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魔王Lv1
25話
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たった3個が足りないという現実にため息を付きそうになると、上から舌打ちが聞こえた。
上にはアルフェしかいない。
コウモリも舌打ちが出来る事にちょっと感動。
「おめでとう。魔族LV1になりました!」
「「はっ?」」
魔族LV1?
どいういう事だ?
前に調べた時は、名前の隣に(4.9)という数字が表示されていた。
なのに「魔族LV1になりました」だと?
今まではLv1でもなかったという事か?
だったらあの4.9という数字は何だったんだ?
「今まではLv0だったという事なのかな? しかも5になったらLV1? なんとも中途半端だよね」
アルフェの言葉に「そうだよな」と賛同する。
なんで5なんだ?
というか今から魔族Lv1?
「とりあえずステータス見てみたら?」
「えっ? あぁ、ステータスか。ステータスオープン」
やばい、頭が混乱してる。
「闇魔法が解放されます。闇魔法に毒魔法を吸収しますか? しませんか?」
ん?
えっと、闇魔法が解放される?
魔法を取得しようと頑張っていたけど、意味がなかったという事か?
それより吸収って何だ?
「闇魔法が解放されます。闇魔法に毒魔法を吸収しますか? しませんか?」
「急かすな! どっちがいいんだ?」
というか吸収したらどうなるんだ?
「攻撃の種類が減らすのはどうなんだろう。いろいろな種類の敵がいるだろうし」
そうだよな。
アルフェの言う通り、攻撃の種類を減らすの駄目だろう。
闇魔法が効かない魔物もいる可能性は高い。
これから現れる敵だって、どんな奴らがいるか分かったモノじゃない。
「しない!」
「闇魔法が解放されます。闇魔法に毒魔法を吸収しますか? しませんか?」
言い方か?
面倒くさいな。
「しません!」
「了解しました。全て解放」
ウィン。
魔王 :ラルグ・デグ・シャルマスLv1(ヘビ)
魔法 :闇魔法[ダークショック(1)、ダークボール(1)]、毒攻撃(1)
スキル:毒耐性(1)、暗視、夜目(2.7)、嗅覚強化(1)、身体強化(3.4)、超音波攻撃耐性(3.1)、 強打(4.5)
称号 :
ヴァン:200[1785]/2000(1.5)
魔石 :997
「おめでとう! 大陸解放、変身魔法解放、転移魔法解放」
はっ?
何が解放されたって?
「すごいね、色々解放されたみたいだよ」
いや、すごいとは思うけど。
大陸解放と変身魔法解放?
あと1つなんだっけ?
「どうしたの?」
なんだか困ったような雰囲気なんだけど。
「大陸と変身ともう1つあったよな?」
「転移魔法だった」
何だ、聞き逃したのか。
まぁ、不意打ちだったからね。
私も変身魔法は聞き逃してたし。
「ありがとう。えっと大陸解放って事は俺の世界に大陸でも出来たのか?」
「たぶん、そういう事だと思うけど。見てみないと分からないね」
大陸か。
世界に星に大陸。
月や太陽もあるし、地球みたいな物でも作らせたいのかな?
そう言えば国もあったな。
……という事は、あとは人?
私たち魔王だよね?
じゃあ、人では無くて魔族かな?
「後は変身魔法に転移魔法か」
「うん、そう、その2つだね。転移魔法は大陸が出来たから解放されたんじゃないかな?」
星に大陸が解放されたんだったら、転移魔法が無いと行けないもんね。
「なるほど、そうかもな。だったら変身魔法は?」
「……それは……分からないや。ラルグは何か思いつく?」
「いや」
何に変身できるのか分からないと、使えないな。
ヘビからカエルとか?
爬虫類から爬虫類に変身しても意味が無いよな。
人に変身出来たらうれしいが。
まぁ、試してみるしかないか。
「転移魔法が大陸へ行くために必要な魔法なんだとしたら、変身魔法も大陸に行くために必要な魔法なんじゃないかな?」
「確かにそうだな」
アルフェの言う通りだな。
という事は、これって大陸に行けって事だよな。
いや、変身魔法がまだ大陸に必要な魔法だと確定したわけでは無いけど。
そもそも大陸がどこに解放されたのかまだ不明だしな。
それにしても、ステータスを見る限り解放された魔法は表示されていない。
なんでだ?
そう言えば、闇魔法が解放されたと言っていたな。
えっとダークショックにダークボール。
どんな魔法なんだ?
ダークは闇魔法だからだろうな。
ショックにボール?
ボールは球だよな。
闇玉?
ショックは?
驚かせるとか?
……後で確かめよう。
後、前と違うところは称号が見られるようになったのか、何もないけど。
あっ、ヴァンがどれくらい球ているのか分かるようになったな。
これでどれくらい溜まったのか分からずに、イライラすることも少なくなるな。
あとは魔石の数も分かるのか。
とりあえず便利になったかな。
「闇魔法はどんな魔法だった?」
「ダークショックとダークボールみたいだ」
「ダークショックとダークボール?」
ショックって何?
衝撃? 動揺?
「あっ、精神的な攻撃が出来るようになったの?」
「精神的って?」
アルフェは何を言っているんだ?
「ショックって衝撃とか動揺でしょ? だから精神的な揺さぶり攻撃かと思ったんだけど」
そういう事か。
「なるほど精神的な攻撃か。まぁ、後で魔物で実験してみるよ。本当に攻撃魔法が使えるようになったのかも不明だしな」
「そういえばそうだね」
「それよりアルフェ。お前もステータス確かめないと」
「あぁ、うん。ステータスオープン」
「闇魔法が解放されます。闇魔法に飛行魔法と超音波攻撃を吸収しますか? しませんか?」
「しません!」
「了解しました。全て解放」
ウィン。
魔王 :アルフェ・ラ・マッキLv1(コウモリ)
魔法:闇魔法[ダークアロー(1)、ダークボール(1)]、飛行魔法(5.4)、超音波攻撃(4.8)
スキル:暗視、夜目(1.2)、探知能力(3.5)、魔力探知(2.7)
称号 :
ヴァン:200[1785]/2000(1.5)
魔石 :997
「おめでとう! 大陸解放、変身魔法解放、転移魔法解放」
「ラルグ、どう? 闇魔法はラルグと一緒だった?」
いい加減に自分の目で確かめられるようになってほしいよ。
「いや、違うみたいだ。ダークアローとダークボールがアルフェの解放された闇魔法だ」
ダークアローとダークボール?
アローって矢だっけ?
闇の矢でいいのかな?
ダークボールはラルグと一緒だ。
「ダークボールは一緒だね」
「あぁ、そうだな」
「ごめん、ラルグ。ステータスを読み上げて貰っていい?」
「いいぞ」
目が見えるようになれば、ラルグに手間を掛けさせないのにな。
それにしても、今回も微々たる成長だな。
よく使う飛行魔法と、超音波魔法の成長は良いみたいだけど。
「ありがとう」
「どういたしまして」
「魔王Lv1おめでとう! これよりオウマイトに白い空間を作ります。転移魔法専門の空間です。次にメイカクが誕生しました。これはあなたの命! 壊れればお終い。大事にしましょう。では、始めます」
「「……………………」」
えっと、今何かすごく重要な事をつらつら説明された気がする。
オウ、なんだっけ?
「オウの後になんて言ったか分かった?」
ラルグだったら聞こえていたかな?
「オマイト? いや、ちょっと違うな」
「オウマイだ」
あれ?
何か違和感があるな。
「ちょっと違うような……オウマイトだよ。これに白い空間を作るだろ?」
ラルグの言葉がしっくりくる。
なるほどオウマイトか。
カタカタ、カタカタ、カタカタ。
部屋に音が響く。
何が起こっているのか分からないため、緊張で全身が硬くなる。
「あれ?、後ろ」
アルフェの言葉に後ろを見ると、階段がいつの間にか出来上がっていた
階段を見上げると、上には椅子が1つと金の装飾がされた止まり木がある。
俺たちの居場所か?
それより椅子の後ろの壁が光っているよな?
あれは、見に行った方がいいのか?
怖いんだが。
「ねぇ、部屋が狭くなってない?」
光る壁に気を取られていると、部屋がいつの間にか狭くなっていた。
しかも扉がある。
「とりあえず、ちょっと休憩するか」
「そうだね、休憩しよう」
いまだに聞こえるカタカタという事は少し無視。
音が止んだら1つ1つ確かめるか。
上にはアルフェしかいない。
コウモリも舌打ちが出来る事にちょっと感動。
「おめでとう。魔族LV1になりました!」
「「はっ?」」
魔族LV1?
どいういう事だ?
前に調べた時は、名前の隣に(4.9)という数字が表示されていた。
なのに「魔族LV1になりました」だと?
今まではLv1でもなかったという事か?
だったらあの4.9という数字は何だったんだ?
「今まではLv0だったという事なのかな? しかも5になったらLV1? なんとも中途半端だよね」
アルフェの言葉に「そうだよな」と賛同する。
なんで5なんだ?
というか今から魔族Lv1?
「とりあえずステータス見てみたら?」
「えっ? あぁ、ステータスか。ステータスオープン」
やばい、頭が混乱してる。
「闇魔法が解放されます。闇魔法に毒魔法を吸収しますか? しませんか?」
ん?
えっと、闇魔法が解放される?
魔法を取得しようと頑張っていたけど、意味がなかったという事か?
それより吸収って何だ?
「闇魔法が解放されます。闇魔法に毒魔法を吸収しますか? しませんか?」
「急かすな! どっちがいいんだ?」
というか吸収したらどうなるんだ?
「攻撃の種類が減らすのはどうなんだろう。いろいろな種類の敵がいるだろうし」
そうだよな。
アルフェの言う通り、攻撃の種類を減らすの駄目だろう。
闇魔法が効かない魔物もいる可能性は高い。
これから現れる敵だって、どんな奴らがいるか分かったモノじゃない。
「しない!」
「闇魔法が解放されます。闇魔法に毒魔法を吸収しますか? しませんか?」
言い方か?
面倒くさいな。
「しません!」
「了解しました。全て解放」
ウィン。
魔王 :ラルグ・デグ・シャルマスLv1(ヘビ)
魔法 :闇魔法[ダークショック(1)、ダークボール(1)]、毒攻撃(1)
スキル:毒耐性(1)、暗視、夜目(2.7)、嗅覚強化(1)、身体強化(3.4)、超音波攻撃耐性(3.1)、 強打(4.5)
称号 :
ヴァン:200[1785]/2000(1.5)
魔石 :997
「おめでとう! 大陸解放、変身魔法解放、転移魔法解放」
はっ?
何が解放されたって?
「すごいね、色々解放されたみたいだよ」
いや、すごいとは思うけど。
大陸解放と変身魔法解放?
あと1つなんだっけ?
「どうしたの?」
なんだか困ったような雰囲気なんだけど。
「大陸と変身ともう1つあったよな?」
「転移魔法だった」
何だ、聞き逃したのか。
まぁ、不意打ちだったからね。
私も変身魔法は聞き逃してたし。
「ありがとう。えっと大陸解放って事は俺の世界に大陸でも出来たのか?」
「たぶん、そういう事だと思うけど。見てみないと分からないね」
大陸か。
世界に星に大陸。
月や太陽もあるし、地球みたいな物でも作らせたいのかな?
そう言えば国もあったな。
……という事は、あとは人?
私たち魔王だよね?
じゃあ、人では無くて魔族かな?
「後は変身魔法に転移魔法か」
「うん、そう、その2つだね。転移魔法は大陸が出来たから解放されたんじゃないかな?」
星に大陸が解放されたんだったら、転移魔法が無いと行けないもんね。
「なるほど、そうかもな。だったら変身魔法は?」
「……それは……分からないや。ラルグは何か思いつく?」
「いや」
何に変身できるのか分からないと、使えないな。
ヘビからカエルとか?
爬虫類から爬虫類に変身しても意味が無いよな。
人に変身出来たらうれしいが。
まぁ、試してみるしかないか。
「転移魔法が大陸へ行くために必要な魔法なんだとしたら、変身魔法も大陸に行くために必要な魔法なんじゃないかな?」
「確かにそうだな」
アルフェの言う通りだな。
という事は、これって大陸に行けって事だよな。
いや、変身魔法がまだ大陸に必要な魔法だと確定したわけでは無いけど。
そもそも大陸がどこに解放されたのかまだ不明だしな。
それにしても、ステータスを見る限り解放された魔法は表示されていない。
なんでだ?
そう言えば、闇魔法が解放されたと言っていたな。
えっとダークショックにダークボール。
どんな魔法なんだ?
ダークは闇魔法だからだろうな。
ショックにボール?
ボールは球だよな。
闇玉?
ショックは?
驚かせるとか?
……後で確かめよう。
後、前と違うところは称号が見られるようになったのか、何もないけど。
あっ、ヴァンがどれくらい球ているのか分かるようになったな。
これでどれくらい溜まったのか分からずに、イライラすることも少なくなるな。
あとは魔石の数も分かるのか。
とりあえず便利になったかな。
「闇魔法はどんな魔法だった?」
「ダークショックとダークボールみたいだ」
「ダークショックとダークボール?」
ショックって何?
衝撃? 動揺?
「あっ、精神的な攻撃が出来るようになったの?」
「精神的って?」
アルフェは何を言っているんだ?
「ショックって衝撃とか動揺でしょ? だから精神的な揺さぶり攻撃かと思ったんだけど」
そういう事か。
「なるほど精神的な攻撃か。まぁ、後で魔物で実験してみるよ。本当に攻撃魔法が使えるようになったのかも不明だしな」
「そういえばそうだね」
「それよりアルフェ。お前もステータス確かめないと」
「あぁ、うん。ステータスオープン」
「闇魔法が解放されます。闇魔法に飛行魔法と超音波攻撃を吸収しますか? しませんか?」
「しません!」
「了解しました。全て解放」
ウィン。
魔王 :アルフェ・ラ・マッキLv1(コウモリ)
魔法:闇魔法[ダークアロー(1)、ダークボール(1)]、飛行魔法(5.4)、超音波攻撃(4.8)
スキル:暗視、夜目(1.2)、探知能力(3.5)、魔力探知(2.7)
称号 :
ヴァン:200[1785]/2000(1.5)
魔石 :997
「おめでとう! 大陸解放、変身魔法解放、転移魔法解放」
「ラルグ、どう? 闇魔法はラルグと一緒だった?」
いい加減に自分の目で確かめられるようになってほしいよ。
「いや、違うみたいだ。ダークアローとダークボールがアルフェの解放された闇魔法だ」
ダークアローとダークボール?
アローって矢だっけ?
闇の矢でいいのかな?
ダークボールはラルグと一緒だ。
「ダークボールは一緒だね」
「あぁ、そうだな」
「ごめん、ラルグ。ステータスを読み上げて貰っていい?」
「いいぞ」
目が見えるようになれば、ラルグに手間を掛けさせないのにな。
それにしても、今回も微々たる成長だな。
よく使う飛行魔法と、超音波魔法の成長は良いみたいだけど。
「ありがとう」
「どういたしまして」
「魔王Lv1おめでとう! これよりオウマイトに白い空間を作ります。転移魔法専門の空間です。次にメイカクが誕生しました。これはあなたの命! 壊れればお終い。大事にしましょう。では、始めます」
「「……………………」」
えっと、今何かすごく重要な事をつらつら説明された気がする。
オウ、なんだっけ?
「オウの後になんて言ったか分かった?」
ラルグだったら聞こえていたかな?
「オマイト? いや、ちょっと違うな」
「オウマイだ」
あれ?
何か違和感があるな。
「ちょっと違うような……オウマイトだよ。これに白い空間を作るだろ?」
ラルグの言葉がしっくりくる。
なるほどオウマイトか。
カタカタ、カタカタ、カタカタ。
部屋に音が響く。
何が起こっているのか分からないため、緊張で全身が硬くなる。
「あれ?、後ろ」
アルフェの言葉に後ろを見ると、階段がいつの間にか出来上がっていた
階段を見上げると、上には椅子が1つと金の装飾がされた止まり木がある。
俺たちの居場所か?
それより椅子の後ろの壁が光っているよな?
あれは、見に行った方がいいのか?
怖いんだが。
「ねぇ、部屋が狭くなってない?」
光る壁に気を取られていると、部屋がいつの間にか狭くなっていた。
しかも扉がある。
「とりあえず、ちょっと休憩するか」
「そうだね、休憩しよう」
いまだに聞こえるカタカタという事は少し無視。
音が止んだら1つ1つ確かめるか。
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