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第10章
第251話
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「誰だ?」「異人?」
1人戦場を歩くケイに、日向の剣士たちは何をするのかと呟きの
突如現れたマノマンバと呼ばれる魔法を使う蛇の相手に、成す術がない日向の兵たち。
日向に来て分かったことだが、日向の剣士たちは魔法に弱い。
美学だか何だか知らないが、それが今顕著な欠点として表れている。
このままでは、いつまで経っても城のにいる綱泉と上重を捕えることができない。
仕方がないので、ケイは一肌脱ぐことにした。
「八坂様。ケイはどうするのでしょう?」
「う~む……、私にも分からないが、ケイ殿なら何とかしてくれるだろう」
ケイがいなくなったため、ケイの従魔のキュウとクウと共に後方で控える善貞。
見たこともどう対処しなければならないかも分からない魔物に、1人で挑むなんて馬鹿げている。
しかし、ケイがとんでもない強さだということは、善貞は知っている。
それに、魔物の対処法の説明は、分かりやすく的確だった。
マノマンバとか言う魔物を相手にするのにも、きっと何か策があるのだろうと内心考えていた。
それは八坂も同じらしく、とりあえずは黙って見ているつもりのようだ。
「マノマンバは魔法を使う魔物……」
対処法が見つからない日向の兵たちを下げ、1人マノマンバへと近付くケイ。
その歩を進めている途中、頭の中で浮かべたマノマンバの特徴を小さく口に出す。
「他の蛇の魔物と同じく、牙や尻尾の攻撃が危険。それ以上に、巨体に似合わず発達した手のような物から繰り出される魔法が危険……だったかな?」
「シャーー!!」
特徴を呟きながら歩いていたケイは、先程放った魔法の射程距離ギリギリの所で足を止め、マノマンバの顔を見上げる。
先程の魔法で焼いた兵を食していたマノマンバは、新たな獲物に威嚇の声をあげる。
「シャーー!!」
「っと!?」
威嚇に対して何の反応を示さず、ずっと自分を見上げているだけのケイに、ジッとしていることが我慢できなかったのか、マノマンバの方が先に動き出した。
尻尾を振って叩き潰そうとしてくるマノマンバの攻撃に、ケイは余裕を持って横へと回避する。
「シャー!!」
「こっちが狙いか?」
尻尾の攻撃を躱したケイだったが、そこにはマノマンバの牙が迫っていた。
どうやら尻尾を躱されることを見越していたようだ。
だが、ケイはその攻撃にも慌てる事無く対処する。
マノマンバの毒は神経毒。
食らったら、ケイでもあっという間に行動不能に陥ってしまう。
そのため、ケイは迫り来る牙から逃れるように、後方へと飛び退く。
「なるほど……コンボ攻撃ってわけか?」
躱したケイが見たのは、マノマンバについている手に魔力が集まっている姿だ。
尻尾で潰せればそれでよし、躱されたなら牙で仕留める。
それもダメなら魔法で攻撃。
尻尾と牙の攻撃で、いつの間にか距離が縮まっていたのも計算通りなのかもしれない。
魔法を放てる頃には射程圏内に入っていた。
「流石にこのコンボは乗ってなかったな……」
先程の神経毒の情報も、先程も呟いていたマノマンバの特徴も、全部エルフの魔物図鑑に描かれていた情報だ。
エルフはどういう訳だか非殺生を掲げていた。
ケイにはそれが馬鹿げたルールにしか思えなかったため速攻で無視することにしたが、弱いなら弱いなりに工夫を凝らしてきたのかもしれないと今では思っている。
それが魔物の図鑑だ。
アンヘルが持っていた物だが、色々な魔物が描き記されていた。
噂から仕入れた特徴を記したものも混じっていたが、大体書かれていたのと特徴は同じだった。
情報は力。
前世の情報社会のことを思いだし、自然とその言葉が浮かんできた。
そう考えると、自分たちの厳しい境遇に陥りながらもここまでの情報を仕入れた昔のエルフ達には、称賛したい気持ちになる。
だが、戦うよりも逃げることを優先していた先代たちからすると、尻尾の攻撃で殺られる可能性が高いので、コンボなんて関係なかったのかもしれない。
図鑑のマノマンバの説明の欄にも、コンボのことなんて記されていなかった。
そのことを、ケイは愚痴るように呟いた。
「でも……十分な有益な情報ですよ!」
先代たちの記した図鑑には、ケイも何度か助けられた。
特に、転生したての頃、アンヘル島にいる魔物の情報は役に立った。
情報から対策を練って戦うことも出来たし、毒の有無なんて、毒消しが無いような当初の状況では、厳重警戒するべきことが分かっているだけでも貴重だった。
そのような恩恵から考えると、このようなコンボが書かれていない事位、今のケイにはなんてことないことだ。
「特に……」
マノマンバは魔法を放つ寸前。
それに対し、ケイはいつもの2丁拳銃を抜いて構える。
魔法勝負になったら、エルフの自分に勝てる者などいない。
それくらいの自信が持てるくらいに、訓練を重ねてきたつもりだ。
魔物で魔法を使う種類は結構多い。
当然その魔法の威力に強弱はあるが、大体が似たような特徴がある。
それが魔力コントロールの速度だ。
マノマンバを例に挙げるならば、威力ある魔法を放つのに、手に集まる魔力速度がかなり遅い。
尻尾や牙の攻撃をしてきたのも、その魔力が集まる時間を稼ぐのが目的な部分もあるのかもしれない。
「マノマンバで手を欠損したものは、魔法が使えなかったという一文には……」
先程の言葉の続きを呟きながら、ケイは銃に魔力を集める。
マノマンバとは違い、ケイが魔力を集める速度はあっという間だ。
「ねっ!」
“ドンッ!!”
台詞の最後の言葉と共に、ケイはマノマンバよりも速く魔法を放つ。
2丁の拳銃から同時に放たれた巨大で高威力の魔力弾は、一気にマノマンバへと飛んで行った。
「っ!?」
魔法を放つ寸前に飛んできた魔力弾に、マノマンバは驚き目を見開く。
「っっっっ!!」
予想外の反撃に対応できなかったマンバは、ケイが放った魔力弾の直撃を食らって血を噴き出す。
その痛みに、マノマンバは声にならない悲鳴のようなものを漏らす。
怪我を負わせたのは2本の手の部分。
胴体に付いた根元の部分に直撃を受けて、見事に2本とも吹き飛んで行った。
「これで魔法は使えないだろ?」
図鑑通りであるならば、マノマンバはあの手があるから魔法が使えるのだ。
人間についているあの形状の物が付いていれば、自分たちも魔法を使えると思ったのだろう。
恐らく、魔法を使う人間を参考にしてそのように進化したのかもしれない。
魔法はイメージが大切。
手があるから魔法が使えるというイメージがあるから、手がなければ魔法は使えないとマノマンバはなってしまうのだ。
「後は、牙と尻尾に気を付けて皆さんにお任せします」
「「「「「お、おぉー!!」」」」」
戻ってきたケイによって、マノマンバが魔法が使えなくなっと知った日向の兵たちは、これで怖い物はないと言うかのように、気合の声をあげると共にマノマンバへと攻めかかって行った。
魔法を失ったマノマンバなら、このままケイでも倒せるが、異人の自分が手柄の独り占めは後々面倒になるかもしれない。
そのため、後は彼らに任せ、ケイは善貞たちの下へ戻って行ったのだった。
1人戦場を歩くケイに、日向の剣士たちは何をするのかと呟きの
突如現れたマノマンバと呼ばれる魔法を使う蛇の相手に、成す術がない日向の兵たち。
日向に来て分かったことだが、日向の剣士たちは魔法に弱い。
美学だか何だか知らないが、それが今顕著な欠点として表れている。
このままでは、いつまで経っても城のにいる綱泉と上重を捕えることができない。
仕方がないので、ケイは一肌脱ぐことにした。
「八坂様。ケイはどうするのでしょう?」
「う~む……、私にも分からないが、ケイ殿なら何とかしてくれるだろう」
ケイがいなくなったため、ケイの従魔のキュウとクウと共に後方で控える善貞。
見たこともどう対処しなければならないかも分からない魔物に、1人で挑むなんて馬鹿げている。
しかし、ケイがとんでもない強さだということは、善貞は知っている。
それに、魔物の対処法の説明は、分かりやすく的確だった。
マノマンバとか言う魔物を相手にするのにも、きっと何か策があるのだろうと内心考えていた。
それは八坂も同じらしく、とりあえずは黙って見ているつもりのようだ。
「マノマンバは魔法を使う魔物……」
対処法が見つからない日向の兵たちを下げ、1人マノマンバへと近付くケイ。
その歩を進めている途中、頭の中で浮かべたマノマンバの特徴を小さく口に出す。
「他の蛇の魔物と同じく、牙や尻尾の攻撃が危険。それ以上に、巨体に似合わず発達した手のような物から繰り出される魔法が危険……だったかな?」
「シャーー!!」
特徴を呟きながら歩いていたケイは、先程放った魔法の射程距離ギリギリの所で足を止め、マノマンバの顔を見上げる。
先程の魔法で焼いた兵を食していたマノマンバは、新たな獲物に威嚇の声をあげる。
「シャーー!!」
「っと!?」
威嚇に対して何の反応を示さず、ずっと自分を見上げているだけのケイに、ジッとしていることが我慢できなかったのか、マノマンバの方が先に動き出した。
尻尾を振って叩き潰そうとしてくるマノマンバの攻撃に、ケイは余裕を持って横へと回避する。
「シャー!!」
「こっちが狙いか?」
尻尾の攻撃を躱したケイだったが、そこにはマノマンバの牙が迫っていた。
どうやら尻尾を躱されることを見越していたようだ。
だが、ケイはその攻撃にも慌てる事無く対処する。
マノマンバの毒は神経毒。
食らったら、ケイでもあっという間に行動不能に陥ってしまう。
そのため、ケイは迫り来る牙から逃れるように、後方へと飛び退く。
「なるほど……コンボ攻撃ってわけか?」
躱したケイが見たのは、マノマンバについている手に魔力が集まっている姿だ。
尻尾で潰せればそれでよし、躱されたなら牙で仕留める。
それもダメなら魔法で攻撃。
尻尾と牙の攻撃で、いつの間にか距離が縮まっていたのも計算通りなのかもしれない。
魔法を放てる頃には射程圏内に入っていた。
「流石にこのコンボは乗ってなかったな……」
先程の神経毒の情報も、先程も呟いていたマノマンバの特徴も、全部エルフの魔物図鑑に描かれていた情報だ。
エルフはどういう訳だか非殺生を掲げていた。
ケイにはそれが馬鹿げたルールにしか思えなかったため速攻で無視することにしたが、弱いなら弱いなりに工夫を凝らしてきたのかもしれないと今では思っている。
それが魔物の図鑑だ。
アンヘルが持っていた物だが、色々な魔物が描き記されていた。
噂から仕入れた特徴を記したものも混じっていたが、大体書かれていたのと特徴は同じだった。
情報は力。
前世の情報社会のことを思いだし、自然とその言葉が浮かんできた。
そう考えると、自分たちの厳しい境遇に陥りながらもここまでの情報を仕入れた昔のエルフ達には、称賛したい気持ちになる。
だが、戦うよりも逃げることを優先していた先代たちからすると、尻尾の攻撃で殺られる可能性が高いので、コンボなんて関係なかったのかもしれない。
図鑑のマノマンバの説明の欄にも、コンボのことなんて記されていなかった。
そのことを、ケイは愚痴るように呟いた。
「でも……十分な有益な情報ですよ!」
先代たちの記した図鑑には、ケイも何度か助けられた。
特に、転生したての頃、アンヘル島にいる魔物の情報は役に立った。
情報から対策を練って戦うことも出来たし、毒の有無なんて、毒消しが無いような当初の状況では、厳重警戒するべきことが分かっているだけでも貴重だった。
そのような恩恵から考えると、このようなコンボが書かれていない事位、今のケイにはなんてことないことだ。
「特に……」
マノマンバは魔法を放つ寸前。
それに対し、ケイはいつもの2丁拳銃を抜いて構える。
魔法勝負になったら、エルフの自分に勝てる者などいない。
それくらいの自信が持てるくらいに、訓練を重ねてきたつもりだ。
魔物で魔法を使う種類は結構多い。
当然その魔法の威力に強弱はあるが、大体が似たような特徴がある。
それが魔力コントロールの速度だ。
マノマンバを例に挙げるならば、威力ある魔法を放つのに、手に集まる魔力速度がかなり遅い。
尻尾や牙の攻撃をしてきたのも、その魔力が集まる時間を稼ぐのが目的な部分もあるのかもしれない。
「マノマンバで手を欠損したものは、魔法が使えなかったという一文には……」
先程の言葉の続きを呟きながら、ケイは銃に魔力を集める。
マノマンバとは違い、ケイが魔力を集める速度はあっという間だ。
「ねっ!」
“ドンッ!!”
台詞の最後の言葉と共に、ケイはマノマンバよりも速く魔法を放つ。
2丁の拳銃から同時に放たれた巨大で高威力の魔力弾は、一気にマノマンバへと飛んで行った。
「っ!?」
魔法を放つ寸前に飛んできた魔力弾に、マノマンバは驚き目を見開く。
「っっっっ!!」
予想外の反撃に対応できなかったマンバは、ケイが放った魔力弾の直撃を食らって血を噴き出す。
その痛みに、マノマンバは声にならない悲鳴のようなものを漏らす。
怪我を負わせたのは2本の手の部分。
胴体に付いた根元の部分に直撃を受けて、見事に2本とも吹き飛んで行った。
「これで魔法は使えないだろ?」
図鑑通りであるならば、マノマンバはあの手があるから魔法が使えるのだ。
人間についているあの形状の物が付いていれば、自分たちも魔法を使えると思ったのだろう。
恐らく、魔法を使う人間を参考にしてそのように進化したのかもしれない。
魔法はイメージが大切。
手があるから魔法が使えるというイメージがあるから、手がなければ魔法は使えないとマノマンバはなってしまうのだ。
「後は、牙と尻尾に気を付けて皆さんにお任せします」
「「「「「お、おぉー!!」」」」」
戻ってきたケイによって、マノマンバが魔法が使えなくなっと知った日向の兵たちは、これで怖い物はないと言うかのように、気合の声をあげると共にマノマンバへと攻めかかって行った。
魔法を失ったマノマンバなら、このままケイでも倒せるが、異人の自分が手柄の独り占めは後々面倒になるかもしれない。
そのため、後は彼らに任せ、ケイは善貞たちの下へ戻って行ったのだった。
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