46 / 375
第3章
第46話
しおりを挟む
ルイスたち獣人たちがいてくれるおかげで、食料の調達などの仕事はすぐに済み、結構暇な時間が増えるようになった。
畑の作物に付く害虫は、キュウたちケセランパサランたちが食べてくれるので手入れも簡単だ。
この暇になった時間何もしないでいると、ルイスたちは何かといっては手合わせをしたがる。
この世界で生きるためには、常に体を鍛えていないといけないのは分かるが、そればかりではつまらないし勿体ない。
「ビーチバレーをやろう!」
「…………?」
ケイの言葉にルイスたちは首を傾げた。
バレーというスポーツ自体がこの世界にはないのだから、それもそのはずだ。
「…………というルールだ!」
「分かりました。面白そうですね」
「私たちもやりたいわ」
ルールの方を説明すると、ルイスたち男性陣だけでなく美花たち女性陣も参加を表明してきた。
「ちょっと待っててくれ。今コートを作るから」
そういうと、ケイは土魔法で柱を2本作り出す。
その間に漂着した漁の網を加工したものを張ってコートを作り出した。
コートの詳しい大きさは分からないので、大体の大きさだが気にしない。
ボールは、伸ばした猪の皮をつなぎ、中に腕鶏の羽を入れまくった物で作り上げた。
子供たちも一緒にやるので、当たっても怪我しないように少し柔らかい感じに仕上がっている。
「まずは男性陣でやってみるか?」
「そうね……。どんな感じか見てからの方が良いかもしれないわね」
ルールはそれほど難しくないため、皆理解していると思うが、とりあえずやってみることにした。
あまり長いことやって美花たち女性陣を待たせるのは良くない。
そのため、5点先取で行なうことにした。
「よ~し。行くぞ~」
組み合わせメンバーは、ケイ・レイナルドの親子組、対ルイス・イバンの獣人コンビになった。
サーブ権を取ったケイは、オーバーハンドサーブで軽めに相手コートに入れた。
「ルイス兄!」
「おうっ!」
「おっ! 上手いな……」
やんわりしたボールなのでそれほど難しくないのだが、ルイスはケイが教えた通りイバンがトスしやすいネット近くにレシーブした。
少し高めに上げることで自分が立ち上がる時間を作っているのも見事だ。
「ハイッ!」
「レイ! 来るぞ!」
「うん!」
ルイスが助走に入った所で、イバンのちょっと高めのトスが上がった。
それを見て、ケイたち親子もレシーブの態勢に入る。
最初なのでブロックは止めておいた。
恐らくそれは正解だった。
「ドッ……セイ!!」
「「っ!?」」
“ズドンッ!!”
イバンのトスは高いと思ったケイ親子だったのだが、ルイスは地面が砂地であるのが嘘のように跳び上がり、高角度からの弾丸のようなアタックを打ち下ろしてきた。
「「よっしゃ!」」
「「………………」」
獣人コンビがハイタッチしている中、ケイたち親子の方は顔を青くしていた。
生身の状態であんな球を受けたら、骨は折れないまでも吹っ飛ばされてアタックなんて打てるわけがない。
こんな所で身体能力の差を痛烈に感じるとは思わなかった。
「あの~……ルイス」
「はい? どうしました?」
さすがにこれでは一方的に負ける姿しか思い浮かばないので、ケイはルイスにある相談をしようと思った。
「こっちのチームは生身であれを受け止めるのは無理そうなんだ。軽めの魔闘術を使うのを許可してほしいんだけど……」
「う~ん……、良いですよ」
ケイの提案に、ルイスは少し考える素振りを見せた。
魔闘術を使われると、今度は自分たちの方が手に負えなくなりそうだ。
しかし、軽めといってるのだからそんな大差はつかないだろう。
イバンの方を見ると頷きで返してきたので、了承することにした。
「おりゃー!!」
「とわっ!!」
魔闘術がありになると、実力が拮抗した。
取って取られてを繰り返し、4-4の状態になった。
デュースの状態だが、今回は女性陣も待っているので先に5点を取った方が勝ちということにしておいた。
魔闘術を使うことによって、ケイ親子もなんとかレシーブできるようになったが、ルイスのアタックが段々とコースをついてくるようになってきた。
ケイたちも上手く狙うのだが、2人の反応が早く拾われてしまう。
今回も気合いと共にかなりギリギリを狙ったのにもかかわらず、ルイスに拾われてしまった。
「兄!」
「やばっ!」
いつの間にかイバンもトスが上手くなってきていた。
ちょっとずれたボールを、調整してルイスに上げた。
ブロックに行くにはタイミング的に合わない。
またもルイスの弾丸アタックが来ると思って、ケイとレイナルドは身構えた。
“ポスッ……”
「「あっ……!」」
下がって強打に警戒していたのに、ルイスは軽くボールを触ってネット際に落としてきた。
完全に意表を突かれた形になった。
「最後にそれはないわ……」
負けてしまったケイとレイナルドは、最後ので力が抜けて座り込んでしまった。
「じゃあ、じゃあ、今度は私たちの番ね!」
ケイたちの試合が思った以上に熱くなってしまい、美花たちもやる気になっている。
「ハーッ!!」
「セイヤッ!!」
「「「「…………」」」」
美花・セリア、アレシア・リリアナの組み合わせでの試合になった。
若いセリアもいることだし、ちょっと緩い試合になるかと思ったのだが、全く違った。
ガンガンの強力アタックの打ち合いになった。
いつもほんわかしているセリアは、めちゃめちゃレシーブが上手かった。
思わず天才なんじゃないかと思ってしまった。
目が血走ってるような程に気合いの入った打ち合いに、男性陣もちょっと引き気味だ。
結果は5-4で美花チームの勝利に終わった。
皆ビーチバレーにハマったらしく、その後、仕事を早めに終わらせて試合しているのをよく見るようになったのだった。
畑の作物に付く害虫は、キュウたちケセランパサランたちが食べてくれるので手入れも簡単だ。
この暇になった時間何もしないでいると、ルイスたちは何かといっては手合わせをしたがる。
この世界で生きるためには、常に体を鍛えていないといけないのは分かるが、そればかりではつまらないし勿体ない。
「ビーチバレーをやろう!」
「…………?」
ケイの言葉にルイスたちは首を傾げた。
バレーというスポーツ自体がこの世界にはないのだから、それもそのはずだ。
「…………というルールだ!」
「分かりました。面白そうですね」
「私たちもやりたいわ」
ルールの方を説明すると、ルイスたち男性陣だけでなく美花たち女性陣も参加を表明してきた。
「ちょっと待っててくれ。今コートを作るから」
そういうと、ケイは土魔法で柱を2本作り出す。
その間に漂着した漁の網を加工したものを張ってコートを作り出した。
コートの詳しい大きさは分からないので、大体の大きさだが気にしない。
ボールは、伸ばした猪の皮をつなぎ、中に腕鶏の羽を入れまくった物で作り上げた。
子供たちも一緒にやるので、当たっても怪我しないように少し柔らかい感じに仕上がっている。
「まずは男性陣でやってみるか?」
「そうね……。どんな感じか見てからの方が良いかもしれないわね」
ルールはそれほど難しくないため、皆理解していると思うが、とりあえずやってみることにした。
あまり長いことやって美花たち女性陣を待たせるのは良くない。
そのため、5点先取で行なうことにした。
「よ~し。行くぞ~」
組み合わせメンバーは、ケイ・レイナルドの親子組、対ルイス・イバンの獣人コンビになった。
サーブ権を取ったケイは、オーバーハンドサーブで軽めに相手コートに入れた。
「ルイス兄!」
「おうっ!」
「おっ! 上手いな……」
やんわりしたボールなのでそれほど難しくないのだが、ルイスはケイが教えた通りイバンがトスしやすいネット近くにレシーブした。
少し高めに上げることで自分が立ち上がる時間を作っているのも見事だ。
「ハイッ!」
「レイ! 来るぞ!」
「うん!」
ルイスが助走に入った所で、イバンのちょっと高めのトスが上がった。
それを見て、ケイたち親子もレシーブの態勢に入る。
最初なのでブロックは止めておいた。
恐らくそれは正解だった。
「ドッ……セイ!!」
「「っ!?」」
“ズドンッ!!”
イバンのトスは高いと思ったケイ親子だったのだが、ルイスは地面が砂地であるのが嘘のように跳び上がり、高角度からの弾丸のようなアタックを打ち下ろしてきた。
「「よっしゃ!」」
「「………………」」
獣人コンビがハイタッチしている中、ケイたち親子の方は顔を青くしていた。
生身の状態であんな球を受けたら、骨は折れないまでも吹っ飛ばされてアタックなんて打てるわけがない。
こんな所で身体能力の差を痛烈に感じるとは思わなかった。
「あの~……ルイス」
「はい? どうしました?」
さすがにこれでは一方的に負ける姿しか思い浮かばないので、ケイはルイスにある相談をしようと思った。
「こっちのチームは生身であれを受け止めるのは無理そうなんだ。軽めの魔闘術を使うのを許可してほしいんだけど……」
「う~ん……、良いですよ」
ケイの提案に、ルイスは少し考える素振りを見せた。
魔闘術を使われると、今度は自分たちの方が手に負えなくなりそうだ。
しかし、軽めといってるのだからそんな大差はつかないだろう。
イバンの方を見ると頷きで返してきたので、了承することにした。
「おりゃー!!」
「とわっ!!」
魔闘術がありになると、実力が拮抗した。
取って取られてを繰り返し、4-4の状態になった。
デュースの状態だが、今回は女性陣も待っているので先に5点を取った方が勝ちということにしておいた。
魔闘術を使うことによって、ケイ親子もなんとかレシーブできるようになったが、ルイスのアタックが段々とコースをついてくるようになってきた。
ケイたちも上手く狙うのだが、2人の反応が早く拾われてしまう。
今回も気合いと共にかなりギリギリを狙ったのにもかかわらず、ルイスに拾われてしまった。
「兄!」
「やばっ!」
いつの間にかイバンもトスが上手くなってきていた。
ちょっとずれたボールを、調整してルイスに上げた。
ブロックに行くにはタイミング的に合わない。
またもルイスの弾丸アタックが来ると思って、ケイとレイナルドは身構えた。
“ポスッ……”
「「あっ……!」」
下がって強打に警戒していたのに、ルイスは軽くボールを触ってネット際に落としてきた。
完全に意表を突かれた形になった。
「最後にそれはないわ……」
負けてしまったケイとレイナルドは、最後ので力が抜けて座り込んでしまった。
「じゃあ、じゃあ、今度は私たちの番ね!」
ケイたちの試合が思った以上に熱くなってしまい、美花たちもやる気になっている。
「ハーッ!!」
「セイヤッ!!」
「「「「…………」」」」
美花・セリア、アレシア・リリアナの組み合わせでの試合になった。
若いセリアもいることだし、ちょっと緩い試合になるかと思ったのだが、全く違った。
ガンガンの強力アタックの打ち合いになった。
いつもほんわかしているセリアは、めちゃめちゃレシーブが上手かった。
思わず天才なんじゃないかと思ってしまった。
目が血走ってるような程に気合いの入った打ち合いに、男性陣もちょっと引き気味だ。
結果は5-4で美花チームの勝利に終わった。
皆ビーチバレーにハマったらしく、その後、仕事を早めに終わらせて試合しているのをよく見るようになったのだった。
0
お気に入りに追加
633
あなたにおすすめの小説
おばあちゃん(28)は自由ですヨ
七瀬美緒
ファンタジー
異世界召喚されちゃったあたし、梅木里子(28)。
その場には王子らしき人も居たけれど、その他大勢と共にもう一人の召喚者ばかりに話し掛け、あたしの事は無視。
どうしろっていうのよ……とか考えていたら、あたしに気付いた王子らしき人は、あたしの事を鼻で笑い。
「おまけのババアは引っ込んでろ」
そんな暴言と共に足蹴にされ、あたしは切れた。
その途端、響く悲鳴。
突然、年寄りになった王子らしき人。
そして気付く。
あれ、あたし……おばあちゃんになってない!?
ちょっと待ってよ! あたし、28歳だよ!?
魔法というものがあり、魔力が最も充実している年齢で老化が一時的に止まるという、謎な法則のある世界。
召喚の魔法陣に、『最も力――魔力――が充実している年齢の姿』で召喚されるという呪が込められていた事から、おばあちゃんな姿で召喚されてしまった。
普通の人間は、年を取ると力が弱くなるのに、里子は逆。年を重ねれば重ねるほど力が強大になっていくチートだった――けど、本人は知らず。
自分を召喚した国が酷かったものだからとっとと出て行き(迷惑料をしっかり頂く)
元の姿に戻る為、元の世界に帰る為。
外見・おばあちゃんな性格のよろしくない最強主人公が自由気ままに旅をする。
※気分で書いているので、1話1話の長短がバラバラです。
※基本的に主人公、性格よくないです。言葉遣いも余りよろしくないです。(これ重要)
※いつか恋愛もさせたいけど、主人公が「え? 熟女萌え? というか、ババ專!?」とか考えちゃうので進まない様な気もします。
※こちらは、小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。
強制無人島生活
デンヒロ
ファンタジー
主人公の名前は高松 真。
修学旅行中に乗っていたクルーズ船が事故に遭い、
救命いかだで脱出するも無人島に漂着してしまう。
更に一緒に流れ着いた者たちに追放された挙げ句に取り残されてしまった。
だが、助けた女の子たちと共に無人島でスローライフな日々を過ごすことに……
果たして彼は無事に日本へ帰ることができるのか?
注意
この作品は作者のモチベーション維持のために少しずつ投稿します。
1話あたり300~1000文字くらいです。
ご了承のほどよろしくお願いします。
帝国の魔女
G.G
ファンタジー
冥界に漂っているあたしに向けられている、もの凄い敵意と憎悪に気づいた。冥界では意識も記憶もないはずなのに?どうやら、そいつはあたしと相打ちになった魔王らしい。そして冥界の外に引っ張られようとしている時、そいつはあたしに纏わり付こうとした。気持ち悪い!あたしは全力でそいつを拒否した。同時にあたしの前世、それも複数の記憶が蘇った。最も古い記憶、それは魔女アクシャナ。
そう、あたしは生まれ変わった。
最強の魔人、カーサイレ母様の娘として。あたしは母様の溺愛の元、すくすくと育つ。
でも、魔王の魔の手は密かに延びていた。
あたしは前世のアクシャナやその他の記憶、スキルを利用して立ち向かう。
アクシャナの強力な空間魔法、そして八百年前のホムンクルス。
帝国の秘密、そして流動する各国の思惑。
否応なく巻き込まれていく訳だけど、カーサイレ母様だけは絶対守るんだから!
みそっかすちびっ子転生王女は死にたくない!
沢野 りお
ファンタジー
【書籍化します!】2022年12月下旬にレジーナブックス様から刊行されることになりました!
定番の転生しました、前世アラサー女子です。
前世の記憶が戻ったのは、7歳のとき。
・・・なんか、病的に痩せていて体力ナシでみすぼらしいんだけど・・・、え?王女なの?これで?
どうやら亡くなった母の身分が低かったため、血の繋がった家族からは存在を無視された、みそっかすの王女が私。
しかも、使用人から虐げられていじめられている?お世話も満足にされずに、衰弱死寸前?
ええーっ!
まだ7歳の体では自立するのも無理だし、ぐぬぬぬ。
しっかーし、奴隷の亜人と手を組んで、こんなクソ王宮や国なんか出て行ってやる!
家出ならぬ、王宮出を企てる間に、なにやら王位継承を巡ってキナ臭い感じが・・・。
えっ?私には関係ないんだから巻き込まないでよ!ちょっと、王族暗殺?継承争い勃発?亜人奴隷解放運動?
そんなの知らなーい!
みそっかすちびっ子転生王女の私が、城出・出国して、安全な地でチート能力を駆使して、ワハハハハな生活を手に入れる、そんな立身出世のお話でぇーす!
え?違う?
とりあえず、家族になった亜人たちと、あっちのトラブル、こっちの騒動に巻き込まれながら、旅をしていきます。
R15は保険です。
更新は不定期です。
「みそっかすちびっ子王女の転生冒険ものがたり」を改訂、再up。
2021/8/21 改めて投稿し直しました。
成長率マシマシスキルを選んだら無職判定されて追放されました。~スキルマニアに助けられましたが染まらないようにしたいと思います~
m-kawa
ファンタジー
第5回集英社Web小説大賞、奨励賞受賞。書籍化します。
書籍化に伴い、この作品はアルファポリスから削除予定となりますので、あしからずご承知おきください。
【第六部完結】
召喚魔法陣から逃げようとした主人公は、逃げ遅れたせいで召喚に遅刻してしまう。だが他のクラスメイトと違って任意のスキルを選べるようになっていた。しかし選んだ成長率マシマシスキルは自分の得意なものが現れないスキルだったのか、召喚先の国で無職判定をされて追い出されてしまう。
一方で微妙な職業が出てしまい、肩身の狭い思いをしていたヒロインも追い出される主人公の後を追って飛び出してしまった。
だがしかし、追い出された先は平民が住まう街などではなく、危険な魔物が住まう森の中だった!
突如始まったサバイバルに、成長率マシマシスキルは果たして役に立つのか!
魔物に襲われた主人公の運命やいかに!
※小説家になろう様とカクヨム様にも投稿しています。
※カクヨムにて先行公開中
異世界の無人島で暮らすことになりました
兎屋亀吉
ファンタジー
ブラック企業に勤める普通のサラリーマン奥元慎吾28歳独身はある日神を名乗る少女から異世界へ来ないかと誘われる。チートとまではいかないまでもいくつかのスキルもくれると言うし、家族もなく今の暮らしに未練もなかった慎吾は快諾した。かくして、貯金を全額おろし多少の物資を買い込んだ慎吾は異世界へと転移した。あれ、無人島とか聞いてないんだけど。
転生したので好きに生きよう!
ゆっけ
ファンタジー
前世では妹によって全てを奪われ続けていた少女。そんな少女はある日、事故にあい亡くなってしまう。
不思議な場所で目覚める少女は女神と出会う。その女神は全く人の話を聞かないで少女を地上へと送る。
奪われ続けた少女が異世界で周囲から愛される話。…にしようと思います。
※見切り発車感が凄い。
※マイペースに更新する予定なのでいつ次話が更新するか作者も不明。
【完結】スキルが美味しいって知らなかったよ⁈
テルボン
ファンタジー
高校二年生にもかかわらず、見た目は小学生にも見える小柄な体格で、いつものようにクラスメイトに虐められてロッカーに閉じ込められた倉戸 新矢(くらと あらや)。身動きが取れない間に、突然の閃光と地震が教室を襲う。
気を失っていたらしく、しばらくして目覚めてみるとそこは異世界だった。
異色な職種、他人からスキルを習得できるという暴食王の職種を活かして、未知の異世界を仲間達と旅をする。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる