」
先にパートから帰宅していた村井薫は夕食の準備をしながら夫へ声をかけるが、目線が合うことも無いまま、賢人はベランダから洗濯物を取り込みに掛かっている。
四歳になった娘の夏美が、構ってもらおうと小さなサンダルを急いで履き賢人の後を追っていく。賢人も疲れているだろうに、娘をひょいと抱き上げると、傾き始めた橙黄色の夕日を何やら楽しそうに二人で眺めているのがキッチンから見えた。
いつもの幸せな光景だ。夏美が生まれた後も大学卒業後から務めていた商社の正社員として働いていた薫だったが、夏美が三歳になり、時短勤務も叶わなくなったタイミングで退社し、今は近くの設計事務所でパート事務として勤めている。
(夏美がもう少し小さい頃は何かと大変だったけど、少し落ち着いてきたかな)
賢人は今年で三十歳、その一つ下の薫は二十九歳になる。元々精力的に半営業半営業事務として働いていた薫にとっては、娘のためとはいえ現在のパートに就くことに抵抗があったが、夫婦共にフルタイム勤務では夏美の育児に支障も出ていた。
賢人は自分の収入だけでもやっていけるのだから、と家に入ってしまうことを勧めてくれたが、社会から断絶してしまうことが怖かった薫の意向もあり、現在の形に落ち着いてちょうど一年くらいになる。
「洗濯物は私がやっておくから、先にお風呂入ってきたら?」
「そうするよ、ありがとう」
賢人とは結婚して四年になる。同じ会社の先輩後輩であったが、二人で長期プロジェクトを担ったタイミングで親密になり、一年後に結婚。すぐに子宝にも恵まれ、自分で言うのも何だが順々に幸せな家庭を築けていると思う。賢人も先日主任に昇格し、仕事の負担は増す一方のようだが、週に数日は定時で帰り家事育児をこなしてくれている。
(本当によくやってくれてるわ、いつも夏美の寝かしつけまでやってくれて…)
夫婦仲も良い方だと思う。ただ問題があるとすれば、それは夫婦二人の時間が皆無になってしまっていることであった。
なにせ平日はこのままどちらか一方が子供と就寝、また明日になれば朝から目まぐるしく家事育児、そして仕事、仕事が終わればまた家事育児、というローテーションが定着しているのだ。お互いの協力でそれぞれ一人の時間はある程度確保できるものの、二人揃っての時間となると途端に取ることが難しい生活リズムになってしまっていた。
(まぁ、そうなっちゃうよね…)
夜の方も夏美が生まれてからはほぼ途切れていた。月に何回かとかいう頻度ですらなく、年に数回あるか無いかという程度だ。薫自身は元々性欲が強い方ではなく、今のセックスレス状態に不満が無いと言ってしまえば無い。ただ男性の方はそうもいかないであろうという想像もあり、少し生活に余裕が出てきた今になって、現在のレス状態に対する不安が出てきていた。
おそらく我慢を重ねているであろう夫に対する申し訳なさもあり、薫自身も三十歳という節目を前に、特に生理前には性欲を覚えるタイミングが増えていた。
「でもなかなかタイミングが無いし…」
「えっ?」
どうにも料理の空き時間になると物思いに耽ってしまう。煮込み料理のタイマーを眺めながら考え込んでいると、風呂上がりの賢人と、キッチン前に立てているベビーゲートに顔を押し付けた夏美が、薫の顔を伺っていた。
「ううん、何でもない。ご飯出来るまでもう二十分くらいかかるし、夏美はママとブロックで遊ぶ?」
「うん、いいよ!」
「賢人はスマホでも触ってて良いよ。夏美は私が見ておくから」
ガチャンガチャンとゲートを揺らし、夏美が飛び跳ねて喜ぶ。時折子供の素直さが羨ましい。
したいことをして、嫌なことは嫌だと断じてしまえる純朴さ。薫も賢人もあまり感情を表に出すタイプではなく、どちらかといえば一歩引いた性格である。どうしても子供やパートナーの都合を優先してしまい、今のような生活に落ち着いてしまっている節がある。居心地は良いし、SNSでよく見る配偶者への愚痴等は無いのだが、お互い外に出せないストレスを抱えてしまっているように思えてならなかった。
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「あれ、こんな値段で?」
時刻は二十一時。賢人は夏美と寝室に入り、子供の笑い声が聞こえなくなってきてから暫く経っていた。ようやく夏美が眠り、賢人も寝室から出てこないところを見ると疲れて一緒に寝てしまったのだろう。
薫は翌日のこども園の準備を済ませ、ソファーでフリーマーケットアプリを開いていた。
個人が自由に私物を売買出来るアプリで、薫も子供服の売り買いによく使用していた。今日も夏美が着れなくなった子供服を捨てるくらいならと出品登録していた時だった。目に留まったのは所謂パワーストーンの出品物で、スピリチュアル品に興味の無い薫にとっては気にも留めない商品のはずなのだが、その値段に違和感があったのだ。
「百円?送料も出品者負担なのに?」
出品画像に映っていたのは赤い光沢のある石の飾り物。詳細を開いてみるとガーネットでできたパワーストーンだという。いくら手頃な価格であったとしても、薫は購入するつもりなど毛頭無かったのだが、自分の誕生石であったことも興味を引き、説明文を目で追う。そこには少ない文字数で不思議な文章が打ち込まれていた。
”夫婦性活に幸運をもたらす石”
確かに性活と書かれてある。出品者の変換間違いだろうかと疑ったが、その後には、
”おかげで毎日求め合うようになりました”
”私たちにはもう不要なので、お譲りします”
との説明が続いていた。どうにも変換誤りではないらしい。
「そんな事あるわけが無いのに」
と一笑に付そうとした薫だったが、こうも同時に思った。賢人とこのままレスが続いて良いの?どうせ私から誘ったりなんて出来ないのに、と。
賢人とのセックスに不満は無い。むしろ最近は積極的にしたいという気持ちすらあるのだが、結婚前からキッカケを作っていたのは賢人の方だった。男性経験が多くない薫はそれでちょうど良かったし、それが当たり前だとさえ考えていた。ただ賢人から仕掛けてくる余裕の無い今、レスになるのはある種必然だった。
(かといって神頼みはナンセンスだよね)
自嘲的に笑いながら薫はアプリを閉じた。
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「結局買っちゃった…」
マンションの宅配ボックスには小さ目のダンボールが一つ。よりにもよって一番大きな宅配ボックスに入れられたそれは、ポツンと物寂しそうにパート帰りの薫を待っていた。数日前に見つけたガーネットだったが、結局その日の深夜に購入してしまったのだった。匿名取引との文言が購入への羞恥心を和らげてしまったというのもある。
誰に見られて恥ずかしい物でも無いのだが、急いでダンボールをリュックへしまい、貸して貸してとねだる夏美の手を引き、薫は部屋へと急いだ。
いつも通り賢人と夏美が寝静まってから、薫はリビングテーブルでダンボールを開封した。
ハート型に加工されたガーネットが分厚めのビニール袋に詰められている。一つ一つの大きさはビー玉程度で、数は20個程度だろうか。陶器でできた同じハート型の入れ皿も同梱されており、些か少女趣味が過ぎないかと口元が緩んでしまう。こんなスピリチュアルな代物を買ってしまう自分にもまた童心が残っているのだとこそばゆい気分で、カラカラと皿へガーネットの大粒を流し込んだ。
「あれ?」
梱包自体は感心するほど丁寧で、緩衝材は隙間なく詰められていたし、皿はエアークッションで何重にも包まれていた。さぞ大切に扱われてきたのであろうと思っていたのだが、入れ皿はところどころ小さく欠けていて、肝心のガーネットは想像していたよりも光沢が無く、どこか色褪せている。 用法としては夫婦が通る動線にさえ飾っておけばそれで足るらしい。
「出品者は星5評価の人だったのになぁ」
と商品状態の悪さに気落ちするも、リビングの本棚の空きスペースに入れ皿と一緒に置いておく。高さ的に賢人は気づいても夏美の視界には入らない絶好の位置だ。むしろその方が都合が良かった。四歳児に見つかったら最後、玩具にされてしまい紛失しかねない。年齢的にもう安心だとは思うが誤飲の心配もある。
「これで良し。賢人には何となく買っちゃったって言えばいっか」
包装から取り出して並べただけなのだが、妙な達成感があった。お世辞にも状態の良い商品ではなかったが、それだけ年季が入っており、有難味があるのだと自分に言い聞かせることにした。
ただそのくすみは保管状態が悪いのではなく、多年を経て番いから番いへと紡がれてきた歴史そのものであったのだと後から知ることとなった。
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