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第14章
第359話
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「えっ? もう半分まで行っているの?」
魔王サカリアスを封印した結界内に、突如できたダンジョンの攻略を続けるケイと2匹の従魔。
彼らは一日中攻略を進めているのではなく、夜になると地上に転移して、拠点で体を休めている。
その拠点に1週間に1度、安否確認のためにケイの息子や孫が様子を裳に来てくれている。
魔法の指輪があるので食料のことは問題ないとは思うが、ケイのために新鮮な野菜などを持ってきている。
そして、今回来たのがカルロスだ。
ここは元々強力な魔物ばかりが蔓延るダンジョンで、核の破壊のために下層に近付けば近付くほどに魔物の強さが上がっていっているのと共に罠の数も増えている。
下層に行くほど攻略難関なダンジョンを、ケイたちは順調に進めていっており、1ヵ月で半分まで攻略したとのことだ。
ケイ加速度を聞いたカルロスは、少し呆れも混じったような驚きで父のケイへと問いかけた。
「あぁ」
「「あぁ」って……」
まるで人ごとのように軽い返答をしてくる父に、カルロスは今度こそ呆れた。
調査に入っただけでの印象だが、ここの魔物はまともじゃない。
変異種のオンパレードといったような魔物ばかりが生息している。
そんなダンジョンを、1ヵ月で半分もに攻略しているというのは、はっきり言って異常な速さだ。
それをなんてことないように話す父も、異常な存在に思えてきた。
「……って、それは今更か……」
「……?」
よく考えたら、父が異常なことは今に始まったことではないことをカルロスは思いだした。
そんなカルロスの呟きに、ケイは首を傾げるしかなかった。
物心ついた時から、父と兄は越えるべき存在として存在していた。
成長するにつれ、兄との実力差は大差ない程になっていると思う。
しかし、父との差と考えると、いつまで経っても追いつけないでいる。
はっきり言って、追いつけると思えなくなっている。
なので、この異常な速度での攻略も、父にとってはたいしたことないと思うのが普通なのかもしれない。
「無茶してないか?」
たいしたことないかもしれないが、かなり急いでいるようにも感じる。
他にも同じようなダンジョンが3つあるとは言っても、栄養となる生物が大量に入り込まない限りすぐに魔王が復活するとも思えない。
そもそも、ケイが1人で全部攻略する必要はないのだから、急ぐ必要はないためカルロスは、心配そうにケイに問いかけた。
「俺と言うより、こいつらが元気といった方が良いかな。ボス以外の相手をしてくれているんだ」
「キュウとクウが?」
カルロスの問いに対し、ケイはキュウとクウを指差し答える。
その答えを聞いて、カルロスはケイの側にいるキュウとクウに目を向ける。
カルロスの差し入れの野菜から作られた朝食を食べ、2匹は少しマッタリしている。
「キュウもクウも無茶するなよ?」
【大丈夫!!】「ワウッ!」
2匹とも種族の割にはとんでもない実力をしているが、ここの魔物を相手にするのは少し厳しい気がする。
そんな2匹がこの攻略速度を生み出しているとなると、無理しているのではないのかと、ケイ以上に心配になってくる。
カルロスが気を付けるように言うと、2匹は元気に返答してきた。
その様子を見る限り大丈夫そうだが、主人に従順な性格をしている2匹なので、少ししんどいくらいでは言ってこないだろう。
特にキュウはケイの役に立てるなら命も平気で差し出してしまいそうなところがあるため、本当に大丈夫なのだろうか不安だ。
「何年一緒にいると思っているんだ? ちゃんと2匹の様子を見ているから安心しろ」
「……そうだね。それも今更だね」
カルロスがキュウとクウのことを心配している気持ちもわかる。
ケイも同じように思っているからだ。
しかし、そもそもキュウとはカルロスよりも付き合いが長いため、表情などから体調などの状態を読み解ける。
その自分が問題ないと判断できるので、今の所は大丈夫だ。
ケイのその力強い言葉を聞いて、カルロスは納得した。
「他の結界内は大丈夫か?」
調査によって、他の魔王たちを封印をした結界内もここと同じようなダンジョンができていた。
ここのダンジョンは、自分と従魔たちによって問題ないことは分かっているが、他のダンジョンま で同じとも限らない。
他のダンジョンに異変が起きていたら、攻略を進めている場合ではないため、ケイは尋ねる。
「特に異常はないね」
「そうか」
ケイに言われた訳ではなく、魔王封印に関わった者たちは、他のダンジョンの調査を続けている。
南にあるエルフ王国側のダンジョンはレイナルドが、東のダンジョンはカルロス、西のダンジョンはラウルが主に担当して調査を継続しておこなっている。
それぞれの調査によると、今の所ダンジョンに異変はないため心配ない。
それを聞いて、ケイはひとまず安心した。
「さてと、そろそろ今日も攻略に向かうか……」
【ハ~イ!】「ワウッ!」
カルロスが来てくれたことで、いつもよりのんびりとした朝になった。
そろそろ出発しないと、すぐ昼になってしまう。
急ぐ必要はないのだが、何もしていないで魔王が復活するようなことになるのは困る。
もしも魔王が復活したとしたら、また同じように封印できるか分からない。
そのため、少しでも不安の芽があるというのなら、摘んでおくに越したことはない。
ダンジョンによって魔王が復活を目指しているというのならそれを潰しておこうと、ケイはいつものように攻略に向かうことにした。
そのケイの言葉に、キュウとクウは嬉しそうに返事をした。
「……くれぐれも気を付けて」
「分かってるよ」
気のせいだろうか。
エルフ王国でのんびり農作業をしている時のケイも楽しそうだが、今のケイもなんとなく楽しそうな表情をしている。
たまには休むように言うつもりでいたが、カルロスはその言葉を言う気が失せた。
そのカルロスの思いは間違いではない。
ケイにとって、王国でのんびりした生活も楽しいが、ここの生活も昔のように無人島生活を送っている気がして楽しいのも事実だからだ。
「じゃあ、来週また来るよ」
「あぁ」
ケイが早々に王位を譲ってしまったため、王国はレイナルドによって運営されている。
カルロスの仕事は、レイナルドの補佐だ。
その仕事量は、レイナルドほどではないとは言っても結構ある。
帰って仕事をこなすべく、カルロスはケイに挨拶をして王国に戻ることにした。
魔王サカリアスを封印した結界内に、突如できたダンジョンの攻略を続けるケイと2匹の従魔。
彼らは一日中攻略を進めているのではなく、夜になると地上に転移して、拠点で体を休めている。
その拠点に1週間に1度、安否確認のためにケイの息子や孫が様子を裳に来てくれている。
魔法の指輪があるので食料のことは問題ないとは思うが、ケイのために新鮮な野菜などを持ってきている。
そして、今回来たのがカルロスだ。
ここは元々強力な魔物ばかりが蔓延るダンジョンで、核の破壊のために下層に近付けば近付くほどに魔物の強さが上がっていっているのと共に罠の数も増えている。
下層に行くほど攻略難関なダンジョンを、ケイたちは順調に進めていっており、1ヵ月で半分まで攻略したとのことだ。
ケイ加速度を聞いたカルロスは、少し呆れも混じったような驚きで父のケイへと問いかけた。
「あぁ」
「「あぁ」って……」
まるで人ごとのように軽い返答をしてくる父に、カルロスは今度こそ呆れた。
調査に入っただけでの印象だが、ここの魔物はまともじゃない。
変異種のオンパレードといったような魔物ばかりが生息している。
そんなダンジョンを、1ヵ月で半分もに攻略しているというのは、はっきり言って異常な速さだ。
それをなんてことないように話す父も、異常な存在に思えてきた。
「……って、それは今更か……」
「……?」
よく考えたら、父が異常なことは今に始まったことではないことをカルロスは思いだした。
そんなカルロスの呟きに、ケイは首を傾げるしかなかった。
物心ついた時から、父と兄は越えるべき存在として存在していた。
成長するにつれ、兄との実力差は大差ない程になっていると思う。
しかし、父との差と考えると、いつまで経っても追いつけないでいる。
はっきり言って、追いつけると思えなくなっている。
なので、この異常な速度での攻略も、父にとってはたいしたことないと思うのが普通なのかもしれない。
「無茶してないか?」
たいしたことないかもしれないが、かなり急いでいるようにも感じる。
他にも同じようなダンジョンが3つあるとは言っても、栄養となる生物が大量に入り込まない限りすぐに魔王が復活するとも思えない。
そもそも、ケイが1人で全部攻略する必要はないのだから、急ぐ必要はないためカルロスは、心配そうにケイに問いかけた。
「俺と言うより、こいつらが元気といった方が良いかな。ボス以外の相手をしてくれているんだ」
「キュウとクウが?」
カルロスの問いに対し、ケイはキュウとクウを指差し答える。
その答えを聞いて、カルロスはケイの側にいるキュウとクウに目を向ける。
カルロスの差し入れの野菜から作られた朝食を食べ、2匹は少しマッタリしている。
「キュウもクウも無茶するなよ?」
【大丈夫!!】「ワウッ!」
2匹とも種族の割にはとんでもない実力をしているが、ここの魔物を相手にするのは少し厳しい気がする。
そんな2匹がこの攻略速度を生み出しているとなると、無理しているのではないのかと、ケイ以上に心配になってくる。
カルロスが気を付けるように言うと、2匹は元気に返答してきた。
その様子を見る限り大丈夫そうだが、主人に従順な性格をしている2匹なので、少ししんどいくらいでは言ってこないだろう。
特にキュウはケイの役に立てるなら命も平気で差し出してしまいそうなところがあるため、本当に大丈夫なのだろうか不安だ。
「何年一緒にいると思っているんだ? ちゃんと2匹の様子を見ているから安心しろ」
「……そうだね。それも今更だね」
カルロスがキュウとクウのことを心配している気持ちもわかる。
ケイも同じように思っているからだ。
しかし、そもそもキュウとはカルロスよりも付き合いが長いため、表情などから体調などの状態を読み解ける。
その自分が問題ないと判断できるので、今の所は大丈夫だ。
ケイのその力強い言葉を聞いて、カルロスは納得した。
「他の結界内は大丈夫か?」
調査によって、他の魔王たちを封印をした結界内もここと同じようなダンジョンができていた。
ここのダンジョンは、自分と従魔たちによって問題ないことは分かっているが、他のダンジョンま で同じとも限らない。
他のダンジョンに異変が起きていたら、攻略を進めている場合ではないため、ケイは尋ねる。
「特に異常はないね」
「そうか」
ケイに言われた訳ではなく、魔王封印に関わった者たちは、他のダンジョンの調査を続けている。
南にあるエルフ王国側のダンジョンはレイナルドが、東のダンジョンはカルロス、西のダンジョンはラウルが主に担当して調査を継続しておこなっている。
それぞれの調査によると、今の所ダンジョンに異変はないため心配ない。
それを聞いて、ケイはひとまず安心した。
「さてと、そろそろ今日も攻略に向かうか……」
【ハ~イ!】「ワウッ!」
カルロスが来てくれたことで、いつもよりのんびりとした朝になった。
そろそろ出発しないと、すぐ昼になってしまう。
急ぐ必要はないのだが、何もしていないで魔王が復活するようなことになるのは困る。
もしも魔王が復活したとしたら、また同じように封印できるか分からない。
そのため、少しでも不安の芽があるというのなら、摘んでおくに越したことはない。
ダンジョンによって魔王が復活を目指しているというのならそれを潰しておこうと、ケイはいつものように攻略に向かうことにした。
そのケイの言葉に、キュウとクウは嬉しそうに返事をした。
「……くれぐれも気を付けて」
「分かってるよ」
気のせいだろうか。
エルフ王国でのんびり農作業をしている時のケイも楽しそうだが、今のケイもなんとなく楽しそうな表情をしている。
たまには休むように言うつもりでいたが、カルロスはその言葉を言う気が失せた。
そのカルロスの思いは間違いではない。
ケイにとって、王国でのんびりした生活も楽しいが、ここの生活も昔のように無人島生活を送っている気がして楽しいのも事実だからだ。
「じゃあ、来週また来るよ」
「あぁ」
ケイが早々に王位を譲ってしまったため、王国はレイナルドによって運営されている。
カルロスの仕事は、レイナルドの補佐だ。
その仕事量は、レイナルドほどではないとは言っても結構ある。
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