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第14章
第370話
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「ぐ…おのれ……」
「おぉ、まだ生きてるのかよ……」
全身を斬り刻み、大量の出血と共に地面に倒れた玄武。
その出血量は、人間どころか魔物だって即死する程の量だ。
動けないとはいえ、まだ言葉を発している玄武に、ケイは若干の驚きと感心が混じったような感想を呟いた。
「ハァー……、疲れた」
玄武に止めを刺した妻の美花の形見である刀を魔法の指輪に収納したケイは、ようやく力を抜いて大きく息を吐いた。
とんでもなく集中力を必要とする魔力コントロールをしていたために、余計な力が入っていたのか、何だか肩が凝った気がする。
「判断ミスしたな。防御に徹していれば、もしかしたら勝てたかもしれなかったのにな」
「き、貴様……、まさ…か、わざ…と……」
「その通り」
鎧を壊すことに全力を尽くし、魔力切れによる戦闘不能。
ケイがそんな状態になったことで、玄武は勝利を確信したのだろう。
しかし、今になって玄武も気付いたように、それはケイがわざとそう見せただけだ。
本当の所は、ケイはまだ少しの時間、高濃度の魔闘術を使用できる状態だった。
自慢の鎧を壊されて、余裕がなくなっていたのだろう。
残っている全魔力を防御に使用して身を固めていれば、ケイの魔力切れまで逃れることもできたかもしれなかった。
しかし、そこで意識を攻撃に向けてしまったのが玄武の失敗だ。
ケイはすぐに残りの魔力を使って高濃度魔闘術を発動させ、攻撃してきた玄武のことを斬り刻んだのだ。
「おの…れ…………」
ケイの説明を受けた玄武は、悔し気な言葉を発すると、事切れたのか動かなくなった。
「すごい生命力だ。気を付けないと」
玄武の尻尾の蛇も念のため斬っていたので問題なかったが、もしも斬らずにいたら玄武は最後の力を使って、勝利を確信していたケイに一撃を与えることもできたかもしれない。
その蛇を鑑定した時に、牙に毒が仕込まれているのは理解していた。
そのため、もしも蛇の一撃を受けていれば、ケイは毒が回って死んでいたかもしれない。
勝利を確信した時が一番危険なのは、ケイも一緒だったということだ。
今後のことも考えると、これは教訓にすべきだと、ケイは心の中で確認した。
「そうだ。こいつの魔石を取っておかないと……」
結局たいした怪我を追わずに勝利することができたが、本来はギリギリの勝利といったところだ。
ギリギリであろうと勝利は勝利。
ケイは、戦利品として玄武の魔石を体内から取り出すことにした。
「……人型に変身したから、小さくなったのか?」
魔石の大きさは、魔物の体躯や強さに関連する。
玄武の元々の姿は、かなりの巨大亀だ。
きっと魔石もでかいのかと思っていたが、玄武は人型に変身して小さくなっている。
そのため、魔石がどうなっているのかと取り出してみると、ケイはその小ささに首を傾げた。
大きいことは大きいが、玄武本来の大きさと強さを考えると、もっと大きくても良かったような気がするからだ。
「……いや、この感じ……」
期待していただけに、玄武の魔石の小ささにがっかりした。
しかし、ケイはすぐにその魔関の異様さに気が付いた。
「とんでもなく魔力が詰まっている」
たしかに、大きさ的には期待外れだった。
しかし、その魔石に内包されている魔力量を見てみると、大量に溜め込まれているのが感じられた。
魔石は、魔道具を使用するための電池代わりとして利用される。
もしこの魔石を、部屋の明かりをつけるために使用したとすると、何十年使用しても魔力が空になるようなことはないだろう。
「LEDライトかっての……」
交換したら何年も交換不要になる。
そう考えると、前世のLEDライトのうたい文句を思いだし、ケイは小さくツッコミを入れた。
【ご主人!!】「ワウッ!!」
「おぉ、お前ら……」
玄武の魔石について使い道を考えていると、ケイの従魔であるキュウとクウが、こちらへと向かってきた。
魔法を使えば移動速度もかなりのものだが、魔力を無駄にする訳もなく、キュウはいつものようにクウの頭の上に乗っている。
「無事そうでよかった」
【エヘヘ……】「ハッハッハ……」
側に来た2匹を、ケイは嬉しそうに撫で始める。
主人のケイに撫でられて、キュウとクウは嬉しそうだ。
ケイが玄武を相手している最中に、キュウとクウにはダンジョンの核を破壊するように指示を出しておいた。
玄武を倒さずに攻略してしまおうという、玄武からすれば卑怯といいたくなるような策だ。
しかし、その策は失敗だった。
玄武がいなくても、きちんとダンジョン核を守るための機能が存在していた。
キュウやクウなら倒せるとは言っても、無限のように魔物が出現してくるのには相当手を焼いたことだろう。
「……大丈夫そうだな」
ケイは、2匹を撫でながら、怪我をしていないか確認してみる。
どうやら、怪我をしている様子はないため、ケイは一安心した。
「ようやくだな……」
【うん、そうだね】「ワウッ!」
戦闘による疲労を回復するため、ケイたちはその場で休憩する。
そして、少し休憩すると、ダンジョン核のある所へと向かった。
玄武の言っていたことは嘘ではなかったらしく、ダンジョン核に近付いても魔物が出現するようなことはなかった。
いざダンジョン核の前に立つと、ケイはこれまでのことを思いだしていた。
階層ごとに色々と面倒な目に逢わされたが、それもいい思い出のように感じてきた。
「さて、思い出にふけっていないで、破壊するか……」
色々と思い出されるが、いつまでもこの場にいる訳にもいかない。
そう考えたケイは、笹と目的であるダンジョン核を破壊することにした。
「セイッ!」
“パリンッ!!”
守る機能が失われれば、ダンジョン核を壊すことなんて容易だ。
ケイが魔力を軽く纏った拳で殴り、ダンジョン核は簡単に破壊された。
「これをあと3か所か。長い道のりだな……」
このダンジョンと同じものがあと3つあり、ケイは魔王復活を阻止するために攻略しないとならない。
ここのダンジョンの攻略もかなりの月日が経っている。
同じだけ時間がかかると考えると、全部を攻略し終えるのは1年以上かかることは確実だ。
先のことを考えると、ケイは少し気が重くなった。
「まぁいいか。地上へ帰ろう」
【うん!】「ワウッ!」
考えていても仕方がない。
どうせやらなければならないのだから、ケイはあまり深く考えず、次へ向かうことにした。
そのために、ケイはキュウたちと共に一旦地上に戻ることにした。
「おぉ、まだ生きてるのかよ……」
全身を斬り刻み、大量の出血と共に地面に倒れた玄武。
その出血量は、人間どころか魔物だって即死する程の量だ。
動けないとはいえ、まだ言葉を発している玄武に、ケイは若干の驚きと感心が混じったような感想を呟いた。
「ハァー……、疲れた」
玄武に止めを刺した妻の美花の形見である刀を魔法の指輪に収納したケイは、ようやく力を抜いて大きく息を吐いた。
とんでもなく集中力を必要とする魔力コントロールをしていたために、余計な力が入っていたのか、何だか肩が凝った気がする。
「判断ミスしたな。防御に徹していれば、もしかしたら勝てたかもしれなかったのにな」
「き、貴様……、まさ…か、わざ…と……」
「その通り」
鎧を壊すことに全力を尽くし、魔力切れによる戦闘不能。
ケイがそんな状態になったことで、玄武は勝利を確信したのだろう。
しかし、今になって玄武も気付いたように、それはケイがわざとそう見せただけだ。
本当の所は、ケイはまだ少しの時間、高濃度の魔闘術を使用できる状態だった。
自慢の鎧を壊されて、余裕がなくなっていたのだろう。
残っている全魔力を防御に使用して身を固めていれば、ケイの魔力切れまで逃れることもできたかもしれなかった。
しかし、そこで意識を攻撃に向けてしまったのが玄武の失敗だ。
ケイはすぐに残りの魔力を使って高濃度魔闘術を発動させ、攻撃してきた玄武のことを斬り刻んだのだ。
「おの…れ…………」
ケイの説明を受けた玄武は、悔し気な言葉を発すると、事切れたのか動かなくなった。
「すごい生命力だ。気を付けないと」
玄武の尻尾の蛇も念のため斬っていたので問題なかったが、もしも斬らずにいたら玄武は最後の力を使って、勝利を確信していたケイに一撃を与えることもできたかもしれない。
その蛇を鑑定した時に、牙に毒が仕込まれているのは理解していた。
そのため、もしも蛇の一撃を受けていれば、ケイは毒が回って死んでいたかもしれない。
勝利を確信した時が一番危険なのは、ケイも一緒だったということだ。
今後のことも考えると、これは教訓にすべきだと、ケイは心の中で確認した。
「そうだ。こいつの魔石を取っておかないと……」
結局たいした怪我を追わずに勝利することができたが、本来はギリギリの勝利といったところだ。
ギリギリであろうと勝利は勝利。
ケイは、戦利品として玄武の魔石を体内から取り出すことにした。
「……人型に変身したから、小さくなったのか?」
魔石の大きさは、魔物の体躯や強さに関連する。
玄武の元々の姿は、かなりの巨大亀だ。
きっと魔石もでかいのかと思っていたが、玄武は人型に変身して小さくなっている。
そのため、魔石がどうなっているのかと取り出してみると、ケイはその小ささに首を傾げた。
大きいことは大きいが、玄武本来の大きさと強さを考えると、もっと大きくても良かったような気がするからだ。
「……いや、この感じ……」
期待していただけに、玄武の魔石の小ささにがっかりした。
しかし、ケイはすぐにその魔関の異様さに気が付いた。
「とんでもなく魔力が詰まっている」
たしかに、大きさ的には期待外れだった。
しかし、その魔石に内包されている魔力量を見てみると、大量に溜め込まれているのが感じられた。
魔石は、魔道具を使用するための電池代わりとして利用される。
もしこの魔石を、部屋の明かりをつけるために使用したとすると、何十年使用しても魔力が空になるようなことはないだろう。
「LEDライトかっての……」
交換したら何年も交換不要になる。
そう考えると、前世のLEDライトのうたい文句を思いだし、ケイは小さくツッコミを入れた。
【ご主人!!】「ワウッ!!」
「おぉ、お前ら……」
玄武の魔石について使い道を考えていると、ケイの従魔であるキュウとクウが、こちらへと向かってきた。
魔法を使えば移動速度もかなりのものだが、魔力を無駄にする訳もなく、キュウはいつものようにクウの頭の上に乗っている。
「無事そうでよかった」
【エヘヘ……】「ハッハッハ……」
側に来た2匹を、ケイは嬉しそうに撫で始める。
主人のケイに撫でられて、キュウとクウは嬉しそうだ。
ケイが玄武を相手している最中に、キュウとクウにはダンジョンの核を破壊するように指示を出しておいた。
玄武を倒さずに攻略してしまおうという、玄武からすれば卑怯といいたくなるような策だ。
しかし、その策は失敗だった。
玄武がいなくても、きちんとダンジョン核を守るための機能が存在していた。
キュウやクウなら倒せるとは言っても、無限のように魔物が出現してくるのには相当手を焼いたことだろう。
「……大丈夫そうだな」
ケイは、2匹を撫でながら、怪我をしていないか確認してみる。
どうやら、怪我をしている様子はないため、ケイは一安心した。
「ようやくだな……」
【うん、そうだね】「ワウッ!」
戦闘による疲労を回復するため、ケイたちはその場で休憩する。
そして、少し休憩すると、ダンジョン核のある所へと向かった。
玄武の言っていたことは嘘ではなかったらしく、ダンジョン核に近付いても魔物が出現するようなことはなかった。
いざダンジョン核の前に立つと、ケイはこれまでのことを思いだしていた。
階層ごとに色々と面倒な目に逢わされたが、それもいい思い出のように感じてきた。
「さて、思い出にふけっていないで、破壊するか……」
色々と思い出されるが、いつまでもこの場にいる訳にもいかない。
そう考えたケイは、笹と目的であるダンジョン核を破壊することにした。
「セイッ!」
“パリンッ!!”
守る機能が失われれば、ダンジョン核を壊すことなんて容易だ。
ケイが魔力を軽く纏った拳で殴り、ダンジョン核は簡単に破壊された。
「これをあと3か所か。長い道のりだな……」
このダンジョンと同じものがあと3つあり、ケイは魔王復活を阻止するために攻略しないとならない。
ここのダンジョンの攻略もかなりの月日が経っている。
同じだけ時間がかかると考えると、全部を攻略し終えるのは1年以上かかることは確実だ。
先のことを考えると、ケイは少し気が重くなった。
「まぁいいか。地上へ帰ろう」
【うん!】「ワウッ!」
考えていても仕方がない。
どうせやらなければならないのだから、ケイはあまり深く考えず、次へ向かうことにした。
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