84 / 281
1学年 後期
第84話
しおりを挟む
【これより2回戦 第1試合を開始します!】
昨日の1回戦に続き、試合に挑む了。
会場内にアナウンスがされて、試合をおこなう部隊へと伸と共に歩みを進める。
「伸。さっきのお前の策に乗るよ」
「……そうか」
舞台の上に上がって待っている対戦相手を見つめながら、了は伸へと話しかける。
その意味を理解している伸は、短い返事をした。
「失敗したら骨は拾ってくれよ?」
「大袈裟だ。別に負けても死ぬわけじゃないんだから……」
「それもそうだな……」
決意の目をして告げる了に、伸がツッコミを入れる。
伸が提案した策は、別に失敗したからって死ぬような作戦ではない。
覚悟を決めたという意味での言葉なのだろうが、そのツッコミで少しは肩の力が向けたようだ。
「じゃあ、行って来る」
「あぁ」
表情も少し和らいだ了は、伸と軽くグータッチを交わして舞台へと上がっていった。
「それでは……」
ボクシングなどと同じように、試合前の簡単なルール説明がされる。
内容は知っているので、はっきり言って選手の2人は聞き流しているような状態だ。
それが終わって短い握手を交わした後、選手たちは距離を取り合う。
ある程度の距離ができた所で向かい合い、両者が戦闘態勢に入ると、審判が開始の合図のタイミングを計った。
この瞬間、選手の2人だけでなく、会場中が静かになる。
「始め!!」
「ハーーッ!!」
「っっっ!!」
試合開始の合図と共に足へと込めた魔力を利用し、了は一瞬にして最高速度へと上げる。
その爆発的な速度によって、了は対戦相手との距離を縮める。
予想外の奇襲に、対戦相手の反応が遅れた。
「ハッ!!」
「ぐはっ!!」
相手との距離を詰めた了は、そのまま胴へと木刀を振る。
反応の遅れた相手選手は持っている木刀で防ぐことができず、了の攻撃の直撃を受けた。
了の強力な一撃により、対戦相手は舞台外まで飛んで行った。
「ハァ、ハァ、ハァ……」
攻撃を当てた了は、息を切らして対戦相手のことを見つめる。
まだ場外によるカウントが取られているからだ。
20秒以内に舞台に戻れば、まだ試合は再開される。
そうなった時のために息を整えて、まだ戦えることをアピールするためだ。
本当の所、了はもう一歩も動けない状態だ。
それだけの魔力を、さっきの一撃で使い切ってしまったのだ。
「ぐっ、ぐぅ……」
場外へと飛ばされた対戦相手は、這うようにして舞台へと向かう。
脇腹を抑えて呻き声を上げている所を見ると、アバラが折れているのかもしれない。
審判は、場外カウントをしながら大会委員のいる方へと視線を送る。
これ以上戦闘をさせていいものか判断が難しいためだ。
どうやら大会委員は様子を見ることを選んだらしく、審判はそのままカウントを続けた。
「マ、マジか……」
対戦相手は、20秒ギリギリ手前で舞台に上がった。
立っているだけで精いっぱいなのだから、試合再開されたらはっきり言って疲労困憊の自分では勝ち目がない。
そのため、了は敗北も覚悟した。
「ぐふっ……」
「…………えっ?」
どうやら自分だけでなく、相手選手も限界だったようだ。
舞台に上がった迄は良かったが、審判の再開の合図を待たずその場へ倒れ込んだ。
負けを覚悟していたというのに、まさかの事態に了は目を白黒させた。
「勝者! 金井!」
「……えっ?」
相手選手が倒れたことにより、審判の宣言がされる。
しかし、勝者である了は状況が呑み込めず、呆けるしかなかった。
「やったな!? 了!!」
「あ、あぁ……」
試合が終了し、セコンドの伸は舞台へ上がって了の下へと駆け寄る。
テンション高く話しかける伸に反し、了はまだ確信していないらしく返事に力がない。
「……俺が勝ったんだよな?」
「そうだ!」
「……やった。……やった!!」
伸に確認することで自分が勝利できたことを確信した了は、ようやく両手を上げてガッツポーズをした。
相手は3年生。
1回戦の勝利だけでも充分だったのに、まさか2回戦まで自分が勝てるとは思っていなかった。
あまりの嬉しさに、体の疲労も飛んで行ってしまいそうだ。
「嬉しいのは分かるが、控室に帰るぞ」
「……あぁ、じゃあ、肩貸してくれ。魔力切れで気を失いそうだ」
「しょうがねえな」
ほとんど一瞬の攻防で試合が終了してしまったため、了の圧勝のように思った観客たちもいるだろう。
しかし、本当の所は辛勝だった。
気を抜いたら気を失いそうなため、了は伸に肩を貸すように頼んだ。
こうなることは予想していた伸は、口では面倒そうに言いながらも素直に肩を貸して控室へと歩き出した。
「ハハッ、伸の言う通りやって正解だったな?」
「ほとんど賭けだったがな……」
控室に戻ると、了はすぐにベンチに腰掛けて魔力を回復するためにサンドウィッチを食べ始めた。
そして、とりあえず一息付けた了は、試合のことを伸と話し始めた。
「朝にあの策を言われた時はどうしようかと思ったぜ」
2回戦で勝利した策。
それは伸が提示したものだった。
昨日、了の対戦相手の1回戦の戦いを収録した映像を手に入れた伸は、何度か見て対戦相手の攻略法を考えていたのだが、分かったことは、「……こりゃ、まともにやったら了の負けだな」ということだった。
しかし、セコンドの立場からそれを言うのは憚れるため、なんとかして勝利できる方法を考え出そうとした。
そして思いついたのが、今回の策だった。
「前回失敗しているから、提案するか悩んだけどな」
伸が了に提案したのは、校内戦の時に了がおこなった作戦だ。
試合開始と共に、全魔力を使って全速力で敵に接近して攻撃を与えるというものだ。
校内戦の時は決勝で綾愛と対戦し、作戦を実行したが躱されてしまって敗北した。
しかし、あれは躱した綾愛がすごいのであって、初見で躱せるような者はそういないはずだ。
今回、対戦相手は3年生のため、もしかしたら躱すなり防御するなりする可能性があったが、提案した伸としても成功して一安心だ。
「そろそろ大丈夫か?」
「あぁ、少し回復したみたいだ」
食事をして少しの間安静にしていたため、とりあえずホテルに帰るまでの回復はできただろう。
そう思って伸が問いかけると、了は頷きで返答した。
「明日もあるし、ホテルで休もう」
「了解」
2勝したことで、了はベスト16に入ったということだ。
無名の1年生としては、上出来もいいところだ。
明日も試合があることだし、ホテルに戻って体力・魔力の回復に努めるべき。
そのため、2人は他の試合を見ることなくホテルへと戻ることにしたのだった。
昨日の1回戦に続き、試合に挑む了。
会場内にアナウンスがされて、試合をおこなう部隊へと伸と共に歩みを進める。
「伸。さっきのお前の策に乗るよ」
「……そうか」
舞台の上に上がって待っている対戦相手を見つめながら、了は伸へと話しかける。
その意味を理解している伸は、短い返事をした。
「失敗したら骨は拾ってくれよ?」
「大袈裟だ。別に負けても死ぬわけじゃないんだから……」
「それもそうだな……」
決意の目をして告げる了に、伸がツッコミを入れる。
伸が提案した策は、別に失敗したからって死ぬような作戦ではない。
覚悟を決めたという意味での言葉なのだろうが、そのツッコミで少しは肩の力が向けたようだ。
「じゃあ、行って来る」
「あぁ」
表情も少し和らいだ了は、伸と軽くグータッチを交わして舞台へと上がっていった。
「それでは……」
ボクシングなどと同じように、試合前の簡単なルール説明がされる。
内容は知っているので、はっきり言って選手の2人は聞き流しているような状態だ。
それが終わって短い握手を交わした後、選手たちは距離を取り合う。
ある程度の距離ができた所で向かい合い、両者が戦闘態勢に入ると、審判が開始の合図のタイミングを計った。
この瞬間、選手の2人だけでなく、会場中が静かになる。
「始め!!」
「ハーーッ!!」
「っっっ!!」
試合開始の合図と共に足へと込めた魔力を利用し、了は一瞬にして最高速度へと上げる。
その爆発的な速度によって、了は対戦相手との距離を縮める。
予想外の奇襲に、対戦相手の反応が遅れた。
「ハッ!!」
「ぐはっ!!」
相手との距離を詰めた了は、そのまま胴へと木刀を振る。
反応の遅れた相手選手は持っている木刀で防ぐことができず、了の攻撃の直撃を受けた。
了の強力な一撃により、対戦相手は舞台外まで飛んで行った。
「ハァ、ハァ、ハァ……」
攻撃を当てた了は、息を切らして対戦相手のことを見つめる。
まだ場外によるカウントが取られているからだ。
20秒以内に舞台に戻れば、まだ試合は再開される。
そうなった時のために息を整えて、まだ戦えることをアピールするためだ。
本当の所、了はもう一歩も動けない状態だ。
それだけの魔力を、さっきの一撃で使い切ってしまったのだ。
「ぐっ、ぐぅ……」
場外へと飛ばされた対戦相手は、這うようにして舞台へと向かう。
脇腹を抑えて呻き声を上げている所を見ると、アバラが折れているのかもしれない。
審判は、場外カウントをしながら大会委員のいる方へと視線を送る。
これ以上戦闘をさせていいものか判断が難しいためだ。
どうやら大会委員は様子を見ることを選んだらしく、審判はそのままカウントを続けた。
「マ、マジか……」
対戦相手は、20秒ギリギリ手前で舞台に上がった。
立っているだけで精いっぱいなのだから、試合再開されたらはっきり言って疲労困憊の自分では勝ち目がない。
そのため、了は敗北も覚悟した。
「ぐふっ……」
「…………えっ?」
どうやら自分だけでなく、相手選手も限界だったようだ。
舞台に上がった迄は良かったが、審判の再開の合図を待たずその場へ倒れ込んだ。
負けを覚悟していたというのに、まさかの事態に了は目を白黒させた。
「勝者! 金井!」
「……えっ?」
相手選手が倒れたことにより、審判の宣言がされる。
しかし、勝者である了は状況が呑み込めず、呆けるしかなかった。
「やったな!? 了!!」
「あ、あぁ……」
試合が終了し、セコンドの伸は舞台へ上がって了の下へと駆け寄る。
テンション高く話しかける伸に反し、了はまだ確信していないらしく返事に力がない。
「……俺が勝ったんだよな?」
「そうだ!」
「……やった。……やった!!」
伸に確認することで自分が勝利できたことを確信した了は、ようやく両手を上げてガッツポーズをした。
相手は3年生。
1回戦の勝利だけでも充分だったのに、まさか2回戦まで自分が勝てるとは思っていなかった。
あまりの嬉しさに、体の疲労も飛んで行ってしまいそうだ。
「嬉しいのは分かるが、控室に帰るぞ」
「……あぁ、じゃあ、肩貸してくれ。魔力切れで気を失いそうだ」
「しょうがねえな」
ほとんど一瞬の攻防で試合が終了してしまったため、了の圧勝のように思った観客たちもいるだろう。
しかし、本当の所は辛勝だった。
気を抜いたら気を失いそうなため、了は伸に肩を貸すように頼んだ。
こうなることは予想していた伸は、口では面倒そうに言いながらも素直に肩を貸して控室へと歩き出した。
「ハハッ、伸の言う通りやって正解だったな?」
「ほとんど賭けだったがな……」
控室に戻ると、了はすぐにベンチに腰掛けて魔力を回復するためにサンドウィッチを食べ始めた。
そして、とりあえず一息付けた了は、試合のことを伸と話し始めた。
「朝にあの策を言われた時はどうしようかと思ったぜ」
2回戦で勝利した策。
それは伸が提示したものだった。
昨日、了の対戦相手の1回戦の戦いを収録した映像を手に入れた伸は、何度か見て対戦相手の攻略法を考えていたのだが、分かったことは、「……こりゃ、まともにやったら了の負けだな」ということだった。
しかし、セコンドの立場からそれを言うのは憚れるため、なんとかして勝利できる方法を考え出そうとした。
そして思いついたのが、今回の策だった。
「前回失敗しているから、提案するか悩んだけどな」
伸が了に提案したのは、校内戦の時に了がおこなった作戦だ。
試合開始と共に、全魔力を使って全速力で敵に接近して攻撃を与えるというものだ。
校内戦の時は決勝で綾愛と対戦し、作戦を実行したが躱されてしまって敗北した。
しかし、あれは躱した綾愛がすごいのであって、初見で躱せるような者はそういないはずだ。
今回、対戦相手は3年生のため、もしかしたら躱すなり防御するなりする可能性があったが、提案した伸としても成功して一安心だ。
「そろそろ大丈夫か?」
「あぁ、少し回復したみたいだ」
食事をして少しの間安静にしていたため、とりあえずホテルに帰るまでの回復はできただろう。
そう思って伸が問いかけると、了は頷きで返答した。
「明日もあるし、ホテルで休もう」
「了解」
2勝したことで、了はベスト16に入ったということだ。
無名の1年生としては、上出来もいいところだ。
明日も試合があることだし、ホテルに戻って体力・魔力の回復に努めるべき。
そのため、2人は他の試合を見ることなくホテルへと戻ることにしたのだった。
1
お気に入りに追加
70
あなたにおすすめの小説


特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
髪の色は愛の証 〜白髪少年愛される〜
あめ
ファンタジー
髪の色がとてもカラフルな世界。
そんな世界に唯一現れた白髪の少年。
その少年とは神様に転生させられた日本人だった。
その少年が“髪の色=愛の証”とされる世界で愛を知らぬ者として、可愛がられ愛される話。
⚠第1章の主人公は、2歳なのでめっちゃ拙い発音です。滑舌死んでます。
⚠愛されるだけではなく、ちょっと可哀想なお話もあります。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?

エルティモエルフォ ―最後のエルフ―
ポリ 外丸
ファンタジー
普通の高校生、松田啓18歳が、夏休みに海で溺れていた少年を救って命を落としてしまう。
海の底に沈んで死んだはずの啓が、次に意識を取り戻した時には小さな少年に転生していた。
その少年の記憶を呼び起こすと、どうやらここは異世界のようだ。
もう一度もらった命。
啓は生き抜くことを第一に考え、今いる地で1人生活を始めた。
前世の知識を持った生き残りエルフの気まぐれ人生物語り。
※カクヨム、小説家になろう、ノベルバ、ツギクルにも載せています
転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜
家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。
そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?!
しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...?
ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...?
不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。
拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。
小説家になろう様でも公開しております。
異世界でも男装標準装備~性別迷子とか普通だけど~
結城 朱煉
ファンタジー
日常から男装している木原祐樹(25歳)は
気が付くと真っ白い空間にいた
自称神という男性によると
部下によるミスが原因だった
元の世界に戻れないので
異世界に行って生きる事を決めました!
異世界に行って、自由気ままに、生きていきます
~☆~☆~☆~☆~☆
誤字脱字など、気を付けていますが、ありましたら教えて頂けると助かります!
また、感想を頂けると大喜びします
気が向いたら書き込んでやって下さい
~☆~☆~☆~☆~☆
カクヨム・小説家になろうでも公開しています
もしもシリーズ作りました<異世界でも男装標準装備~もしもシリーズ~>
もし、よろしければ読んであげて下さい
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる