293 / 375
第11章
第293話
しおりを挟む
「ようこそ! ケイ殿!」
「お久しぶりです。セベリノ殿」
魔人大陸を後にしたケイは、使者と共にドワーフ王国へと向かった。
今回の依頼を達成したことによる報酬を受け取りに来たと言うのも、理由の一つとしてある。
ドワーフ王国の王城に到着してケイが使者に案内されたのは、王太子であるセベリノのいる謁見の間だった。
ケイが入ってくるのを見たセベリノは、歓迎の言葉をかけ笑みを浮かべた。
「今回はお疲れさまでした」
「いえ、魔人の彼らの頑張りによる所です」
セベリノによって依頼された魔人たちの戦闘技術の向上。
たしかにケイが色々と指導をしたことによって、彼らの戦闘方法は幅が広がった。
以前のように、ドワーフ族が作った武器の性能に頼るだけではなくなり、個人個人の持っている力による戦いができるようになった。
今でもドワーフ製の武器を所持しているようだが、今後はあまり使う場面も減ってくることだろう。
ドワーフの協力があったとはいっても、人族の侵攻を防いだのは彼ら自身の力によるもの。
ケイはそのことに力を貸しただけで、最後は魔人たちが努力した結果だ。
決して謙遜で言っているつもりはない。
「……マカリオ殿はお元気ですか?」
ドワーフ王国は、現在王太子のセベリノがトップに立って国を動かしている。
彼の父で、ドワーフ市民にとって英雄の扱いを受けている王のマカリオがいるのだが、彼は年齢的にもかなりの高齢のため、最近では体調を崩すことが多いらしく、他国の要人ともなかなか会うことができない状況だ。
誰にも話していないが、実は彼もケイと同じ転生者で、前世の記憶を使うことにより魔道具開発に尽力してきた人間だ。
この国に初めて来たとき以降会えていないので、体調の方が心配になって来る。
「ケイ殿が来ることを伝えたら会いたいとは言っていたのですが、風邪を引いたらしく休んでいる状況です」
「そうですか……。残念です」
セベリノからしても、気難しい人間だと感じるマカリオ。
そんな父が、ケイの訪問には毎回会いたいと言っているのは不思議な感じだ。
きっと何か2人に通じ合う所があるのだろう。
しかし、体調のことを考えたら安静にして折らうしかない。
父の考え出す魔道具は、誰も思いつかないような物ばかりで、市民の生活を豊かにさせる物ばかりだ。
ドワーフだけでなく、他の人種もマカリオのことを必要としている。
セベリノとしても、父のマカリオには長生きをしてもらいたいところだ。
「ところで、逃げた人族のことなのですが……」
「はい……」
マカリオのことから話は変わり、セベリノとケイは今回攻めてきた人族のことを話し始めた。
「どうするつもりですか?」
「……どう、とは?」
逃げた人族は、国としてはかなりの小国。
そのため、魔人大陸に活路を見い出そうとしたのだろうが、それが大失敗に終わり、多くの兵が死に、軍としてもほぼ壊滅的な状況になったことだろう。
また魔人大陸へ攻め込もうとすることすらできないだろうし、放って置いても潰れてしまう国だろう。
ケイとしても、このまま放置して潰れるのを待つだけだ。
そのため、セベリノの言いたいことがケイとしては分からない。
「ケイ殿なら見に行けるのではないでしょうか?」
「……どういう意味でしょうか?」
セベリノの言葉に、ケイは若干警戒心が湧く。
たしかに、ケイの膨大な魔力をもってすれば、人族大陸へ転移してエヌーノ王国へ行くことはできる。
魔人たちが戦う相手の確認をするために一度潜入したので、今からでも大丈夫だ。
しかし、転移が使えるということは、カンタルボス王国の人間以外には秘密にしている。
セベリノの話し方だと、ケイが転移を使えるということを知っているかのような口ぶりだ。
何か秘密を探る魔道具でもあるのかと勘繰りたくなる。
「転移の魔法が使えるのではないですか?」
「……リカルド殿から聞いたのですか?」
思った通り、セベリノはケイが転移の魔法を使えるということを知っているようだ。
知っているとしたら、一番先に思いつくのはリカルドだ。
しかし、友人の彼が貴重な能力を軽々に話すとは思えない。
それが分かったケイは、セベリノに対して更に警戒を高めた。
この場にセベリノ以外がいないのは確認しているが、もしかしたら気配を消す魔道具なんて物もがあるかもしれない。
そう思ってケイは探知の魔法を発動させようとした。
「いえ、父がケイ殿なら使えるのではないかと……」
「なるほど……」
セベリノの言葉で、ケイは一気に警戒心を解いた。
考えてみたら、マカリオも日本人の転生者。
ケイのこれまでのことから推測して、転移の魔法のことを察知したのかもしれない。
バレるようなことをしている自覚があるため、それだけでケイは納得してしまった。
「ご安心ください。言いふらすようなことは致しません」
「ありがとうございます」
転移が使えるということが広まれば、その能力を悪用しようとする人間が寄って来る可能性が高くなる。
そんな面倒なことになるのはケイとしてもごめん被る。
バラされないなら、知られていても構わない。
「ケイ殿なら潰しに行けるのではないでしょうか?」
「……軍隊が壊滅状態の小国ですからね。可能だとは思います」
たしかに潰しに行こうと思えば潰せる国だとは思う。
それに、ケイにはエヌーノ王国の何倍もの大国だったリシケサ王国を潰すことに成功した経験がある。
今回は魔族を利用するということはできないが、そんなことをしなくても潰せるだろう。
「潰して来いということでしょうか?」
「後顧の憂いを絶つためにもそうしたいところなのですが、恐らくケイ殿が出るまでもなく潰れると思います。まずは現状を見て来てもらえますか?」
てっきり潰して来てほしいのかと思ったが、そうでもないらしい。
セベリノの言う通り、ケイが何かしなくてもエヌーノ王国は潰れるのが目に見えている。
隣国の侵攻なのか、それとも飢餓状態の市民による反乱になるのかの違いでしかない。
それだけ今回の魔人大陸の侵略にかけていたはずだ。
ケイが危険な目を冒す必要はない。
潰れるのを確認したいとは、セベリノは心配性なようだ。
「報酬と言っては何ですが、今回のとは別に魔道具を1つ差し上げます」
「……分かりました。いってきます」
魔人族の戦闘技術の向上の報酬がまだ決まっていないが、見に行くだけで更に魔道具がもらえるとなると話が変わってくる。
結構長いこと島に帰っていないので、そろそろ子や孫たちに会いたいところだが、報酬としてはかなりおいしい。
そのため、報酬目当てのケイは、エヌーノ王国の状況の確認に向かうことにした。
「レイナルド殿には、もうしばらくケイ殿をお借りすることを伝えておきますね」
「すいませんが、そうして貰えますか? あいつに任せっきりなので……」
お互い国から出ることができない者同士のため手紙によるものだが、セベリノはレイナルドと交流があるらしい。
高速で飛ぶ鳥を使った伝達方法で、3、4日のタイムラグがあるが、情報を共有できる重要な方法だ。
ケイとしては、いきなりいなくなって日向に行き、帰って来たらすぐさま今回の魔人大陸へ行くことになった。
その間、アンヘル島のことは全て息子のレイナルドへ任せてきてしまった。
しっかり者の長男レイナルドに、もしもの時は次男のカルロスがいるのだから大丈夫だろうが、さすがに長いこと任せっきりなので申し訳なく思っている。
そのため、また少しの間任せることを頼んでおいてもらえるのはありがたい。
ケイはレイナルドへ伝えておいてもらうことを、セベリノに頼むことにした。
「では、行ってきます!」
「お気をつけて!」
翌日、ケイはセベリノに一言告げ、エヌーノ王国の現状を探りに転移していった。
「お久しぶりです。セベリノ殿」
魔人大陸を後にしたケイは、使者と共にドワーフ王国へと向かった。
今回の依頼を達成したことによる報酬を受け取りに来たと言うのも、理由の一つとしてある。
ドワーフ王国の王城に到着してケイが使者に案内されたのは、王太子であるセベリノのいる謁見の間だった。
ケイが入ってくるのを見たセベリノは、歓迎の言葉をかけ笑みを浮かべた。
「今回はお疲れさまでした」
「いえ、魔人の彼らの頑張りによる所です」
セベリノによって依頼された魔人たちの戦闘技術の向上。
たしかにケイが色々と指導をしたことによって、彼らの戦闘方法は幅が広がった。
以前のように、ドワーフ族が作った武器の性能に頼るだけではなくなり、個人個人の持っている力による戦いができるようになった。
今でもドワーフ製の武器を所持しているようだが、今後はあまり使う場面も減ってくることだろう。
ドワーフの協力があったとはいっても、人族の侵攻を防いだのは彼ら自身の力によるもの。
ケイはそのことに力を貸しただけで、最後は魔人たちが努力した結果だ。
決して謙遜で言っているつもりはない。
「……マカリオ殿はお元気ですか?」
ドワーフ王国は、現在王太子のセベリノがトップに立って国を動かしている。
彼の父で、ドワーフ市民にとって英雄の扱いを受けている王のマカリオがいるのだが、彼は年齢的にもかなりの高齢のため、最近では体調を崩すことが多いらしく、他国の要人ともなかなか会うことができない状況だ。
誰にも話していないが、実は彼もケイと同じ転生者で、前世の記憶を使うことにより魔道具開発に尽力してきた人間だ。
この国に初めて来たとき以降会えていないので、体調の方が心配になって来る。
「ケイ殿が来ることを伝えたら会いたいとは言っていたのですが、風邪を引いたらしく休んでいる状況です」
「そうですか……。残念です」
セベリノからしても、気難しい人間だと感じるマカリオ。
そんな父が、ケイの訪問には毎回会いたいと言っているのは不思議な感じだ。
きっと何か2人に通じ合う所があるのだろう。
しかし、体調のことを考えたら安静にして折らうしかない。
父の考え出す魔道具は、誰も思いつかないような物ばかりで、市民の生活を豊かにさせる物ばかりだ。
ドワーフだけでなく、他の人種もマカリオのことを必要としている。
セベリノとしても、父のマカリオには長生きをしてもらいたいところだ。
「ところで、逃げた人族のことなのですが……」
「はい……」
マカリオのことから話は変わり、セベリノとケイは今回攻めてきた人族のことを話し始めた。
「どうするつもりですか?」
「……どう、とは?」
逃げた人族は、国としてはかなりの小国。
そのため、魔人大陸に活路を見い出そうとしたのだろうが、それが大失敗に終わり、多くの兵が死に、軍としてもほぼ壊滅的な状況になったことだろう。
また魔人大陸へ攻め込もうとすることすらできないだろうし、放って置いても潰れてしまう国だろう。
ケイとしても、このまま放置して潰れるのを待つだけだ。
そのため、セベリノの言いたいことがケイとしては分からない。
「ケイ殿なら見に行けるのではないでしょうか?」
「……どういう意味でしょうか?」
セベリノの言葉に、ケイは若干警戒心が湧く。
たしかに、ケイの膨大な魔力をもってすれば、人族大陸へ転移してエヌーノ王国へ行くことはできる。
魔人たちが戦う相手の確認をするために一度潜入したので、今からでも大丈夫だ。
しかし、転移が使えるということは、カンタルボス王国の人間以外には秘密にしている。
セベリノの話し方だと、ケイが転移を使えるということを知っているかのような口ぶりだ。
何か秘密を探る魔道具でもあるのかと勘繰りたくなる。
「転移の魔法が使えるのではないですか?」
「……リカルド殿から聞いたのですか?」
思った通り、セベリノはケイが転移の魔法を使えるということを知っているようだ。
知っているとしたら、一番先に思いつくのはリカルドだ。
しかし、友人の彼が貴重な能力を軽々に話すとは思えない。
それが分かったケイは、セベリノに対して更に警戒を高めた。
この場にセベリノ以外がいないのは確認しているが、もしかしたら気配を消す魔道具なんて物もがあるかもしれない。
そう思ってケイは探知の魔法を発動させようとした。
「いえ、父がケイ殿なら使えるのではないかと……」
「なるほど……」
セベリノの言葉で、ケイは一気に警戒心を解いた。
考えてみたら、マカリオも日本人の転生者。
ケイのこれまでのことから推測して、転移の魔法のことを察知したのかもしれない。
バレるようなことをしている自覚があるため、それだけでケイは納得してしまった。
「ご安心ください。言いふらすようなことは致しません」
「ありがとうございます」
転移が使えるということが広まれば、その能力を悪用しようとする人間が寄って来る可能性が高くなる。
そんな面倒なことになるのはケイとしてもごめん被る。
バラされないなら、知られていても構わない。
「ケイ殿なら潰しに行けるのではないでしょうか?」
「……軍隊が壊滅状態の小国ですからね。可能だとは思います」
たしかに潰しに行こうと思えば潰せる国だとは思う。
それに、ケイにはエヌーノ王国の何倍もの大国だったリシケサ王国を潰すことに成功した経験がある。
今回は魔族を利用するということはできないが、そんなことをしなくても潰せるだろう。
「潰して来いということでしょうか?」
「後顧の憂いを絶つためにもそうしたいところなのですが、恐らくケイ殿が出るまでもなく潰れると思います。まずは現状を見て来てもらえますか?」
てっきり潰して来てほしいのかと思ったが、そうでもないらしい。
セベリノの言う通り、ケイが何かしなくてもエヌーノ王国は潰れるのが目に見えている。
隣国の侵攻なのか、それとも飢餓状態の市民による反乱になるのかの違いでしかない。
それだけ今回の魔人大陸の侵略にかけていたはずだ。
ケイが危険な目を冒す必要はない。
潰れるのを確認したいとは、セベリノは心配性なようだ。
「報酬と言っては何ですが、今回のとは別に魔道具を1つ差し上げます」
「……分かりました。いってきます」
魔人族の戦闘技術の向上の報酬がまだ決まっていないが、見に行くだけで更に魔道具がもらえるとなると話が変わってくる。
結構長いこと島に帰っていないので、そろそろ子や孫たちに会いたいところだが、報酬としてはかなりおいしい。
そのため、報酬目当てのケイは、エヌーノ王国の状況の確認に向かうことにした。
「レイナルド殿には、もうしばらくケイ殿をお借りすることを伝えておきますね」
「すいませんが、そうして貰えますか? あいつに任せっきりなので……」
お互い国から出ることができない者同士のため手紙によるものだが、セベリノはレイナルドと交流があるらしい。
高速で飛ぶ鳥を使った伝達方法で、3、4日のタイムラグがあるが、情報を共有できる重要な方法だ。
ケイとしては、いきなりいなくなって日向に行き、帰って来たらすぐさま今回の魔人大陸へ行くことになった。
その間、アンヘル島のことは全て息子のレイナルドへ任せてきてしまった。
しっかり者の長男レイナルドに、もしもの時は次男のカルロスがいるのだから大丈夫だろうが、さすがに長いこと任せっきりなので申し訳なく思っている。
そのため、また少しの間任せることを頼んでおいてもらえるのはありがたい。
ケイはレイナルドへ伝えておいてもらうことを、セベリノに頼むことにした。
「では、行ってきます!」
「お気をつけて!」
翌日、ケイはセベリノに一言告げ、エヌーノ王国の現状を探りに転移していった。
0
お気に入りに追加
633
あなたにおすすめの小説
修学旅行に行くはずが異世界に着いた。〜三種のお買い物スキルで仲間と共に〜
長船凪
ファンタジー
修学旅行へ行く為に荷物を持って、バスの来る学校のグラウンドへ向かう途中、三人の高校生はコンビニに寄った。
コンビニから出た先は、見知らぬ場所、森の中だった。
ここから生き残る為、サバイバルと旅が始まる。
実際の所、そこは異世界だった。
勇者召喚の余波を受けて、異世界へ転移してしまった彼等は、お買い物スキルを得た。
奏が食品。コウタが金物。紗耶香が化粧品。という、三人種類の違うショップスキルを得た。
特殊なお買い物スキルを使い商品を仕入れ、料理を作り、現地の人達と交流し、商人や狩りなどをしながら、少しずつ、異世界に順応しつつ生きていく、三人の物語。
実は時間差クラス転移で、他のクラスメイトも勇者召喚により、異世界に転移していた。
主人公 高校2年 高遠 奏 呼び名 カナデっち。奏。
クラスメイトのギャル 水木 紗耶香 呼び名 サヤ。 紗耶香ちゃん。水木さん。
主人公の幼馴染 片桐 浩太 呼び名 コウタ コータ君
(なろうでも別名義で公開)
タイトル微妙に変更しました。
さようなら、私の初恋。あなたは私をいらないと言ったけど──私も、私の人生にあなたはいらない。
ごろごろみかん。
ファンタジー
結婚式の夜、私はあなたに殺された。
彼に嫌悪されているのは知っていたけど、でも、殺されるほどだとは思っていなかった。
「誰も、お前なんか必要としていない」
最期の時に言われた言葉。彼に嫌われていても、彼にほかに愛するひとがいても、私は彼の婚約者であることをやめなかった。やめられなかった。私には責務があるから。
だけどそれも、意味のないことだったのだ。
彼に殺されて、気がつけば彼と結婚する半年前に戻っていた。
なぜ時が戻ったのかは分からない。
それでも、ひとつだけ確かなことがある。
あなたは私をいらないと言ったけど──私も、私の人生にあなたはいらない。
私は、私の生きたいように生きます。
お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)
いくみ
ファンタジー
お前じゃないと、追い出されたので楽しく復讐させて貰いますね。実は転生者で今世紀では貴族出身、前世の記憶が在る、今まで能力を隠して居たがもう我慢しなくて良いな、開き直った男が楽しくパーティーメンバーに復讐していく物語。
---------
掲載は不定期になります。
追記
「ざまぁ」までがかなり時間が掛かります。
お知らせ
カクヨム様でも掲載中です。
[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!
どら焼き
ファンタジー
ついに!第5章突入!
舐めた奴らに、真実が牙を剥く!
何も説明無く、いきなり異世界転移!らしいのだが、この王冠つけたオッサン何を言っているのだ?
しかも、ステータスが文字化けしていて、スキルも「鑑定??」だけって酷くない?
訳のわからない言葉?を発声している王女?と、勇者らしい同級生達がオレを城から捨てやがったので、
なんとか、苦労して宿代とパン代を稼ぐ主人公カザト!
そして…わかってくる、この異世界の異常性。
出会いを重ねて、なんとか元の世界に戻る方法を切り開いて行く物語。
主人公の直接復讐する要素は、あまりありません。
相手方の、あまりにも酷い自堕落さから出てくる、ざまぁ要素は、少しづつ出てくる予定です。
ハーレム要素は、不明とします。
復讐での強制ハーレム要素は、無しの予定です。
追記
2023/07/21 表紙絵を戦闘モードになったあるヤツの参考絵にしました。
8月近くでなにが、変形するのかわかる予定です。
2024/02/23
アルファポリスオンリーを解除しました。
願いの守護獣 チートなもふもふに転生したからには全力でペットになりたい
戌葉
ファンタジー
気付くと、もふもふに生まれ変わって、誰もいない森の雪の上に寝ていた。
人恋しさに森を出て、途中で魔物に間違われたりもしたけど、馬に助けられ騎士に保護してもらえた。正体はオレ自身でも分からないし、チートな魔法もまだ上手く使いこなせないけど、全力で可愛く頑張るのでペットとして飼ってください!
チートな魔法のせいで狙われたり、自分でも分かっていなかった正体のおかげでとんでもないことに巻き込まれちゃったりするけど、オレが目指すのはぐーたらペット生活だ!!
※「1-7」で正体が判明します。「精霊の愛し子編」や番外編、「美食の守護獣」ではすでに正体が分かっていますので、お気を付けください。
番外編「美食の守護獣 ~チートなもふもふに転生したからには全力で食い倒れたい」
「冒険者編」と「精霊の愛し子編」の間の食い倒れツアーのお話です。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/2227451/394680824
黒猫と12人の王
病床の翁
ファンタジー
神々の戦い『聖邪戦争』により邪神が封印されてから200年後の世界。
一流の殺し屋の青年は、オーガとの戦いにより負傷してしまい、逃げ込んだ先に封印されていた化け猫の猫又の封印を解いた事で化け猫に取り憑かれてしまって・・・。
“王化“により無事にオーガを撃退し、盗賊として生きていく事に。
しかし、そこに妖狐まで現れて・・・。
そんな中、封印された邪神の復活を目論む者が現れる。
神々は自身の神徒に“王化“の能力を与えた。
その力をもって邪神復活の儀を阻止せよとの神託を受けた王達は邪神復活を阻止する為の冒険に出る。
これは神より加護を得た12人の王と、それに巻き込まれた1人の青年の物語である。
私は逃げます
恵葉
ファンタジー
ブラック企業で社畜なんてやっていたら、23歳で血反吐を吐いて、死んじゃった…と思ったら、異世界へ転生してしまったOLです。
そしてこれまたありがちな、貴族令嬢として転生してしまったのですが、運命から…ではなく、文字通り物理的に逃げます。
貴族のあれやこれやなんて、構っていられません!
今度こそ好きなように生きます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる