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第9章
第188話
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「おいおい、何だよこれ?」
日向の国へ向かうケイだが、またも面倒なことが起きた。
地図に描かれた街道を通り、次の町へと向かっていたのだが、その途中でケイたちは多くの人間に囲まれた。
誰もかれもが武器や防具を装着している所を見ると、冒険者だろう。
街道の左右は樹々に覆われており、そちらに逃げようものなら、普通の人間なら魔物の餌食になりに行くようなものだろう。
「お前ら見逃してやったってのに……」
ケイたちが進む街道の前後を囲っている冒険者たちだが、前方には見たことがある者たちが混じっていた。
あっという間に倒したので、思い出すのに少々時間がかかったが、2週間ほど前にキュウを狙って尾行してきた3人組だ。
その3人に気付き、この集団の目的が分かった気がする。
あの時、倒しただけで命は奪わないであげたというのに、まだ懲りていないようだ。
「生憎、こっちもこのまま引き下がるわけにはいかないのでな……」
彼らからしたら、不安定な収入の冒険者稼業をしていくうえで、とても重要なスポンサーの依頼だ。
「できませんでした」では話にならない。
そのため、何としてもケセランパサランの捕獲をするため、冒険者仲間を引き連れて来たのだった。
彼らに頼むにあたり、この依頼が成功しても完全に赤字だが、スポンサーへの信頼を失うことに比べれば安いものだ。
「100人もいないのにか?」
どうやら横のつながりが結構あるようだが、それでも相手との実力差がある程度分からないなんて、たいした冒険者じゃないというのが透けて見える。
そんな彼らが集めたという冒険者たちだが、3人と似たり寄ったりの実力の持ち主たちだと分かる。
それでも数が多ければケイでも慌てるかもしれないが、7、80人程度しかいない。
アンヘル島で何千人もの敵を相手に戦った時と比べれば、この程度では数にならない。
「テメエ……!! 調子こいてんじゃねえぞ!」
ケイの言葉を聞き、前後にいる冒険者たちは殺気立つ。
少々厄介な相手だということは誘われた時に聞いてはいたが、目の前にいるのは戦いで役に立つというより、ただのペットにしか見えない従魔を連れた美形の若者にしか見えない。
そんな奴に舐められたのだから、そうなるのも仕方がない。
「この数相手に勝てると思っているのか?」
「そっちこそ、その数で勝てると思っているのか?」
以前関わった3人組のうちの1人である槍使いが、ケイの態度に疑問を感じる。
この数から一斉に殺気をぶつけられているというのに、何ともないような表情をしているからだ。
しかし、質問に帰ってきたのは、先程同様に舐めた言葉だった。
「そいつと犬は殺してしまっていい……」
それに我慢が出来なくなったのか、槍使いはこめかみに青筋を立てると冒険者たちに話し始めた。
目的はケセランパサランの捕獲。
それはきっちりと教えているので、他はどうでも良い。
「やっちまえ!!」
「「「「「おぉ!!」」」」」
怒りで我慢の限界だった冒険者たちだったが、合図があったことで、我先にとケイたちへ向かって走り出した。
みんな目が血走っていて、血圧上がるぞと言いたいくらいだ。
【しゅじん! どうするの?】
標的のキュウは、クウの頭の上で呑気にケイに問いかけてくる。
「俺がやるから漏れたのだけお前らが相手しろ」
【了解!】「ワンッ!」
見た目に騙されているが、キュウやクウでもこの数なら倒せるだろう。
しかし、こんな奴らに怪我でもさせれたら可哀想だ。
なので、ケイが一気にやることにした。
「ヌンッ!!」
前には右手、後には左手を向けて、ケイは両手に魔力を集め始める。
「「「「「ッ!?」」」」」
“ボンッ!!”
一気に魔力が膨れ上がったのを見た時には、冒険者たちはケイのことを脅威に思っただろうが、時はすでに遅い。
ケイの両手から発射された爆炎によって、街道の前後が爆発を起こす。
その爆発によって生じた炎によって、生き残っていた者たちも燃え始めた。
【……みんな死んじゃった】「ワフッ……」
漏れた奴を相手しろと言われたが、漏れた人間なんていなかった。
準備していたキュウたちは、肩透かしくらったような反応をする。
「……なっ!? なんなんだよ!!」
「こんなことできる人間なんて聞いたことない!!」
目の前で、集めた冒険者たちが焼かれて行くのを目の当たりにし、僅かに助かった者たちと、高みの見物を決め込んでいた3人組は恐れおののいている。
「言いたいことはそれだけか?」
「……ヒッ!!」
ケイに睨まれ、3人は腰が引けた状態で後退りを始める。
他の生き残りたちも同様だ。
「に、逃げろ!!」
「今回は逃がさんよ!」
3人組と生き残った者たちは、ケイに背中を見せてバラバラに逃げ出そうとする。
折角、命を取らないでやったというのに、その恩を忘れてまた襲い掛かってくるような奴らだ。
2度あることは3度あると言うし、今回は許すつもりはない。
生き残った者たちも含めて、全員始末するつもりだ。
「や、やめ……」
ホルダーから拳銃を2丁とも抜き出し、自分から逃げて行く者たちへ向けて、1人1発撃ち放つ。
その後に命乞いなんてもう遅い。
探知で確認したが、発射した後は誰も逃げて行こうとする反応がなくなった。
3人組の奴らも、脳天を撃ち抜かれて動かなくなっている。
「……あ~あ、焼却処分が面倒だな」
亡骸を放って置くと、魔素が溜まってアンデッド系の魔物が生まれてしまうかもしれない。
そうならないためにも、火葬しないといけない。
別に、アンデッド系の魔物が誕生してしまっても、困るのは人族なので別に構わないのだが、罪なき者を巻き沿いにするのは気が引ける。
仕方がないので、ケイはキュウとクウに手伝ってもらい、冒険者たちの亡骸を火葬したのだった。
日向の国へ向かうケイだが、またも面倒なことが起きた。
地図に描かれた街道を通り、次の町へと向かっていたのだが、その途中でケイたちは多くの人間に囲まれた。
誰もかれもが武器や防具を装着している所を見ると、冒険者だろう。
街道の左右は樹々に覆われており、そちらに逃げようものなら、普通の人間なら魔物の餌食になりに行くようなものだろう。
「お前ら見逃してやったってのに……」
ケイたちが進む街道の前後を囲っている冒険者たちだが、前方には見たことがある者たちが混じっていた。
あっという間に倒したので、思い出すのに少々時間がかかったが、2週間ほど前にキュウを狙って尾行してきた3人組だ。
その3人に気付き、この集団の目的が分かった気がする。
あの時、倒しただけで命は奪わないであげたというのに、まだ懲りていないようだ。
「生憎、こっちもこのまま引き下がるわけにはいかないのでな……」
彼らからしたら、不安定な収入の冒険者稼業をしていくうえで、とても重要なスポンサーの依頼だ。
「できませんでした」では話にならない。
そのため、何としてもケセランパサランの捕獲をするため、冒険者仲間を引き連れて来たのだった。
彼らに頼むにあたり、この依頼が成功しても完全に赤字だが、スポンサーへの信頼を失うことに比べれば安いものだ。
「100人もいないのにか?」
どうやら横のつながりが結構あるようだが、それでも相手との実力差がある程度分からないなんて、たいした冒険者じゃないというのが透けて見える。
そんな彼らが集めたという冒険者たちだが、3人と似たり寄ったりの実力の持ち主たちだと分かる。
それでも数が多ければケイでも慌てるかもしれないが、7、80人程度しかいない。
アンヘル島で何千人もの敵を相手に戦った時と比べれば、この程度では数にならない。
「テメエ……!! 調子こいてんじゃねえぞ!」
ケイの言葉を聞き、前後にいる冒険者たちは殺気立つ。
少々厄介な相手だということは誘われた時に聞いてはいたが、目の前にいるのは戦いで役に立つというより、ただのペットにしか見えない従魔を連れた美形の若者にしか見えない。
そんな奴に舐められたのだから、そうなるのも仕方がない。
「この数相手に勝てると思っているのか?」
「そっちこそ、その数で勝てると思っているのか?」
以前関わった3人組のうちの1人である槍使いが、ケイの態度に疑問を感じる。
この数から一斉に殺気をぶつけられているというのに、何ともないような表情をしているからだ。
しかし、質問に帰ってきたのは、先程同様に舐めた言葉だった。
「そいつと犬は殺してしまっていい……」
それに我慢が出来なくなったのか、槍使いはこめかみに青筋を立てると冒険者たちに話し始めた。
目的はケセランパサランの捕獲。
それはきっちりと教えているので、他はどうでも良い。
「やっちまえ!!」
「「「「「おぉ!!」」」」」
怒りで我慢の限界だった冒険者たちだったが、合図があったことで、我先にとケイたちへ向かって走り出した。
みんな目が血走っていて、血圧上がるぞと言いたいくらいだ。
【しゅじん! どうするの?】
標的のキュウは、クウの頭の上で呑気にケイに問いかけてくる。
「俺がやるから漏れたのだけお前らが相手しろ」
【了解!】「ワンッ!」
見た目に騙されているが、キュウやクウでもこの数なら倒せるだろう。
しかし、こんな奴らに怪我でもさせれたら可哀想だ。
なので、ケイが一気にやることにした。
「ヌンッ!!」
前には右手、後には左手を向けて、ケイは両手に魔力を集め始める。
「「「「「ッ!?」」」」」
“ボンッ!!”
一気に魔力が膨れ上がったのを見た時には、冒険者たちはケイのことを脅威に思っただろうが、時はすでに遅い。
ケイの両手から発射された爆炎によって、街道の前後が爆発を起こす。
その爆発によって生じた炎によって、生き残っていた者たちも燃え始めた。
【……みんな死んじゃった】「ワフッ……」
漏れた奴を相手しろと言われたが、漏れた人間なんていなかった。
準備していたキュウたちは、肩透かしくらったような反応をする。
「……なっ!? なんなんだよ!!」
「こんなことできる人間なんて聞いたことない!!」
目の前で、集めた冒険者たちが焼かれて行くのを目の当たりにし、僅かに助かった者たちと、高みの見物を決め込んでいた3人組は恐れおののいている。
「言いたいことはそれだけか?」
「……ヒッ!!」
ケイに睨まれ、3人は腰が引けた状態で後退りを始める。
他の生き残りたちも同様だ。
「に、逃げろ!!」
「今回は逃がさんよ!」
3人組と生き残った者たちは、ケイに背中を見せてバラバラに逃げ出そうとする。
折角、命を取らないでやったというのに、その恩を忘れてまた襲い掛かってくるような奴らだ。
2度あることは3度あると言うし、今回は許すつもりはない。
生き残った者たちも含めて、全員始末するつもりだ。
「や、やめ……」
ホルダーから拳銃を2丁とも抜き出し、自分から逃げて行く者たちへ向けて、1人1発撃ち放つ。
その後に命乞いなんてもう遅い。
探知で確認したが、発射した後は誰も逃げて行こうとする反応がなくなった。
3人組の奴らも、脳天を撃ち抜かれて動かなくなっている。
「……あ~あ、焼却処分が面倒だな」
亡骸を放って置くと、魔素が溜まってアンデッド系の魔物が生まれてしまうかもしれない。
そうならないためにも、火葬しないといけない。
別に、アンデッド系の魔物が誕生してしまっても、困るのは人族なので別に構わないのだが、罪なき者を巻き沿いにするのは気が引ける。
仕方がないので、ケイはキュウとクウに手伝ってもらい、冒険者たちの亡骸を火葬したのだった。
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